BLEACHのレビュー・感想かんそう・評価ひょうか

杉すぎ咲さき花はなが出演しゅつえんしてるのであらすじもよく見みずに鑑賞かんしょう。演技えんぎがどうこういう映画えいがではなく、子供こども向むけ映画えいがを見みてるようだった。

原作げんさく未読みどく。

原作げんさくファンに総そうスカンだったようだが、自分じぶんとしては面白おもしろく観みることができた。

主演しゅえんの福士ふくしくんはなかなか作品さくひんがヒットしない印象いんしょうがあるが、改あらためて見みるとやはり背せも高たかいし見栄みばえがしてかっこいい。

長澤ながさわさんは母親ははおや役やくでもきれいだし、江口えぐちさんはいつもながら軽かるい演技えんぎがはまってた。

MIYAVIさんや早乙女さおとめさんもイメージとしては悪わるくないと思おもったし、ちょっと？なのは花はなちゃんだけかな。

全盛期ぜんせいきの福士ふくしくんが見みたい人ひとにはおすすめの映画えいがです。

原作げんさくをザックリとしか知しらないからか楽たのしめた

戦闘せんとうものは
初期しょき段階だんかいのストーリーが丁度ちょうどいいかな
激はげしい戦闘せんとうは邦画ほうがでは厳きびしい

主人公しゅじんこう（福士ふくし蒼あお汰）は高校生こうこうせい、幽霊ゆうれいが見みえてしまう特性とくせいがあった。
ある時とき、悪霊あくりょうに襲おそわれ、死神しにがみ少女しょうじょ（杉すぎ咲さき花はな）に助たすけられるが、ピンチになったとき、死神しにがみにされてしまう。
死神しにがみの代行だいこうになってしまった主人公しゅじんこうは・・・。
アクション・ファンタジーで、テンポもよく、面白おもしろかったが、なんといっても杉すぎ咲さき花はなの殺陣さつじんが見みられたこと。

今回こんかい、改あらためて見直みなおしたんだけど、やっぱり面白おもしろかった！めっちゃ大好だいすきです、この作品さくひん。
原作げんさくも大好だいすきでジャンプの連載れんさいも見みてました。だから、本ほん作さくの初期しょきの話はなしは良よいですね、懐なつかしい。とは言いうものの、よく覚おぼえてはいないのですが・・・
でも、漫画まんがを読よんでいたあの頃ころと違ちがって、実じつは父親ちちおやは○○だったとか、母親ははおやは○○だったとかが解わかった上うえでの、この初期しょきの頃ころの実写じっしゃ化かは、違ちがった見方みかたで楽たのしめました。

公開こうかい当時とうじから、実写じっしゃ化かには恒例こうれいの原作げんさくファンからのバッシングがあり、評価ひょうかもイマイチだった本ほん作さくです。
でも、自分じぶん的てきには、ホロウの禍々まがまがしいCGとか、ド派手はでなアクションシーンとか、視覚しかく的てきにも思おもいっきり楽たのしませてもらいました。

そして、キャストについても、 自分じぶんとしては、満足まんぞくです。続編ぞくへんが作つくられるのであれば、是非ぜひ、同おなじメンバーでって思おもいます。 ただ、既すでに6年ねんが過すぎた今いまじゃ、続編ぞくへんはないかな・・・
ただし、贅沢ぜいたくを言いわせてもらえば、井上いのうえはもう少すこし胸むねが大おおきい方ほうが・・・、雨竜うりゅうの背丈せたけは高たかい方ほうが・・・なんてのもありましたが、それは漫画まんがから受うけた外見がいけん的てきなイメージであって、本ほん作品さくひん中ちゅうにおけるそれぞれの登場とうじょうシーンでは、もう～感慨かんがいものでした！
まさに、ベストメンバー。
特とくに浦うら原げんさんや茶ちゃ土どが出でてきたときには、目頭めがしら熱あつくなっちゃいました。 勿論もちろん、早乙女さおとめさんやMIYAVIさんは文句もんくなしにカッコいい！滑すべり舌した悪わるいなんて意見いけんもありましたが、それもまた魅力みりょく？

