マダム・フローレンス! 夢見るふたり
劇場公開日:2016年12月1日
解説
名女優のメリル・ストリープが、音痴のソプラノ歌手として知られる実在の人物フローレンス・フォスター・ジェンキンスに扮し、1944年、音楽の殿堂カーネギーホールで行われ、伝説として今なお語り継がれるフローレンスの公演を題材に描いたドラマ。ニューヨークの社交界で名の知られたマダム・フローレンスは、ソプラノ歌手になる夢を追い続けていたが、自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。夫のシンクレアは、愛する妻に夢を見続けさせるため、マスコミを買収して信奉者だけを集め、小さなリサイタルを開催するなどしていたが、ある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出して……。夫シンクレア役にヒュー・グラント。監督は、「クィーン」「あなたを抱きしめる日まで」のスティーブン・フリアーズ。
2016年製作/111分/G/イギリス
原題または英題:Florence Foster Jenkins
配給:ギャガ
劇場公開日:2016年12月1日
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
受賞歴
ノミネート
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | ヒュー・グラント |
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) | メリル・ストリープ |
最優秀助演男優賞 | サイモン・ヘルバーク |
詳細情報を表示
2024年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
人の心を打つ歌声に、ヘタもうまいもないのだろう。金持ちの道楽とはいえ、彼女が歌を愛する気持ちは純粋で、それに捧げた情熱は誰も否定できない。
「ヘタクソ!やめちまえ」なんて、ヤジを飛ばすのは誰にでも出来るけど、カーネギーホールのステージに立つことが許される歌手なんてひと握りしかいないだろう。まして、愛され、賞賛される歌声となると、ほんの数人だけ。
状況は違うけど、今やどこにでもアイドルがいる時代で、ひどい歌だったり踊りを、いやでも目にする機会が増えた。価値の相対化で、人の趣味をどうのこうの言えない状況になり、本当にいいものと、そうでないものがごちゃまぜに評価される。
そんなことを考えさせられる映画だった。
決して面白くはないけど、いろんなことを考えるきっかけになった。
ところで、彼女の歌を腹を抱えて笑うのが、正しい感覚なのだろうか?好事家が、「こんなひどい歌があるんだよ。笑っちゃうだろう」なんてスタンスで、レコードを取り出してくる構図が、どうにも好きじゃない。時間のムダである。
ジャンルは違うが、志ん生の落語。好きな人にはたまらない魅力らしいが、私にはただのおじいちゃんの独り言にしか見えない。当時、志ん生は人気者で、たくさんのファンに愛されたという。今あらためて彼の技術や、芸論に触れる機会はめったにないが、笑って聞くのが正しい楽しみ方なのだそうで、一つも面白くない。落語ファンなので好きな噺家はいるし、生の高座にも通っている。結局好きな人が楽しければそれでいいと思う。
彼女の歌が下手なのが面白くてしょうがないのは、ファンであるのと変わらない。本当に嫌いな人は、目もくれないはず。
そういう意味で、彼女の歌声は、時代を超えて愛されているから、そこらのコロラトゥーラとは一線を画すものだろう。
2023年3月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2023年3月5日
映画 #マダム・フローレンス!夢みるふたり(2016年)鑑賞
音痴の歌姫として知られる #フローレンス・フォスター・ジェンキンス の人生を #メリル・ストリープ 主演で映画化
今でもカーネギーホールのアーカイブで1番人気ってところがいい
#ヒュー・グラント もいい味出してる
2022年11月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
献身的な夫シンクレア( ヒュー・グラント )に支えられ、ニューヨークでオペラ歌手として活動を続けるフローレンス・フォスター・ジェンキンスをメリル・ストリープが柔らかな魅力で演じる。
誠実で心優しいピアニストの青年コズメ・マクムーンを、サイモン・ヘルバークが表情豊かに演じる。耐え切れずエレベーターで失笑するシーンに、私も失笑。
室内で踊るシーンがノスタルジックでいい。
ポテトサラダがバ○○○に 👀
優しい余韻の残る作品
BS松竹東急を録画にて鑑賞 (吹替版)
2022年11月19日
PCから投稿
髪の毛の先からつま先まで、すべての映画で彼女の女優魂が大好き!
この作品ではヒュー・グラントとの相性もいいね。
優しさに包まれて笑ってしまいました。