LOGAN ローガンのレビュー・感想かんそう・評価ひょうか

「デッドプール&ウルヴァリン」の公開こうかいに先駆さきがけ、ちょっとおさらいです。先まずは、ウルヴァリンの登場とうじょうする作品さくひんから時とき系列けいれつで見直みなおしてみることにしました。

「ローガン」ウルヴァリンのシリーズなのに、タイトルにその文字もじはない。ローガンという一人ひとりとしての物語ものがたりがそこに展開てんかいする。
ローガンの響ひびきから老眼ろうがんを思おもい浮うかべる歳としなんですが、あながち間違まちがいではないかな。最後さいごのストーリーでもあるし、それっぽいシーンも登場とうじょうします。
冒頭ぼうとうからいきなりの乱闘らんとうシーンなのですが、すでに戦士せんしウルヴァリンの姿すがたはそこに非ひず。チンピラ相手あいてに必死ひっしの形相ぎょうそうで挑いどみ、見事みごとに落おちぶれた感かんを醸かもし出だしている。そして余裕よゆうのなさを示しめすかのように、R15も納得なっとくの凄惨せいさんなシーンが展開てんかいする。
ホラー好すきな自分じぶんは、ここからすでにテンションアップだったんだけど、苦手にがてな人ひとには、かなりの苦痛くつうじゃないかな。単たんなるオープニングなんだけどね。

さて、本編ほんぺんですが、ウルヴァリンみたいな少女しょうじょが登場とうじょうします。
アクションも見応みごたえあり、「キック・アス」の女おんなの子こを彷彿ほうふつさせる見事みごとなスプラッターアクションです。
そしてプロフェッサーXの登場とうじょう！なんですが、こちらも見事みごとな落おちぶれ爺じいさんです。かってのボスだった雰囲気ふんいきは全まったくない。介護かいご老人ろうじんのようでもあります。
おまけにテレパシーの制御せいぎょも出来できないときがあるような・・・
この三さん人にんのロードムービーが展開てんかいする訳わけなんですが、従来じゅうらいのヒーロームービーとは全まったく異ことなるものでした。

元々もともとマーベルのヒーローは影かげのある人物じんぶつばかりですが、この作品さくひんにはヒーローらしさがありません。正義せいぎの戦たたかいではあると思おもいますが・・・

「シェーン」をモチーフにしただけあって、全体ぜんたい的てきに西部せいぶ劇げきのような雰囲気ふんいきがあります。荒涼こうりょうとした世界せかい観かんもそうですが、この作品さくひん自体じたい、X-MENという感かんじとは異ことなる気きがします。 エンディング曲きょくも良よかった。
【ネタバレ】

それにしても、プロフェッサーXの最期さいごはショックでした。 世界せかいを滅亡めつぼうさせるやも知しれぬ力ちからを持もちながら、あまりにも呆気あっけない。老おいたとはいえ、こんなに簡単かんたんに・・・って感かんじでした。
また、ウルヴァリンに絡からむ幸しあわせな家族かぞくが、また不幸ふこうに見舞みまわれてしまった。ストーリーだから仕方しかたがないとはいえ、切せつないものです。

最後さいごだからですよね。今回こんかいはマーベルお馴染なじみのエンドロール後ごのオマケもありません。
「キャリー」みたいに墓はかから手てが出でてくるのをちょっと期待きたいしたんですが、それをやったら批判ひはんが炎上えんじょうしたかもしれませんなぁ。

感動かんどう的てきな最期さいごを迎むかえたウルヴァリンだったのに、「デッドプール&ウルヴァリン」で、ヒュー・ジャックマンが復活ふっかつ！
う～ん、嬉うれしいんだけど・・・ちょっと複雑ふくざつな心境しんきょうです。

•最終さいしゅう的てきなラストはこうなるってこと？
•娘むすめを守まもるためにボロボロの体からだを動うごかして戦たたかうのかっこいい、、
•最後さいごの終おわり方かためっちゃ良よい、、悲かなしいけど、、

生いきとし生いけるものはすべからく老おいて死しぬ。そんな当あたり前まえのことに意義いぎを見出みだせるか。
これで終おわっておけば良よかったのでは…。
うーん、復活ふっかつする？　しない？　いやする？

アメコミヒーロー映画えいが『X-MEN』シリーズの第だい10作さく目めにして、主人公しゅじんこうの1人ひとりであるローガン/ウルヴァリンの壮絶そうぜつな闘たたかいを描えがくスピンオフ『ウルヴァリン』シリーズの第だい3作さく。

