墨すみの魔術まじゅつ師し

解説かいせつ

映画えいが「天てんと地ちと」「蒼あおき狼おおかみ　地ち果はて海うみ尽つきるまで」の題字だいじなどを手てがけた書道しょどう家かの金田かねだ石城せきじょうが映画えいが初はつ監督かんとくを務つとめ、ひとりの少年しょうねんが貧まずしい生活せいかつの中なかで書しょを書かくことに生いきがいを見みいだし、書道しょどう家かとして自身じしんと葛藤かっとうしながらも書しょの美びを求もとめて筆ふでを振ふるう姿すがたを描えがいた描えがいたドラマ。金田かねだ自身じしんが監督かんとくのほか脚本きゃくほんも手てがけ、主人公しゅじんこうの書道しょどう家か・谷村たにむら幻まぼろし斎ときを演えんじて主演しゅえんも務つとめている。貧まずしい暮くらしの中なか、義母ぎぼ・夏代なつよの大おおきな愛あいに包つつまれながら育そだった少年しょうねん・弘ひろしは、書しょを書かくことに魅みせられる。やがて幻まぼろし斎ときと名乗なのり、書道しょどう家かとして知しられるようになった彼かれは、さまざまな葛藤かっとうを抱かかえながらも大作たいさくの書しょを送おくり出だしていく。そんなある日ひ、慈母じぼ観音かんのんをまつる寺てらで少女しょうじょ・真美まみと出会であった幻まぼろし斎ときは、心しんを強つよく揺ゆり動うごかされる。

2017年ねん製作せいさく／91分ふん／G／日本にっぽん
配給はいきゅう：ベストブレーン
劇場げきじょう公開こうかい日び：2018年ねん10月がつ13日にち