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恋妻家宮本 : 作品情報 - 映画.com

こいつま宮本みやもと

劇場げきじょう公開こうかい

恋妻家宮本

解説かいせつ

家政かせいのミタ」「女王じょおう教室きょうしつ」といった人気にんきドラマを多数たすうがけてきた脚本きゃくほんゆうがわ和彦かずひこ映画えいが監督かんとくデビューさく重松しげまつしん小説しょうせつ「ファミレス」をゆうかわみずか大胆だいたん脚色きゃくしょくし、熟年じゅくねん離婚りこんたりまえになった現代げんだいで、どもがひとちしたのち夫婦ふうふがどのようにっていくのかを、コミカルかつハートフルにえがいた。ひとり息子むすこせい結婚けっこんして一人ひとりちしたことで、2人ふたりきりになった陽平ようへい美代子みよこ宮本みやもと夫婦ふうふ2人ふたり大学だいがく時代じだい大学生だいがくせい時代じだい出来できちゃったこん結婚けっこんしたため、50さいにしてはじめて夫婦ふうふふたりきりでの生活せいかつおくることになる。そんなある陽平ようへい美代子みよこかくっていた離婚りこんとどけつけてしまい……。中学校ちゅうがっこう教師きょうし優柔不断ゆうじゅうふだんおっと陽平ようへい阿部あべひろし専業せんぎょう主婦しゅふとして家庭かていりしてきた、しっかりしゃつま美代子みよこ天海あまみ祐希ゆきえんじた。

2017ねん製作せいさく/117ふん/G/日本にっぽん
配給はいきゅう東宝とうほう
劇場げきじょう公開こうかい:2017ねん1がつ28にち

スタッフ・キャスト

監督かんとく
原作げんさく
重松しげまつきよし
脚本きゃくほん
ゆうがわ和彦かずひこ
製作せいさく
中村なかむら理一郎りいちろう
市川いちかわみなみ
共同きょうどう製作せいさく
高橋たかはしまこと
茂田しげた遥子ようこ
大川おおかわナオ
堀内ほりうちだいしめせ
市村いちむら友一ともかず
吉川よしかわ英作えいさく
荒波あらなみおさむ
プロデューサー
福山ふくやま亮一りょういち
三木みき和史かずし
共同きょうどうプロデューサー
上田うえだ太地たいち
撮影さつえい
浜田はまだあつし
照明しょうめい
高屋たかやひとし
録音ろくおん
みなみいさおあきら
美術びじゅつ
きむ勝浩かつひろいち
装飾そうしょく
高畠たかはた一朗いちろう
衣装いしょう
片柳かたやなぎとし依子よりこ
ヘアメイク
小泉こいずみ尚子しょうこ
原田はらだゆかり
編集へんしゅう
村上むらかみ雅樹まさき
音響おんきょう効果こうか
斎藤さいとう昌利まさとし
VFX
小坂こさかいちじゅん
音楽おんがく
平井ひらい真美子まみこ
げき中歌なかうた
吉田よしだ拓郎たくろう
スクリプター
八木やぎ美智子みちこ
助監督じょかんとく
菅原すがわら丈雄たけお
製作せいさく担当たんとう
今井いまい尚道なおみち
ラインプロデューサー
本島もとじま彰雄あきお
すべてのスタッフ・キャストを

インタビュー

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(C)2017「こいつま宮本みやもと製作せいさく委員いいんかい

映画えいがレビュー

3.0豊嶋とよしまはながかわいい

2023ねん7がつ1にち
スマートフォンから投稿とうこう

50だい夫婦ふうふまよい、葛藤かっとう後悔こうかい主題しゅだいとなった映画えいが伏線ふくせんとして、中学ちゅうがく教師きょうし担任たんにんしている子供こどもへの支援しえんやさしいってどういうこと?がえがかれる。わかころえんじた宮藤くどう阿須あず早見はやみあかりもかった。めちゃくちゃちいさい豊嶋とよしまはな全然ぜんぜんわらないおかお可愛かわいすぎだった。
なんだかな、主人公しゅじんこうおなじお年頃としごろ。あとすうねん子供こども巣立すだとしてはとても、共感きょうかんできたし、自分じぶん自身じしんがない姿すがたにもすごく共感きょうかんできた。おっとにもみてもらいたいなー。