2029年ねん、ミュータントは日増ひましにその数かずを減へらし続つづけ、今いまや絶滅ぜつめつの危機ききにあった。
かつてのX-メンのメンバー、ローガンは身体しんたいの衰弱すいじゃくに苦くるしみながら年老としおいたプロフェッサーXとともにメキシコに身みを隠かくしていたが、ある少女しょうじょとの出会であいが彼かれの運命うんめいを大おおきく変かえることになる…。

監督かんとくは『ウルヴァリン:SAMURAI』のジェームズ・マンゴールドが続投ぞくとう。本ほん作さくでは脚本きゃくほんも担当たんとうしている。

◯キャスト
ローガン/ウルヴァリン…ヒュー・ジャックマン。

製作せいさく総そう指揮しきはスタン・リー。

…いや、凄すごいなこれ。
何なにが凄すごいって、『デッドプール』『X-MEN:アポカリプス』というポップコーンムービーが続つづいたその後ごにこの映画えいがを制作せいさく/公開こうかいした事こと。高低こうてい差さありすぎて耳みみキーン状態じょうたい。
同おなじマーベルでも、保守ほしゅ的てきな「MCU」シリーズでは絶対ぜったいにこの映画えいがは無理むり。20世紀せいきFOXの攻せめの姿勢しせいは賞賛しょうさんに値あたいします👏

2000年ねん公開こうかいの第だい1作さくから実じつに17年間ねんかん、シリーズの顔かおとして戦たたかい続つづけてきたウルヴァリン。本ほん作さくでついにその歴史れきしに幕まくが降おります。
血塗ちぬられた道みちを歩あるき続つづけたウルヴァリンが最後さいごに経験けいけんするのは、シリーズ史上しじょう最もっとも陰惨いんさんで過酷かこくな物語ものがたり。人殺ひとごろしに幸福こうふくは不要ふよう、とばかりに、徹底的てっていてきにウルヴァリンをどん底ぞこに叩たたき落おとし続つづけます。

本ほん作さくのランタイムは137分ふん。短みじかい映画えいがではないが、だからといって特別とくべつ長ながい訳わけでもない。近年きんねんの大作たいさく映画えいがでは極々ごくごく普通ふつうの尺しゃくと言いって良よいでしょう。
しかし、本ほん作さくはこの2時じ間あいだ17分ふんが本当ほんとうに長ながい…。一時いちじも息いき継つぎをする間あいだのない、とにかく煮詰につまりに煮詰につまったドラマが続つづく。真綿まわたで首くびを絞しめられるような展開てんかいに、観客かんきゃくも窒息ちっそく寸前すんぜんになるまで追おい詰つめられます。
3時じ間あいだにも4時じ間あいだにも感かんじられるランタイム。ただ、これは決けっして悪わるいことではない。ローガンの苦くるしみが観客かんきゃくにも伝つたわっているからこそ時間じかんの進すすみが遅おそいのであって、退屈たいくつすぎて時間じかんが進すすまないという訳わけじゃないからね。

かつての友ともはみな逝ゆき、身体しんたいは病やまいに蝕むしばまれ、大量たいりょう破壊はかい兵器へいきと化かしたボケ老人ろうじんの介護かいごをしながら、身みに覚おぼえがない娘むすめを押おし付つけられ、挙あげ句くの果はてに武装ぶそう集団しゅうだんに追おいかけ回まわされる。
この退のっ引ぴきならない状況じょうきょうの中なか、自殺じさつ願望がんぼうを押おし殺ころしながら懸命けんめいに前まえに進すすむウルヴァリン。しかし事態じたいはどんどん最悪さいあくな方向ほうこうへと転ころがっていく。
どん詰つまりまで追おい込こまれるからこそ、最後さいごに見出みいだす希望きぼうと救すくいが強烈きょうれつに観客かんきゃくの胸むねを打うつ。シリーズを追おいかけている観客かんきゃくなら、あのラストシーンに心こころ動うごかされないわけがない😢
主人公しゅじんこうの死しというのは一いち回かいこっきりしか使つかえないある種しゅの反則はんそく技わざみたいなもの。これで人ひとを感動かんどうさせるのは卑怯ひきょうだ！と思おもわんこともないのだが、まぁでも今回こんかいばかりは許ゆるすしかない。だってそれまでの過程かていが上手うまいんだもん。ここまで丁寧ていねいにプロセスを積つみ重かさねられたら、そりゃ文句もんくの一ひとつも出でませんて。

