北きたの桜さくら守もりのレビュー・感想かんそう・評価ひょうか

普通ふつうに映像えいぞうにするには、余あまりに過酷かこくな絵え面めんになるから、舞台ぶたい表現ひょうげんにして、絵えを柔やわらかく、そしてその人ひとの気持きもちを観客かんきゃく目線めせんで客観きゃっかん的てきに考かんがえさせるための舞台ぶたい表現ひょうげんなのかなと考かんがえながら観みた。
しかし、それを効果こうか的てきでないと捉とらえる人ひともいるようだ。個人こじんの感想かんそうは自由じゆうで、それはそれで良よいと思おもう。

ただ、ごくごく普通ふつうの樺太からふとの家族かぞくが、内地ないちでは終戦しゅうせんしているにも関かかわらず、突然とつぜんのロシア侵攻しんこうにより内地ないち＝北海道ほっかいどうに76kg歩あるいた後のちに船ふねに乗のり疎開そかいすることになり、離散りさんしてしまう。そして命いのちからがら北海道ほっかいどう内地ないちにたどり着ついた母はは1人にん子こ2人にんは、道中どうちゅう長男ちょうなんを亡なくし、母ははと次男じなんで砂すなを噛かむような生活せいかつをなんとか生いき抜ぬく極貧ごくひん生活せいかつに転てんじる。

この脚本きゃくほん自体じたいはフィクションだが、戦争せんそうの影響えいきょうはどこにでも誰だれにでも起おこりうるし、生いき残のこった罪悪ざいあく感かん、大切たいせつな人ひとを失うしなった悲壮ひそう感かんをみんな噛かみ殺ころしながらどうにか生いきる術じゅつを見みつけて日々ひび過すごしている。

現代げんだいの戦争せんそうを知しらない人ひとに近ちかい目線めせんで、アメリカ育そだちの真理しんりがお金かねに不自由ふじゆうなく育そだった帰国きこく子女しじょ日本人にっぽんじんの嫁よめとして出でてくるが、そのような者ものには計はかり知しれぬ、入はいり込こめぬ、苦難くなんが沢山たくさんあった戦争せんそう経験けいけん者しゃの方々かたがたに、無理矢理むりやり口くちを開ひらかせる事ことなどできない。でもそのぐっと堪こたえてきた想おもいを、今いまを生いきる者もの達たちに伝つたえないと、平和へいわをなんとしても守まもり抜ぬく必要ひつよう性せいはなかなか伝つたわらない。身近みぢかに戦争せんそう経験けいけん者しゃが少すくなくなってしまっている現代げんだい人じんが想像そうぞう力りょくがないわけではなく、余あまりに過酷かこくな戦時せんじ中ちゅうの様々さまざまな立場たちばの者もの達たちの想おもいを、普通ふつうに暮くらしている生活せいかつで想像そうぞうし推おし量はかることもまた困難こんなん。

こういった日本にっぽんの現状げんじょうに、使命しめいを持もって取とり組くんでいる監督かんとくや吉永よしなが小百合さゆりなどの映画えいが製作せいさく者しゃ達たちの思おもいには頭あたまが下さがる。
一方いっぽうで、その方々かたがたも昭和しょうわの方々かたがたゆえに、令れい和わの若者わかものまでなかなか響ひびかない台詞回せりふまわしや作品さくひん構成こうせいになっているという指摘してきのレビューがあがるのもわかる。
いったいどうしたら良よいのか、考かんがえてしまう平成へいせいの人間にんげんな私わたし。作中さくちゅうの堺さかい雅人まさとの孫まごの世代せだい。生いきたくも命いのちから脅おびやかされ食たべる事こともままならなかった世代せだいがなんとか繋つないでくれて命いのちがある、桜さくらの枝葉えだはの世代せだい。枝葉えだは世代せだいが自分じぶんらしくその花はなを咲さかせられるよう、周まわりと心しん通かよわせて生いきる事ことが、先祖せんぞの苦くを労ねぎらう事ことに繋つながるのだと思おもう。
いつか何者なにものになる、と堺さかい雅人まさと演えんじる修二郎しゅうじろうの義父ぎふが話はなしていたように、主人公しゅじんこう修二郎しゅうじろう本人ほんにんも戦争せんそうに人生じんせい狂くるわされた本人ほんにん。可愛かわいい子こが苦難くなんの人生じんせいから抜ぬけられるよう、心しんを鬼おににして突つき放はなした母親ははおやに、突つき放はなされた捨すてられたという親おやの心子しんこ知しらずな苦くるしみを抱かかえながらも、なんとか生いきるために過すごしてきた人間にんげん。
何者なにものになれるのかなどわからぬまま、どうにか職しょくを得えて食たべられるようになり、まだ使命しめいまで自覚じかくしていない。

