泥棒どろぼう役者やくしゃのレビュー・感想かんそう・評価ひょうか

確たしかに、シチュエーションコメディは結構けっこう好すき。勘違かんちがいをうまく絡からませてその場ばその場ばを乗のりきっていく様子ようすは、乗のりきる度たびにムフッっと笑わらってしまう。
人間にんげんは自分じぶんの見みたいものしか見みない、と言いう。い替いかえれば「自分じぶんの予想よそうしたことが起おきると思おもい込こんでいる」ということで、勘違かんちがいの起おこるメカニズムをうまく駆使くししてるな～と感心かんしん。

俳優はいゆう陣じんもインパクトある演技えんぎの応酬おうしゅうで、特とくに市村いちむら正親まさちか演えんじる絵本えほん作家さっか・前園まえぞのは素晴すばらしい振ふり切きれっぷり！地味じみな所ところではユースケ演えんじるセールスマン・轟とどろきの空気くうき読よめない感かんじも最初さいしょは「演技えんぎのテンションがおかしいのかな？」と思おもっていたけど、最後さいごの方ほうで登場とうじょう人物じんぶつみんなも「こいつ空気くうき読よめないなぁ」と感かんじていたことがわかる。結果けっか、良よい演技えんぎしてたってことなのだ。

コメディの体裁ていさいを取とりつつも、前向まえむきで明あかるいメッセージを投なげかけてくるほっこりした作品さくひんだ。

ただ残念ざんねんなのは作中さくちゅうに出でてくる前園まえぞの氏しの大だいヒット絵本えほん「タマとミキ」があんまり良よい作品さくひんには思おもえないこと。絵本えほんの内容ないようをもっと受うけ手てに任まかせてくれたら、もっと感動かんどう的てきだったかもしれない。

とは言いうものの、何故なぜだかよく「まだ終おわってないニャー！」とか言いってしまうあたり、結構けっこう好すきなんだろうな。

映画えいが評価ひょうか：60点てん

これぞ令れい和わ落語らくご！
面白おもしろかった！

掛かけ合あいも、展開てんかいも、
最初さいしょから最後さいごまで飽あきる事ことなく
しっかりと楽たのしめます。

無駄むだは沢山たくさんあったけど、
それがメインだと錯覚さっかくしちゃうくらい
無駄むだ部分ぶぶんがメインでした。

役者やくしゃ陣じんも本格ほんかく的てきで、
どの人ひとも演技えんぎが上手うまい！

主役しゅやくをつとめる丸まるちゃんも悪わるくなかったのに、
周まわりが上手うまいから下手へたに見みえてしまうのは
少すこし残念ざんねんでしたけどね。

万まん人にんにオススメ出来できる良作りょうさくでした。

【2021.12.1観賞かんしょう】

前ぜん知識ちしき無なく鑑賞かんしょう。

ワンシチュエーション劇げき。
舞台劇ぶたいげきの映画えいが版ばんなのですかね？

映画えいがとして観みるには、やや舞台ぶたい臭しゅう強つよめで評価ひょうか乱らん高下こうげ…。

でも端々はしばしにフフッと笑わらえるし、風呂敷ふろしきの畳たたみ方かたも心地ここち良よいです。

市村いちむら正親まさちか、高畑たかはた充たかし希まれは流石さすがです。

良よい意味いみでそこら辺あたりに居いそうで華はながない脇役わきやく顔がおの丸山まるやま隆平りゅうへいは嫌きらいじゃないけど、

エンディング曲きょくが関せきジャニだと、
なーんかジャニーズ臭しゅう強つよめに感かんじちゃうんだよなぁ。

そんな感かんじ！

台本だいほんハキハキ読よみ上あげの舞台ぶたい的てき演技えんぎに辟易へきえきした後のちに、高畑たかはた充たかし希まれの超ちょう巧たくみ演えんじが全編ぜんぺんをさらう。
アンジャッシュと三谷幸喜みたにこうきの混合こんごうな脚本きゃくほんは及第きゅうだい点てん。

映画えいがが泥棒どろぼうに入はいった作家さっかの部屋へやだけで、ほぼ完結かんけつする物語ものがたり。
なんか、ストーリーが安やすっぽいといのか、深ふかみが感かんじられない。見みていて飽あきた。あくまで主観しゅかんなんですが、私わたしは全然ぜんぜん面白おもしろくなかったです。
噛かみ合あわない会話かいわはアンジャッシュみたいだけどアンジャッシュのコントを映画えいがにはしないわけで。

出でてる俳優はいゆうもなんだか重おもみがない。
市村いちむら正親まさちかと高畑たかはた充たかし希まれの無駄遣むだづかい。

ユースケ・サンタマリアがうざい。
宮川みやがわ大輔だいすけは映画えいがは勘弁かんべん。この二人ふたりは
真面目まじめに映画えいがつくるならミスキャスト
だと思おもいます。バラエティーでの
印象いんしょうがつよい。バラエティーの印象いんしょうを消けせるバラエティーから俳優はいゆうになる人ひともたまにいて、はまって驚おどろかせられるが、
この二人ふたりはだめだと思おもう。