アルツハイマーを患わずらい力りょくの制御せいぎょが出来できなくなったプロフェッサーX、恐怖きょうふと不安ふあんを粗暴そぼうな態度たいどで隠かくす少女しょうじょローラ、過酷かこくな現実げんじつを受うけ止とめきれず再ふたたび心しんを閉とざしてしまったウルヴァリン。
年齢ねんれいも性別せいべつもバラバラな3人にんが一いち台だいの車くるまに乗のり込こみ逃避行とうひこうを繰くり広ひろげる様ようは、緊迫きんぱく感かんがありながらもどこかユーモラス。
ひたすらにキツい物もの語ごが続つづく本ほん作さくだが、この3人にんのケミストリーが心地ここち良よいからこそ、最後さいごまで投なげ出ださずに鑑賞かんしょうできたのかも知しれない。魅力みりょく的てきなキャラクターというのはやはり大切たいせつなのだ。

メインキャラクターを演えんじた3人にんの俳優はいゆう、パトリック・スチュワート、ダフネ・キーン、そしてヒュー・ジャックマン。本当ほんとうに素晴すばらしい演技えんぎを披露ひろうしていた。
3人にんとも素晴すばらしかったが、個人こじん的てきにMVPを授与じゅよしたいのはプロフェッサーXを演えんじたパトリック・スチュワートである。
正直しょうじき、本ほん作さくを観みるまでは魅力みりょくのある役者やくしゃだと思おもっていなかった。華はなは無ないしなんかぼんやりしているし…。
ただ、今回こんかいの演技えんぎはマジで凄すごい。ボケ老人ろうじんの演技えんぎは本当ほんとうにボケてんじゃないかと思おもわせるくらいのリアリティがあったし、そこから徐々じょじょに正気しょうきに戻もどっていくという、その段階だんかいを見みせる演技えんぎがとにかく見事みごと。意識いしきのグラデーションを表現ひょうげんする様ようは神かみがかり的てきとまで言いえる。
今回こんかい、これまでには無なかった様々さまざまな表情ひょうじょうを見みせてくれるプロフェッサーX。特とくに薬くすりを飲のんだことを見みせつけるためローガンにベー👅をするシーン、ここ大好だいすき。

ヒュー・ジャックマンも本当ほんとうに良よい役者やくしゃ。今回こんかい改あらためてそう思おもった。もう風格ふうかくが並なみの俳優はいゆうとは比くらべ物ものにならない。
本ほん作さくは完全かんぜんに西部せいぶ劇げきを意識いしきした作さく劇げきな訳わけだが、ヒュー・ジャックマンの佇たたずまいは往年おうねんの西部せいぶ劇げき俳優はいゆうたちにも匹敵ひってきする渋しぶさ。マジでクリント・イーストウッドのレベルに到達とうたつしてる。1作さく目めの頃ころはまだまだこれからって感かんじだったのに、今回こんかいの名演めいえんで完全かんぜんにハリウッドを代表だいひょうするトップスターにまで上のぼり詰つめたね。
そういや今いま作さく、イーストウッド監督かんとく作品さくひん『パーフェクト・ワールド』(1993)に似にてる。今回こんかいのヒュー・ジャックマンってなんとなくケビン・コスナー感かんあるし。
この映画えいが大好だいすきだったなぁ。また観みたくなってきちゃった。

マイノリティーへの差別さべつと迫害はくがい。
『X-MEN』シリーズは常つねにその愚おろかな価値かち観かんに闘たたかいを挑いどみ続つづけてきた。
今いま作さくで国境こっきょうを越こえようとするのはメキシコ人じんの少年しょうねん少女しょうじょたちであり、これはトランプ政権せいけん下かから今いまに至いたるまでの、右傾うけい化かを続つづけるアメリカの情勢じょうせいを踏ふまえているのだろう。
迫害はくがいを受うける若わかきミュータントたちが目指めざすのはアメリカではなくカナダ。もはやアメリカにマイノリティの安住あんじゅうの地ちはないのだ。
マンゴールド監督かんとくの怒いかりと悲かなしみが、彼かれらの旅路たびじにしっかりと表あらわれています。