年老としおいた母親ははおやと共ともに、思おもい出だすのも辛つらい過去かこを振ふり返かえる機会きかいがあり、お礼れいめぐりの名なのもとに、当時とうじは分わからなかった母親ははおやの気持きもちと目線めせんで母ははと過去かこを辿たどり、伏ふせたい過去かこの呪縛じゅばくから自己じこを解放かいほうして、妻つまとオープンに向むき合あえるようになる。

きっとわかってもらえない、ではなく、わかってもらえなくて当然とうぜんだけどこんな想おもいを抱かかえていてさ、と分わかち合あいながら人ひとの心しんは成長せいちょうし、協力きょうりょくして持もちつ持もたれつしながら、できることも大おおきくなっていくのが人生じんせいだと思おもうので、今いまの若わかい世代せだいが自分じぶんを探さがし使命しめいを見みつけるまでも、温あたたかく見守みまもって待まてる年配ねんぱい者しゃでありたいなと思おもう。

作中さくちゅうの母ははを助たすけていた信治しんじも山岡やまおかさんも、綺麗事きれいごとだけでは生いき抜ぬけなかった辛つらさを奥おくに秘ひめながら、時代じだい変化へんかに合あわせて仕事しごとを変かえ生いきていたのが印象いんしょう的てきだった。
母ははてつだけは、高度こうど成長せいちょう期きの3Cすら取とり入いれず、テレビ洗濯せんたく機き冷蔵庫れいぞうこもないまま掘立ほったて小屋こやで長年ながねん独ひとりでおにぎり屋やさんをしなんとか生計せいけいを立たてていたが、それは長男ちょうなんを亡なくした罪悪ざいあく感かんゆえ。
結局けっきょく次男じなんの仕送しおくりも、小ちいさなスナックママに持もっていかれていたわけで、ひどいキャッシュフローだが、それもこれも、親おやのボケに気付きづくのが遅おそかったから。
作中さくちゅうでは、網走あばしりの極寒ごっかん貧困ひんこんから抜ぬけ出ださせるため、母ははは次男じなんを追おい出だすように網走あばしりの外そとに送おくり出だし、それゆえ次男じなんは母ははに距離きょりを取とられた気きまずさゆえに足あしが遠とおのいていたわけだが、そこまでの環境かんきょう下かにいない者ものが殆ほとんどだろうから、「親おやとは連絡れんらくをまめに取とりなさい」という啓蒙けいもうに感かんじた。詐欺さぎも多おおいし。
中村なかむら雅俊まさとしの「歳としを取とったら子供こどもに面倒めんどうを見みて貰もらいたい」の台詞せりふが実際じっさい年老としおいたら気持きもちの本音ほんねなのが人間にんげんなのだろうけれど、核かく家族かぞく共働ともばたらきしないと育児いくじも厳きびしい現代げんだい。それを言いったら押おし付つけと捉とらえる人ひとも沢山たくさんいるだろうなぁと思おもう。難むずかしい時代じだい、難むずかしい問題もんだいを日本人にっぽんじんは抱かかえすぎだと思おもう。
戦争せんそうに負まけたばっかりに、あんまりだ。
そんなこと作中さくちゅうでは台詞せりふにないが、そういう想おもいの日本人にっぽんじんの気持きもちが溢あふれていると思おもう。
エンタメ内ないに、日本人にっぽんじんを感かんじられるだけで、充分じゅうぶんなのかも。あまりに何なにもかもの資本しほんが日本にっぽん以外いがいに変かわってしまっているから。。

生活せいかつの楽らくを考かんがえれば、母ははてつは信治しんじさんと再婚さいこんした方ほうが楽らくだったに違ちがいないが、ソ連それんの捕虜ほりょに取とられて生いき別わかれた夫おっとへの想おもいを忘わすれず、白しろい喪服もふくで再婚さいこんを断ことわる姿すがたが印象いんしょう的てき。そんな極貧ごくひん暮くらしで白しろい喪服もふくを準備じゅんびできないでしょうよとご都合主義つごうしゅぎフィクションに面白おもしろさも感かんじたが、戦前せんぜんは白しろの喪服もふくも普通ふつうだったようなので、万まんが一いちのために疎開そかい荷物にもつの中なかに含ふくめて運はこび、ずっと取とっていたのかもしれない。
それを着きたということは、夫おっとの戦死せんしを受うけ入いれる意味いみも持もつ一方いっぽうで、再婚さいこんもしませんという意思いし表示ひょうじ。
とても奥おくゆかしい意志いしの伝つたえ方かたで、言葉ことばなく見みた者ものの瞳ひとみに通達つうたつが焼やき付つけられる。

最初さいしょの場面ばめんの、咲さいた桜さくらをみんなで囲かこみ写真しゃしんを撮とる時間じかんが、夢ゆめのまた夢ゆめの幻まぼろしになってしまったそれぞれの人生じんせいが悲かなしい一方いっぽうで、辛からく惨みじめで理不尽りふじんな子供こども時代じだいを生いき抜ぬいた修二郎しゅうじろうの息吹いぶきがちゃんと引ひき継つがれ、子こが産うまれ、江こう連れんの表札ひょうさつは守まもられた。

