たまこラブストーリーのレビュー・感想かんそう・評価ひょうか

ノベライズ作品さくひんのアニメ化か『たまこまーけっと』（テレビ放映ほうえい）の続編ぞくへんです。
前作ぜんさくを何なにも知しらずに観みても面白おもしろいです（私わたしがそうでした）。

北きた白川しらかわたまこと大路おおじもち蔵ぞうが部屋へやの窓まどから糸いと電話でんわでやりとりをする場面ばめん、糸いとを使つかったり、異性いせいの幼馴染おさななじみが隣となりの家いえに住すんでいるので、『スパイダーマン』のＭＪとピーター・パーカーを彷彿ほうふつとさせます。
バトン部ぶのミニスカ姿すがたは、ＭＪ役やくのキルスティン・ダンストが出演しゅつえんしたチアリーダーの青春せいしゅん映画えいが『チアーズ!』（2001年ねん公開こうかい）も彷彿ほうふつとさせます。

映像えいぞうがすばらしいです。
川かわのシーンがとても美うつくしく、キャラクターの動うごきも声こえも良よく、世界せかいに誇ほこれるアニメーションだと実感じっかんしました。

ストーリーも、初々ういういしくて微笑ほほえましくて爽さわやかで素敵すてきです。

アニメを配信はいしんで観みたので劇場げきじょう版ばんも観みてみました、アニメでは喋しゃべる鳥とりがいたりファンタジーな要素ようそがありましたがその辺あたり全部ぜんぶ取とっ払ばらって恋愛れんあいものにした作品さくひんでした。
こんな作品さくひん作つくりたいけど新規しんきではOKがでず無理むりやりたまこマーケットの続編ぞくへんという形かたちで作つくられた様ような作品さくひんなのかと思おもってしまう。

恋こいとはこんなにも普遍ふへん的てきな感情かんじょうの一ひとつなのにどうして初恋はつこいはそれが恋こいだとすぐに気きが付つけないのだろうか。
最高さいこうに初々ういういしく甘酸あまずっぱい青春せいしゅんが詰つめ込こまれた傑作けっさく。
「たまこまーけっと」はこの映画えいがを堪能たんのうするための序章じょしょうだったのかと思おもってしまうほどだ。アニメ版ばんを経へて2人ふたりの関係かんけい性せいを理解りかいしてから見みるとより深ふかみが増ます。
「最初さいしょは誰だれでも何なにもかも初はじめてだよね」というセリフはこの映画えいがのテーマの一ひとつとも言いえうる。初はじめてのことに戸惑とまどいつつもきちんと向むき合あおうとする女子高じょしこう生せいたちの姿すがたには胸むねを打うたれた。自分じぶん自身じしんもわずかな一いち歩ほでも踏ふみ出だそうと背中せなかを押おされる。
現時点げんじてんでは間違まちがいなく今年ことし1番ばんの映画えいが。

たまこマーケットはたまこの日常にちじょう劇げきでしたがラブストーリーはたまこの恋愛れんあい劇げきです。甘酸あまずっぱい高校生こうこうせいの恋愛れんあいが山田やまだ監督かんとくの手てによって繊細せんさいに描えがかれています。普通ふつうにキュンキュンしましたが最後さいごが...「え？おわり？」ってなりました...
見みたいのはその先さきだった...

映画えいが評価ひょうか：55点てん

テレビ版ばんは見みたことないです。

それでも楽たのしめたので良作りょうさくではないでしょうか？

登場とうじょう人物じんぶつたちが大人おとなも子こどもも
ただただ可愛かわいらしく、そして優やさしい。
すごく平和へいわで和なごやかでした。

昭和しょうわの良よいところが詰つまった様ような

そんなホワホワした世界せかい。

ホワホワした世界せかいを作つくらせたら
京きょうアニの右みぎに出でる所ところはないなぁと、
思おもうくらい、やっぱり凄すごい技術ぎじゅつ力りょくでした。

ストーリー自体じたいも
恋こいの甘酸あまずっぱさが表現ひょうげんされていて、
今時いまどきはない奥おくゆかしさが感かんじられます。

人ひとの暖あたたかさと、恋こいの甘酸あまずっぱさを
のほほんと観みたい方ほうにオススメです！

【2021.10.16観賞かんしょう】

テレビシリーズの続編ぞくへんながら、これ一いち作さくでも青春せいしゅんロマンス映画えいがの傑作けっさくです。

【ストーリー】
いち早はやく映像えいぞう系けいの大学だいがくへの進学しんがくを決きめたもち蔵ぞうは、子こどもの頃ころから恋こいしているたまこに気持きもちを告白こくはくすることを決心けっしんするも、なかなかい出いだせない。
その様子ようすを横目よこめに見みていたもう一人ひとりの幼おさななじみ、みどりにせっつかれて告白こくはくするも……。

