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ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価 - 映画.com

劇場げきじょう公開こうかい 2020ねん1がつ17にち

  • 予告編よこくへん

ジョジョ・ラビットのレビュー・感想かんそう評価ひょうか

ぜん500けんちゅう、1~20けん表示ひょうじ

5.0ほのぼのしたかたくち容赦ようしゃない現実げんじつ

2020ねん1がつ30にち
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鑑賞かんしょう方法ほうほう映画えいがかん

ける

える

 オープニングにながれる「I Want To Hold Your Hand」ドイツバージョン(カバーではなくビートルズ演奏えんそう!)がフックになって、この物語ものがたり世界せかいまれていく。ナチスドイツが支配しはいする時代じだいのイメージにそぐわないカラフルな世界せかいかん。あどけなくあいらしい主人公しゅじんこうジョジョ、あかるくてユーモアのある母親ははおや一見いっけん子供こども無邪気むじゃきていられる安全あんぜん仕様しよう作品さくひんなのかと錯覚さっかくする。

 しかしこの映画えいがは、かたくちはそのままに、容赦ようしゃない現実げんじつをぼかさず淡々たんたんんでくる。物語ものがたりなか観客かんきゃくは、自分じぶん日常にちじょうなか悲劇ひげき遭遇そうぐうするのにちか衝撃しょうげきける。そして、ジョジョのヒトラーへの心酔しんすいとユニークな空想くうそう世界せかいんだ背景はいけいかなしさ、残酷ざんこくさを実感じっかんとしてることになる。
 ほのぼのしたかたくちとシビアな展開てんかいは「ライフ・イズ・ビューティフル」を彷彿ほうふつとさせる。ルックス以上いじょう骨太ほねぶと作品さくひん

 サム・ロックウェルが、「スリー・ビルボード」「リチャード・ジュエル」につづいまさくでもかれでないととおもわせるインパクトをのこしている。自己じこ信条しんじょうめてあたたかく軽妙けいみょう洒脱しゃだつにふるまう母親ははおやえんじたスカーレット・ヨハンソン。映画えいが全体ぜんたいあたたかい空気くうきおも彼女かのじょによるもの。どこかポップなかんじの衣装いしょうがどれもよく似合にあっていてとれてしまう。
 ジョジョやくのローマン・グリフィン・デイビスは撮影さつえい当時とうじ11さいだったそうだが、作品さくひんとインタビューをて、完全かんぜん大人おとな理解りかいりょくっていることにおどろいた。つぎ作品さくひんたい天才てんさい子役こやく

 FOXサーチライトしるし作品さくひんはずれなし、ということをまた確信かくしんしてしまった作品さくひんでもある。

追記ついき

 そのさい観賞かんしょう
 あらかじめながれをってからると、ディテールがより鮮明せんめいえてきて1度目どめよりふかしんひびいた。
 キャプテンKは最初さいしょから色々いろいろかっていたのだろう。ジョジョのいえるくだりやラストはかれおもいを想像そうぞうするとせつなくなった。
 ジョジョの成長せいちょうのアイコンであるくつひもかかわる描写びょうしゃあらためて素晴すばらしいとおもった。
 いたずらに感動かんどうあふらないえがかただからこそこころうごかされるものがある。スタンダードになってゆくであろう特別とくべつ作品さくひん

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ニコ

3.0「ドイツがった」。ジョジョのうそにおっさんはかされたよ。

2020ねん1がつ26にち
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鑑賞かんしょう方法ほうほう映画えいがかん

もちろん、おやにしてみれば、だいいち優先ゆうせんにしていなかったような「あの結果けっか」はぬほどくやしいし、そのまえ足元あしもとだけの、からのしつこいほどの描写びょうしゃも「あれありき」でズルいんだけど、一応いちおう子供こども目線めせんの、という注釈ちゅうしゃくがつく映画えいがなので、素直すなおにそこはかされた。

