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ベン・イズ・バック 特集: 【オスカー女優ジュリア・ロバーツ“キャリアハイ”の演技が見られる!】… - 映画.com

劇場げきじょう公開こうかい 2019ねん5がつ24にち PROMOTION

  • 予告編よこくへん

ベン・イズ・バック : 特集とくしゅう

2019ねん5がつ13にち更新こうしん

【オスカー女優じょゆうジュリア・ロバーツ“キャリアハイ”の演技えんぎられる!】
《10ふんごときゅう展開てんかい》と《しんさるキャラクター》と《衝撃しょうげき感動かんどうドラマ》
真面目まじめおもい“よくある親子おやこもの”とおもったら……まったちがう《ちょう良作りょうさく》だった!

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ポスターや予告よこくから、“良作りょうさくにおい”は存分ぞんぶんただよっていた。しかし、中身なかみはこちらの想定そうてい凌駕りょうがする衝撃しょうげきちた“ちょう良作りょうさく”だった……! オスカー女優じょゆうジュリア・ロバーツが、常識じょうしきえる“ははあい”を体現たいげんした「ベン・イズ・バック」(5がつ24にち公開こうかい)。「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「スリー・ビルボード」などの注目ちゅうもくかぶルーカス・ヘッジズが息子むすこやくえんじ、監督かんとくは「ギルバート・グレイプ」の原作げんさく脚本きゃくほんられるピーター・ヘッジズと盤石ばんじゃく布陣ふじん。だが、この映画えいがの“真価しんか”はものだけにしかからない!


【1800えん以上いじょう価値かちあり】 《J・ロバーツ迫真はくしん演技えんぎ》が素晴すばらしすぎる
「エリン・ブロコビッチ」「ワンダー」──ほんさくの“彼女かのじょ”は記憶きおくきざまれる

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医療いりょうミスによって薬物やくぶつ中毒ちゅうどくおちいってしまった息子むすこを、どんな使つかってもすくおうとするはは――。「エリン・ブロコビッチ」「ワンダー きみ太陽たいよう」「8がつ家族かぞくたち」……これまでおおくの名作めいさく唯一ゆいいつ無二むに存在そんざいかんはなってきたジュリア・ロバーツの、“キャリアハイ”ともいえる名演めいえんが、ほんさくにはおさめられている! “安心あんしんしるし”の女優じょゆう名演めいえんと“最適さいてき”なやくどころ、映画えいがファンにおいては、それだけで鑑賞かんしょう料金りょうきん支払しはら価値かちじゅうふんかんじられるはずだ。ほんさくでの彼女かのじょ圧倒的あっとうてきな“女優じょゆうりょく”の数々かずかずを、以下いかしるす――。

観客かんきゃくむ“存在そんざいりょく”]
否応いやおうなしに没入ぼつにゅう──圧倒的あっとうてき熱量ねつりょうむ!

注目ちゅうもくすべきは、ロバーツがえんじるホリーが、ただの献身けんしんてき母親ははおや「ではない」ということ。常識じょうしきやルールをなぎたおし、息子むすこのためにきる――。ロバーツのパワフルな演技えんぎが、やくをことさら力強ちからづよくしている。

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ただいち無二むにの“説得せっとくりょく”]
なになんでも息子むすこすくう──この演技えんぎ女優じょゆうではマネできない!

息子むすこだいいちかんがえすぎるきらいのあるホリーのキャラクターは、一見いっけんすれば観客かんきゃくとのあいだ距離きょりみかねない。しかし、ればるほど共感きょうかんどころか“同化どうか”させられるからおどろきだ。どんなやくにも“したしみ”をあたえるめい女優じょゆうロバーツだけがなりせるワザといえる!

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圧倒的あっとうてきな“表現ひょうげんりょく”]
たたずまいだけでつたわる──全身ぜんしんからただよわせるははあい

めい女優じょゆうには、セリフすら必要ひつようない――。言葉ことばにならない感情かんじょうを、たたずまいやしぐさ、わずかな表情ひょうじょう変化へんかだけで雄弁ゆうべんに“かたる”ロバーツのすごは、筆舌ひつぜつくしがたいレベル。劇場げきじょう圧倒あっとうされるにちがいない。

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円熟えんじゅくの“技術ぎじゅつりょく”]
強烈きょうれつなキャラクターなのに共感きょうかん──緩急かんきゅう見事みごと

演技えんぎこまかい部分ぶぶんけていくと、ロバーツの“出力しゅつりょくレベル”のはばうならされるだろう。絶叫ぜっきょう激高げっこう沈黙ちんもくなみだ――1人ひとり女優じょゆうなかにこれほどの多彩たさいな“し”があるとは……

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おとろえぬ“魅力みりょく”]
スクリーンえする美貌びぼう健在けんざい――適役てきやくとの出合であいで一層いっそうかがやく!