映像えいぞうのレベルは、今いまや国内こくない最高峰さいこうほうの京都きょうとアニメ制作せいさく陣じんによる力ちからの入はいったもの。
京都きょうと・出町でまち商店しょうてん街がいの生活せいかつ感かんあふれる背景はいけいを舞台ぶたいに、心しん躍おどる思春期ししゅんきのエピソードが紡つむがれます。
カンナかわいい。
幼おさなき日ひに母ははを失うしなった大おおきな心しんの傷きずを埋うめたのは、好すきではなかったお餅もちと、そのお餅もちに言葉ことばを乗のせた彼かれ。
不器用ぶきような二に人にんの、近ちかすぎるゆえに素直すなおになれなかった恋こいの行ゆく末すえを、幸しあわせに見届みとどけられる本ほん作さく。
最初さいしょから最後さいごまでおいしい、有名ゆうめい店てんの豆まめ餅もちのごとき逸品いっぴん、是非ぜひゆっくりとご賞味しょうみください。

カンナかわいい。

■僕ぼくが、京都きょうとに行いく時ときの初日しょにちの午前ごぜん中ちゅうの行動こうどうパターンはほぼ決きまっている。

　・朝あさ８時じ過すぎに京都きょうと駅えきに着つき（家いえから、一時いちじ間あいだちょっとで到着とうちゃくする）、地下鉄ちかてつで今出川いまでがわ駅えきまで行いき、同志社大どうししゃだいの前まえを通とおって、幸神こうじん社しゃ（さいのかみのやしろ）という、小ちいさな神社じんじゃで手てを合あわせ、近ちかくの漬物つけもの屋やで両親りょうしんに贈おくる漬物つけものを選えらび、発送はっそう手続てつづきをし、出町でまち桝形ますがた商店しょうてん街がいをぶらつき（と言いっても、朝あさ早はやいのでほとんどの店みせは閉しまっている。）鴨川かもがわデルタに下くだり、”さて、これから何なにをしようかな・・”と川かわの流ながれを見みながら考かんがえる。
　好すきな時間じかんである。

　・１０年ねんほど前まえまでは、出町でまち桝形ますがた商店しょうてん街がいも少すこしづつ、シャッターが下おりたままの店みせが増ふえて来きて、寂さびしく思おもっていたのであるが、その後ご明あきらかに京都きょうと人じんではない若わかい人ひとたちが、カメラで街並まちなみを撮とる姿すがたを屡しばしば、見みかけるようになった。
　それとともに、商店しょうてん街がいも活気かっきが戻もどって来きたように感かんじたモノだ。
　今いま作さくでも描えがかれる、派手はでな果物くだもの屋やさんや唐揚からあげが美味おいしい肉屋にくやさんや、うどんと鯖さば寿司ずしが美味うまい小ちいさな店みせ。
　そして、２００７年ねん年末ねんまつに足あしを向むけたら、『出町でまち座ざ』が出来できていて、（その前まえは建設けんせつ中ちゅうだった。）嬉うれしくて、店みせの中なかの本屋ほんやで数すう冊さつ本ほんを買かってしまった。（掛かかっていた映画えいがは全すべて観みていたので、その時ときは見みなかった。）

＜あの、若わかい人ひとたちはきっとこの映画えいがやTVシリーズを見みた人達ひとたちなんだろうな。
　京都きょうとアニメーションはこの素敵すてきな映画えいがを作つくるとともに、京都きょうとの寂さびれつつあった商店しょうてん街がいをも、復活ふっかつさせたのだと思おもうと、その偉大いだいな仕事しごとに改あらためて敬意けいいを表あらわします。＞