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NI

3.5今日きょうまで~明日あしたからも…きていくだろうと

2023ねん6がつ1にち
PCから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう試写ししゃかい

わらえる

単純たんじゅん

られる

鑑賞かんしょう、ちょっと自分じぶんきになれそうながしました。拍手はくしゅをしたくなりそうながしました。
 でも、しない(笑)かっこわらい自分じぶんきになりそうながするっていうのも、すぐにふうばされていきそうです(笑)かっこわらい

それまではいろいろなことがあって、これからもいろいろなことがあるんだろうけれど、きっとこうしてきていくんだろうというちょっとした勇気ゆうきを、勇気ゆうきってうほど大袈裟おおげさではないけれど、そんなちょっと口角こうかくがってしまうような気持きもちをいただきました。
 「ちからりて、しがみついて、嘲笑あざわらって、おびえて、裏切うらぎられて、をとりあって」という、拓郎たくろうさんの歌詞かしそのままあてはまるようなエピソードがまれています。

原作げんさく『ファミレス』。原作げんさく未読みどく
 ファミレスって、以前いぜん唯一ゆいいつ乳幼児にゅうようじれてれる、様々さまざまひと様々さまざま使つかかたができるダイナーでしたね。そして、普段着ふだんぎれるし、おちゃあいだのごとく、様々さまざま人生じんせい場面ばめん使つかわれました。
 エンディングで、登場とうじょう人物じんぶつがその役柄やくがらにあったファミレスの利用りよう仕方しかたをしていて、歌詞かしをつないでいく。ここだけでもものですが、そのまえ物語ものがたりをみていないと、阿部あべさんが、天海あまみさんが、とみさんが、奥貫おくぬきさんが、あいたけしさんが、菅野かんのさんが、このうたのあの部分ぶぶんうたうことの絶妙ぜつみょうさがわからないから、本編ほんぺんわせてごらんください。

はなし等身とうしんだい人々ひとびとはなしです。だから、感情かんじょう移入いにゅうしやすいし、につまされます。不倫ふりんまでもが映画えいが小説しょうせつなか特別とくべつ事情じじょうだけの出来事できごとではなくなったのがかなしいですが。
 当事とうじしゃにとったらわらいごとではないのだけれど、そのやく役者やくしゃがきっちりえんじてくれるだけに、ユーモラスです。
 わらいも、かる(笑)かっこわらい、シニカルな(笑)かっこわらいしそうな(笑)かっこわらい自分じぶんかえってこまった(笑)かっこわらい演出えんしゅつがはずれての失笑しっしょう様々さまざまわらいがりばめられています。
 そしてなみだも…。

演出えんしゅつは、ベタ。
シーンごとにみると、余韻よいんのある素敵すてき場面ばめんもある半面はんめん
ねらいはわかるんだけどもたついている場面ばめん
ドンにそういう表現ひょうげんをさせるのはくさすぎる、せっかく繊細せんさい表現ひょうげんができる役者やくしゃさんなのにあじころしているよという場面ばめんもあり、一定いっていしていません。
 とくに、えみちゃんをもっとうごかしてもいいとおもうんだけどなあ。勿体もったいない。
 エンディングも、うた出演しゅつえんしゃでつないでいくところはとってもかったとおもうのですが、あつまってのだい合唱がっしょうはいらなかったとおもいます。カーテンコールのつもり?すわったままでのだい合唱がっしょうほうがふだん使づかいのファミレス、日常にちじょうなかんでいるとおもうのですが?