中盤ちゅうばんのおまりのゲシュタポ家宅かたく捜査そうさ、ジョジョの、ユダヤじんたいする「教育きょういく」とエルザの「うそ」でつづられたほんすく皮肉ひにく

ラストの「ドイツがった」。

すべてをうしなったジョジョのうそ。そのうそはなった勇気ゆうきこそがくつひもむすばせる。

ジョジョの成長せいちょうのみを丹念たんねん丁寧ていねいった映画えいがだけど、そのの「敗戦はいせんこくドイツ」の惨状さんじょうっているものにとっては、いくらなんでものう天気てんきすぎる、という気持きもちもある。

だがそこで「Heroes」

これまでも映画えいがでこのきょくがアホのように使つかわれきたが、

We can be heroes for just one day

敗戦はいせんこくドイツ」の惨状さんじょうがこのあとにんけている。にしても、このだけは、という歌詞かしがぴったりくる。

この二人ふたりかぎらず、いまは、今日きょうだけは、まずは自由じゆう謳歌おうかし、おどろう。

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しんざん

4.5現代げんだいきるわれわれにけたワイティティの本気ほんき

2020ねん3がつ23にち
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この映画えいが大好だいすきですと最初さいしょことわったうえうと、かなりスレスレな作品さくひんだとはおもう。タイカ・ワイティティがホロコーストの歴史れきし茶化ちゃかすつもりでコメディ調ちょう仕立したてたわけではないことは、この映画えいがひとにはよくわかるとおもうが、冒頭ぼうとうからビートルズ、トム・ウェイツ、デヴィッド・ボウイなど、だい大戦たいせんでは存在そんざいすらしなかったポップソングをながしまくり、色調しきちょうもポップなら、極端きょくたん戯画ぎがされたキャラクターもおおい。まさかそのまま「コレが歴史れきしだ」と勘違かんちがいするひとはいないだろうが、題材だいざい題材だいざいだけに、人類じんるい史上しじょう未曾有みぞう悲劇ひげきをここまでポップにしていいのか、という疑念ぎねんく。ほんの一瞬いっしゅんだけだけど。

一度いちどかんだ疑念ぎねんんだのは、ほんさくけっして「歴史れきし再現さいげんしよう」という意図いとではつくられていないから。もちろんナチスがホロコーストが背景はいけいにあるが、当時とうじ世相せそうかかえていた社会しゃかい問題もんだいは、容易ようい現代げんだいきるわれわれ自身じしんかさねることができる。全体ぜんたい主義しゅぎがもたらす同調どうちょう圧力あつりょく国家こっかてき高揚こうよう熱狂ねっきょうとしあな信念しんねん大切たいせつさと個人こじんレベルの無力むりょくさ……。この映画えいが歴史れきし忠実ちゅうじつなホロコースト映画えいがだったら、過去かこおもみに圧倒あっとうされたかもれないが、ここまで自分じぶんたちとむすびつける親和しんわせい獲得かくとくできただろうか。つまりワイティティは、あくまでも現代げんだいきるわれわれのためのこの映画えいがったのだとおもう。あま口当くちあたりとおなじくらい、切実せつじつ本気ほんき宿やどっている。

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村山章

4.0メルヘンチックな姿すがたりた、奥深おくふかくて油断ゆだんならない物語ものがたり

2020ねん2がつ24にち
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牛津厚信

4.0エルサはアンネ・フランクの化身けしん!?

2020ねん1がつ31にち
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鑑賞かんしょう方法ほうほう試写ししゃかい

だい大戦たいせんのドイツで、まぼろしのヒトラーと対話たいわしながららす小心者しょうしんもの少年しょうねん、ジョジョの物語ものがたりは、えがくされてきたホロコーストにユーモアをんで異色いしょく世界せかい構築こうちくしている。アートワークはウェス・アンダーソンのそれを彷彿ほうふつとさせるジオラマてきでシンメトリーなつくりで、ファッションも小粋こいき音楽おんがくのエッジィさはうまでもない。ユーモアやったプロダクション・デザインの隙間すきまからこぼれちてくる戦争せんそう悲惨ひさんかえって観客かんきゃくしんちのめすこともたしかだが、監督かんとくのタイカ・ワイティティは、ジョジョのいえかくむユダヤじん少女しょうじょ、エルサに希望きぼうたくすことで、がわしん気持きもちよく解放かいほうしてくれる。エルサはナチスによってそのいのちうばわれたアンネ・フランクの化身けしんであり、アンネにわってその人生じんせい開拓かいたくしていったであろう希望きぼうあかしなのだ。