桜さくらと命いのちが重かさねられて展開てんかいされる作中さくちゅうで、墨すみと糊のりを混まぜて桜さくらの木きの穴あなを塞ふさぎに出掛でかけるボケ始はじめた母ははてつは一見いっけん異様いように映うつるのだが、その半生はんせいと堪こたえてきた苦難くなんを思おもうと、守まもれる物ものは守まもりたい。同おなじように吹ふきっさらしで孤独こどくと空腹くうふくに堪こたえる苦難くなんを他たの者ものにはさせたくないという経験けいけん者しゃだからこその強つよい意志いしを感かんじる。
守まもられ引ひき継つがれ受うけ継つがれた命いのちのバトンだからこそ、再ふたたび戦争せんそうなどに脅おびやかされるなど以もっての外ほかだし、その使命しめいをゆっくりと見みつけて、全まっとうする人生じんせいをそれぞれが歩あゆみ、他たの命いのちと心しん通かよわせ、次つぎの世代せだいにまた命いのちを分わけて繋つなげていく必要ひつようがある。

堺さかいがいい。さゆりさんの憑依ひょういする力ちからはやはりすごい。そしてさゆりさんの映画えいがだ。

やはりいい役者やくしゃが揃そろうと、いい映画えいがになりますね。
ロシアの日本にっぽん侵攻しんこうが舞台ぶたいの映画えいがですが、ちょうどウクライナ侵攻しんこう最中さいちゅうに観みたことはタイムリーでした。なぜ人類じんるいは過あやまちを繰くり返かえすのでしょうか？

不思議ふしぎな映画えいがでした
なんなんだこれは？と序盤じょばんは斜ななめに構かまえて観みていました
さらに抽象ちゅうしょう的てきな舞台劇ぶたいげきが始はじまると、一層いっそうこれは何なになんだろう？と混乱こんらんしました

1971年ねんのシーンの狸たぬき小路こうじもそうです
とても具象ぐしょう的てきにセットは作つくり込こまれVFXも駆使くしされて細部さいぶに至いたるまで神経しんけいを払はらったものだとわかります
それなのに、何なんだかとても作つくりものぽい
ふわふわしているのです
特とくにミネソタ24の店内てんないはそうです
きっとわざとそう撮とっているのだと思おもいました

ところがソ連それんの戦闘せんとう機きによる機銃きじゅう掃射そうしゃのシーンや被ひ雷かみなりして沈しずみゆく船ふねのシーンでは現実げんじつ感かんを徹底的てっていてきに追求ついきゅうしています

ストーリーが後半こうはんにすすみ、いよいよ物語ものがたりの構造こうぞうが明あきらかになってくるに従したがって、それらの疑問ぎもんがするすると胸むねの中なかで腑ふに落おちていくのです
まるでパズルがはまっていくように
うまく説明せつめいはできないけれども納得なっとくしていく自分じぶんがいるのです

最後さいごのフィナーレの舞台劇ぶたいげき、そしてそれを客席きゃくせきで観みて拍手はくしゅを贈おくる息子むすこ夫婦ふうふの姿すがた

そのとき大おおきな感動かんどうが訪おとずれていました
人生じんせいは舞台劇ぶたいげきなのです
具象ぐしょう的てきなものじゃないのです
誰だれだって人生じんせいを振ふり返かえった時とき、映画えいがのように具象ぐしょう的てきに隅々すみずみまで克明こくめいに記憶きおくなんて残のこされてなんかいないのだと思おもいます

抽象ちゅうしょう的てきな舞台劇ぶたいげきのような表現ひょうげん方法ほうほうこそ、人ひとの記憶きおくの実態じったいに合致がっちしているものであったのです
親おやの一生いっしょうともなれば、この息子むすこ夫婦ふうふのように舞台劇ぶたいげきを観劇かんげきするようなものでしょう

素晴すばらしい感動かんどうのフィナーレでした
自分じぶんの人生じんせいにも同おなじような感動かんどうのフィナーレが訪おとずれることを願ねがいたいものです

満月まんげつの下したの北きたの桜さくらの満開まんかいの幻想げんそう的てきなシーン
実じつはそれこそ一番いちばん具象ぐしょう的てきな映像えいぞうであったのです

吉永よしなが小百合さゆりは老女ろうじょなのに可愛かわいい
恐おそるべき俳優はいゆうです
決けっして演技えんぎが上手うまいわけではないと正直しょうじき思おもいます
けれども問答もんどう無用むようで観客かんきゃくを感動かんどうでねじ伏ふせてしまう希有けうな力ちからがあるのです
その底そこ知しれぬ力ちからがそのシーンで炸裂さくれつしていたのです

昔むかし、釧路くしろで北きたの桜さくらを見みかけたことがあります
本州ほんしゅうの桜さくらのように白しろくはなく、そのシーンでの桜さくらのように濃こいピンク色ぴんくいろに見みえるのです