至いたってシンプルな話はなし。つまらなくもないが、特別とくべつ面白おもしろくもない。

幼馴染おさななじみのたまこともち蔵くらのラブストーリー。

ＴＶてれびで放映ほうえいされた「たまこマーケット」の劇場げきじょう版ばんです。
「人語じんごを解げする鳥とり」と「餅屋もちや」と「商店しょうてん街がい」。不思議ふしぎな世界せかい観かんだったＴＶてれび版ばんと違ちがい、劇場げきじょう版ばんは純粋じゅんすいなラブストーリーです。
幼馴染おさななじみの二人ふたり。今いままでの関係かんけい性せいを壊こわすことだと理解りかいしながらも、高校こうこう卒業そつぎょうという節目ふしめに告白こくはくを決意けついするもち蔵ぞう。そのもち蔵ぞうの決意けついに動揺どうようするたまこ。そして、その成なり行ゆきをどうする事ことも出来できずに見届みとどけるみどり。
三さん人にんの気持きもちが痛いたい程ほど伝つたわってきて、切せつなくなります。いや、切せつなさよりも辛つらさを感かんじる程ほど、三さん人にんの気持きもちが伝つたわってきます。
正直しょうじき、二人ふたりの関係かんけいだけを追おったストーリーは面白おもしろみに欠かけていたと思おもうのですが、それを感かんじさせない映画えいがだったと思おもいます。

アニメ版ばん観みてないけど、外伝がいでんみたいでよかった。

こういう商店しょうてん街がいが増ふえるといいですね。

ほんまに可愛かわいい作品さくひんだと思おもってます。キャラクターデザイン、作品さくひん全体ぜんたいの雰囲気ふんいきがほっこりしてる。可愛かわいが大だい渋滞じゅうたい。あと、もちぞうがんばれっ！って終始しゅうしなります笑わらい

恋こい物語ものがたりというのは映画えいがでも定番ていばんである。
誰だれもが描えがきたがるし、需要じゅようもあるだろう。

しかしこの作品さくひんはその中なかでも、中なかの下したから下したの上うえくらい、わざわざこれを選えらんで見みる価値かちはない。
特別とくべつな何なにか、そういう要素ようそがこの作品さくひんには存在そんざいしない。
この映画えいがでないといけない理由りゆうがどこにもない。
そして今いまの時代じだい、そういう作品さくひんがあまりにも多おおすぎる。

時間じかんは有限ゆうげんだ。他たに見みるべき珠玉しゅぎょくの傑作けっさくラブストーリーが、この世よには五ご万まんとある。
その上うえで私わたしはこの作品さくひんをあえて勧すすめる理由りゆうが思おもいつかない。

スクリーンに映うつる２人ふたりを好すきになる、応援おうえんしたくなる、彼等かれらのその後ごを見みたくなる、とにかく２人ふたりのキャラが良よい。
そんな恋愛れんあい映画えいがどんだけあります？ほとんどねえよ。それがここにはあるんだよ。

これ以上いじょう気持きもちのイイ恋愛れんあい映画えいがは、寡聞かぶんにして知しりません。★６。

基本きほんの筋すじや展開てんかいといったものには全まったく新鮮しんせんさも面白おもしろみもないけれど、細こまかい描写びょうしゃや表現ひょうげんで素晴すばらしいくらいにそれぞれの心しんの中なかを描えがききっていたように感かんじて、すんごくいい…と素直すなおに感かんじた。
絵えも奇麗きれいだったし、声こえや音楽おんがくといった音おとも良よかったなぁー
分わかりきった筋すじや絡からみ合あいなんだけど、わざとらしさや極度きょくどのこっぱずかしい感かんじなどほとんど感かんじさせず、あらゆる王道おうどう的てき学園がくえん恋愛れんあいものをナチュラルにうまい具合ぐあいに凝縮ぎょうしゅくさせていたような印象いんしょう。
いい…

最後さいごすごい良よい、泣なける。セリフはないんだけれど、もち蔵ぞうが両手りょうてで顔かおおおって泣ないてる。それ見みてさらに泣なける。
もち蔵ぞうよかったな。

TVアニメ版ばん観みてない人ひとでも、何なにも知しらなくても抵抗ていこうなく観みれる内容ないようで、映画えいがとしての完成かんせい度どすごく高たかい。

みどりがたまこ大好だいすきで、たまこを誰だれにもとられたくないっていうのは全ぜん話はなし視聴しちょうした人ひとなら解ほどける。たまこがお后きさきじゃないとわかって安心あんしんして腰抜こしぬけかしてへたり込こむ様子ようすが描えがかれてたり、もち蔵くらの告白こくはくを阻止そしし、もち蔵くらのことをどう思おもっているのか直接ちょくせつたまこに訊きく場面ばめんもあった。

