SAND LAND
劇場公開日:2023年8月18日
解説
「ドラゴンボール」の鳥山明が2000年に手がけた名作コミック「SAND LAND」をアニメーション映画化。
魔物も人間も水不足に苦しんでいる砂漠の世界・サンドランド。悪魔の王サタンの息子で「極悪の悪魔」を自称しているが少年のように純粋な心を持つ王子ベルゼブブは、盗みが得意で物知りなお目付け役の魔物シーフや正義感の強い人間の保安官ラオとともに、広い砂漠のどこかにあるという「幻の泉」を探す旅に出る。
声優陣は「小林さんちのメイドラゴン」の田村睦心がベルゼブブ、ジェイソン・ステイサムの吹き替えなどを務める山路和弘がラオ、「ONE PIECE」シリーズのチョーがシーフを担当。アニメーション制作は「機動戦士ガンダム」で知られるサンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)を中心に神風動画とANIMAが加わり、「COCOLORS」の横嶋俊久が監督を務める。
2023年製作/106分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2023年8月18日
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2023年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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予告編を見る限り、かつてのDr.スランプの頃から輝いていた鳥山明のギャグテイスト満載なのかと思いきや、テーマは水と自然の大切さ、偏見で人を見下さない信頼関係、等々のマジメなテーマに即した筋の通った、加えて、初見でも判りやすい物語の進行。非常に丁寧な映画だと思いました。「これだから人間って奴は」みたいな台詞が染みる。やっぱり人間って悪魔よりよっぽど悪党ですよね。
世界観は独特のようで西部劇テイストもあり、なんとなく「砂の惑星」を連想。デヴィット・リンチ監督のハルコンネン男爵も浮いてたし、あれからインスパイヤされたのかな。あれも水不足の世界で最後は豪雨エンドでしたね。
もっとドラゴンボールテイストなバトルをするかと思ったけど、王子の強さはサイヤ人のようなチート級ほどではなく、そこそこ現実的。パパのサタンの参戦するかと思ったけど予想が外れた。登場はあそこだけですか。大塚明夫さん、ゲスト出演お疲れ様です。
お色気は意外にも少なかったですね。女優の奥さん可愛かったな。亡くなられたままとは残念。写真だけの出演とは渋い。そんな訳で派手さを抑えて丁寧に組み立てられた、実にバランスのとられたマジメな良作というのが感想です。
2024年7月25日
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さすが鳥山明!
大好きだった「サンドランド」を映画化してくれた方々に感謝です!!
みんなを幸せな気持ちにしてくれます。
アレ将軍、かなり好きです。
追記
「ドラゴンボール」読み直しました。通して読み通したのは20年ぶりくらいかもしれません。
最初に読んだ時には、なんか物足りないような気がした最終回。今回、ウーブと悟空の姿を見ながら涙が止まりませんでした。こんな素敵な作品たちを世界の読者に届けてくださった先生にありがとうを言いたいです。
先生、ありがとうございました。そして、心からご冥福をお祈りいたします。
2024年6月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
「T34レジェンドオブウォー」というロシア産の最強戦車映画がある。メチャクチャ面白いのである。
その「T34〜」と同じようなシーンがいくつかあって、きっと参考にしたんだろうな。
さすがに実写ほどの迫力はないけれど、高揚感という意味では「T34〜」に匹敵する。(まあ真似てるのだから当たり前だけど)
つまり、この作品は最高の戦車映画の一本と言える。
アニメーション作品のいいところは、実写では難しい構図や表現を簡単にできるところと、現実では少々リアリティを欠いてしまって描けない非現実的なことをある程度説得力をもって描けるところだ。
例えば戦車アニメである「ガールズ&パンツァー」は到底不可能な戦車バトルを展開してしまうから面白いのだ。
そういった点においても本作は攻めたアクションアドベンチャーで好感が持てる。
物語のほうは典型的なアンチヒーローものを少年漫画のレベルに落とし込んだ秀逸なもので、万人に届くシンプルな普遍性が素晴らしい。
奇を衒わず娯楽性だけを追求する。エンターテイメントはこれでいいんだ。
非常に面白い作品であるが、興行的にはコケたようで、メインターゲットであろう小さい子たちに対する訴求力が弱かったのかな。
私は当然ターゲット外だろうし、実際、興味もなく観るつもりもなかった。(何度かある付き合いでの鑑賞)
しかし、アクション系とかアドベンチャー作品が好きな人なら大人でも楽しめる良作だ。
2024年6月12日
Androidアプリから投稿
「オラわくわくすっぞ」
楽しくて、ワクワクするアニメ