出でだしの天てんぷらを揚あげるシーンがとても幸しあわせに感かんじました。前半ぜんはんのボケ具合ぐあいと、中盤ちゅうばんから人生じんせいに向むかい合あうという構成こうせいが良よかったです。結構けっこうユルいので、自分じぶんも肩かたの力ちからを抜ぬいて良よいのかな、という気分きぶんにさせてくれます。終盤しゅうばんはすっかり日ひも暮くれて、何なにか疲つかれました。屋敷やしきの雰囲気ふんいきと構造こうぞうも良よかったです。市村いちむら正親まさちかの魅力みりょくを堪能かんのうできますが前まえに出過ですぎず、他たのキャストさんとのバランスも絶妙ぜつみょう(ユースケ・サンタマリアはいつも一緒いっしょですね)でした。最後さいごに、出頭しゅっとうすると言いった主人公しゅじんこうが、今こん盗ぬすみに行いってた、を昔むかし少年院しょうねんいんにいたにすり替かえて彼女かのじょに告つげたのは本当ほんとうにズルいと感かんじました。とは言いえ、ぼっちクリスマスを忘わすれるほど楽たのしめました。

2020年ねん11月22日にち
映画えいが #泥棒どろぼう役者やくしゃ (2017年ねん)鑑賞かんしょう

いわゆるすれ違ちがい系けいのシチュエーションコメディ。グランドホテル方式ほうしきで、舞台ぶたいの映画えいが化かです。見みると舞台ぶたいの映画えいが化かということがよく分わかりますね
#丸山まるやま隆平りゅうへい の真面目まじめで気きの弱よわい役やくはあまり合あわないね。もう少すこしとぼけた役やくとか、キレ気味ぎみの役やくの方ほうが合あうと思おもう

思おもっていたより楽たのしめた。
市村いちむら正親まさちかさんが成功せいこうのカギだ。

こういうご都合主義つごうしゅぎのワンシチュエーションコメディ嫌ぎらいじゃない。

舞台ぶたいで観みてみたいなぁ～

その内うち、噛かみ合あわなくなってからが面白おもしろい。

タイトルがなんか嫌いや。
どうせなら、『たまとみき』にすれば可愛かわいい感かんじでよかったのにね。

丸山まるやまくんの演技えんぎ初はじめて観みたのでとても新鮮しんせん。
こういうダサ真面目まじめくん役やくが似合にあっていて、母性ぼせい本能ほんのうをくすぐられる感かんじ！
最後さいごまで、観みる人ひとを裏切うらぎらない優やさしい雰囲気ふんいきに好こう感度かんどアップですね。

個人こじん的てきには高畑たかはた充たかし希のぞみちゃん観みたかったのですが、思おもったより出番でばん少すくなくてショック…！
でも、ファッションは可愛かわいい(o^^o)
白しろいホワホワの服ふくと短たんパンが若わかさを感かんじてとてもグッド！
癒いやされキャラをバッチリ演えんじていたので良よかったです。

映画えいがの内容ないようは、三谷幸喜みたにこうきさんとかこういう映画えいが好すきそうって思おもいました（笑）
よく舞台ぶたいとかでこういう演出えんしゅつがありそう。
食くい違ちがいの会話かいわが偶然ぐうぜん繋つながって、別べつの世界せかいを作つくり出だしてしまうというような…。

市村いちむら正親まさちかさんとか、ユースケサンタマリアさんなど、キャラの濃こゆい人じんを集あつめたことで、なんだか独特どくとくな世界せかいが出来上できあがってました！

相変あいかわらず宮川みやがわ大輔だいすけさんは、犯人はんにん役やくが似合にあう（笑）
関西かんさい弁べんが余計よけいに胡散臭うさんくさくて面白おもしろかったです(^^)
片桐かたぎり仁ひとしさんと片桐かたぎりはいりさんのコラボ共演きょうえんも面白おもしろかった！

強しいていうならば面白おもしろいけど、面白おもしろかったで終おわってしまったこと。
何なにかもう一いち捻ひねりあると物語ものがたりが盛もり上あがってもっとよかったのに、惜おしい作品さくひんでした。

機嫌きげんが悪わるい時ときに見みたら、許ゆるせないのかもしれないが
比較的ひかくてき気分きぶんが良よい時ときに見みたのでまあまあ楽たのしんだ。

勘違かんちがいエピソードはユースケサンタマリア登場とうじょう前まえまでは　あり。
絵本えほん作家さっかの家いえらしい室内しつないの色彩しきさい感覚かんかくも良よかった。
勘違かんちがいがバレるタイミングもギリ遅おそすぎず、その後ごの展開てんかいも大円だいえん団だんで童話どうわチックだが　市村いちむら正親まさちかの演技えんぎにかなり救すくわれていた。

