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柄本えもと佑たすくさんが劇団げきだん乾電池かんでんちの脚本きゃくほん家か加藤かとう一浩かずひろさんの戯曲ぎきょく３本ほんを映画えいが化かした短編たんぺんをまとめたものです。加藤かとう一浩かずひろさんも２番目ばんめフランスにいるに画家がか役やくで出演しゅつえんしています。
加藤かとうさんが愛知あいち県けん出身しゅっしんなところに親近しんきん感かんを感かんじました。

出演しゅつえん者しゃが魅力みりょく的てきな方ほうばかりで彼かれらを見みているだけでも飽あきないです。

「ムーンライト下落合しもおちあい」、「約束やくそく」、「フランスにいる」の短編たんぺん３本ほんと、「夜明よあけ」。
正直しょうじき、どれもなんだかわからないうちに終おわった。
なんだろうね、これ。商業しょうぎょう的てきなものはまったく無視むししている感かんじ。演劇えんげきのワークショップ的てきな、実験じっけん的てきな、ものばかり。森山もりやま直ただし太朗たろうのあれは、笑わらったほうがいいの？ 頭あたまに？？？が湧わいているのは、理解りかいできないこちらのせいなのか。

ベケットの『ゴドーを待まちながら』みたいな感かんじか。

30年ねん以上いじょう前まえ、深夜しんやのテレビ番組ばんぐみで、竹中たけなか直人なおとさんがインド料理りょうりのナンを持もってうろうろするコントだかドラマだかをやっていてなんだかよく分わからないが面白おもしろかったのを思おもい出だした。あれはなんだったんだろう。

この映画えいがもなんだかよく分わからない映画えいが観みた、あれはなんだったんだろう、と何なん年ねんか先さきに思おもい出だしそうな気きがする。