本ほん作さくが『X-MEN』シリーズ最高さいこう傑作けっさくであることは疑うたがいようがない(他たの作品さくひんとは作風さくふうが違ちがいすぎるので同おなじ軸じくで判断はんだんしていいのか疑問ぎもんではあるが)。
ただ、『X-MEN』という一ひとつのシリーズの中なかの一本いっぽんとしては、ちょっと問題もんだいが多おおすぎる作品さくひんであるようにも思おもう。
『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のことを思おもい返かえしたい。
舞台ぶたいは2023年ねん。センチネルと呼よばれるロボット軍ぐん団だんによりミュータントは絶滅ぜつめつの危機ききに瀕ひんしていた。
ウルヴァリンは1人ひとり過去かこに戻もどり、若わかき日ひのプロフェッサーXと協力きょうりょくして歴史れきしを改変かいへん。無事ぶじ、ミュータントの滅亡めつぼうを阻止そししたのであった。めでたしめでたし😊

…ちょっと待まってくれよ！！
それから6年ねんでミュータント滅ほろんどるやないかい💦結局けっきょく滅ほろびの運命うんめいは変かわらないんだったら、『フューチャー&パスト』の頑張がんばりはなんだったのよ…。
本ほん作中さくちゅう、度々たびたびウルヴァリンはX-MENのコミックを取とり出だして「現実げんじつとお伽とぎ話ばなしは違ちがう」と説教せっきょうを垂たれる。
これはこれまでのシリーズ作品さくひんと本ほん作さくとは違ちがうタイムラインのお話はなしなんですよ、ということを暗あんに示しめしているのだと思おもわれるが、そんなもんこれまでずっとシリーズを追おいかけてきた客きゃくとしては知しったこっちゃない。当然とうぜん本ほん作さくもこれまでと同おなじタイムラインに属ぞくする映画えいがだと思おもって鑑賞かんしょうします。
本ほん作つくってシリーズ作品さくひんの一ひとつとして考かんがえると、あまりに過去かこ作さくを蔑ないがしろにしているのではなかろうか？
いくらなんでも製薬せいやく会社かいしゃの遺伝子いでんし組くみ換かえ食品しょくひんでミュータントが絶滅ぜつめつしたというのは無理むりがあるでしょぉ〜…。

単純たんじゅんな話はなし、2029年ねんという近きん未来みらいのお話はなしにしたのがそもそも問題もんだいありな気きがする。
ローガンは不死身ふじみなんだから、時代じだい設定せっていを2129年ねんとか2229年ねんとかにしておけばミュータントが絶滅ぜつめつしていたとしても不自然ふしぜんではない。
愛あいする人ひとに先立さきだたれるというウルヴァリンの宿命しゅくめい、それによる孤独こどくもより強調きょうちょうされる。いい事ことずくめじゃん。
ただ、この時代じだい設定せっていにするとプロフェッサーXを登場とうじょうさせる事ことが出来できなくなる。彼かれがいないと本ほん作さくのドラマ性せいが弱よわくなるのは確実かくじつ。
プロフェッサーXを取とるかシリーズの整合せいごう性せいをとるか、おそらくは監督かんとくも悩なやんだと思おもうのだが、選択せんたくしたのは前者ぜんしゃの方ほう。
この判断はんだんのおかげで確たしかに単独たんどく作品さくひんとしては傑作けっさくになったのだが、シリーズの流ながれとしてはうーんなんだかなぁ…🌀

と、若干じゃっかんモヤるところもあるっちゃあるんだけど、間違まちがいなく観みる価値かちのある一本いっぽん。アメコミ映画えいがをバカにしているような層そうにも、この映画えいがは刺ささるんじゃないかな？
R.I.P.ウルヴァリン。安やすらかに眠ねむれ。
…まあ『デッドプール3』で再さい登場とうじょうするらしいんだけどね😅