主演しゅえんの彼かれは　「泣なくなハラちゃん」で見みて以来いらいの俳優はいゆう姿すがただったが彼かれもまた市村いちむらの演技えんぎに救すくわれていた。

総そうじて悪わるくない印象いんしょうだが、多分たぶんその要因よういんは市村いちむら正親まさちかさんの演技えんぎ力りょくによるものが大おおきい。

エンドロールの途中とちゅうの「あれ」は映画えいが館かんでなら見逃みのがすのは間違まちがいないなー！

小野寺おのでらの弟おとうと　小野寺おのでらの姉あね　とリンク？

西田にしださんの脚本きゃくほん作品さくひん好すきだから観賞かんしょう。監督かんとくされた作品さくひんは初はじめて観みた。
映画えいがじゃなくて単発たんぱつドラマで十分じゅうぶんでは...？と思おもったけど、もともと舞台ぶたい作品さくひんだったのか。
ストーリー自体じたいは面白おもしろいけど、迫力はくりょくのシーンがあるわけでもなく、感情かんじょうを揺ゆさぶられるとかでもないから、映画えいが館かんで観みてたら失敗しっぱいしたーって思おもっちゃってたかも。お家いえでお菓子かしでも食たべながら見みるのにちょうどいい。
最近さいきん、癖くせのある役やくの充たかし希のぞみちゃんしか見みてなかったから、普通ふつうに可愛かわいいんだった！って再さい確認かくにんできた(笑)かっこわらい

ワンシチュエーションコメディ、こういうん好すきだわぁ。
限かぎられた空間くうかんの限かぎられた時間じかんの中なかでそこに居いる人達ひとたちがちょっとした交まじわりをすることで少すこし優やさしくなれる。
いやぁいい映画えいがだ。
もちろん話はなしの持もって来き方ほうは無理矢理むりやりで強引ごういんだけど、それはそれでいい。
そうしなきゃ限かぎられた中なかでの話はなしの展開てんかいなんか出来できやしない。
全すべては面白おもしろく可笑おかしく優やさしくするための理由りゆう付づけなんだから。
にしても市村いちむら正親まさちかが居いることで映画えいがの質しつを上あげている。
主役しゅやくからして二流にりゅうの役者やくしゃ達たちだけど、市村いちむら正親まさちか居いることでバランスとっている。
絶妙ぜつみょうだと思おもう。

最高さいこうの映画えいがでした。
面白おもしろいと思おもっていたけど、本当ほんとうに面白おもしろかったです。笑わらいっぱなし。
おまけに地元じもとに撮影さつえいに来きてたんだと気きづき親近しんきん感かんが湧わきました。
市村いちむら正親まさちかさんの演技えんぎは、やっぱり凄すごい。

主役しゅやくの演技えんぎが記録きろく的てきに最低さいていな演技えんぎでした。
それだけです。

劇場げきじょうで観みた際さいの感想かんそうは、”とても、面白おもしろかったけどなあ、なんでお客きゃくさん少すくないのかな？”であった。

今いまにして思おもえば、映画えいがとしてのスケール感かんが足たりなかったのかなと思おもう作品さくひんであるが、元々もともとは舞台ぶたい作品さくひん（西田にしだ監督かんとく作さく）だからね。

西田にしだ監督かんとくには、「小野寺おのでらの弟おとうと・小野寺おのでらの姉あね」を超こえる作品さくひんを目指めざして貰もらいたいな。何なにしろ、素晴すばらしい脚本きゃくほんを書かかれる方ほうなのだから。

＜２０１７年ねん１１月がつ１８日にち　劇場げきじょうにて鑑賞かんしょう＞

まずまず。

最初さいしょは丸まるちゃん可愛かわいい、、、と思おもいながらも、ストーリーの構成こうせい的てきになんか散ちらかしすぎじゃない？大丈夫だいじょうぶ？と見みてて不安ふあんになったけどいい具合ぐあいにまとまってラストすごく感動かんどうしました。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ハマり役やくとはこのことなんじゃないかと思おもうくらい困こまったような笑顔えがおがすごくあってて、違和感いわかんなく見みれた〜可愛かわいかった。
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原作げんさくの舞台劇ぶたいげきの主演しゅえんの片桐かたぎりさんが脇役わきやくになってたり、舞台ぶたいで展開てんかいされていた物語ものがたりということで、殆ほとんどのシーンが一軒家いっけんやの中なかで展開てんかいされるマンネリ感かん、だったり、舞台ぶたい故ゆえの大振おおぶりな笑わらいのネタやノリについていけなかったり、色々いろいろ感かんじる人ひともいるだろうけど、最初さいしょから最後さいごまで微笑ほほえましく見みれてとてもいい映画えいがだったと私わたしは思おもいます。

好すきな女おんなの子こが出来できたので足あしを洗あらった錠前じょうまえ破やぶりの男おとこの前まえに、昔むかしの泥棒どろぼう仲間なかまがやってくる。
次つぎから次つぎへと襲おそってくる災難さいなんに、どうやって耐たえるかが見みせ場ば。