エスパーX探偵たんてい社しゃ　さよならのさがしもの

本編ほんぺんの鑑賞かんしょうは2回かい目めでした。
もともとは鹿目かのめ凛りんさんが出演しゅつえんするということだけで劇場げきじょうに足あしを運はこんだ作品さくひん。
話はなしの大筋おおすじを理解りかいした上うえで鑑賞かんしょうする本ほん作品さくひんは
1度目どめでは気付きづくことができなかった伏線ふくせんや
登場とうじょう人物じんぶつの行動こうどう、細部さいぶの演出えんしゅつを落おち着ついて観みることができて楽たのしめました。

木場きば監督かんとくは本ほん作品さくひんのような伏線ふくせんがあったり、
ミステリーチックな脚本きゃくほんをあまり書がかないということですが、
気軽きがるに観みれてちょっと笑わらえる作品さくひんとして面白おもしろいし、
シリアスになりすぎず笑わらいに走はしりすぎず、
絶妙ぜつみょうな温度おんど感かん・バランスで楽たのしめる作品さくひんだと思おもいます。

特とくに作品さくひん中ちゅうには"エスパー"を持もった人物じんぶつが多数たすう登場とうじょうするのですが、
「炎ほのおを出だせる」「瞬間しゅんかん移動いどうができる」「触ふれずにものを動うごかせる」などの
超ちょう能力のうりょくバトルでよく目めにするようなど派手はでな能力のうりょくなどでは決けっしてなく、
「その能力のうりょく、使つかい道みちある...？」のようなちょっとダサい能力のうりょくなのが
とてもツボにハマっています(そもそも"エスパー"という響ひびきもちょっとダサいｗ)。
「現実げんじつ世界せかいに異い能力のうりょく者しゃがいたら、実際じっさいはこんな感かんじなんだろうな～」と想像そうぞうさせてくれるところも面白おもしろいです。
ロケ地ちが浅草あさくさということで浮世うきよ離ばなれした場所ばしょでない、
どちらかというと庶民しょみん的てきな街まちの風景ふうけいだったこともそう感かんじさせてくれる一因いちいんかもしれません。

そして今回こんかいは鹿目かのめ凛りんさん主演しゅえんのスピンオフも同時どうじに公開こうかいされるということで、
舞台ぶたい挨拶あいさつ付つきの名古屋なごや上映じょうえいに足あしを運はこびました。
本編ほんぺんでは最後さいごに一瞬いっしゅん登場とうじょうするのみの"鼻はなが利きく"エスパー持もちの河合かわい夏子なつこ(鹿目かのめ凛りん)に
スポットを当あててもらえて、まずそれだけでとても嬉うれしかったです。
話はなしの内容ないようはそこまで特異とくいなものではないですが、
そのおかげで映像えいぞう・演出えんしゅつ・画が角かく・構図こうずなどに気きを配くばって観みることができましたし、
細部さいぶに仕掛しかけられた小しょうネタにも気付きづくことができました。
特とくに鹿目かのめ凛りんさんの横顔よこがおアップ、ラストの後うしろ姿すがたはとても印象いんしょう的てきでした。

エスパーX探偵たんてい社しゃ、
本編ほんぺん最後さいごは続編ぞくへんに繋つなげられるような終おわり方かたもしていますし、続つづきをぜひ観みたいです。
その際さいにはまた鹿目かのめ凛りんさんの起用きようをよろしくお願ねがいします！

鹿目かのめ凛りんさん目当めあてで観かんに行いきましたが、予想よそう以上いじょうに面白おもしろくて楽たのしめました。

ストーリーも色々いろいろと伏線ふくせんが張はられていて最後さいごまで飽あきない展開てんかいだったし、単純たんじゅんながら拡ひろがりを感かんじさせる世界せかい観かんや設定せってい。

超ちょう能力のうりょくも微妙びみょうな能力のうりょくや不便ふべんな能力のうりょくが多おおくて、こんな能力のうりょくあったら面白おもしろそうとか色々いろいろ妄想もうそうしてしまいました。

終おわり方かたも続つづきを匂におわせる感かんじだったので、鹿目かのめ凛りんさんの出番でばんを増ふやしての続編ぞくへんに期待きたいしています。

サイキッカーZの監督かんとくがまたエスパーものを作つくった！ということで観かんに行いきました。
…のですが、思おもっていたよりずっと楽たのしめました。

浅草あさくさを舞台ぶたいに超ちょう能力のうりょくを使つかえる探偵たんていが事件じけんを解決かいけつしていく…とざっくりしたあらすじに、その人間にんげんごとに異ことなる超ちょう能力のうりょくがどう絡からみ合あうのか…ポスターからバディものと思おもわせておいて実じつは…な点てんが見所みどころです。

過去かこの事故じこが原因げんいんか突然とつぜん超ちょう能力のうりょくに目覚めざめたという主人公しゅじんこうの松田まつだは、ひょろっとして腰こしが引ひけていて他人たにんから舐なめられがちだけど、同時どうじに人ひとたらしでもあり、その「痛いたみを知しっているが故ゆえに自分じぶんから傷きずついてくれる」というある種しゅの安心あんしん感かんが鑑賞かんしょう後ごの心地ここちよさにもつながりました。

「その力ちからは人ひとの役やくに立たてた方ほうがいいと思おもう」
ゆるっと生いきてるように見みえて、善人ぜんにんであろう・まともであろうと懸命けんめいな、誰だれかと一緒いっしょにいることに臆病おくびょうになった松田まつだが、やっとの思おもいで口くちにしたセリフだと思おもいます。

一いち歩ほ踏ふみ出だせた彼かれを、彼かれらをまた応援おうえんしたいと思おもえました。

「超ちょう能力のうりょく」×「探偵たんてい」
これだけで観みる前まえからすごくワクワクしていましたが、実際じっさいに映画えいがを観みた後のちはとても温あたたかい気持きもちになりました。

とても身近みぢかに感かんじれる作品さくひんで、主人公しゅじんこうのキャラクターも「THE主人公しゅじんこう」って言いう訳わけでは無ないけれど、やからこそ見みえるもの・感かんじれることがあるんやなと思おもいました。
また、主人公しゅじんこうが周まわりの人ひとたちとどう関かかわってるかもすごくポイントになっていて、途中とちゅうはまさか！！？って私わたしも驚おどろくシーンがあり面白おもしろかったです。
私わたしの大好だいすきな俳優はいゆうさんのまた新あたらしい1面めんも観みれてとても大好だいすきな作品さくひんになりました。

エンディングロールまで楽たのしめる素敵すてきな映画えいがなので、ぜひ観みて欲ほしいです！