ウルヴァリン=ローガン=ヒュー・ジャックマン‼️アメコミ映画えいが最高さいこうのヒーローの一人ひとり‼️ハマり役やく‼️そして一大いちだいフランチャイズ "X-MEN" の人気にんきNo.1キャラクター‼️この作品さくひんはそんなローガンの最後さいごの闘たたかい=黄昏たそがれを描えがいた胸むねに残のこる名作めいさく‼️年老としおいたローガンは、旧知きゅうちの女性じょせいより託たくされた少女しょうじょローラをある ''土地とち" へ送おくり届とどけるため、病弱びょうじゃくなプロフェッサーXを連つれて旅たびに出でる。しかしローラを狙ねらう謎なぞの集団しゅうだんが彼かれらを追おっていた・・・今いままでは自然しぜん治癒ちゆ能力のうりょくでいわば無敵むてきだったローガンが、年老としおいてその能力のうりょくが失うしなわれつつある。R指定していによる残酷ざんこく描写びょうしゃで描えがかれるのはローガンの痛いたみ‼️ローガンの爪つめにより手足てあしが切断せつだんされ、首くびが飛とび、頭部とうぶが串刺くしざしになるリアルなアクション・シーンが展開てんかい‼️ローガン自身じしんも傷きずつき、血ちを流ながし、苦痛くつうに顔かおを歪ゆがめる‼️その痛いたみは鑑賞かんしょうする我々われわれにも痛いたいほど伝つたわり、不死身ふじみだったローガンに死期しきが近ちかいことを痛感つうかんさせる‼️そんなローガンが守まもるのは自分じぶんの遺伝子いでんしを持もつ少女しょうじょローラ‼️同おなじようにアダマンチウムの爪つめを持もち、恐おそるべき戦闘せんとうスキルを発揮はっきするこの幼おさないローラがヒジョーに魅力みりょく的てき‼️ローガンに負まけず劣おとらずバッタバッタと敵てきを倒たおしていく彼女かのじょの姿すがたは、二に代目だいめとしての資質ししつ充分じゅうぶん‼️是非ぜひローラ役やくのダフネ・キーンにはこれからも同役どうやくでX-MENやアベンジャーズに参加さんかしてほしいですね‼️そんな三さん人にんの旅路たびじをロードムービー風ふうに描えがいた物語ものがたりの展開てんかいも秀逸しゅういつ‼️ある家族かぞくに一宿一飯いっしゅくいっぱんの世話せわになったりして、ローラが徐々じょじょに心しんを開ひらいていく過程かていも丁寧ていねいに描えがかれます‼️そんなローガンが今回こんかい対峙たいじするのは、これまた自分じぶんの遺伝子いでんしより作つくられた自身じしんのクローン "X-24" ‼️自みずからの能力のうりょくが衰おとろえる中なか、いわば全盛期ぜんせいきの自分じぶん自身じしんと対決たいけつしなければならない皮肉ひにく‼️そしてX-24を倒たおし瀕死ひんしのローガンにローラがかける言葉ことば "パパ！！" 、そうか...こんな感かんじなのか..." と返かえし絶命ぜつめいするローガン‼️もう涙なみだが止とまりません‼️200年ねん近ちかく闘たたかい続つづけてきたローガンが最後さいごにつかんだ人並ひとなみの幸しあわせ‼️そしてローガンの墓前ぼぜんでローラが読よむ弔辞ちょうじ "人ひとの生いき方かたは決きまってる。変かえられない。人ひとを殺ころした者ものは元もとには戻もどれない。正ただしくても人殺ひとごろしの烙印らくいんを押おされる。帰かえってママにもう大丈夫だいじょうぶだと伝つたえろ。谷たにから銃じゅうが消きえた。" 名作めいさく「シェーン」からの台詞せりふの引用いんようであるこの言葉ことばは、時ときにX-MENの一員いちいんとして、時ときに孤高ここうのアウトローとして、時ときとして周まわりに理解りかいされずに闘たたかい続つづけたローガンの心情しんじょうを代弁だいべんしていて胸むねに染しみる‼️ラスト、ローラがローガンの墓はかにXを立たてた時とき、シリーズにおける彼かれの軌跡きせき、勇姿ゆうしが目めに浮うかび胸むねが熱あつくなりました‼️

当時とうじ、映画えいが館かんで観みました。
ヒュー・ジャックマン最後さいごのウルヴァリンということで楽たのしみにしていました。
ミュータントの子こ達たちが、隠かくれ住すむ秘境ひきょうを目指めざして旅たびする物語ものがたりでしたよね。

道中どうちゅう、自分じぶんの若わかいときのクローンにチャールズを殺ころされたり、色々いろいろありました。
最後さいごの戦たたかいでは、ドーピングしたウルヴァリンでも若わかいクローンにはかなわず、自分じぶん用ように取とっておいた銃弾じゅうだんでやっと仕留しとめてましたよね。
その後ご、ウルヴァリンは最期さいごを迎むかえますが、ローラに看取みとられて本望ほんもうだったのではないでしょうか。
私わたしはここで結構けっこううるうるしてました。