映画えいがではもち蔵ぞうに対たいして「めっちゃ見みてるね、たまこのことばっかり」と言いい、東京とうきょうへ行いく発言はつげんに対たいして動揺どうようの表情ひょうじょうをみせる。
たまこへの告白こくはくを急せかせて、その直後ちょくごに自己じこ嫌悪けんおだという。この映画えいがから入はいった人ひとだと、みどりちゃんが何なに考かんがえてるかちょっとわかりづらい。みどりちゃんはもち蔵ぞうが好すき？自分じぶんの気持きもちに踏ふん切ぎりをつける為ためにけしかけた？卒業そつぎょうを前まえに白黒しろくろつけたくてなのかと。この疑問ぎもんがそうではないことを劇場げきじょう版ばんだけ観みてる人ひとの為ためにちゃんとエクスキューズをいれてる。たまこに告白こくはくした後のちのもち蔵ぞうに向むけて「見直みなおした。それだけ」っていうセリフ。ここがスゴイと思おもった。

カセットテープが裏面りめんに切きり替かわり、母ははから父ちちに向むけた歌うたが流ながれるプロットも非常ひじょうに良よい。父ちちから告白こくはくされて逃にげ出だしてしまったという母ははが、きちんと自分じぶんの気持きもちを伝つたえたんだとわかっての完全かんぜん復活ふっかつ。

たまこがもち蔵くらの告白こくはくをどう受うけ止とめたらいいかわからず、探さがし続つづけるだけのお話はなしなのに、今いままでしてきたお話はなしを活いかしきった演出えんしゅつで、こんなにも良よいラブストーリーに仕立したてて上あげる監督かんとくは天才てんさいだと思おもう。たまこまーけっと第だい９話わがすごい良よくてまるで映画えいがみたいだったなぁ名作めいさくだぁと思おもっていたら、もっといいラブストーリーがあった。ここからはじまるというラスト最高さいこうです。Everybody Loves Somebody　南みなみの島しまのデラちゃんも★５