稚内わっかないにも行おこなったことがあります
札幌さっぽろから旭川あさひかわまで特急とっきゅうで2時じ間あいだ、乗のり換かえてさらに4時じ間あいだもかかりました
旭川あさひかわをでて森もりのなかをどこまでも北きたへ一直線いっちょくせんに列車れっしゃが進すすんでいきます
1時じ間あいだほど居眠いねむりしても風景ふうけいは少すこしも変かわらないほど深ふかい森もりです
真夏まなつなのに、どんどん気温きおんが下さがりＴてぃーシャツ1枚まいでは羽織はおるものが欲ほしくなるほどになります
それなのに、ようやく稚内わっかないに着つくと当地とうちの男子だんし高校生こうこうせいたちが今日きょうは暑あついべさ～とタンクトップ姿すがたでアイスクリームを舐なめていたのには仰天ぎょうてんしました

駅えきからさほど遠とおくもないノシャップ岬みさきまでいくと遥はるか水平すいへい線せんの向むこうに樺太からふとの山並やまなみがうっすらとみえます

氷雪ひょうせつの門もんという慰霊いれい碑ひがそのノシャップ岬みさきに建たっています
樺太からふとで終戦しゅうせん前後ぜんこう何なにがあったのか碑文ひぶんで少すこし知しることができます

「樺太からふと1945年ねん夏なつ　氷雪ひょうせつの門もん」という映画えいががあります
樺太からふとで何なにがあったかもっと知しりたい方ほうはそちらをご覧らんになられると良よいと思おもいます
本ほん作さくはそれをご覧らんになられることでより一層いっそう感動かんどうが深ふかまると思おもいます

見みどころは、堺さかい雅人まさとが安田やすだ顕あらわに怒鳴どなりつけて土下座どげざさせるシーンだけです、半沢はんざわです。
まず、時代じだい考証こうしょうが無茶苦茶むちゃくちゃです。
シナリオもセリフも支離滅裂しりめつれつです。
吉永よしなが小百合さゆりをはじめとしてみんな大根だいこん役者やくしゃのようです、演出えんしゅつのせいでしょうか、上手うまく使つかえば良よい演技えんぎなのに、惜おしい惜おしすぎる。
戦争せんそう中ちゅうのシーンで余あまりにも嫌いやな展開てんかいが有ありましたが、触ふれるのも嫌いやなのでノーコメントです。
なんだろう監督かんとくのセンスだろうか、最低さいていの感性かんせいですね、吉永よしなが小百合さゆりに免めんじて3点てん、土下座どげざして受うけ取とれ。

ー１９４５年ねん５月がつ　南みなみ樺太からふとで暮くらす江こう蓮れん家かの庭にわに、本土ほんどから種たねを運はこんで植うえた桜さくらが満開まんかいの花はなを咲さかせた。
　喜よろこぶ、夫おっと徳次郎とくじろう（阿部あべ寛ひろし）と二人ふたりの幼おさなき息子むすこ、セイタロウと修二郎しゅうじろう（堺さかい雅人まさと）。けれど、一番いちばん喜よろこんだのは、徳次郎とくじろうの妻つまてつ（吉永よしなが小百合さゆり：今こん作さくが１２０本ほん目め‼の映画えいがである・・）であった。
　が、８月がつ、本土ほんどでは敗戦はいせんの色濃いろこくなる中なか、極北きょくほくの地ちにはソ連それんが樺太からふとを占領せんりょうしようと、迫せまって来きていた。徳次郎とくじろうは”本土ほんどで会あおう”と言いい、樺太からふとに残のこり、てつとセイタロウと修二郎しゅうじろうは網走あばしりへ渡わたる舟ふねへ乗のり込こんだ・・。－

　・時じは、一気いっきに１９７１年ねんに飛とび、修二郎しゅうじろうはアメリカ資本しほんの”ミネソタ２４”というホットドックチェーンの日本一にっぽんいち号ごう店てんの社長しゃちょうとして開店かいてん準備じゅんびに忙いそがしい日々ひび。
　ー詳くわしくは語かたられないが、彼かれは戦後せんご、アメリカに渡わたり苦労くろうしながらも、”ミネソタ２４”の日本にっぽんオーナー（中村なかむら雅敏まさとし）の娘むすめマリ（篠原しのはら涼子りょうこ）と結婚けっこんし、日本にっぽんに帰国きこくし、札幌さっぽろで店みせを開ひらく・・。店長てんちょう（野間口のまぐち徹とおる）以下いか、店員てんいんに対たいしても厳きびしい指示しじを出だす。当時とうじはそのような時代じだいだったのだろうが、違和感いわかんを感かんじる。－

