ロード・オブ・ツリメラ

オープニングなんか引ひくんだよね。滑すべってる感かんじがすんの。「オープニングでここまで引ひかせる映画えいがはないわ」って思おもった。

そこからも、ちょっと滑すべった展開てんかいが続つづくんだけど、それに慣なれてくるのか、滑すべり芸げいなのか解わからないけど、「そこがいいなあ」って感かんじになんのね。

岡田おかだあがさがバカというか天真爛漫てんしんらんまんというかの役やくで面白おもしろいんだけど、フッと気きを抜ぬいた瞬間しゅんかんに綺麗きれいな顔かおになんのが「やっぱ、あがっちょ凄すごえや」と思おもった。舞台ぶたいみにいこ。

物語ものがたりは後半こうはんでトーンが変かわって、ツリメラがツリメラ様さまになんだけど、まあ、わけわかんないんだけど、勢いきおいでもってかれて、観みてて心地ここちいんだわ。

後半こうはんは「赤澤あかざわムックすげえなあ」と思おもってみんだけど、このひと友達ともだちになりたい顔がんしてるよね。葛木かつらぎ英えいの諸しょ葛かずら孔明こうめいみたいな衣装いしょうも良よかったなあ。

たぶん塩出しおで監督かんとくの戯曲ぎきょく的てきな話はなしの面白おもしろさが支ささえてるから観みれちゃうんだけど、三さん人にんの女優じょゆうさん映うつるだけで、観みちゃうんだね。「この三さん人にんは役者やくしゃだ」と思おもった。アイドルを演えんじる役者やくしゃだね。