と、みどころも満載まんさい。でも、さすがうまい役者やくしゃそろえていて、阿部あべさんの演技えんぎ天海あまみさんの演技えんぎ菅野かんのさんの演技えんぎとみさんの演技えんぎだけでわらえます。

主人公しゅじんこう宮本みやもと
 しんでは一杯いっぱいかんじてかんがえるんだけど、それがぐるぐるまわって、行動こうどうできないで、実際じっさい言葉ことばに、行動こうどうてくるのは、おもっていたことと若干じゃっかんずれているおとこ
 だからかなあ、つまならごと仲間なかま生徒せいととのやりとりでも「そうじゃなくって!!!」とひざはたきたくなる場面ばめん満載まんさい
 そういう場面ばめんつづくと普通ふつうはイライラするのに、なぜか阿部あべえんじる宮本みやもとていると、苦笑くしょうしながらもゆるしてしまうから不思議ふしぎ

天海あまみさんも絶品ぜっぴん。このあまりうごきのない、ラストまで真意しんいのわからぬつま見事みごと
 予告よこくにもあるフェイスマスクは本当ほんとう(笑)かっこわらいだけでなく能面のうめんのようでいています。えきでのかたりはついうごきながらかたってしまって、ここだけ、おう!舞台ぶたい女優じょゆう!!!になっていました(笑)かっこわらいわたしには違和感いわかんなのだけれど、ギャグのつもり?

とみさんはいつもの安定あんていかん。このほうはいると映画えいがしなるし、しまります。エンディングのうた一番いちばんうまかったです。

そして、菅野かんのさんてこんなに綺麗きれいでしたっけ?綺麗きれいなのはっているけど、わたし鑑賞かんしょう史上しじょう最高さいこううつくしい。やくもばっちりハマっていました。

あいたけしさんも失礼しつれいながら、こんなに演技えんぎうまかったっけ?いただいたフライヤ―にっている表情ひょうじょうだけでも、いきみます。

このほか方々かたがたは、「頑張がんばれ」ハンコをあげたくなるけど、映画えいがたのしむぶんには遜色そんしょくなしです(笑)かっこわらい。(何様なにさまや?)

人生じんせい後悔こうかいしたくないと、ベストな正解せいかいもとめてしまいがちだし、学校がっこうでも「ベストをくせ」とおそわります。そのため努力どりょくしなければと。でも、なかなか、なに正解せいかいなのかわからずに、まよ日々ひび自分じぶんめているようで、ながされていて、でもやっぱり自分じぶん選択せんたくしている(えらばないという選択せんたく方法ほうほうもあり)。おおくのひとたちは今日きょうまでそうきてみています。
 で、失敗しっぱいかさねても、ときしても、本当ほんとう自分じぶん大切たいせつなことにはんして、まわりがわってもわらなくても、わたしわったようでわらないで、でもわって、明日あしたもこうしてきていくんだろうな、それでいいんだよ、とおもわせてくれました。

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とみいじょん

3.5まずまずのコメディ。途中とちゅうまでは面白おもしろさも中途半端ちゅうとはんぱ冒頭ぼうとうやなぎゆりさいのウ...

2023ねん5がつ16にち
iPhoneアプリから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう:TV地上波ちじょうは

まずまずのコメディ。途中とちゅうまでは面白おもしろさも中途半端ちゅうとはんぱ冒頭ぼうとうやなぎゆりさいのウェイトレスが1ばんどころかと(笑)おんな生徒せいと生意気なまいきだし。
後半こうはんえきでのシーンで挽回ばんかい。ありえないシチュエーションでくさくもあるのだが、なんかかった。キス寸前すんぜんからの…も予測よそくえて面白おもしろかった。ただ、離婚りこんとどけいた理由りゆう釈然しゃくぜんとしない、わたしなら離婚りこんだな(笑)
佐藤さとうろうしゃくはこれくらいでちょうどし(わらいわらい
ただしいことをすることよりやさしいことをするほう大切たいせつ
エンディングも素敵すてきでした。
J:COM