　・開店かいてん直後ちょくご、網走あばしりの市役所しやくしょから修二郎しゅうじろうに電話でんわが入はいる。そして、網走あばしりに行いった修二郎しゅうじろうは１５年ねんぶりに母ははてつと再会さいかいする。母ははは、かつては繁盛はんじょうしていたみすぼらしいおにぎりやを今いまでも営いとなんでいた・・。母ははに捨すてられたと思おもっている修二郎しゅうじろうは母ははに対たいする態度たいどがぎこちない・・。が、てつの様子ようすがおかしい事ことに気付きづく。
ーてつが、鏡かがみに映うつる自分じぶん自身じしんに語かたり掛かける姿すがた・・。世話せわをしていた山岡やまおか（岸部きしべ一徳かずのり）から事情じじょうを聞きく修二郎しゅうじろう。彼かれは母ははを札幌さっぽろの自宅じたくに連つれ帰かえる。－

■ここまでで、時折ときおり挟はさみ込こまれるケラリーノ・サンドロヴィッチが手掛てがける舞台劇ぶたいげきにやや、違和感いわかんを覚おぼえつつ、鑑賞かんしょう続行ぞっこう。－

　・妻つまのマリは、てつに対たいしては表面ひょうめん上じょう優やさしく接せっするが、不満ふまんを夫おっとにぶつける。庭にわで釜がまで米こめを炊たき、近所きんじょからクレームが出でたりしつつも、思おもった程ほど売うれないホットドックの状況じょうきょうを見みて、母ははのおにぎりを店みせで出だすよう指示しじを出だす修二郎しゅうじろう。
ー中ちゅう々に、展開てんかいが粗あらいぞ、滝田たきた監督かんとく・・。－

　・修二郎しゅうじろうは迷惑めいわくが掛かかるから・・と家いえを出でて、”お礼参れいまいりに行いく”と言いう母ははに同行どうこうする。
ーどんだけ、凄すごい場所ばしょにあるのだ！、お礼れいをするお社しゃ。それに、修二郎しゅうじろうさん、開店かいてん直後ちょくごではないのかい？－

　・てつと修二郎しゅうじろうは”白滝しらたき駅えき”で、且かつて闇米やみごめ売うりをしていたシンジ（佐藤さとう浩市こういち）とイワキ（毎まい熊くま克哉かつや）を思おもい出だす。そして、客きゃくの居いない居酒屋いざかやでお酒さけを酌くみ交かわす。

　・一方いっぽう、マリは忙いそがしい中なか居いなくなってしまった夫おっとへの不満ふまんをオーナーであるパパに不満ふまんを漏もらすが、パパは修二郎しゅうじろうに優やさしい言葉ことばを残のこす・・。
ー中村なかむら雅敏まさとしさんだからねえ・・－

■１９４５年ねん８月がつ２２日にち未明みめい
　・てつとセイタロウと修二郎しゅうじろうが乗船じょうせんしていた、網走あばしりへ渡わたる船ふねに魚雷ぎょらいが命中めいちゅうし・・。”それまで一切いっさい、劇げき中ちゅうに出でて来こなかったセイタロウの姿すがたが初はじめて映うつし出だされる・・”
　”あの出来事できごとを思おもい出だした、母ははてつは・・”
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ーおにぎりが保健所ほけんじょから指摘してきを受うけて、製造せいぞう中止ちゅうしになったり、山岡やまおかがシベリアに送おくられた１５人にんの中なかで、唯一ゆいいつ生いき残のこった理由りゆうが語かたられたり・・しながらー
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　・てつは、雪ゆきの舞まう寂さびれたバス停ばすていで再ふたたび、鏡かがみに映うつった自分じぶんの姿すがたに話はなしかけ、雪ゆきの舞まう中なか、外そとに出でて、ふらふらと歩あるいていく。

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■２年ねん後ご
　・修二郎しゅうじろうの元もとへシンジから”てつ”らしき人ひとが見みつかったと電話でんわで連絡れんらくが入はいる。母ははの元もとへ駆かけつけた修二郎しゅうじろうに対たいし、白髪はくはつになったてつは
　”お帰かえりなさい、お父とうさん・・”とにっこりと笑わらう。
　満開まんかいの桜さくらの中なか、二人ふたりを見みつめる、マリと幼子おさなご、シンジ、山岡やまおかたち・・

＜失うしなわれた記憶きおくを追おい求もとめる親子おやこの旅たびの果はてには、何なにがあったのか・・。
　不思議ふしぎな舞台劇ぶたいげきを合間あいまに挟はさみ込こみながら、北方領土ほっぽうりょうどから、生いき帰かえった人々ひとびとの戦後せんごの姿すがたを描えがき出だした作品さくひん。＞

■蛇足だそく
　・滝田たきた洋二郎ようじろう監督かんとくが北きたの三さん部ぶ作さくを手掛てがけると知しり、どうするんだろう‥、と思おもっていたが、イロイロあって劇場げきじょう鑑賞かんしょうを見送みおくった作品さくひん。
　ケラリーノ・サンドロヴィッチの劇げき中ちゅうに挟はさみ込こまれた舞台劇ぶたいげきをどう見みるか・・、であろうなあ。
　脚本きゃくほんも相当そうとう粗あらかったような気きがする作品さくひんでもある。