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清藤秀人

5.0対立たいりつ分断ぶんだんえられる、としんじさせてくれるチャーミングな逸品いっぴん

2020ねん1がつ23にち
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ける

わらえる

しあわ

冒頭ぼうとう、ヒトラーに熱狂ねっきょうする群衆ぐんしゅう記録きろく映像えいぞうに、ビートルズの「きしめたい」のドイツ語どいつごばんをかぶせる風刺ふうしのセンス!現在げんざい視点してんから当時とうじのドイツじん批判ひはんするのは容易よういだが、かれらにとってヒトラーはまさにロックスターのような崇拝すうはい対象たいしょう偶像ぐうぞう=アイドルだったのだ。

本来ほんらいシリアスなナチスやユダヤじん迫害はくがい題材だいざいにした映画えいがでも、近年きんねんつくしゅ観客かんきゃくともに相対そうたいてき客観きゃっかんてきあつかえる世代せだいえたせいか、ユーモアをかしたコミカルな作品さくひんえてきた。そうした作品さくひんぐんなかでも、ほんさくのユニークさ、チャーミングさは格別かくべつ。ドイツじん少年しょうねんジョジョとユダヤのむすめエルサをえんじた2人ふたり魅力みりょくうところがおおきいし、とりわけジョジョの変化へんか成長せいちょう精妙せいみょう描写びょうしゃしたタイカ・ワイティティ監督かんとく手腕しゅわんにも感嘆かんたんした。

デヴィッド・ボウイがベルリンのかべのそばで恋人こいびとたちに着想ちゃくそうたという「ヒーローズ」のドイツ語どいつごばんながれるラストも最高さいこう洋楽ようがくきにもおすすめしたい。

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高森 郁哉

5.0監督かんとく才能さいのうあふれる

2024ねん8がつ19にち
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わらえる

かなしい

しあわ

いい映画えいがだった。緩急かんきゅうついてて、さすがでした。

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ローランド山

5.0あかるさのなかにあるかなしさ

2024ねん6がつ30にち
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鑑賞かんしょう方法ほうほう:その

絵本えほんのような少年しょうねん世界せかいなかたしかにある不穏ふおん空気くうき少年しょうねん言動げんどうががぞわぞわとさせるほんさく

はなしすすむにれユダヤじん少女しょうじょとの出会であいや周囲しゅうい不穏ふおんさをかもしていた大人おとなたちとの変化へんかなごみながら、それでもやはり現実げんじつにあった出来事できごと沿って物語ものがたりすすんでいきます
わったあとのなんともえないかんじ、もう一度いちどたいかとわれればないけれどなんおもかえすシーンがいくつもある

こういった気持きもちをしんのこしてくれる、戦争せんそう映画えいがとしてすごいことなのではとかんじます

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はらぱら

4.0素晴すばらしい映画えいが

2024ねん5がつ25にち
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この映画えいが少年しょうねん成長せいちょう記録きろくであり、ボーイミーツガールの内容ないようであり、戦争せんそう映画えいがである。
最初さいしょこの映画えいがまえ予告よこくなどから「ヒトラーが想像そうぞうじょう友達ともだちとして登場とうじょうするへん映画えいが」というイメージでした。
しかし、実際じっさいていくと「あれ?なんかちがうな…」とかんじていき、途中とちゅう主人公しゅじんこう家族かぞくかんする衝撃しょうげきてきなシーンがあり、号泣ごうきゅうしてしまいました。

最後さいご玄関げんかんでのシーンは映画えいがのこ素晴すばらしいシーンです。

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みる

4.0もしもあの時代じだいのあの場所ばしょそだった子供こどもだったら

2024ねん5がつ22にち
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SpicaM

4.5シャル・ウィ・ダンス!!

