イ・チャンドン

韓国かんこくのテグ出身しゅっしん。高校こうこう教師きょうしと小説しょうせつ家かの経歴けいれきを経へて、40歳さいを過すぎて映画えいがの道みちに進すすみ、1997年ねんの監督かんとくデビュー作さく「グリーンフィッシュ」で高たかい評価ひょうかを獲得かくとくする。

続つづく長編ちょうへん第だい2作さく「ペパーミント・キャンディー」（99）では韓国かんこく現代げんだい史しを背景はいけいに1人ひとりの男おとこの20年間ねんかんを描えがき、韓国かんこくのアカデミー賞しょうである大鐘おおがね賞しょうで作品さくひん賞しょうなど主要しゅよう5部門ぶもんを受賞じゅしょう。以降いこうも「オアシス」（02）でベネチア国際こくさい映画えいが祭さいの特別とくべつ監督かんとく賞しょうを受賞じゅしょう、「シークレット・サンシャイン」（07）で主演しゅえんのチョン・ドヨンをカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいの主演しゅえん女優じょゆう賞しょうに導みちびき、「ポエトリー　アグネスの詩し」（10）ではカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいの脚本きゃくほん賞しょうを受賞じゅしょうするなど、国際こくさい的てきな活躍かつやくを続つづける。

村上むらかみ春樹はるきの短編たんぺん小説しょうせつ「納屋なやを焼やく」が原作げんさくとなった「バーニング　劇場げきじょう版ばん」（18）はカンヌのコンペティション部門ぶもんで国際こくさい批評ひひょう家か連盟れんめい賞しょうを受賞じゅしょう。03年ねんから07年ねんまでは韓国かんこく政府せいふの文化ぶんか観光かんこう部ぶ長官ちょうかんも務つとめ、韓国かんこく映画えいがの振興しんこうに貢献こうけんした。