なんだかとても難むずかしいお話はなしでした。

劇げきと実写じっしゃと珍めずらしい映画えいが。

ラストが予想よそう出来できない展開てんかい。

そして時期じき的てきにコンビニの経営けいえい会議かいぎが半沢はんざわ直樹なおきさんにしか見みえなかった💧
奥おくさんは全然ぜんぜんハケンさんに見みえなかったけどね～💦💦💦

桜さくら、綺麗きれいでした🌸

ストーリーは｢あらすじ｣に記しるされている通とおりです。
この映画えいがは、吉永よしなが小百合さゆりと堺さかい雅人まさとという名優めいゆう二に人にんの演技えんぎを味あじわうための至福しふくの2時じ間あいだだと思おもいます。
収穫しゅうかくが、堺さかい雅人まさとの少年しょうねん時代じだいを演えんじた子役こやくの役者やくしゃさん(土屋つちや慶太けいた)。
素晴すばらしい名演技めいえんぎで感心かんしんしました。

この映画えいがでは要よう所要しょよう所しょを舞台ぶたい芸術げいじゅつとして演出えんしゅつしています。
私わたしは舞台ぶたい芸術げいじゅつをほとんど観みたことがないので、舞台ぶたいであればこれが当あたり前まえなのか、それとも出色しゅっしょくの出来できなのかを評ひょうする資格しかくがありませんが、私わたしの知しらなかったもう一ひとつの芸術げいじゅつが有ゆうする｢底そこ知しれぬ力ちから｣に驚おどろき、感動かんどうさせられました。

いずれにしても、たとえば｢三さん部ぶ作さくだ｣などと宣伝せんでんされてしまうと、｢前作ぜんさくを観みてないから観みるのはやめようかな｣、と躊躇ちゅうちょするものですが、特とくに前作ぜんさく(なにか関係かんけいがあったの?)とやらの知識ちしきがない私わたしでも、心しんから楽たのしめました。

桜さくら守まもる……という言葉ことばのもつ陰鬱いんうつなイメージも、この映画えいがを観みたあとなら理解りかいできるものの、知しらない時ときには鑑賞かんしょうをためらう一ひとつの要因よういんになっていて、ちょっと損そんしているのではないかと感かんじた次第しだいです。

　舞台劇ぶたいげきの織おり交まぜる潔いさぎよさがいい。ケラリーノ・サンドロヴィッチの舞台ぶたい演出えんしゅつは非常ひじょうに冴さえていて、実写じっしゃパートを凌しのぐ美うつくしさを感かんじました。で、どうなんでしょう？この北海道ほっかいどうロケと編集へんしゅうの杜撰ずさんさは。満月まんげつの夜よるの桜さくらの満開まんかいというテーマもあるのに、他たは季き節ぶし感かんがない・・・

　樺太からふとについては全まったく知識ちしきがないのでわかりません。たしか小学生しょうがくせいの頃ころの地図ちず帳ちょうには半分はんぶんは日本にっぽん領土りょうどとなっていたのに、もうそんな色分いろわけはされてないのですね。多分たぶん、1971年ねん当時とうじには渡航とこうするのも難むずかしかったのでしょうし、今後こんごも気きになる点てんです。

　そんな設定せっていの中なか、樺太からふとから網走あばしりへと移うつり、極貧ごくひん状態じょうたいでも健気けなげに生いきてきた江こう蓮れんたき（吉永よしなが小百合さゆり）。息子むすこ修二郎しゅうじろうがアメリカから成功せいこうして帰国きこくし、札幌さっぽろにミネソタ24というチェーン店てん1号ごう店てんを開ひらく。母ははのことを聞きき、網走あばしりへと迎むかえに行いくのだが・・・

　とにかく逞たくましくて、周囲しゅういの人ひとにも愛あいされて、生いきている幸しあわせさえあればいいと思おもっているてつという女性じょせい。札幌さっぽろの修二郎しゅうじろうに引ひき取とられてからは生活せいかつ習慣しゅうかんの違ちがいから自分じぶんの居場所いばしょではないことを悟さとり、逃にげ出だすのだ。

　各かくエピソードも断片だんぺん的てきなため、あまりに繋つながりがなく混乱こんらんしてしまいそうになる。戦後せんご混乱こんらん期きの様子ようすだけは見事みごとで、特とくに白滝しらたき駅えきのシーンにおける列車れっしゃの到着とうちゃくするVFXが素晴すばらしかった。多分たぶん、今いまは無ない駅えきなのでしょうけど、鉄道てつどうファンならロケ地ち巡礼じゅんれいしたくなる場所ばしょだと想像そうぞうできます。

　映像えいぞうは輸送ゆそう船せんのVFXを含ふくめまぁまぁだったのですが、子役こやくの演技えんぎとか、阿部あべ寛ひろしの演技えんぎもださかった。そして最後さいごの急きゅう展開てんかいも、急きゅうすぎる！満開まんかいの桜さくらに酔よいしれようとしてたのに・・・。とりあえず、北きたの三さん部ぶ作さくをようやく見み終おえてホッとした。

