映画.comもいま見たくてしょうがない!
「クルエラ」が私たちを引き付ける5つの理由
予告編や断片的な情報だけで、こんなにも見たくなる映画は久しぶりでは? いま、映画好き以外にも“みんな”が気になってしょうがない作品がある――。それは、ディズニーの新作「クルエラ」(5月27日映画館&5月28日ディズニープラス プレミアアクセス同時公開)!
「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが主演を務め、あの「101匹わんちゃん」に登場する「ディズニー史上最も悪名高いヴィラン(悪役)」の知られざる誕生秘話を描く本作。予告編やポスターが公開された段階で、SNSでは拡散や「見たい」「気になる」のコメントが続出。なぜ、ここまで多くの人々の心を引き付け、“ブーム”になっているのだろう? 映画.comがとことん考えてみた!
【予告編】ディズニー史上最も悪名高きヴィラン“クルエラ”の誕生秘話
見たい理由が多すぎ!いまは正直この映画しか勝たん…
「クルエラ」をウォッチリストに追加した5つのワケ
いまや、多くの人々の「今年見たい注目映画」のトップランカーに躍り出た「クルエラ」。まだ誰も見ていない作品なのに、一体どうして? その理由は、やっぱり「面白そうだから」一択でしょ! みんなが時間を作ってでもこの作品を見たい・知りたい状態になっているのは、とにかく面白そうな匂いが立ち込めているから。もう既に気になってしょうがないあなたにも、「そんなに話題なの? もっと知りたい!」と思っているあなたにも、改めて「現時点で分かる」本作の魅力や、バズっている理由を紹介します!
【見たい!①】ディズニー史上最も悪名高いヴィランの誕生秘話…いままでと違う新しい面白さが見られそう!まず、タイトルにもなってるクルエラって? 彼女は、ディズニー映画やゲーム、ディズニーランドなどのファンにはおなじみ、黒と白のツートンヘアで有名なヴィラン。「101匹わんちゃん」では、欲しいものを手に入れるためなら手段を選ばないファッション狂・デザイナーの“悪女”として描かれている。そんな彼女が「ヴィランに“なった”」理由が明かされると聞いたら、気にならないわけがない! 「眠れる森の美女」のヴィランに隠された切ない物語を描いた「マレフィセント」のように、今回も私たちをあっと驚かせ、感動させてくれるはず……! きっと、この映画を見る前と後では、クルエラのイメージが180度変わっているに違いない。
【見たい!②】「クルエラがカッコいい」「映像・衣装・音楽…全部オシャレ」いま予告編が超バズってる!企画自体も面白そうだけど、一気にバズったのは今年の2月・3月に特報や予告編が公開されてから。ファッショナブルなクルエラはメイクも衣装もとにかくカッコいいし、これまでのディズニー作品にはなかった「パンク」で「ロック」なトガッた世界観が斬新! スタイリッシュな映像も、70~80sの一周回ってオシャレな音楽も、もちろんクルエラの誕生秘話も――。話題になるのも当然、気にならない要素を見つけるほうが難しいほど、最高にクール!
【見たい!③】「美女と野獣」「アラジン」…安心のディズニー実写が「101匹わんちゃん」につながる物語をついに!そしてやっぱり、「間違いない」安心・安定のブランド、ディズニーの最新作であることも超重要。日本でも大大大ヒットした「美女と野獣」や「アラジン」など、ディズニー×実写は「面白い」「楽しい」「みんな見る」の代名詞! しかも今回は、単なる実写化じゃなく、クルエラの誕生秘話=「101匹わんちゃん」につながる物語とのこと。クルエラの手下であるジャスパーとホーレスも登場し、名トリオ結成のいきさつも明かされるらしい。本気度が全然違う……。これはもう、ファンだったら、いやファンじゃなくても絶対に見逃せない!
【見たい!④】 「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン×「アイ、トーニャ」監督×「キングスマン」「ハリポタ」俳優! こんなに面白そうな企画でも、スタッフ・キャストが微妙だったら見たいテンションは下がってしまうもの。だけどディズニーはわかってる! アカデミー賞女優でファッション・アイコンでもあるエマ・ストーンが見た目も中身もクルエラに“変身”したとなれば、演技はうまいし可愛いし見るしかない! しかも「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・トンプソンや「キングスマン」の“イケオジ”役で人気を集めたマーク・ストロングまで出演! さらにハーレイ・クインことマーゴット・ロビーの新たな魅力を引き出した「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のクレイグ・ギレスピーが監督! ちなみに、衣装は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でアカデミー賞を受賞したジェニー・ビーヴァン。ちょっと完璧布陣過ぎない……?