そして――やはりこのオーラは、ただものではない。“貫禄かんろく”ともいえるロバーツの存在そんざいかんは、全編ぜんぺんとおしてものしんをクギけにし、けっしてえない強烈きょうれつ印象いんしょうのこす。えたのち満足まんぞくかんとポジティブな衝撃しょうげき、これこそが本物ほんもの女優じょゆうの“底力そこぢから”だ。

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予告編よこくへんすくえるとしたら、わたししかいない――はは息子むすこける“衝撃しょうげき運命うんめい”とは?

想像そうぞうまったちがった】 本編ほんぺん感想かんそうは──想定そうていまった裏切うらぎる2あいだ
壮絶そうぜつなサスペンスとドラマの余韻よいんは、“1カ月かげつっても”まだのこつづけている

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ロバーツやヘッジズの卓越たくえつした演技えんぎまさるともおとらないのが、「10ふんに1かい予想よそうがい展開てんかい”がこる」サプライズ満点まんてん物語ものがたりだ。クリスマスイブのあさ薬物やくぶつ依存いぞんしょう治療ちりょう施設しせつらすベン(ヘッジズ)が突然とつぜん自宅じたくかえってきた。その“事件じけん”を発端ほったんに、いえらされ、いぬられ、やがてホリーはベンにきまとうおそるべき事実じじつる……。サスペンスフルな物語ものがたり観客かんきゃくしんをわしづかみにし、親子おやこのエモーショナルなドラマ、衝撃しょうげき感慨かんがい融合ゆうごうしたラストで、作品さくひんでは得難えがた余韻よいんのこす。

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よくある“親子おやこもの”だとおもっていたら――《衝撃しょうげきのサスペンス》だった!淡々たんたんとした“はなし”かとおもっていたら……10ふんいちかいきゅう展開てんかい》がきる!息子むすこみずからドラッグにおぼれたのかとおもっていたが……医療いりょうミスの《被害ひがいしゃ》だった!やさしくめる”ははかとおもっていたら――想像そうぞう以上いじょうに《タフ》だった!息子むすこ帰還きかん”の意味いみだけだとおもったら――タイトルには《●●●》がかくされていた!
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さらに、前述ぜんじゅつしたようにキャラクター設定せってい秀逸しゅういつだ。既存きそん概念がいねんからは逸脱いつだつしたホリーの母親ははおやぞう過度かど薬物やくぶつ治療ちりょうの“被害ひがいしゃ”であるベンの複雑ふくざつ心境しんきょう両者りょうしゃりなす「自己じこ犠牲ぎせい」の親子おやこあいが、観客かんきゃく涙腺るいせんうったえかけるだろう。「ベン・イズ・バック」というタイトルにも複数ふくすう意味いみかくされており、鑑賞かんしょうにもう一度いちどタイトルを反芻はんすうすると「そうか!」とうならされるはず。多面ためんてきたのしめる作品さくひんなのだ。


あなたにいかける――「大事だいじひとおな苦境くきょうたされたら、どうする?」
どの選択せんたくが“ただしい”のか? 鑑賞かんしょう議論ぎろんしたくなる“ふかみ”と“テーマせい

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すぐれた映画えいがしんのこ映画えいがには独特どくとくの「っかかり」があるものだ。あたまからっぽにしてたのしめる娯楽ごらくさく素晴すばらしいが、簡単かんたんにはめず、げきちゅうめられたシリアスなテーマや問題もんだい提起ていきについてずっとかんがえていくなかで、自身じしんしんうちで“成長せいちょう”していく作品さくひんは、「人生じんせい一本いっぽん」になる可能かのうせいめている。「ベン・イズ・バック」は、まさにそんな映画えいがだ。

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ほんさく宿やどる「大事だいじひとにどうせっするのが、正解せいかいなのか?」といういは、もの感情かんじょうさぶり、鑑賞かんしょうしんをとらえてはなさない。たんなるはは息子むすこ関係かんけいせいえて、家族かぞく恋人こいびと友人ゆうじん……鑑賞かんしょうしゃそれぞれが脳裏のうりかぶ人物じんぶつかさわせ、「自分じぶんなら、どうするだろう?」と思考しこうめぐらせ、もの同士どうし意見いけんわすことができる――いや、ればかならず、そう「したくなる」だろう。それこそがほんさく特質とくしつであり、それゆえに時代じだい性別せいべつ年齢ねんれいえて否応いやおうなしに“さる”のだ。

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