・場面ばめんの途中とちゅうで、①回想かいそうシーン、②屋内おくないの舞台ぶたい、の変換へんかんが多おおくて観かん辛つらい
・吉永よしなが小百合さゆりが痴呆ちほう症しょうの役やくか、少すこしさみしい
　　こんな映画えいがに出でて欲ほしくなかった
・堺さかい雅人まさとは話はなす時とき、①口こうが半開はんびらき、②目めが笑わらわない、③見下みくだすのが上手じょうず
　　この役者やくしゃに善人ぜんにん役やくは不向ふむき

・映画えいがで気きになった場面ばめん
　　他人たにんが居いない淋さびしい場所ばしょで、おにぎりを貰もらおうとした次男じなんに
　　「みっともない事ことするんじゃない」の大声おおごえ発言はつげんは、相手あいてを刺激しげきし過すぎ、
・案あんの上うえ、兄貴あにき分ぶん＝「腹はら一いち杯はいにしてくれたら、私わたしの身体しんたいで、だろうが」
　　　　　弟分おとうとぶん＝「それは名案めいあんだ、いい女おんなだ、やっちゃいましょうや」を誘発ゆうはつ
・その後ごのシーンで、母子ぼし2人にんはトラックの荷台にだいに乗のってる
　　次男じなんは、おにぎりを食たべてる
　　母親ははおやも泣なきながら、おにぎりを食たべた
・「母親ははおやは、性交せいこうした？」を想像そうぞうさせるシーン　→　残念ざんねんだ

・吉永よしなが小百合さゆりの映画えいがは、15～23才さい頃ごろまでは、
　　「明あかるくて、楽たのしくて、未来みらいは希望きぼうに満みち溢あふれている」
　　　　を予感よかんさせる映画えいがが多おおかったが、
　　40才さいを過すぎた頃ころからの映画えいがは、
　　　　年令ねんれいが増ふえる毎ごとに、悲かなしい結末けつまつの映画えいがが増ふえてきた感かんじ
　　　　→　さみしい

・映画えいが単独たんどくでも、後半こうはん・終盤しゅうばんに向むけて、
　　解決かいけつとかハッピーエンドを予感よかんさせるのではなくて、
　　悲かなしい結末けつまつや、さみしい結末けつまつを予感よかんさせる作品さくひんが多おおい気きがする
　　→　残念ざんねん

・吉永よしなが小百合さゆりのファンとしては、それでも観みてしまうのだが
・年齢ねんれいを重かさねても、楽たのしい結末けつまつの映画えいがに出演しゅつえんして欲ほしい
　　→　例れい＝森もり光子みつこは晩年ばんねんでも、楽たのしいものに出演しゅつえんしてた
・吉永よしなが小百合さゆりが、「楽たのしい映画えいがに出演しゅつえんしたい」と言いえば、
　　反対はんたいできる人ひとは、少すくないと思おもうのだが
・その場合ばあい、相手あいて役やくは、浜田はまだ光夫みつおが良よいな
　吉永よしなが小百合さゆりの楽たのしい映画えいが、観みたいなあ

・なお、この映画えいがの評価ひょうかは、星ほし3つとします

日本にっぽんの戦争せんそう絡がらみで古ふるくさくて最初さいしょ嫌いやだなぁ～。あるあるの話ばなしかと思おもって観かん進すすめた。
ところが、子こと子こ、親おやと子こ、妻つまと夫おっと、人ひとと人ひととの繋つながりを描えがき出だし、あぶり出だされていく。
ラストの｢これしか残のこってない...｣には、号泣ごうきゅうした。
往年おうねんの女優じょゆう吉永よしなが小百合さゆりさん、ここにあり！といった作品さくひんだった。

和わの心しん。日本人にっぽんじんの心しんの強つよさ。思おもいやる気持きもちといったものを嫌味いやみなく描えがき出だしている。
久ひさし振ぶりに本物ほんもののヒューマンドラマを魅みせて貰もらった。

2020年ねん5月がつ10日とおか

映画えいが #北きたの桜さくら守もり (2017年ねん)鑑賞かんしょう

#吉永よしなが小百合さゆり 主演しゅえん映画えいが
＃滝田たきた洋二郎ようじろう 監督かんとく作品さくひん

｢吉永よしなが小百合さゆり主演しゅえん｣、こう言いえばだいたい映画えいがのイメージは分わかるだろうという感かんじの映画えいがでした。
途中とちゅう、舞台ぶたいミュージカルシーンを挟はさんでくるところがありましたが、それは必要ひつようだったのかなと感かんじました。