それから、音楽おんがくがまさにBLEACHでしたね。原作げんさく漫画まんがの毎週まいしゅうのタイトルが英語えいごだったように、ロックの響ひびきが抜群ばつぐんにベストマッチ！
主題歌しゅだいかも最高さいこうでした！

最後さいごにもう一度いちど、世間せけん一般いっぱんではイマイチの評価ひょうかだった本ほん作さくですが、自分じぶんは大好だいすきです。

面白おもしろかった。音楽おんがくも好すき。
ただ原作げんさくを読よんでいないからか、吉沢よしざわ亮あきらの役やくが中盤ちゅうばんで登場とうじょうして、何なんだかよくわからないうちに、殺やられてしまって謎なぞだった。続編ぞくへんがありそうな終おわり方かただったけれど、2018年ねん公開こうかいで現在げんざいまで続編ぞくへんがないのは残念ざんねん。

序盤じょばんはそれなりに面白おもしろく観みていたのだがいつの間まにかつまらないものに変かわってしまった。佐藤さとう信介しんすけ監督かんとくは「アイアムアヒーロー」が良よかったので期待きたいしていたのだけれど、少々しょうしょう期待きたいしすぎたかもしれない。
アクション場面ばめんはなかなか良よかったけれど、絶賛ぜっさんしたり目めを見張みはるほどのものはなく、見慣みなれた感かんじのアクションにまとまりすぎていた。

それでどうやら、赤毛あかげのチンピラを連つれた兄あに様さまが出でてきたあたりからおかしくなった気きがするのね。
この人ひとは…、人ひとじゃないか死神しにがみか、は、言いっている事ことがよくわからん。人間にんげんの命いのちなどどうでもよさそうに言いうが、霊魂れいこんだけソウルなんとかに連つれて行ゆければ人ひとの生死せいしなどどうでもいいということか？ならばどんどん人間にんげんを殺ころして霊魂れいこん持もっていけばいいのにそれはやらない。なんか偉えらそうにしているだけのアホ兄けい様さまなのか？

兄あに様さまの痛々いたいたしさは終盤しゅうばんさらに加速かそくする。
一応いちおう成なり行ゆきとはいえ約束やくそくしたものをあっさり反故ほごにする器うつわの小ちいささ。おっおお、兄あに様さま、最後さいごはカッコよく去さって行いくと思おもってたのに脳のうミソだけではなく器うつわまで小ちいさいとは…。

極きわめつけは更さらにあと。
兄あに様さまは何なん度ども主人公しゅじんこう一護いちごを切きりつけるのだが、一護いちごは立たち上あがる。
これは一護いちごが想像そうぞうを絶ぜっするタフさなのか？それとも、あれほど殺ころせと言いっていた一護いちごを土壇場どたんばで殺ころさない謎なぞの慈悲じひをみせるオツムが残念ざんねんな兄あに様さまなのか？はたまた半人前はんにんまえの一護いちごすら殺ころせない程度ていどの雑魚ざこ兄けい様さまなのか？

雰囲気ふんいきだけ偉えらそうでどうしようもない小物こものの兄あに様さま。って、この人ひと、じゃない死神しにがみは結構けっこう人気にんきキャラクターではなかったか？こんなんで良よいのだろうか。

もうこうなるとルキアの兄あに様さま呼よびも馬鹿ばかにしているようにしか聞きこえない。
人間にんげんの分際ぶんざいで兄あに様さまの裾すそを掴つかむなど言語道断ごんごどうだんっぽいことを言いっていたルキアに、ご満悦まんえつそうな兄あに様さま。兄あに様さま、馬鹿ばかにされているのですよ！気付きづいて！