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はむひろみ

4.0やさしくなければきている資格しかくがない

2022ねん12月28にち
PCから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう映画えいがかん

わらえる

たのしい

しあわ

主役しゅやく阿部あべひろしきのカミさんの要望ようぼう鑑賞かんしょうしたが、コミカル仕立したてで面白おもしろいだけではなかった。説経せっきょうくさくなることなく、夫婦ふうふ関係かんけいかたける、なかなかの作品さくひんだった。

ほんさくはフィクションではあるが、熟年じゅくねん夫婦ふうふ関係かんけい詳細しょうさい観察かんさつしてつくられている。もう子供こども独立どくりつしたのだから、おとうさん、おかあさんというかたはおかしいから、名前なまえいましょうというつま天海あまみ祐希ゆき)の提案ていあん等々とうとうおもわず、そういえばわたしたちおなじようなことが・・・と隣席りんせきのカミさんとかお見合みあわせて苦笑にがわらいをする場面ばめんなんかあった。主人公しゅじんこうたち夫婦ふうふがリアルにかんじられ素直すなお感情かんじょう移入いにゅうできたが、プライバシーをのぞられているようなずかしさもあった。

ほんさくは、おたがいの気持きもちがはなれかけた熟年じゅくねん夫婦ふうふ再生さいせい物語ものがたりである。えない中学校ちゅうがっこう国語こくご教師きょうしである主人公しゅじんこう宮本みやもと陽平ようへい阿部あべひろし)は、一人ひとり息子むすこ結婚けっこんに、つま美代子みよこ天海あまみ祐希ゆき)と二人ふたりらしをはじめる。ふとした切欠きっかけで、つまいた離婚りこんとどけをつけた主人公しゅじんこうつま真意しんいさぐろうとするがわからず混乱こんらんしていく。そんな主人公しゅじんこうが、はじめたばかりの料理りょうり学校がっこう面々めんめん菅野かんの美紀みきあいしゃ)、中学校ちゅうがっこうでの生徒せいとたちとの交流こうりゅうとおして、つま真摯しんし大切たいせつさに気付きづき、つまとの相互そうご理解りかい相互そうご信頼しんらいもどしていくまでがコミカルにえがかれている。

冒頭ぼうとうのファミレスシーンが斬新ざんしん一気いっき作品さくひんまれる。主人公しゅじんこう半生はんせいがファミレスをたくみに使つかってつづられていく。ファミレスのメニューがおおぎて注文ちゅうもんがなかなかできない主人公しゅじんこう子供こどもころからの優柔不断ゆうじゅうふだんり、何事なにごと即断そくだん即決そっけつするつま美代子みよこ天海あまみ祐希ゆき)との出会であいから結婚けっこん長男ちょうなん誕生たんじょういたるまでが面白おもしろ可笑おかしくえがかれている。

家庭かてい事情じじょうがあり自虐じぎゃくてきになった男子だんし生徒せいとなおらせる過程かていで、主人公しゅじんこう優柔不断ゆうじゅうふだんさの理由りゆうかされていく。正義せいぎかざ厳格げんかく男子だんし生徒せいと祖母そぼたいして、やさしさろん応酬おうしゅうする主人公しゅじんこう格好かっこうかった。主人公しゅじんこう優柔不断ゆうじゅうふだんさは、つね他者たしゃのことをおもい、どんなことにも真摯しんしっている結果けっかである。やさしくなければきている資格しかくがない、ということわざ体現たいげんしていると得心とくしんした。

ラストもまたファミレスをたくみに使つかっている。吉田よしだ拓郎たくろうのヒットきょくせたミュージカル仕立したてで洒落しゃれている。フィナーレという言葉ことば相応ふさわしい。主要しゅよう出演しゅつえんしゃたちが登場とうじょうする大団円だいだんえん舞台劇ぶたいげきているようだった。名作めいさく蒲田かまた行進曲こうしんきょく』のラストをおもした。

ハッピーエンドのお手本てほんのようなラストであり、わってしんあたたまる作品さくひんである。

コメントする (0けん
共感きょうかんした! 12けん
みかずき