もう、歩けない男
劇場公開日:2023年2月23日
解説
大ヒットテレビシリーズ「ブレイキング・バッド」のジェシー・ピンクマン役で知られるアーロン・ポールが主演を務め、当たり前の日常を失った男が、周囲の人びとに支えられながら再び前向きに歩み出していく姿を描いたヒューマンドラマ。
保険会社の営業マンのアダムは、仕事では出世を果たし、プライベートでは恋人と婚約をして立派な一軒家を購入し、順風満帆な人生を歩んでいた。しかし、新居を祝うパーティの最中、酔っぱらった勢いで池に頭から飛び込んだことで骨髄を損傷し、 障がいを負ってしまう。休職を余儀なくされ、婚約者にも見放されたアダムは、すべてを失った悲しみから自暴自棄になるが、リハビリ施設の仲間やヘルパーとの出会いから、障がいに関係なく、幸せを掴むためには努力が必要だということに気づいていく。
共演にはレナ・オリン、セリア・ウェストン、ポール・ウォルター・ハウザー、トム・サイズモア、トム・ベレンジャーらベテランや実力派の俳優がそろう。
2020年製作/100分/R15+/アメリカ
原題または英題:Adam
配給:イオンエンターテイメント
劇場公開日:2023年2月23日
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る
2023年3月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
鼻持ちならない自意識過剰な男で
もちろん不運な事故に遭ったことも
(これも自業自得なのだが)
それによって障がいを負ってしまったことも
本人や家族にとって悲劇であると思うのだけど
どうもこのアダム(アーロン・ポール)を
好きになれなくて、応援したい気持ちにもならん🤣
.
.
恋人もショックなのはわかるが
そこで声をかけることもなく逃げるように帰るとか
信じられんし、後の行動も結局自分の
罪悪感を拭いたいためじゃん🤢とか
まぁあまりいい印象はない。
.
.
救いなのはロシア人ヘルパーの存在。
(名前がわからん🤣)
強くて温かくて優しくて、暗い過去も
乗り越えて、アダムとその家族のために
献身的(彼女流だけどw)に支えるシーンは
胸にグっと来る。
安易な手助けは不要なのだと教えられる。
あとは、家族ね。
出来の悪い兄、少し子離れできない母親
息子が二度と歩けないと告げる際の
父親の苦悩と涙。
それらがとてもよかった。
少しづつ前向きになり、母親に感謝の言葉を
告げるシーンは演出として既視感あるし
わかっていても息子を持つ母親という立場で
見ちゃうとやっぱり泣けるぅ~🤣
2023年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
浅いプールに飛び込んで頸椎損傷をした学生無年金障がい者の話をよくきいてきた。本作で事故に遭う直前にも恋人が心配する転落があり、少し緊迫した。池に落ちた後、追随した愛犬が、退院して帰宅したときには直ぐに懐かなかったのは、少し違和感があり、介助犬という発想もなかったようだ。漫画『リアル』では、失神するほどの直立体位からリハビリを始めていたが、ここではなかった。入院患者仲間から「気取り屋」と呼ばれるように、リハビリにも熱がはいらない姿勢は、24時間テレビドラマ『ふたり』の主人公にも当初あったが、心を入れ替えてリハビリに励む場面もなく帰宅し、家族や一人目のヘルパーには我が儘放題だった。私が長くお付き合いをした頸椎損傷の友人は、首から下が全く動かず硬直していて、体を抱えるのが大変だったが、本作の主人公は、手動車いすの操作ができるほどの損傷部位だったようだ。本作での二人目のヘルパーは、主人公の我が儘を軽くいなし、訓練に前向きにさせるとともに、性的な能力回復にも目を向けさせているところは、『最強のふたり』や『セッションズ』の介助者とも共通していると思えた。病院で主人公を「気取り屋」と呼んでいた仲間が手動運転装置の自動車をみせに来たときには、乙武洋匡氏が自動車運転を披露したときのような驚きを蘇らせた。しかし、スロープ作動が上手くいかず、短気を起こして電動車いすで帰宅しようとして、電池残量が少なくなり、途中で盗充電しようとしてプラグでつないでいたのは、日本で見慣れた充電器とは異なるようである。そのように社会復帰を進めていたにもかかわらず、自殺を思い詰める場面は、『ウイニング・パス』を想起した。そこでは、性行為不能な脊髄損傷者も子づくりが可能であることが示されていたように思うが、本作では頸椎損傷者でもバイアグラによって性行為だけでなく、それを通しての子づくりが可能であることも示していると考えられる。ただ、恋人と再び性行為を成功させながらも別れに到ったところも、『セッションズ』と似ている。元気だったときの職場の上司が、「無形資産」という表現を取りながら、温かく復帰を迎え入れる姿勢も、『ふたり』と共通している。『ふたり』と『ウイニング・パス』では、障がいにもかかわらず愛を貫く物語だったが、本作ではそうならなかったのが残念だった。
2023年3月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
なんか僕に似てて…😱
気をつけないといけない
会社の健康診断には引っかかっているが、比べ物にならないくらい大変な立場に 正に天国👼から地獄
途中で自殺も考えるが、よく頑張ったと思う 奥さんと子供の存在はあるが
こんな奥さんだったら…
2023年3月6日
Androidアプリから投稿
重度の障害を負った主人公が自棄になりながらも家族や上司や介護士の支えもあって、徐々に前向きな気持ちを取り戻していくという日テレの24時間テレビのドラマのようなストーリー。
内容自体はベタではあるけど、車椅子からベッドに乗り移ったり、コンセントに挿し込んだりといった些細なことでも四肢麻痺の人にとってはいかに大変なのかをじっくり描いているのは好印象。
ポルノビデオ鑑賞やバイアグラのやり取りやセックスシーンなどの性的描写をもう少し控え目にして一般受けし易いものにしていたら、「コーダ あいのうた」並みの評価は得ていたかも。
(クリスティーン役のシャノン・ルシオがオーバー40とは思えないほど若々しくて、綺麗なのが救いだが・・・)
ただ、邦題の「もう、歩けない男」というのはいかにもセンスが無い。
毎度の事だが、このロングライドというニッチ系配給会社はネタでやってるとしか思えないくらいネーミングセンスが酷い。
これならば、原題のままで良かったのでは?