妹いもうとはいないからわからないけど、妹いもうとというのは大体だいたい、兄あにを馬鹿ばかにしているものでしょ？そういうリアルを追及ついきゅうしたみたいな認識にんしきでＯＫ？
血縁けつえんのない妹いもうとにも該当がいとうするかどうかや、人間にんげん界かいの理りが死神しにがみ界かいにも通用つうようするのかなどの謎なぞは残のこるけども。

今いままで生いきて来きた中なかで一番いちばんハマった漫画まんがが、このBLEACH！(途中とちゅうからおもしろくなくなるけど)
原作げんさくはこの映画えいがの後のちのストーリーが超絶ちょうぜつおもしろい。
序盤じょばんは映画えいが化かにする程ほどはおもしろくはないとは思おもう。(この後のちの話はなしから爆発ばくはつ的てき人気にんきが出でた記憶きおく)

ストーリー的てきにも序盤じょばんの設定せっていは、後々あとあと矛盾むじゅんして来くるのであまり好すきではない。これ、映画えいが化かにあたって矛盾むじゅんを解消かいしょうしてみたら、よかったんじゃないかな…。

実写じっしゃでは珍めずらしく再現さいげん度ど、高たかし！私的してきに80%！
福士ふくし蒼あお汰の一護いちごが特とくによかった。

続編ぞくへんを意識いしきして作つくられたはずなのに、出来できなかったね…。残念ざんねん。
もっとソウルソサエティ編へんのおもしろさを匂におわせたらよかったのに。

杉すぎ咲さき花はなの殺陣さつじんは驚おどろくほどすごい！
BLEACHのアクションかっこいい。

るろ剣けんは映画えいが続編ぞくへん続つづいたのにね…。
ストーリーの分わかりにくさが原因げんいんかな。
キャラの再現さいげん率りつは高たかいけど、杉すぎ咲さき花はなや早乙女さおとめ太一たいち、ミヤビじゃなくて知名度ちめいどのある美形びけいがよかったのかも。
吉沢よしざわ亮あきらは出番でばん少すくないし地味じみキャラだしね…泣

原作げんさく未読みどくの人ひとは、映画えいがの続つづきから単行本たんこうぼん読よんで欲ほしい！

原作げんさくもアニメもめっちゃ好すきだっただけに実写じっしゃも成功せいこうして欲ほしかった。ルキアとか寄よせるつもりが微塵みじんもないしずっと訓練くんれんすんのはかまへんけどもうロッキーかよってくらいそういうシーンが多おおすぎた。一護いちごと雨竜うりゅう以外いがい誰だれとしてBLEACHじゃなかった。MIYABIは白哉びゃくやなのに何なんでピアスしてんの？原作げんさく読よまないの？以上いじょう！

亮あきらくん観みたさに観みたけれど
時間じかんの無駄むだだった
長ながいしダレるし
亮あきらくんちょっとしか出でないし
失敗しっぱい

斬魄刀ざんぱくとうがちゃっちぃ
刀かたなに見みえない
オモチャに見みえてしまう

アクションが微妙びみょう
迫力はくりょくはあるし
キャストの技術ぎじゅつがあるのも分わかるけど
ワイヤーで吊つってます感かんがすごい
あんな映像えいぞう化かのヘタなアクションシーンは初はじめて見みた

続編ぞくへん作つくりたかったなら
ストーリーもあんなに詰つめ込こまないで作つくればいいのに
もったいない

最大さいだいの敗因はいいんは白哉びゃくや兄けい様さまのMIYAVIの演技えんぎが酷ひどい
あんなユラユラしないで欲ほしいし
口元くちもとが気持きもち悪わるいし
シワシワでおじさんだし…
あんなに目線めせん、常つねに見下みくだしてたっけ？
追おい討うちが早乙女さおとめ太一たいちが気持きもち悪わるすぎる
兎うさぎに角かく気持きもち悪わるい

