(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ブラック・クランズマン : 作品情報 - 映画.com

ブラック・クランズマン

ALLTIME BEST

劇場げきじょう公開こうかい

ブラック・クランズマン

解説かいせつ

黒人こくじん刑事けいじ白人はくじん至上しじょう主義しゅぎ団体だんたい「KKK(クー・クラックス・クラン)」潜入せんにゅう捜査そうさした実話じつわをつづったノンフィクション小説しょうせつを、「マルコムX」のスパイク・リー監督かんとく映画えいが。1979ねん、コロラドしゅうコロラドスプリングスの警察けいさつしょで、はつ黒人こくじん刑事けいじとして採用さいようされたロン・ストールワース。しょない白人はくじん刑事けいじたちから冷遇れいぐうされながらも捜査そうさえるロンは、新聞しんぶん広告こうこく掲載けいさいされていたKKKのメンバー募集ぼしゅういきおいで電話でんわをかけ、黒人こくじん差別さべつ発言はつげんかえして入団にゅうだん面接めんせつにまでけてしまう。しかし黒人こくじんであるロンはKKKと対面たいめんできないため、同僚どうりょう白人はくじん刑事けいじフリップに協力きょうりょくしてもらうことに。電話でんわはロン、対面たいめんはフリップが担当たんとうして2人ふたり1人ひとり人物じんぶつえんじながら、KKKの潜入せんにゅう捜査そうさすすめていくが……。主人公しゅじんこうロンを名優めいゆうデンゼル・ワシントンの実子じっしジョン・デビッド・ワシントン、相棒あいぼうフリップを「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバーがえんじる。だい71かいカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいでグランプリを受賞じゅしょうだい91かいアカデミーしょうでは作品さくひん監督かんとくなど6部門ぶもんにノミネートされ、脚色きゃくしょくしょう受賞じゅしょうした。

2018ねん製作せいさく/135ふん/G/アメリカ
原題げんだいまたはえいだい:BlacKkKlansman
配給はいきゅう:パルコ
劇場げきじょう公開こうかい:2019ねん3がつ22にち

スタッフ・キャスト

すべてのスタッフ・キャストを

受賞じゅしょうれき

だい91かい アカデミーしょう(2019ねん

ノミネート

作品さくひんしょう  
監督かんとくしょう スパイク・リー
助演じょえん男優だんゆうしょう アダム・ドライバー
編集へんしゅうしょう  
作曲さっきょくしょう テレンス・ブランチャード

だい76かい ゴールデングローブしょう(2019ねん

ノミネート

最優秀さいゆうしゅう作品さくひんしょう(ドラマ)  
最優秀さいゆうしゅう主演しゅえん男優だんゆうしょう(ドラマ) ジョン・デビッド・ワシントン
最優秀さいゆうしゅう助演じょえん男優だんゆうしょう アダム・ドライバー
最優秀さいゆうしゅう監督かんとくしょう スパイク・リー

だい71かい カンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさい(2018ねん

受賞じゅしょう

コンペティション部門ぶもん
グランプリ スパイク・リー

出品しゅっぴん

コンペティション部門ぶもん
出品しゅっぴん作品さくひん スパイク・リー
詳細しょうさい情報じょうほう表示ひょうじ

たのしさ”倍増ばいぞうする特集とくしゅうをチェック!

関連かんれんニュース

関連かんれんニュースをもっと

映画えいが評論ひょうろん

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9

(C)2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.

映画えいがレビュー

4.0映画えいがつみ

2019ねん3がつ29にち
PCから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう映画えいがかん

知的ちてき

冒頭ぼうとうふうともりぬ』のフッテージではじまるこの映画えいがは、映画えいが黒人こくじん差別さべつ加担かたんした歴史れきし俯瞰ふかんする。
國民こくみんそうせい』がKKKを復活ふっかつさせ、ブラックスプロイテーションが黒人こくじん現実げんじつ逃避とうひうながし、黒人こくじんただしいアクセントができないという先入観せんにゅうかんけた。ほんさくはそれをすべてを皮肉ひにくってせる。白人はくじん黒人こくじん友情ゆうじょうえがいた『グリーン・ブック』のオスカー受賞じゅしょういたスパイク・リーが、黒人こくじん白人はくじんのバディ・ムービーをつくったことも重要じゅうようだ。この映画えいが白人はくじん黒人こくじん和解わかいえがかれない、ユダヤじんである白人はくじん刑事けいじ差別さべつくるしみはっているが、おたがいの土地とちがわかるなどと、安易あんいあゆりはしない。この2人ふたりはプロとして職務しょくむとうするが必要ひつよう以上いじょうわない。それぞれが、一人ひとり人間にんげんとして、同僚どうりょうとしてリスペクトするのみだ。
スパイク・リーは白人はくじんたすける不思議ふしぎ黒人こくじんキャラ「マジカルニグロ」の存在そんざいをずっと批判ひはんつづけてきた。そうした映画えいがほんさく描写びょうしゃがどうちがうのがかんがえてみるのも面白おもしろ

