安やす市城いちしろ　グレート・バトル

歴史れきし物ぶつは関係かんけい性せいが分わかりにくいものもありますが、本ほん作さくは城主じょうしゅ（チョ・インソン）の意思いしも明確めいかくでとても分わかりやすかったです。

人数にんずうが少すくないながらも知恵ちえを使つかった戦術せんじゅつは観みていて気持きもちが良よいです。

兵へいが弓ゆみを射いる姿すがたは圧巻あっかんです‼︎ 面白おもしろかった。

スケールがとにかくでかかった。
戦闘せんとうシーンが多おおく圧巻あっかんだったが戦略せんりゃくも実じつに巧たくみでもうあかんところからの何なん度ども形勢けいせい逆転ぎゃくてん
戦争せんそう映画えいがとして策略さくりゃくの応酬おうしゅうで面白おもしろかった。

それにしても唐とうのやることはすごかったがそれをことごとく潰つぶした城主じょうしゅヤン・マンチュンはじめ戦士せんしたちはもっとすごかった。

５０００人にんVS２０万まん人にん、見応みごたえ十分じゅうぶんであった。
命いのちがないとわかっていながら山やまを潰つぶしに行いった勇気ゆうきある城内じょうないの住人じゅうにんのシーンはなぜかアルマゲドンを思おもい出だした
自分じぶんには到底とうていできない選択肢せんたくしだ
比くらべたらあかんけど・・・

　Amazon Prime Videoで鑑賞かんしょう（吹替）。

　安やす市城いちしろ包囲ほうい戦せん、初はじめて知しりました。少すくない兵へいで２０万まんの大軍たいぐんに挑いどむ…体からだ中ちゅうの血ちが滾たぎらないわけにいかぬシチュエーション。
　迫力はくりょくの戦闘せんとうシーンが圧巻あっかんで、唐とう軍ぐんの繰くり出だす博物館はくぶつかん級きゅうの豊富ほうふさの攻おさむ城じょう兵器へいきをどう迎むかえ撃うつか、手てに汗あせ握にぎりっぱなしでした。

[余談よだん]
　どこまで史実しじつに忠実ちゅうじつかは分わかりませんが、城壁じょうへきを越こえるために山やまをつくろうだなんて、大陸たいりくはやはりスケールがでかい。

日本にっぽんの時代じだい劇げきならまだしも、他たのアジアの時代じだい劇げきはどうも馴染なじみ難がたい。国々くにぐにや登場とうじょう人物じんぶつの名前なまえは覚おぼえ難がたいし、何なにより時代じだい背景はいけいがよく分わからない。
本ほん作さくもそうだった…途中とちゅうまでは。
本ほん作さく、頭あたまを柔やわらかくして見みてみれば、そう難むずかしい話はなしではない。要ようは、
アジア全土ぜんどの支配しはいを目論もくろむ大国たいこくの侵攻しんこうに、小国しょうこくが決死けっしの闘たたかいを挑いどむ！
その数かず、20万まんvs5000！
まさしく、アジア版ばん『300/スリーハンドレッド』…いや、『5000/ファイブサウザンド』！
実在じつざいの武将ぶしょうが主人公しゅじんこう。
部下ぶかに尊敬そんけいされ、民みんに慕したわれ、性格せいかくも崇高すうこう。リーダーの鑑かん。
そう、この男おとこがいる限かぎり。
刺客しかくが送おくり込こまれる。
両りょう者共ものども、分わかっている。刺客しかくである事ことを。暗殺あんさつしなくてはならぬ事ことを。
しかし…。
浪花節なにわぶし的てきなドラマもアジアな味あじ。
大軍たいぐんに知力ちりょくで挑のぞめ！ アクションの迫力はくりょくもスケールも申もうし分ぶんナシ。
初戦しょせんは善戦ぜんせん。次第しだいに数かずで劣おとり、苦戦くせん。が、そこから…。
史劇しげきアクションで何なん度ども見みた定番ていばん展開てんかいだが、分わかっていても胸むねアツ。
実話じつわでもある。この圧倒的あっとうてき劣勢れっせいに奇跡きせきの勝利しょうり。
それでもかなり大胆だいたん脚色きゃくしょくされているだろう。放はなった矢やが遠とおく離はなれた敵てき武将ぶしょうの目めに見事みごと射いるなんて。ある意味いみ、ファンタジー！
だけど、この英雄えいゆう譚たんに興奮こうふんしてしまうのだ。