2024ねん5がつ18にち
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マサシ

5.0ワイティティ監督かんとくは、ヒーロー映画えいがっている場合ばあいではない。

2024ねん5がつ2にち
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これまでワイティティ監督かんとくをあまり意識いしきすることはなかった(それでもマイティ・ソー・シリーズはたのしんでた)のだが、Netflixがおすすめしてくれた『ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル』がとてもかったので、それにつづいてのほんさく鑑賞かんしょうとなった。

結論けつろんからうと、とても素晴すばらしかった。ユーモアとアイロニーでいろどりながら、ひときていくことの悲哀ひあい希望きぼうかびがらせていくこのひと手腕しゅわんは、あつかっているモチーフ(いまさくはナチズム)のわりにはおもくなりすぎずに、むしろ鑑賞かんしょうさわやかな気持きもちにすらさせてくれる。

そして、『ハント・フォー…』のほうでもおもったが、どもをるのがとても上手うまい。自然しぜん演技えんぎしつつ、内面ないめん葛藤かっとうをさりげなくかおらせることに成功せいこうしている。きっと演技えんぎ指導しどうたくみなのだろう。

ワイティティ監督かんとくは、マーベルのヒーロー映画えいがっている場合ばあいではない。こういうドラマ作品さくひんでこそ、あじきるとおもう。

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image_taro

5.0ウザギをがす勇気ゆうき

2024ねん4がつ17にち
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鑑賞かんしょう方法ほうほう:VOD

ける

かなしい

しあわ

戦時せんじモノであり、過渡かと少年しょうねんしん成長せいちょうえがいた異色いしょくヒューマンドラマ。

冒頭ぼうとうでウサギをがそうとしたシーンが作品さくひん全体ぜんたいのモチーフであることはうまでもない。
えつけられてみずからがしんじるところと、うちなる真実しんじつと。
激動げきどう時代じだいながれのなかで、主人公しゅじんこう相反あいはんする双方そうほうをどうえてくのか。

ウサギをがした主人公しゅじんこう弱虫よわむしとののしられ、
しかしよわさをもの発揮はっきするつよさこそ、せかけにはわらない。
同時どうじ鑑賞かんしょうしゃへも、世間せけんがどうであろうとウサギをがす勇気ゆうきを、と
うったえているがした。

あまえんぼう物語ものがたりうほどにいち人前にんまえおとこ様子ようすをたがえてゆくさまが、
ある意味いみ、ハードボイルド。
ははのさいごと、敗戦はいせん軍人ぐんじんとのわかれで涙腺るいせん崩壊ほうかい
ますます孤独こどくになってゆくのに、なぜだかあたたかみのこ世界せかいかんせつない。
そのなか不意打ふいうちがごとく描写びょうしゃされる戦時せんじちゅうのリアルな殺伐さつばつさも秀逸しゅういつだった。

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N.river

5.0ライフイズビューティフルかんがあるのはなんでだろ

2024ねん4がつ16にち
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ける

わらえる

知的ちてき

Amazon Primeで鑑賞かんしょう感動かんどうてき、いい映画えいが。そう、これはいい映画えいがだ。皮肉ひにくたっぷりでナチスについて、だい世界せかい大戦たいせんについて、だれかがだれかを支配しはいすることについて、ひとひとについてえがかれている。ナチスがわからの『ライフイズビューティフル』かんあり。

このわらいをれたかったんだろうという部分ぶぶんが、映画えいがのなかで「突拍子とっぴょうしもなく」ではない。
つまり、ごくごく自然しぜん演出えんしゅつとして「わらい」が映画えいがまれている。

人生じんせいのなかで、深刻しんこくなシーンほどわらいにえるなんてむずかしい。
それが映画えいがだとうまくいくのは、映画えいがにするほどの状況じょうきょうがそろっているから
だとおもう。

映画えいがはそういう意味いみではぼくたちの日常にちじょうをどうえがいているかで、かれる度合どあいが
ぐんとわるものだ。

ジョジョのいる世界せかいは、かれにとっては現実げんじつだが、過去かこにも現実げんじつとしてあったはずだが
いま時代じだい、そして日本にっぽんからていると、それはフィクションのようにえてくる。
そうえたらダメなんだけど。フィクションじゃないから。