【見たい!⑤】 誰かと語りたくなる、ギミック満載の内容と衝撃の結末 吹き替え版も期待高まる!「クルエラ」をチェックしておくと、嬉しい“特典”がひとつ。それは、リアルな友だちやSNSのフォロワーと一緒に盛り上がれるってこと! これだけ面白そうだし話題になってる作品だもの、むしろ押さえておかないと話題に乗り遅れちゃうなんて可能性も……? しかも、さらに期待が高まるのはクルエラの日本版声優を柴咲コウが担当すること! あの劇場版「名探偵コナン」でも声優を務めている柴咲は実力的にも申し分なし、何よりクルエラのイメージにぴったり! 字幕と吹き替え、どっちで見ようか悩む……これは“二度見”が正解かも?
【超速レビュー】期待を軽く超える傑作──
“こんなディズニー作品”、見たことない!
これだけ期待が高まっている「クルエラ」、実際にはどうなの? 実はこの映画、ほぼ全世界同時公開。そのため、まだレビューも評価も上がっておらず、ワクワクとドキドキが高まるばかり……。早く見たい! と思っていた矢先、関係者向けの試写会が実施されるという情報をキャッチ。ひと足先に観賞した映画.com編集部員が、見終えたばかりの“生の声”をいち早く【ネタバレなしで】お届けします!
まず、正直な感想は――これはもう、間違いなしの大傑作! ストーリーもキャラクターもファッションや音楽も、もちろんテンポも「ちょっとここまで良いとは想像していなかった……」というクオリティにびっくり。冒頭、モノクロのシンデレラ城をバックに、「クルエラ」仕様の赤文字で「Disney」のロゴが浮かび上がったところからテンションがグッと上がり、「ここから始めるの?」という意表を突いたオープニングに、「こんなディズニー作品、見たことない!」とゾクゾクさせられた。
本作では、これまで描かれることのなかったクルエラの幼少期が明かされる。天才的なファッションセンスとカリスマ性を持ち、いじめっ子にも毅然と立ち向かう少女が、どうやって私たちが知っているあの“クルエラ”になっていくの? とこの先の展開が気になり、冒頭数分で一気に没入! すると「なるほど、そういうことだったの……」と衝撃を受ける事件が発生し、物語は一気に加速していく。クルエラとジャスパー&ホーレスの“出会い”も描かれ、ファンにはグッとくる要素が早くも連続!
その後、大人になったクルエラがファッション業界に足を踏み入れていく展開になってくると、画面が一気にゴージャスに! 色とりどりのドレスの数々にデザイン画、ファッションショーにパーティ、ロンドンの夜景……。エマ・ストーンの衣装もシーンごとに代わり、瞬きする暇がないほど「楽しい」の連続! さらに私たちもよく知っている“あの名曲たち”が、パンキッシュなアレンジで響き渡り、目と耳と心の全部がワクワク一色で満たされてゆく――。中でも、モード界の女王バロネス(エマ・トンプソン)によるトラッドな「上流階級のファッション」と、クルエラによるパンクでアヴァンギャルドな「新時代のファッション」の対決は必見!
そして、なんといっても「もっと見せて!」と思わされるのは、クルエラのカッコよさ。どれだけ不遇な扱いを受けても、絶望したくなるような目に遭っても、才能と信念――自分自身を信じて努力を惜しまない。その結果、周囲はもちろん、世間が彼女に夢中になっていく。ヴィランとして有名なクルエラだが、本作では彼女を見ているだけで「自分らしさを誇って生きよう!」と自然と勇気が湧いてくるのだ。同時に、ジャスパー&ホーレスとの絆にもウルウルさせられる――。
そんな“愛すべき”クルエラが、仲間たちと共に世間をあっと驚かせる計画を実行に移すクライマックスは、手に汗握るスピーディな内容に! さらにさらに、最後の最後までサプライズが仕掛けてあり、見終えた後は確実に周囲に薦めたくなる……「絶対に見てほしい」“神作”です!