ローラ役やくのダフネ・キーンの演技えんぎがかなりよかったと記憶きおくしています。
子供こどもならではの純粋じゅんすいさと、能力のうりょくを割わりとすぐ使つかう凶暴きょうぼうさとが、演技えんぎに上手うまく表現ひょうげんされていたのではと思おもいました。

デッドプール３で、ヒュー・ジャックマンはまたウルヴァリンを演えんじるとのこと。
それはそれで楽たのしみです。

あまり期待きたいしていなかったが割わりと面白おもしろい。

まあ死しぬよね
全然ぜんぜん悲かなしいけど

にしても人死ひとじににすぎて病やみます

チャールズボケてて病やみます

ドラキュラも決死けっしの自爆じばくで死しんで病やみます

優やさしくしてくれた家族かぞく全滅ぜんめつで病やみます
ほんで夫おっとにも銃じゅう向むけられて病やみます
ここはウルヴァリンでも老ろう夫婦ふうふ殺ころされたから予想よそうできた

話はなしは面白おもしろかった

凸凹おうとつバディはいいなってなった。

■演技えんぎ・役者やくしゃ
脚本きゃくほん上じょう人間味にんげんみのあるキャラクターばかりで演者えんじゃもそれにふさわしい演技えんぎをしています。ただヒーロー映画えいが的てきかといわれればその類るいではない。当然とうぜんそこが魅力みりょく的てきなのでヒーロー映画えいがとしては見みない方ほうがいいです。ローラは他たの媒体ばいたいでローラを知しってるかどうかによって受うける印象いんしょうが随分ずいぶん変かわると思おもいますが、アメコミヒーロー映画えいが全般ぜんぱんにいえる事ことなので。

■画が・音おと
大おおきく見栄みばえのする場面ばめんはあまりありませんが、それを狙ねらった作品さくひんでもありません。絵えでここがわかりづらい～といった点てんもありませんので見みやすいと思おもいます。
私わたしは映画えいが館かんで字幕じまくで見みましたが　吹ふき替かえのできもよさそうです（全編ぜんぺん見みていませんが）。

■脚本きゃくほん
小ちいさい疑問ぎもん点てんはあったんですが、普通ふつうに見みていて良よい点てんは多おおいです。・・・なのに何故なぜのめり込ごめないんだろうかと見みていて最後さいごの方ほうになって気きづきました。
大事だいじなシーンに大抵たいていローガンがその場ばにいなかったり気きを失うしなっているんですね。で、その間あいだに事ことが進すすんでしまって取返とりかえしがつかなかったりしていると。当然とうぜん間まに合あうこともあるんですが。ちょっと思おもい出だしただけでも
ガブリエラ殺害さつがい：ローガン不在ふざい
キャリバン拉致らち：ローガン不在ふざい
ローラ拉致らち：ローガン不在ふざい＞間まに合あう
ホテル襲撃しゅうげき：ローガン不在ふざい＞間まに合あう
キャスリン家か襲撃しゅうげき：ローガン不在ふざい
エデン到着とうちゃく：ローガン気きを失うしなっている

演出えんしゅつ上じょうしょうがないのかなとも思おもいますが、単純たんじゅんに展開てんかいの持もっていきかたがワンパターンに感かんじました。運命うんめいに翻弄ほんろうされてる様子ようすを描えがきたかったのかもしれませんが、全体ぜんたい的てきにのめり込ごめませんでした。

■総評そうひょう
私わたしは根本こんぽん的てきにヒーロー映画えいがは好すきなのですが、MCUの映画えいがは好すきではありません。
そういった意味いみでは他たのマーベルの映画えいがと一線いっせんを画かくしている点てんでは見みやすく面白おもしろいものだったと思おもいます。

ボロボロの老おいたローガンと様子ようすがおかしいプロフェッサー。この時点じてんで心しんが痛いたむのだが、プロフェッサーの死しに方かたは可哀想かわいそう過すぎて耐たえられなかった。もしあの世界せかいが　多分たぶんそうなんだけど前まえまでの映画えいがの世界せかい線せんなら心苦こころぐるしい。