おっさんの感想かんそうで申もうし訳わけないけどよお。たまごじゃなくてたまこだったし、最初さいしょまるで違ちがう話はなしなのかと思おもったら、『男おとこはつらいよ』のオープニングのような感かんじだったようだ。ネットで少すこしだけ調しらべたら前年ぜんねんにテレビで１２話わ放映ほうえいした背景はいけいがあると言いう。だがこの劇場げきじょう版ばんだけでも独立どくりつして観みられるらしい。日本にっぽん映画えいが専門せんもんチャンネルはこのようなパターンをこの夏休なつやすみに幾いくつか放映ほうえいした。『劇場げきじょう版ばんあの日ひみた花はなの名前なまえを僕達ぼくたちはまだ知しらない』もそうだった。こちらは劇場げきじょう版ばんと付ついているからそうした経緯けいいがわかりやすかった。◆向むかいの家いえが同業どうぎょうの店みせ（餅屋もちや）でそこの幼馴染おさななじみの男女だんじょが成長せいちょうして高校生こうこうせいになり、男おとこのほうが女おんなのほうを女性じょせいとして好すきになったのに気付きづいてしまい・・・。という、すぐに思おもい出だすのは『タッチ』みたいな設定せっていだが、テレビドラマにせよ他ほかにも幾いくつもあったと思おもう。◆「そうなんだ。たまこにちゃんと言いわなきゃ伝つたわらないんだ」と男おとこがつぶやく場面ばめんがあるが、そうなんだけどなかなか言いえないものだ。そして女おんなのほうは無邪気むじゃきで気付きづかない。◆こうしたアニメを観みる人々ひとびとは健全けんぜんな精神せいしんを持もった人ひとがほとんどだと想像そうぞうするので頼たのもしいし、つい３、４年ねん前まえの作品さくひんであった。◆脇役わきやくの女おんなも相当そうとう可愛かわいいのに本命ほんめいでは無ない事ことからの複雑ふくざつな心理しんり。男おとこのほうにも友人ゆうじんの仲間なかまたちがいる。そして馬鹿ばかな奴やつらである。◆ところが男おとこが告白こくはくしてしまったばかりに女おんなは驚おどろく。ここがアニメだが、浅瀬あさせに落おちてしまう。そこでなぜか「かたじけねえ。お先さきに失礼しつれいさせてござんす」みたいな言葉ことばを発はっして逃にげてしまうが、こういうのが今こん風ふうなのかも知しれねえ。◆カーテンを閉しめるシーンは偶然ぐうぜんにも今日きょうのＮＨＫ朝あさドラ『ひよっこ』でもしていたが、こちらは三男さんなんを巡めぐって、米子よなごと時子ときこが出会であい、い合いあうシーンの日ひであった。妙みょうにリンクしている。真面目まじめな人達ひとたちこそ本当ほんとうに恋愛れんあいがある。実際じっさいの今日きょうの日本にっぽんは真面目まじめな人じんがいなくなってしまったので、恋愛れんあいはしないほうが良よいのが本当ほんとうのところだ。恋愛れんあいゲームで経験けいけん人数にんずうが五ご人にんだ十じゅう人にんだ三さん十じゅう人にんだとなって行いき、崩壊ほうかいして行いく。一人ひとりを生涯しょうがい愛あいせるのが、その人ひとを見みつけられた人ひとが本当ほんとうの恋愛れんあいをした人ひとなのだった。どんなに美うつくしくとも別わかれた場合ばあいは失敗しっぱいの恋愛れんあいもどきだろう。偽物にせものだったのだ。結婚けっこんしようが子供こどもが出来できようが。偽物にせものだったのさ。それだけ厳きびしくなければ本当ほんとうはわからないのだ。こんな本当ほんとうの頃ころを言いうと怒いかりだす人ひともいるだろう。図星ずぼしだからだ。◆バトン部ぶには理論りろん家か女子じょしなどもいて面白おもしろい。◆告白こくはく後ごは女おんなも当然とうぜん意識いしきしてしまい、不安定ふあんていとなる。不安定ふあんていで全まっとうである。◆先生せんせいがオスマン帝国ていこくの説明せつめいをしている授業じゅぎょう中ちゅうに窓際まどぎわで空そらを見上みあげて幼児ようじ期きの事ことを思おもい出だすたまこ。◆商店しょうてん街がいを歩あるいているとおじさんやおばさんたちがお帰かえりたまちゃんと言いってくれる。商店しょうてん街がいというのもこの作品さくひんの背景はいけいだな。◆そしたらやたら告白こくはくした男おとことバッタリ出会であってしまうたまこ。男おとこの名前なまえが餅屋もちやでもち蔵ぞう（笑）。商店しょうてん街がいの人達ひとたちはみんないつも通とおりだが、たまこともち蔵くらの関係かんけいが違ちがってしまった。言葉ことばの力ちからだ。力ちからの生しょうずる言葉ことばも実際じっさいはあるのだった。◆もち蔵ぞうが東京とうきょうの大学だいがくに行いくと言いっているのだから舞台ぶたいは東京とうきょうでは無ない。◆しかしこんなに困こまってしまうのなら、昔むかしのように「いいなづけ」でもいる時代じだいのほうがすっきりしている気きもするし、それで助たすかる人ひとも多おおかろう。◆最近さいきんはアニメのほうが露骨ろこつなセックスシーンなど無なかったりと、アニメのほうが高級こうきゅうな時代じだいになっているかも知しれない。だからアニメを観みているような人々ひとびとのほうが高級こうきゅうな精神せいしんなのかも知しれない。男女だんじょは難むずかしい。少すこし間違まちがうと汚きたなくなってしまう関係かんけいだから。◆高校生こうこうせいなんて時代じだいは思考しこうの成長せいちょうのスピードもてんでばらばらで難むずかしい時期じきだ。間違まちがっているほうが影響えいきょう力りょくを持もってしまうとつるんで汚きたない方向ほうこうに走はしってしまったりする。しかしその逆ぎゃくがある。確執かくしつもあったりする。◆そして無邪気むじゃきな小学生しょうがくせいか中学生ちゅうがくせいくらいの妹いもうとが付ついていたりする。◆たまこは、お父とうさんがお母かあさんに告白こくはくした時ときに関係かんけいした曲きょくをどうして聴きいているのと妹いもうとに尋たずねられたりする。◆男おとこはいきなりすぎたかなとため息いきをついている。そしたらカフェのマスターが若わかさとは急いそぐこと。砂糖さとうが溶とけるのも待まてないくらいとか。後悔こうかいの苦にがさは何なにかをした証あかし。一ひとつ一ひとつ味あじわいたい。とか、ダバダーダバダバダバダーみたいなセリフを言いう。気持きもちいい。◆アニメ脚本きゃくほん家かの吉田よしだ玲子れいこ氏しが私わたしと年齢ねんれい的てきに同どう学年がくねんとは。背景はいけいが垣間見かいまみられるとちょっと不思議ふしぎな風ふうにも感かんじたりする。同どう学年がくねんも至いたるところで頑張がんばっている。最近さいきんも『ひよっこ』のみね子この父とうさんとすずふり亭ていのマスターは同どう学年がくねんだった。◆告白こくはくしたされたの二人ふたりを心配しんぱいするたまこの友人ゆうじんたちも良よい。◆ぎこちない二人ふたり。このドラマの場合ばあいは幼馴染おさななじみ。幼児ようじ期きの男おとこの優やさしさを不意ふいに思おもい出だす。◆二人ふたりを結むすび付つけようと画策かくさくするたまこの友人ゆうじんたち。ここは喜劇きげき的てきでさえある。◆本当ほんとうはもち蔵ぞうが好すきだったが「見直みなおした」で済すませるかっこいいような女おんなも登場とうじょうする。たまことも友達ともだちだ。だがそういう子こには別べつの素晴すばらしい男おとこが後のちに現あらわれるものだ。◆そして萌もえのバトントワリングシーンとなる。◆ねたばれを書かきすぎだ。◆アニメ監督かんとくも女性じょせいだが、おそらく同どう世代せだいなのか。脚本きゃくほん家かのほうは、４０代だい後半こうはんでこうした良よい意味いみで健全けんぜんな青春せいしゅんものを書かけるのが素晴すばらしいと思おもった。◆他ほかにも微妙びみょうな心理しんり描写びょうしゃが次々つぎつぎと出でる。◆こうした良よい人ひとばかりの映画えいがが主流しゅりゅうであるほうが結果けっか的てきには良よいのだと思おもう。◆ただ自由じゆう乗車じょうしゃ券けんなら良よいとしても、指定してい席せきだったとしたら新幹線しんかんせんに迷惑めいわくをかけてはいけなかったとは思おもう。ただ私わたしは新幹線しんかんせんの事ことを詳くわしく知しらない。◆終おわり方かたもこれで良よい。◆贅沢ぜいたくな時間じかんだった。ありがとう。

