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運び屋 : 作品情報 - 映画.com

はこ

劇場げきじょう公開こうかい

運び屋

解説かいせつ

巨匠きょしょうクリント・イーストウッドが自身じしん監督かんとくさくでは10ねんぶりに銀幕ぎんまく復帰ふっきたして主演しゅえんつとめ、87さい老人ろうじんがひとりで大量たいりょうのコカインをはこんでいたという実際じっさい報道ほうどう記事きじをもとに、長年ながねんにわたり麻薬まやくはこをしていた孤独こどく老人ろうじん姿すがたえがいたドラマ。家族かぞくをないがしろに仕事しごと一筋ひとすじきてきたアール・ストーンだったが、いまはかねもなく、孤独こどくな90さい老人ろうじんになっていた。商売しょうばい失敗しっぱいして自宅じたくさえられて途方とほうれていたとき、くるま運転うんてんさえすればいいという仕事しごとちかけられたアールは、簡単かんたん仕事しごとだとおもって依頼いらいけたが、じつはその仕事しごとは、メキシコの麻薬まやくカルテルの「はこ」だった。脚本きゃくほんは「グラン・トリノ」のニック・シェンク。イーストウッドは「人生じんせい特等とくとうせき以来いらい6ねんぶり、自身じしん監督かんとくさくでは「グラン・トリノ」以来いらい10ねんぶりに俳優はいゆうとして出演しゅつえんたした。共演きょうえんは、アールをんでいく麻薬まやく捜査そうさかんやくで「アメリカン・スナイパー」のブラッドリー・クーパーのほか、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシアら実力じつりょく集結しゅうけつ。イーストウッドのじつむすめアリソン・イーストウッドも出演しゅつえんしている。

2018ねん製作せいさく/116ふん/G/アメリカ
原題げんだい:The Mule
配給はいきゅう:ワーナー・ブラザース映画えいが
劇場げきじょう公開こうかい:2019ねん3がつ8にち

スタッフ・キャスト

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受賞じゅしょうれき

だい43かい 日本にっぽんアカデミーしょう(2020ねん

ノミネート

最優秀さいゆうしゅう外国がいこく作品さくひんしょう  
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(C)2018 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

映画えいがレビュー

4.0その身体しんたいからにじるオーラというか、陰影いんえいふかさというか。とにかくその魅力みりょく滅多めったちになる

2019ねん3がつ26にち
PCから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう映画えいがかん

ける

わらえる

たのしい

颯爽さっそうあらわ展示てんじかい空気くうきをさらっていくかれ姿すがたなんともえないチャーミングさにちていた。が、そこからすべてをうしなったかれのほうが、身体しんたいから放出ほうしゅつされるオーラというか陰影いんえいふかさがあきらかにちがってえる。イーストウッドさく主人公しゅじんこうは、人々ひとびとなかよりも、こうしてアウトサイダーとしてたたずんでいるのがよく似合にあう。

老人ろうじん危険きけんなブツのはこになる。たったそれだけでも物語ものがたりとして完璧かんぺきなのに、御大おんたいはそれにくわえてにわかに「このくにのかたち」をえがいているようにおもえる。それは様々さまざま人種じんしゅあいだのやりりに集約しゅうやくされるのだろう。この主人公しゅじんこうかべなんてない。だれとでもうまくやれる。ときには差別さべつてきなジョークをかいしながらも、それについて指摘してきされると、ああごめんな、とわらってあやまる。そのやりとりがじつ軽妙けいみょうで、またあいおしい。

人々ひとびと分断ぶんだんなんて、我々われわれかるえられるのだよ、というしんこえがどこからかこえてきそうだ。このかんばしいかおりにまたしてもやられた。

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共感きょうかんした! 48けん
牛津厚信

4.0うたおおくをかた

2019ねん3がつ25にち
PCから投稿とうこう

わらえる

かなしい

たのしい

ネタバレ! クリックして本文ほんぶん
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共感きょうかんした! 29けん
村山章

4.0これはハリウッドにえてひさしいスター映画えいが

2019ねん3がつ18にち
iPhoneアプリから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう試写ししゃかい

わらえる

かなしい

商売しょうばい近代きんだいおくれをったろう園芸えんげいは、家族かぞくとのかたにも失敗しっぱいして、いま破産はさん寸前すんぜん独居どっきょ老人ろうじんである。しかし、かれには商売しょうばいがらアメリカ各地かくちをトラックでたびするという経験けいけんがあり、それを"われて"コカインの運搬うんぱんじんというニュー・ビジネスにありついた。さわりだけでも実話じつわとはおもえない面白おもしろさがあるうえに、監督かんとく&主演しゅえん(10ねんぶり)のクリント・イーストウッドに余人よにんにはえがたい適材適所てきざいてきしょ個性こせいあじわいがあるから、冒頭ぼうとうからおもいっきりふるえながらわらえる。ものすごくやばいのに、飄々ひょうひょう危機きき対応たいおうしていくイーストウッドをていると、むしろわくわくしてるのだ。相手あいてだれだろうが自分じぶん経験けいけんと、そこでつちかった価値かちかん元手もとで堂々どうどう対応たいおうする主人公しゅじんこうにイーストウッド本人ほんにん実像じつぞうかさなるときほんさくはこ」はハリウッドにえてひさしいスター映画えいが再来さいらい実感じっかんさせるのだ。今年ことし88さいのスターは、勿論もちろん現役げんえきさい長老ちょうろう永遠えいえんにはつづかない贅沢ぜいたく映画えいが体験たいけんを、是非ぜひ

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共感きょうかんした! 32けん
清藤秀人

4.5A・ガルシア、音楽おんがくアルトゥーロ・サンドヴァルのキューバ人脈じんみゃくにも注目ちゅうもく

2019ねん3がつ18にち
PCから投稿とうこう
鑑賞かんしょう方法ほうほう試写ししゃかい

かなしい

たのしい

しあわ

人生じんせい特等とくとうせき」が2012ねんなので、あれから6さいねんったイーストウッドがスクリーンにうつっているのだなあと感慨かんがい最近さいきんなかでは「マイ・ブックショップ」のビル・ナイなどもそうだが、ろう名優めいゆうしわ人生じんせい年輪ねんりんのようでそれ自体じたいあじがある。ほんさく実話じつわもとづくが、家庭かていじんとはがたかったイーストウッドの人生じんせいにもかさなってみえるようにつくったてん自虐じぎゃくか、ひらなおりか。

意外いがいだが、麻薬まやくカルテルのボスやくのアンディ・ガルシアとイーストウッドははつ共演きょうえん。ガルシアは、おなじキューバ出身しゅっしんのジャズトランぺッターであり「マンボ・キングス」などハリウッド映画えいがにも長年ながねんかかわってきたアルトゥーロ・サンドヴァルの伝記でんき映画えいが主演しゅえんしたことがあり、ガルシアが橋渡はしわたしになりほんさく音楽おんがく担当たんとうまったとか。ジャズきのイーストウッド、さぞかしよろこんだだろう。ただ映画えいが全体ぜんたい音楽おんがく印象いんしょうは、主人公しゅじんこう運転うんてんちゅうにラジオにわせうたうカントリーのイメージがつよいけれど。

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共感きょうかんした! 17けん
高森 郁哉
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