雄お獅少年しょうねん　ライオン少年しょうねん

映像えいぞう(アニメーション)は美うつくしい。

吹替版ばん。
アクロバティックな舞まいに実写じっしゃと見紛みまがう精緻せいちな3DCG、昭和しょうわのようなノリのギャグとスポ根ね魂たましい。
クライマックスは胸むね熱あつすぎた。
でも地元じもとの獅子舞ししまいチームのお兄にいさんがクズすぎるのには正直しょうじき引ひいた。

テーマとしては目新めあたらしくはないが、貧まずしい暮くらしのチュンとその仲間なかまたちの仲間なかまを思おもいやる心しんが温あたたかい。
ここまででは無ないが、日本にっぽんにも同おなじような子こどもや青少年せいしょうねんんは沢山たくさんいる事ことだろう
李白りはくの言葉ことばを語かたる少年しょうねんチュンの思おもいから始はじまっていくドラマは一昔ひとむかし前まえのものを感かんじさせるがそこが良よい。
今いまの日本にっぽんではこの類るいいの作品さくひんはあんまり作つくられない。
ただインディーズ作品さくひんやご当地とうち映画えいがによくある印象いんしょう。
そもそもスポーツでは無ないしルールもよく分わからないこの獅子舞ししまい、初はじめて目めにしたのはジャッキーチェンやジェットリーの作品さくひんで獅子ししがしらで踊おどりながら闘たたかう荒あらっぽさで、乱暴らんぼうなお祭まつり以外いがいの印象いんしょうがない人ひとが多おおいと思おもう。

だがそんなことはどうでも良よい。
よーわからんが出場しゅつじょうしてる連中れんちゅうも真剣しんけんでルール上じょうの小細工こざいくはするものの、トコトンイヤな奴等やつらも居いない。
中なか々熱あつい奴等やつらが揃そろっていてこっちも熱あつくなってしまう(笑わらい)

終盤しゅうばんの頂上ちょうじょうへの挑戦ちょうせんに女性じょせいチュンの叩たたく太鼓たいこを皮切かわきりに他たチームの
太鼓たいこ係がかりがチーム関係かんけいなしにエールを贈おくり始はじめるシーンにもグッとくる。

大会たいかい後ごと結果けっかはよく分わからないし、女性じょせいチュンとのその後ごの関係かんけい(彼氏かれしらしき人物じんぶつが居いた)が写真しゃしんだけ写うつっててもどうなったの？とは思おもう。
お父とうさんの指ゆびが動うごいたから、奇跡きせきは起おこったのだがどうせならその奇跡きせきを一緒いっしょに喜よろこぶ姿すがたも見みたかったのでラストがあっさり過すぎるのが残念ざんねん。