冒頭ぼうとうが良よかっただけに残念ざんねんです。

グランドフィッシャー倒たおして終おわりでよかったかな…

江口えぐち洋介ようすけと長澤ながさわまさみが良よかったかな
長澤ながさわまさみ、綺麗きれいでした。

みえてくるとそうみえてしまう。

いろいろツッコミするところが多おおいな

久保くぼ先生せんせいデザインのキャラは実写じっしゃに向むいていない。阿散井あばらい恋次れんじはコスプレ感かんが強つよい。だとしてもルキアはもっと寄よせて欲ほしかった。

漫画まんがもアニメも好すきで鑑賞かんしょう済ずみの上うえで実写じっしゃ化かを拝見はいけん。
酷ひどすぎて雑ざつすぎて何なんともいえないのと、ラストが中途半端ちゅうとはんぱすぎる。こういう終おわり方かたするなら実写じっしゃ化かしないほうがいいし、原作げんさくファンにはガッカリ。

1ミリも面白おもしろくなかった、、、、、

石田いしだ雨竜うりゅう役やくの吉沢よしざわ亮あきらの演技えんぎが一番いちばんうまかった。
ただそれだけ。

杉すぎ咲さき花はなちゃんは嫌きらいではないけど、
ルキアではなかった、、、、、、

あと、百ひゃく哉兄様さまはこんなに現代げんだいをウロウロしないと思おもう。

やっぱりクオリティ高たかい漫画まんがの実写じっしゃは限界げんかいがあるんだろう、、、、

まずこの映画えいががクソだと分わかっている人ひとはこんなとこにレビューする気きすらないからここの評価ひょうかを当あてにしない方ほうが良よい。
言いうまでもなくクソゴミ映画えいが。でもTSUTAYAとかでレンタルするぶんには問題もんだいなく楽たのしめると思おもいます。
1800円えんを払はらう価値かちはない。

原作げんさくの良よさをそのまま実写じっしゃに取とり入いれて失敗しっぱいした様子ようすです。やっぱりあの久保くぼ帯たい人じん先生せんせいの中なか二に病びょう設定せってい、セリフを実写じっしゃに取とり入いれるのはムリですって。ただただ痛いたいだけだもの。痛いたいつながりで言いったら服装ふくそうも痛いたかったです。何なにあれ何なんで頭あたまにかまぼこ乗のせていらっしゃるの？斬魄刀ざんぱくとうももうあれじゃん。市販しはんされてるライダーの武器ぶきじゃん。DX斬魄刀ざんぱくとうじゃん。ぜんぜんかっこよくない。
あと役者やくしゃ陣じんの演技えんぎも中ちゅう二にセリフが相あいまってイマイチ。
それに終おわり方かたもめちゃくちゃモヤモヤした終おわり方かたでした。あるかどうかわからない続編ぞくへんありきで作つくられている作品さくひんあんまり好すきじゃないんですよね。アメスパ２とか。
でも良よいところもありますよ。虚きょのデザインとか。アクションシーンとか。
佐藤さとう信介しんすけ監督かんとくって本ほん当とう当あたりはずれ激はげしいですよね。「いぬやしき」とか「今際いまわの国くにのアリス」みたいな傑作けっさくを作つくったと思おもったら今いま作さくみたいなのも撮とられるし。次回じかい作さくに期待きたいです。

　原作げんさくファンは見みない方ほうがいい映画えいが。原作げんさくのいいところを全すべて削除さくじょ。監督かんとくの勝手かってな解釈かいしゃくによる原作げんさくの名めい台詞せりふを改悪かいあく。

　真野まの恵里えり菜さい演えんじる井上いのうえ織姫おりひめの性格せいかくも改悪かいあく。中なかでも、江口えぐち洋介ようすけ演えんじる一心いっしんが一護いちごに告つげる台詞せりふも改悪かいあく。これが一番いちばん、やってはいけない改悪かいあくだった。何故なぜなら原作げんさくではこの台詞ぜりふがポイントとなるべく重要じゅうような台詞ぜりふだったのにも関かかわらず、改悪かいあく。とにかく改悪かいあくの嵐あらしの映画えいが。