だけども、その俯瞰ふかんてき距離きょりかん映画えいがながめていると、その深刻しんこくなシーンは
わらいにえられることに、なん違和感いわかんおぼえない。

そうえた映画えいがは、すごい名作めいさくなんだといつもおもう。
こむずかしくてゴメン。

演者えんじゃ脚本きゃくほん演出えんしゅつとメイクも、衣装いしょう大道具おおどうぐ小道具こどうぐCGまわりも
よくできている。

ありていだが、最後さいごのシーンに余韻よいん余白よはくのこしている。
そこからさきひと想像そうぞうしていい領域りょういきにしてくれているのが
監督かんとくのやさしさなのかなと、おもう。

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西の海へさらり

4.0あれもこれもジョーク

2024ねん4がつ14にち
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つとみ

4.5今日きょうの「たりまえ」の有効ゆうこう期限きげんは?

2024ねん4がつ13にち
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過去かこからまな
いま
未来みらいかんがえる。

過去かこたりまえ
いまたりまえでないように
いまたりまえ
未来みらいたりまえでないことを
っておかなければならない。

そんなおもいテーマをかんがえさせられるのに
やわらかくてあたたかい映画えいが、、、。

冒頭ぼうとうからビートルズをながしてくるのか!!
当時とうじのヒトラーのカリスマせい表現ひょうげんするにはってつけの挿入歌そうにゅうかだ。

ヒトラーやく俳優はいゆうさんきだなぁ🤔
まさにスピーチの天才てんさい
言葉ことばのチョイスやスピードかん
前半ぜんはん後半こうはんはなかた変化へんか
素晴すばらしい!
どちらかとうと、後半こうはんまくてるかんじが
まさにヒトラー。

あとは、グレンツェンドルフ大尉たいい
かれ人間にんげんらしさややさしさにとても感動かんどうした。
エルサがユダヤじんだとりながらを見逃みのがしたこと、
たぶんフィルケル(部下ぶか同性どうせい)とこいちていること、
ロージー(ジョジョのはは)のつよさとうつくしさにんでいるからこそ、ジョジョを特別とくべつおもっていること、
だからこそ、最後さいご場面ばめんであの行動こうどうができたんだろう。
はな言葉ことばに、行動こうどうに、
きてくれ」というおもいをかんじた。
そんな繊細せんさい表現ひょうげんえんじたサム・ロックウィルに拍手はくしゅ

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ぐでやま

5.0ハマった!

2024ねん4がつ9にち
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めちゃくちゃきです
ストレートにえがいたらおもくなる内容ないよう
風刺ふうしわらいをめて物語ものがたりにして
ビジュアルや音楽おんがくもお洒落しゃれにし
わらなみだこいもあるかん

ラストシーンがまたい!!

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猫柴

5.0黄色きいろくつうったえるナチズムへのいか

2024ねん3がつ28にち
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たのしい

 このとしのアカデミーしょう作品さくひんしょう助演じょえん女優じょゆうしょうふくむ6部門ぶもんにノミネート。主要しゅようしょういっしたがからくも脚色きゃくしょくしょうだけの受賞じゅしょうとなった。殺伐さつばつとした映画えいが目立めだつなかで、結果けっかはともあれほんさくのようなほのぼのとした映画えいががノミネートされていることにどこかほっとしてしまうのはわたしだけではないだろう。

 ナチスドイツの敗色はいしょく大戦たいせん末期まっき、ヒトラーにあこがれる10さいのジョジョはヒトラー・ユーゲント(ヒトラー少年しょうねんたい)に入隊にゅうたいしナチスの訓練くんれんれる毎日まいにちだが、訓練くんれんではウサギもころせず、しゅりゅうだんそこねて自分じぶん負傷ふしょうしてしまうという始末しまつだ。そんなしんやさしいジョジョをはげまし鼓舞こぶするのがかれ空想くうそう友達ともだちアドルフだ。このアドルフを監督かんとくのタイカ・ワイティティがみずかえんじているのだが、ヒトラーを揶揄やゆしたこの空想くうそうじょう人物じんぶつに、ナチズムへの痛烈つうれつ皮肉ひにくめた監督かんとく心情しんじょうがる。チャップリンの名作めいさく独裁どくさいしゃ』を彷彿ほうふつさせる名演めいえんだ。