たまこまーけっとのアニメを一いち通とおり見みていましたがラブストーリーは未いまだに見みていませんでしたが見みてみたところとても感動かんどうしました。自分じぶん的てきに一番いちばんたまこの父ちち(ダイナマイトビーンズ)が歌うたった恋こいの歌うたに対たいする母ははが歌うたった歌うたを聞きいた時とき涙なみだが止とまりませんでした笑わらい 最高さいこうのシーンでのもちぞうとたまこの糸いと電話でんわでの会話かいわで「もちぞう大好だいすき!」って言いったあと「どうぞ」って言いった時ときは鳥肌とりはだが止とまりませんでした笑わらい たまこまーけっとシリーズは笑わらって泣なける最高さいこうのアニメ＆映画えいがでした。

予備よび知識ちしきなしでしたけど、機会きかいがあったので劇場げきじょうで観みてきました。で、結果けっかとても楽たのしめました。
やっぱり京きょうアニは観みてて気持きもちが良よいですね。ぬるぬる動うごいてて。
おぉ！って思おもった演出えんしゅつもいくつかあったのでそこも良よかった。河原かわはらの告白こくはくシーンの後こうとか。
catch(受うけ入いれる)ということの扱あつかいも良よかったですよ。あと、けいおん！にも言いえるんですけど、「人物じんぶつの走はしり方かた」これだけでその人ひとの性格せいかくとかを表あらわせるのは改あらためてすごいなぁと。だから映画えいがで初はじめて観みる彼女かのじょたちのことをすんなりと理解りかいできました。あとみどりちゃん？あの子この役回やくまわりが良よいですね。
話はなし自体じたいはいわゆる王道おうどうラブコメなので、演出えんしゅつとかアニメならではの表現ひょうげんを楽たのしみつつ、映画えいがを観みると面白おもしろいと思おもいます。