良りょう:人間にんげんドラマ、有あるなら今後こんごのローラにも期待きたい
悪あく:矛盾むじゅん点てん
再さい鑑賞かんしょう:無なし

X-MENを一いち作さく目めから見みていると全盛期ぜんせいきを過すぎた、ミュータントから「普通ふつう」の老人ろうじんに近ちかづいているローガンの姿すがたがすごく寂さびしく感かんじる映画えいが。
映画えいがの情景じょうけいもなぜか次世代じせだいのミュータントが生うまれない世界せかいになっており、X-MEN自体じたいの終おわりを感かんじさせるところもまた寂さびしく感かんじる。
これがローガンの行いき詰づまりなんだなって思おもえる映画えいがだと思おもいます。
ローガンはたまたヒュー・ジャックマンが好すきな人ひとには寂さびしくも感慨深かんがいぶかく楽たのしめる映画えいがだと思おもいます。

映画えいが評価ひょうか：65点てん

良よい内容ないようではある。

ウルヴァリンらしい最期さいごだし、
笑わらいあり、涙なみだあり、
とても素晴すばらしいとも思おもう。

急きゅうに現あらわれた娘むすめに対たいしても
ちゃんと好すきになれたし、
納得なっとくもいく。

誰だれかのために奮闘ふんとうする姿すがたは
ハチャメチャに格好かっこう良よくもあった。

チャールズも演技えんぎが上手うまくて
良よいボケっぷり。
ローガンもローガンらしい介護かいごの仕方しかたが
また愛あいくるしい。

どれをとっても
完成かんせい度どが高たかく、
とても綺麗きれいでした。

ですが、
１ひとつ疑問ぎもんなんですけど、
どの軸じくに対たいしての未来みらいなんでしょうか？

まぁ、
ローガンの最期さいごを描えがきたかっただけなんでしょうから、正直しょうじき細こまかい所ところは気きにしないべきなんでしょうが。

なんで
何なん百ひゃく年ねんも生いきてきたローガンが
急きゅうに老化ろうかしたり、能力のうりょくが低下ていかしたのか
都合つごうが良よいような、なんなのか。

他たのミュータントたちが絶滅ぜつめつしかけているのに、
チャールズが生いき延のびたのか、
凄すごく不思議ふしぎ。

なんなら、
ここまでに至いたる経緯けいいの方ほうが興味きょうみある。

とりあえず、
これを単体たんたいとして観みて
最期さいごを描えがきたいだけだったなら
凄すごく良よい作品さくひんでした！

【2021.11.22観賞かんしょう】

最初さいしょいろいろ衝撃しょうげき的てきだったが終始しゅうし淡々たんたんと進すすんでいった。そこでは直接ちょくせつローラとローガンの関係かんけいは描えがかれなかった。だが理解りかいに足たるものは多おおい。チャールズが優やさしいおじいちゃんでローガンがお父とうさんみたいな感かんじだった。秋あき愛あい飾かざるラストは涙なみだもの。ローガンまじ大好だいすき。この映画えいがの完成かんせい度どは100点てんだと思おもう。

レンタル屋やさんのおすすめコーナーにあったため観みることにしました。何なんの予備よび知識ちしきもありませんが、この状況じょうきょう(コロナ)なので色々いろいろ観みている者もののレビューです。

手ての金属きんぞくは外はずせるんですね！　元々もともとそういう生いき物ものかと思おもいました(苦笑くしょう)

「ケンカはしたくない、でも話はなさなきゃいけないことがある」 いい言葉ことばだなと思おもった前半ぜんはんですが、早はやくもグサグサ闘たたかう展開てんかい。 殺ころされた看護かんご師しが録画ろくがしていた「闇やみ病院びょういん」の動画どうがで真相しんそうがわかるけど、もう少すこし「人情にんじょう」シーンがあってもよかったかなと・・・。

　黙だまってる子供こどもは最後さいごまで話はなさないのかな...そんなことを気きにしながら観みてました。

　中盤ちゅうばん、動物どうぶつが車くるまから逃にげて困こまった人達ひとたちに対たいし「先さきを急いそごう、誰だれか来くるだろ？」 「いや、私わたし達たちが誰だれかだ」というシーンがあるのですが、厄介やっかいごとには関かかわりたくない、見みて見みぬふりをしよう。そうはならなかったのは動物どうぶつだからかな。人間にんげんの厄介やっかいごとじゃないから・・・。
　手伝てつだった礼れいに一緒いっしょに食事しょくじしてマッタリ過すごすのですが、おじいちゃんが「これが家族かぞくだ。お前まえも落おち着つけ」みたいなことを言いうシーンはいいですね！　その後ご、巻まき込こまれるなんて、あんまりだ～！
　137分ふんと長ながい映画えいがなので余計よけいな場面ばめんかもしれないが、皮肉ひにくにもアクション・シーンより良よかった。