 ジョジョのおかあさんをえんじるスカーレット・ヨハンセンがまた素晴すばらしい。『ロストイントランスレーション』のころからはずいぶんオトナになって、最近さいきんではアクション女優じょゆうのイメージがつよいが、『マッチポイント』や『それでもこいするバルセロナ』などアレン映画えいがでもヒロインをえんずるじつ演技えんぎ。『真珠しんじゅ耳飾みみかざりの少女しょうじょ』のときうつくしさはいまでもいている。スカジョのこのおかあさんがじつはレジスタンスの活動かつどうであり、そのかなしい運命うんめいくつだけで表現ひょうげんするワイティティ監督かんとく演出えんしゅつがさりげなくまた痛切つうせつで、ほんさくわすがためいシーンのひとつにもなっている。

 ジョジョがいえかく部屋へやかくまわれたユダヤじん少女しょうじょとのいをつうじて、徐々じょじょにナチスの欺瞞ぎまんづいてゆく過程かてい淡々たんたんつづられてむねせまる。こうした奥深おくふか命題めいだいけっして深刻しんこくにではなく、コメディのかたち提示ていじしてみせた監督かんとく手腕しゅわん最大限さいだいげん賛辞さんじおくりたい。本文ほんぶん冒頭ぼうとうに『ほのぼのとした映画えいが』といたが、これはけっして『ほのぼのとした』だけの映画えいがではないことをつよ言明げんめいしておきたい。

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inosan009

4.5ポップなだけじゃない

2024ねん3がつ27にち
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戦時せんじちゅうのナチスのドイツを戸惑とまどうくらいにポップにえがいてはいるけど、普通ふつうらしている思春期ししゅんき手前てまえ子供こども視点してんでは実際じっさいそうえているのかもれないな。

ただそれだけではわらずきびぎる現実げんじつえがきつつも、若者わかものたちの未来みらいひらかれたようなラストがかった。

言語げんごなので実際じっさい演技えんぎりょくからないけど、こんなむずかしいやく主演しゅえんとおしたジョジョやく俳優はいゆうさんおそれるべし!

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chupakabra

4.0コメディとはいえ、なか々ブラックでヘビィ

2024ねん3がつ2にち
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ネクスト・ゴール・ウインズを鑑賞かんしょうして、ワイティティ監督かんとく名前なまえり、さかのぼってこちらを鑑賞かんしょう

のっけから15ふんくらいで視聴しちょうをやめようとおもったくらい、クラクラするほどのナチ礼賛らいさん胸糞むなくそセリフの数々かずかず。いやいや、マジか。でもこれだけでわるはずないから、まぁ最後さいごまでとおもってているうちに、「アンネの日記にっき?」と見紛みまがうユダヤじん少女しょうじょてきてからちょっといてられるようになった。

わるふざけのたびぎているもするし(とく監督かんとく自身じしん出自しゅつじかかわるあたりは過剰かじょうなほど)、そこまでまなくてもとおもほど、おびただしい種類しゅるいのヘイトをんでいて、コメディといいながらなか々にブラックでヘビィ。それに、ウクライナやガザの状況じょうきょうがリアルタイムで進行しんこうしているため、余計よけいわらえず、かんがえさせられてしまう。

指摘してきしておきたいのは、映像えいぞうてきうつくしさ。
どこにもケチのつけどころがない。おかねもかかっているだろうが、その場面ばめんにあった色彩しきさい構図こうず、どれも素晴すばらしかった。見覚みおぼえのあるくつとメモの赤字あかじしんをつかまれた

自分じぶんは、いわゆるハリウッド映画えいが積極せっきょくてきてこなかったので、ワイティティ監督かんとくのことをよくらずにいたが、2さくて、とても興味きょうみいた。フリーガイも、この監督かんとく作品さくひんということなので、また鑑賞かんしょうしてみたいとおもった。

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sow_miya