コメントする 1けん
共感きょうかんした! 63けん
杉本穂高

4.5とことんたのしませつつ、現実げんじつきつける。高度こうどなエンタテインメントかいさくむねさる

2019ねん3がつ29にち
PCから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう映画えいがかん

わらえる

たのしい

興奮こうふん

これまでもころもせぬ発言はつげん人種じんしゅ問題もんだいをぶったってきたスパイク・リー監督かんとく。そんなかれが、人々ひとびと憎悪ぞうお渦巻うずまき、分断ぶんだんみぞがますますふかまる社会しゃかいけてなにかたるのか。そのしょうじうる破格はかくのインパクトに身構みがまえていた映画えいがファンもおおかろう。

だがリー監督かんとくのイマジネーションは、そんな我々われわれ想像そうぞうはる上空じょうくうをいく。これほどのエンタテイメントの豪速球ごうそっきゅうなかで、いわゆる「ヘイト」の素顔すがおあばし、糾弾きゅうだんし、端微塵ぱみじん粉砕ふんさいするかいさく出現しゅつげんするとは。

最初さいしょから最後さいごまで観客かんきゃくをとことんたのしませ、興奮こうふんさせ、それでいてそむけてはいけない現実げんじつ人間にんげん姿すがたともわせるこの手腕しゅわん。さらに脚本きゃくほん演出えんしゅつ撮影さつえい美術びじゅつ音楽おんがく、そしてクソッタレのKKKをえんじた連中れんちゅうふくめた素晴すばらしき俳優はいゆうじんによる怒涛どとう全員ぜんいん野球やきゅう活動かつどう演説えんぜつみみかたむける聴衆ちょうしゅうかおひとひとかびがらせる編集へんしゅううでえる。我々われわれ観客かんきゃくほお強力きょうりょくビンタをり、なか正気しょうきもど骨太ほねぶといちさくだ。

コメントする (0けん
共感きょうかんした! 30けん
牛津厚信

4.0宣伝せんでん文句もんく少々しょうしょういつわりありだが、はなし痛快つうかい演出えんしゅつ軽妙けいみょう

2019ねん3がつ27にち
PCから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう試写ししゃかい

わらえる

かなしい

黒人こくじん刑事けいじがKKKに潜入せんにゅう捜査そうさ」とうから、あの悪名あくめいたかしろ三角さんかく覆面ふくめん白装束しろしょうぞくなか黒人こくじんはい白人はくじんのふりしてハラハラドキドキ…というはなしかとおもったが、ちがった。主人公しゅじんこうロンは電話でんわしに白人はくじんよそおって会員かいいんになる端緒たんしょつくっただけで(もちろん相手あいて信用しんようさせる話術わじゅつ機転きてん見事みごととはいえ)、実際じっさい組織そしきむのは白人はくじん刑事けいじフリップ。ロンは電話でんわでやりりするだけなのに、「黒人こくじん潜入せんにゅう」はあおりすぎ。

でもまあ十分じゅうぶんおどろくべき実話じつわで、展開てんかい痛快つうかいだし、ロンがバレしそうになるのと爆破ばくは計画けいかく同時どうじ進行しんこうせたりするなど、ストーリーテリングもあざやか。ラストに現代げんだいのニュース映像えいぞうやネット動画どうがせる黒人こくじんへのリアルな暴力ぼうりょくから、スパイク・リー監督かんとくいかりがつたわってくる。差別さべつ撤廃てっぱい権利けんり平等びょうどう多様たようせい尊重そんちょうときれいごとをならべても、現実げんじつは40ねんまえからたいしてわっていないじゃないか、と。

コメントする (0けん
共感きょうかんした! 22けん
高森 郁哉

4.0面白おもしろいけどかんがえさせられる。

2024ねん3がつ15にち
iPhoneアプリから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう:VOD

わらえる

たのしい

知的ちてき

おも人種じんしゅ差別さべつ問題もんだいをコミカルに表現ひょうげんしてて、まれててしまった。
人種じんしゅ差別さべつというおもいテーマのはなしを、なんといっても黒人こくじんとユダヤじん白人はくじんたちが、仲間なかまとして事件じけん解決かいけつしてところ本質ほんしつかんじられる。

最後さいご実際じっさい事件じけんのシーンにはハッとさせられる。

人間にんげんきてるかぎりどうしても差別さべつ問題もんだいがつきまとう。
むかしアメリカおこなったときに、レストランで窓側まどがわいてるせき希望きぼうしたけどすわらせてもらえないっていう差別さべつけたことおもした。

日本にっぽんでも、同和どうわ問題もんだいとかハンセン病はんせんびょう問題もんだいとか、差別さべつ問題もんだいはいっぱいある。きてるかぎり、ひとしんなかまでは支配しはい出来できないかぎり、差別さべつ問題もんだいくならないんだろうなぁ、とかんじてしまう。
だからこそ、自分じぶんはあの警察けいさつしょ仲間なかまたちみたいに差別さべつしない人間にんげんでいたいな。

コメントする (0けん
きゃな

のユーザーは「ブラック・クランズマン」以外いがいにこんな作品さくひんをCheck-inしています。