はじまりの日ひ

劇場げきじょう公開こうかい日び：2024年ねん10月がつ11日にち

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解説かいせつ

「名なも無ない日ひ」「エリカ38」の日にち比ひ遊ゆう一いちが監督かんとく・脚本きゃくほんを手てがけ、名古屋なごやを舞台ぶたいに伝説でんせつのロックスターの再生さいせいと若わかき歌姫うたひめの誕生たんじょうを描えがいた音楽おんがくファンタジー。

かつてロックシンガーとして一世いっせいを風ふうびした“男おとこ”はある事件じけんをきっかけに音楽おんがくを封印ふういんし、現在げんざいはビルの清掃せいそう会社かいしゃで働はたらきながら質素しっそに暮くらしている。仕事場しごとばとアパートを往復おうふくするだけの日々ひびを過すごす彼かれにとって、かつて自分じぶんのファンだった同僚どうりょう・寺田てらだだけが心しんを許ゆるせる相手あいてだった。男おとこの隣家りんかには会社かいしゃの同僚どうりょうである“女おんな”が住すんでおり、毎晩まいばんのように女おんなと母親ははおやの激はげしいやりとりが聞きこえてくる。ある日ひ、公園こうえんでひとり口くちずさんでいた女おんなの歌声うたごえを耳みみにした男おとこはその才能さいのうを確信かくしんし、旧知きゅうちの音楽おんがくプロデューサー・矢吹やぶきに女おんなの歌うたを聴きくよう頭あたまを下さげる。女おんなの可能かのう性せいを信しんじたアシスタント・望月もちづきのサポートもあり、女おんなはチャンスをつかんでいく。そして男おとこもまた、自分じぶんの歌うたが他人たにんの心しんに火ひを灯ともすことに気付きづかされる。

バンド「JAYWALK」の元もとボーカリスト・中村なかむら耕一こういちが主演しゅえんを務つとめ、ミュージカル舞台ぶたいでも注目ちゅうもくを集あつめるシンガーの遥はるか海うみがヒロインを演えんじた。