　同おなじ苦くるしみを味あじわった子供こども達たちが後半こうはん出でてきますが、違ちがう攻撃こうげき方法ほうほうをするわけで、個人こじん的てきにはグサ² より楽たのしめた。

(ツッコミ点てん)
ラスト手前てまえ、お偉えらいさんが説明せつめいしてる時ときに、いきなり銃じゅうで撃うたれるシーンは不自然ふしぜんだったな。

x-menの中なかでも男気おとこぎあるしカッコイイ。
傷きずだらけになっても戻もどるからミュータントってすごーい！

天才てんさい少女しょうじょダフネさんの将来しょうらい楽たのしみ(*^^*)

ヒューさんの肉体にくたいもヤバい( ＞Д＜；)

シリーズ一番いちばんシリアスで重おもい話はなし。

アポカリプスからローガンに至いたるまで何なにがあったのか?
あのローガンがここまで精神せいしんも肉体にくたいもボロボロに。
今いままでシリーズならもっと簡単かんたんに立たち直なおれるのに、
そこを重おもくリアルに描えがいておりローガンの生せいへの執着しゅうちゃくが
殆ほとんど見みられない状況じょうきょうだった。

僅わずかに残のこる正ただしい心しんがローラを救すくいボロボロになって死しんでいく姿すがたは
正まさしくX-MENだったと思おもう。

このあとどのようなシリーズが展開てんかいするか知しらないけど
ローラがその後ごシリーズに登場とうじょうする事ことを期待きたいする。

メチャメチャ良よかった。

ローガン、ウルヴァリン大好だいすきなので
製作せいさく決きまった段階だんかいから
ワクワクしていました！
そして、ローガンの手てと
女おんなの子この手てのポスターが
かっこよすぎて
更さらに期待きたいが高たかまる！
そして、結果けっかが期待きたいを上回うわまわる
素晴すばらしい作品さくひん！
能力のうりょくが衰おとろえているローガン
見みていて切せつなかったけど
でも、今いままでのローガンと違ちがい
人間味にんげんみがあふれていて
単純たんじゅんにヒュー・ジャックマンが
渋しぶすぎてかっこよすぎて。
チャールズの衰おとろえも
これまた悲かなしかったけど
人間にんげんの世界せかいと同おなじなんだなと。
こういう視点してんで
ミュータントの世界せかいを観みれたのも
とても新鮮しんせんでした！
そして、ローラを守まもるローガン！
親子おやこのようで泣なけてくる。
ただ、守まもられるローラも
めちゃくちゃ強つよいけど。
そのローラがめちゃくちゃ可愛かわいい！
ダフネキーン素晴すばらしい！
自分じぶん的てきには、
レオンの時ときの
ナタリーポートマン以来いらいの
衝撃しょうげき的てきな子役こやくです！
成長せいちょうして素敵すてきな女優じょゆうさんに
なってほしいなぁ。
最後さいごは、本当ほんとうに切せつないラストたけど
バッドエンドというわけでもなく
未来みらいへと繋つながるエンディングて
良よかったけれど
これで
ヒュー・ジャックマンの
ウルヴァリンが観みれなくなると思おもうと
とても寂さびしかったです。
でも、ウルヴァリンは
ヒュー・ジャックマン以外いがいでは
考かんがえられなかった！
長ながい間あいだ、お疲つかれ様さまでした！
ありがとうございます。

以下いか、
個人こじん的てき主観しゅかんによる駄文だぶんのため
スルーして下ください
ローガンのあるある言いいたい♫
ローガンのあるある早はやく言いいたい♬
今いまからローガンのあるある言いうよ♪
ダフネキーンのオーディション映像えいぞう
何なん回かいも見みがち🎶

初回しょかい鑑賞かんしょう年齢ねんれい→36歳さい
(2021年ねん時点じてん40歳さい)
初回しょかい鑑賞かんしょう場所ばしょ→映画えいが館かん
鑑賞かんしょう回数かいすう→２回かい
記憶きおく度ど→95%

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2021年ねん時点じてん
全ぜん映画えいが中ちゅう→４位い
洋画ようが部門ぶもん→4位い
X-MEN部門ぶもん→１位い