　一護いちごらしくない戦たたかい方かたも駄目だめ。原作げんさくの一護いちごはあんな人ひとを巻まき込こむ市街地しがいち戦せんは絶対ぜったいにしない。駄目だめな点てんをあげればきりがない。

　更さらに福士ふくし蒼あお汰はじめ若手わかて出演しゅつえん者しゃの演技えんぎが軒並のきなみ下手へたくそだったのも救すくわれない。MIYAVIはギタリストだから仕方しかたないにせよそれ以外いがいの出演しゅつえん者しゃの演技えんぎが下手へたすぎるのもマイナス。唯一ゆいいつ、吉沢よしざわ亮あきらの演技えんぎはよかった。真野まの恵里えり菜さいはがんばった方ほうだと思おもう。

　原作げんさくファンこそ見みてはいけない映画えいがNo.1。ブリーチを堪能たんのうするなら漫画まんが、アニメ、「アニメ映画えいが」で充分じゅうぶん。

これは酷ひどかったなと何なん回かいも思おもった。
原作げんさくファンにとっては裏切うらぎられた気持きもちになるのも当然とうぜんである。原作げんさくに沿そってないし、ラストも地味じみだった。まず、原作げんさくに沿そってない時点じてんでかなり評価ひょうかが落おちると思おもった。
でも、バトルシーンは迫力はくりょくで良よかったと思おもった。

終おわった。
恋次れんじはこんな言葉ことば使つかい悪わるかったっけ??

原作げんさくは１５巻かんくらいまでは読よんだことがある程度ていどの事前じぜん知識ちしきで鑑賞かんしょうしました。
今回こんかい映画えいが化かされた部分ぶぶんは原作げんさくで言いうと７～８巻かんくらいまでの内容ないようですので、原作げんさくと比較ひかくしながらの鑑賞かんしょうとなります。

結論けつろんから言いえば、正直しょうじき酷ひどかったと思おもいます。グランドフィッシャー戦せんまでで終おわらせておけばある程度ていど綺麗きれいにまとまった話はなしになっていたと思おもいますが、続編ぞくへんを匂におわせるためなのか、朽木くちき白哉びゃくやや阿散井あばらい恋次れんじを出だして蛇足だそくのような戦たたかいを繰くり広ひろげてしまったのは個人こじん的てきにはマイナスポイントです。

何故なぜここまで絶賛ぜっさんのレビューが多おおいのか、不思議ふしぎでなりません。

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幽霊ゆうれいが視みえる高校生こうこうせい・黒崎くろさき一護いちご。彼かれの前まえにある日ひ死神しにがみを名乗なのる女おんな・朽木くちきルキアが現あらわれる。人ひとを襲おそう悪霊あくりょうである虚きょ（ホロウ）を追おっていたルキアは「ホロウは一護いちごの類るい稀まれなる霊力れいりょくを狙ねらっている」と告つげ、一護いちごとその家族かぞくをホロウから守まもるために戦たたかい、瀕死ひんしの重傷じゅうしょうを負おってしまう。ホロウを倒たおすために、ルキアは死神しにがみの力ちからを分わけ与あたえることで一護いちごを死神しにがみ化かさせ、何なにとかホロウを撃退げきたいすることができた。その日ひから、一護いちごは高校生こうこうせい兼けん死神しにがみ代行だいこうとして、ホロウとの戦たたかいに巻まき込こまれてゆくのであった。
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ストーリーとしては大筋おおすじは原作げんさく通どおりなのですが、随所ずいしょに改変かいへんが見みられます。
登場とうじょうするホロウは、序盤じょばんで黒崎くろさき家かを襲撃しゅうげきした「フィッシュボーン」と、一護いちごの母親ははおやを殺ころした「グランドフィッシャー」の２体たいのみ。原作げんさくではストーリーに絡からんでくる重要じゅうようなホロウが５体たいくらい登場とうじょうするのですが、上記じょうきの２体たい以外いがいはバッサリカットされています。映画えいが化かするにあたっての改変かいへんは妥当だとうだと思おもいますが、カットされたホロウは映画えいがにも登場とうじょうした一護いちごのクラスメイト、茶渡さど泰虎やすとら（チャド）と井上いのうえ織姫おりひめに関かかわる重要じゅうようなホロウだったため、せっかく登場とうじょうさせたクラスメイトのキャラクターが掘ほり下さげ不足ふそくで物足ものたりなく感かんじました。また、死神しにがみと敵対てきたいするクインシーであるクラスメイト石田いしだ雨竜うりゅうも、十分じゅうぶんなキャラ描写びょうしゃが無なく、こちらもまた掘ほり下さげ不足ふそくに感かんじました。

