思おもい、思おもわれ、ふり、ふられ

若人わこうどの恋愛れんあい模様もように嫉妬しっとしてるわけではないが、理央りおの心変こころがわりが少すこし優等生ゆうとうせい的てきで鼻はなについた。まあそれを言いったらあの4人にんみんなにそう言いえるのかもしれないが。作品さくひんとして収おさまるところに収おさまっているしその過程かていも描えがかれているし一応いちおう納得なっとくはさせられる。
だが理央りおは「執着しゅうちゃく」だったと結論けつろん付つけていた、あの台詞ぜりふに少すこし引ひっかかったのかもしれない。
再婚さいこん相手あいて同士どうしの子供こどもたちは法律ほうりつ上じょうは結婚けっこん可能かのう、とか、詳くわしい本当ほんとうのことは知しらないがそう聞きいたことがある。理央りおは「秩序ちつじょ」の問題もんだいにしていたが、それだったら家族かぞくの秩序ちつじょを乱みだすこととしてやめるべきだし、大人おとなになるまで封印ふういんするという選択肢せんたくしもあるだろう。だがそれでは違ちがう物語ものがたりになってしまうが。
以前いぜん観みた作品さくひんの福本ふくもと莉子りこを観みて、浜辺はまべ美波みなみみたいだなと思おもってしまったが、二人ふたりが共演きょうえんしているこの作品さくひんは興味深きょうみぶかかった。
少女しょうじょ漫画まんが全開ぜんかいで素敵すてきだなと思おもった台詞せりふは由奈ゆなの「うれしいと思おもった気持きもち全部ぜんぶが、次つぎの瞬間しゅんかんにはせつなくなる」というところ。登場とうじょう人物じんぶつそれぞれの気持きもちまで見透みすかせる視聴しちょう者しゃの特権とっけんがたまらなかった。

やはり北村きたむら匠たくみ海うみが抜ぬきん出でて演技えんぎが上手うまい。浜辺はまべ美波みなみはアナウンサー的てきな台詞回せりふまわしがどうしても浮うく。福本ふくもと莉子りこはもっと買かっていたけどこの手ての演技えんぎ以外いがいを見みれないのはその程度ていどという判断はんだんをされてるのかな？　赤あか楚すわえ衛まもる二には松山まつやまケンイチっぽい声こえだけど彼かれのような納得なっとくさせることのできる演者えんじゃになるにはこれから…って4年ねん経たってから言いわれたくないか笑わらい

作品さくひんとしては各かくシーンに時間じかんをたっぷり使つかっていて贅沢ぜいたく。劇げき伴とものピアノが綺麗きれいでシーンの格かくを上あげていると思おもう。少すこし不協和音ふきょうわおん的てきなものが混こんじることもあったけど…他たではどんな作品さくひんに関かかわっているのか気きになった。

都合つごう良よすぎるストーリーをもっとリアルにしたならどんな話はなしになったんだろ。

原作げんさく者しゃである咲坂さきさか伊い緒いとぐちさんのファンなので、どう実写じっしゃ化かしたのかを楽たのしんだ。
登場とうじょう人物じんぶつの仕草しぐさや動うごき方かた、話はなし方かたが自分じぶんの想像そうぞうとどう違ちがうかの確認かくにんみたいになる。

リオ：チャラいけど本当ほんとうは奥手おくてで不器用ぶきようでテレると可愛かわいい美男びなん子こ。『東京とうきょうリベンジャーズ』の主人公しゅじんこうタケミッチを演えんじた北村きたむら匠たくみ海うみさんが違和感いわかんなく演えんじていた。（私わたしの視聴しちょうする順番じゅんばんが滅茶苦茶めちゃくちゃです。『キミスイ』は未み視聴しちょうだし。）王子おうじの格好かっこうも似にあっていた。

カズ：天然てんねんで何なに考かんがえてるかわからない友達ともだち思おもいでいい奴やつ。原作げんさくの設定せっていでは嘘うそつくとき鼻はなをこする癖くせがある。映画えいがではオタクっぽさが強調きょうちょうされていた。アカリに貸かした『アバウトタイム』は、原作げんさくではタイトルが『（500）Days of Summer 』というBlu-ray。ベッドでアカリに裸はだかで覆おおいかぶさる爆笑ばくしょうシーンは映画えいがでは採用さいようされてなかった。

アカリ：浜辺はまべ美波みなみさんの演技えんぎで良よかったと思おもったのは眼球がんきゅうの動うごき。大人おとなっぽくて賢かしこいのに陰かげで泣ないてたりして、ギャップがあって可愛かわいいキャラを再現さいげんできていた。

ユナ：自分じぶんを低ひくく見積みつもり過すぎる市原いちはら由奈ゆな。"咲坂さきさか伊い緒いとぐちさん原作げんさくの実写じっしゃ映画えいが"（『ストロボエッジ』、『アオハライド』、今いま作さく『ふりふら』）の中なかでは1番ばんイメージ通どおり。素直すなおで初々ういういしい素敵すてきなキャラクター。

BGMが終始しゅうし癒いやし系けいで眠ねむくなるが、エンディングテーマはガツンとしてカッコ良よかった。
言葉ことばでの説明せつめいが少すくなくて好感こうかんが持もてる映画えいがだった。
キャスティングは人気にんきと実力じつりょくを重視じゅうししている。

原作げんさくコミックはすごくしっかりしてる。それを２時じ間あいだ内ないで始はじまって終おわらせるのは難むずかしいことだし、なんにせよ小ちいさくまとめたら当然とうぜん面白おもしろさまで小ちいさくなっちゃう。
今いま作さくは感動かんどうもキュンキュン場面ばめんも小ちいさかったけど、期待きたい値ちの低ひくさに比例ひれいして不満ふまんも低ひくいし、劇げき中ちゅうでも「トイレ」というセリフがあったから甘あまい評価ひょうか。

あーアオハル。こんな時代じだいに戻もどりたい。北村きたむら匠たくみ海うみの変かわり身みの早はやさに衝撃しょうげき（笑）
わが町まちでの撮影さつえいというので鑑賞かんしょう。おー浜辺はまべ美波みなみの使つかう駅えきは私わたしと一緒いっしょだ。ただ、近ちかくにあんな公園こうえんはない（笑）ご近所きんじょのよしみで得点とくてんupしておきます（笑わらい笑わらい）