映画えいが「北きたの桜さくら守もり」(滝田たきた洋二郎ようじろう監督かんとく)から。
阿部あべ寛ひろしさんと吉永よしなが小百合さゆりさんが夫婦ふうふ役やくで、
ちょっぴり違和感いわかんを感かんじたが、それはさておき(笑わらい)
1945年ねん、樺太からふとのシーンから物語ものがたりが始はじまる。
ソ連それん軍ぐんの侵攻しんこうによって、父親ちちおや役やくの阿部あべさんが出兵しゅっぺいする直前ちょくぜん、
子こどもたちに、こう呟つぶやく。
「満月まんげつの日ひ、内地ないちで4人にん揃そろってきれいな桜さくらを見みよう」と。
「えっ?」と驚おどろく子こどもたちに、
今度こんどは母親ははおや役やくの吉永よしながさんが、そっと教おしえる。
「桜さくらはね、満月まんげつの時とき、満開まんかいになるの」
2度ども繰くり返かえされ、観みていた私わたしも「えっ?」と驚おどろいた。
その後ごのストーリーよりも、そのフレーズが気きになってしまった。
だって、南みなみのほうから桜さくらが咲さき始はじめ、少すこしずつ「桜さくら前線ぜんせん」が北上ほくじょうし、
今年ことしの満開まんかいはいつだろうか?と予想よそうしていたのにも関かかわらず、
こうもはっきり「満月まんげつの時とき、満開まんかいになる」と言いわれると・・と、
その根拠こんきょが知しりたくなっていると、ラストでも、
(2年ねん後ご)「見事みごとに満月まんげつの夜よるに咲さいたね」という台詞せりふがあった。
う～ん、リアルさに欠かけた物語ものがたりになってしまったなぁ。

何なにのために舞台ぶたいを挟はさむのかなあ。
好すき好すきかも知しれないけれど、いい効果こうかを生うんでるようには思おもえない。

戦後せんごの混乱こんらん期きを少すこし過すぎた頃ころの話はなしは
もれなく戦中せんちゅうから戦争せんそう直後ちょくごの悲哀ひあいを引ひきずる。

終戦しゅうせん時じ、樺太からふと　及および北方領土ほっぽうりょうどに住すんでいた日本人にっぽんじんの苦労くろうは筆舌ひつぜつに尽つくしがたいもののようだ。
この一家いっかも夫おっとをシベリア抑留よくりゅうで、長男ちょうなんを引ひき揚あげ船せんの爆破ばくはで亡なくし、戦後せんごを母ははと次男じなんで生いきて来きた。

そういう物語ものがたり性せい、題材だいざいを
もうちょっと違ちがう形かたちにしてくれても良よかったのにと思おもう。

幻想げんそう的てき(？)な踊おどりを含ふくむ舞台ぶたいが
入はいり込こんでいる気持きもちを　すっとしらふに戻もどす。

まず面めんくらうのは
吉永よしなが小百合さゆりさんと阿部あべ寛ひろしの夫婦ふうふ設定せってい。
最初さいしょ　息子むすこと母親ははおやなのかと思おもったほどだ。

ラストに夢ゆめのように現あらわれる夫おっとの姿すがたを息子むすこに見みるのだが、それを引ひきずってるものだから、なんだか入はいり込こめない。

この物語ものがたりが実話じつわであろうがなかろうが、このような悲惨ひさんな家族かぞくは実在じつざいした事ことだろうに
一ひとつ一ひとつの感動かんどう場面ばめん(壮大そうだいな音楽おんがく付つきで)が唐突とうとつ過すぎて
感情かんじょうが追おいつかない。

北海道ほっかいどう　札幌さっぽろに本社ほんしゃを置おく　セイコーマートという今いまで言いうコンビニエンスストアの創業そうぎょう者しゃがモデルという事ことだが
フランチャイズ形式けいしきやその利益りえきの分配ぶんぱい(店舗てんぽとの)が、今いま　現存げんそんするコンビニとは桁違けたちがいに善良ぜんりょうらしい。
こういう形かたちのコンビニが存続そんぞくし続つづけて欲ほしいと思おもった。

んだけど、
そのあたりの事ことは映画えいがでは一切いっさい　伝つたわっては来こないし
そもそも　そういう表現ひょうげんをしていない。

役者やくしゃさんたちが　非常ひじょうに豪華ごうかなのに
もったいない
それに尽つきる。

この頃ころ　フランチャイズ式しきの大手おおてコンビニ各社かくしゃの非道ひどうを報道ほうどうで聞きくにつけて
現在げんざいも北日本きたにっぽんを中心ちゅうしんに何なに店舗てんぽか　北海道ほっかいどうではかなりの数かずが存在そんざいするコンビニチェーンのようなので
大手おおてに負まけず生いき残のこって欲ほしいと思おもう。映画えいがに関係かんけいないけれど。

そして最後さいごに一ひとつ。

ラストサムライで
桜さくらの色いろがあかすぎる！もっと白しろっぽく淡あわいほのかなピンクだ！と言いったけれど。
これ。日本人にっぽんじんが作つくってこんな商店しょうてん街がいの街灯がいとうに刺ささってる桜さくら色しょくにしてどーーーするのよー。
あれ？ソメイヨシノとは言いってないかな
八重やえの設定せっていでしたかね。