十分じゅうぶんな掘ほり下さげをしないのにわざわざ登場とうじょうさせたのは、原作げんさくにおいて「死神しにがみ代行だいこう編へん」に続つづいて展開てんかいされる、「尸魂界ソウルソサエティ（ソウルソサエティ）編へん」にもチャド・織姫おりひめ・雨竜うりゅうの３人にんが登場とうじょうするからだと思おもいます。この映画えいが単体たんたいで成立せいりつさせる気きが感かんじられない続編ぞくへんありきの展開てんかいで、せっかく「母親ははおやの仇敵きゅうてき、グランドフィッシャーを倒たおす」という、映画えいがの綺麗きれいな着地ちゃくち点てんを通とおり過すぎてずっこけた感かんじです。

多おおくのレビュアーさんが絶賛ぜっさんしている戦闘せんとうシーンの殺陣さつじんも、私わたしには微妙びみょうに感かんじられました。
原作げんさくの設定せっていで「一護いちごは莫大ばくだいな霊力れいりょくを持もっているため、斬魄刀ざんぱくとうも大おおきい」というのがあり、実際じっさいに殺陣さつじんのシーンで福士ふくしさんが使用しようしている刀かたなは非常ひじょうに大おおきなものです。大おおきくて重おもくて取とり回まわしが難むずかしいためか、斬きって斬きられてというチャンバラ的てきなアクションシーンが作中さくちゅうにはほとんどありません。全編ぜんぺん通とおしてキャラクターの動うごきがあまり無ないアクションシーンが多おおく、ワンパターンな戦闘せんとうが続つづきます。映画えいが中盤ちゅうばんで、鬱陶うっとうしいくらい描写びょうしゃされていた特訓とっくんのシーンが活いかされているような戦闘せんとうシーンも皆無かいむでした。

特とくに私わたしが気きになったのは最後さいごの朽木くちき白哉びゃくやとの戦闘せんとう。「一護いちご斬きられて倒たおれる→勝かちを確信かくしんした白哉びゃくやが刀かたなを納おさめる→一護いちごが立たち上あがる→白哉びゃくやが再度さいど斬きる→一護いちご倒たおれる」というシーンが３度どほど繰くり返かえされます。くどい。めちゃくちゃくどい。あのシーンは原作げんさくにもありますが、原作げんさくはあんなに何なん度ども繰くり返かえさないです。

色々いろいろと不満ふまん点てんの多おおい作品さくひんでした。
続編ぞくへんを匂におわせるような作品さくひんでしたが、「死神しにがみ代行だいこう編へん」に続つづく「ソウルソサエティ編へん」は登場とうじょう人物じんぶつも多おおいですし、なにより非常ひじょうに長ながいストーリーです。「死神しにがみ代行だいこう編へん」がこの体ていたらくなら、「ソウルソサエティ編へん」を制作せいさくしたところで失敗しっぱいするのは目めに見みえてます。絶対ぜったいに続編ぞくへんは作つくらない方ほうがいいと思おもいます。