ホアキン・フェニックス

「スタンド・バイ・ミー」「マイ・プライベート・アイダホ」などで注目ちゅうもくされた俳優はいゆうリバー・フェニックスの弟おとうとで、8歳さいから演技えんぎを始はじめ、子役こやく時代じだいはリーフ・フェニックス名義めいぎで活動かつどう。「スペースキャンプ」（86）で映画えいがデビューし、続つづく「ラスキーズ」（87）で主演しゅえんを務つとめる。兄あにリバーの死しをきっかけにしばらく俳優はいゆう業ぎょうを休業きゅうぎょうしたが、映画えいが「誘さそう女おんな」（95）から本名ほんみょうのホアキンで活動かつどうを再開さいかいする。「グラディエーター」（00）でアカデミー助演じょえん男優だんゆう賞しょう、「ウォーク・ザ・ライン　君くんにつづく道みち」（05）で同どう主演しゅえん男優だんゆう賞しょうにノミネートされた。ポール・トーマス・アンダーソン監督かんとくの「ザ・マスター」（12）では、共演きょうえんしたフィリップ・シーモア・ホフマンとともにベネチア国際こくさい映画えいが祭さいの男優だんゆう賞しょうを受賞じゅしょう、アカデミー賞しょうでも再ふたたび主演しゅえん男優だんゆう賞しょうにノミネートされた。17年ねんには、「ビューティフル・デイ」でカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいの男優だんゆう賞しょうを受賞じゅしょう。19年ねんには、トッド・フィリップス監督かんとく作さく「ジョーカー」でタイトルロールを演えんじる。同どう作さくはベネチア国際こくさい映画えいが祭さいで最高さいこう賞しょうの金かね獅子しし賞しょうを受賞じゅしょうするなど、世界中せかいじゅうで大おおきな話題わだいとなり、第だい92回かいアカデミー賞しょうでは4度目どめのノミネートにして初はつの主演しゅえん男優だんゆう賞しょうを受賞じゅしょうした。近年きんねんのそのほかの代表だいひょう作さくに「her 世界せかいでひとつの彼女かのじょ」（13）、「インヒアレント・ヴァイス」（14）、「教授きょうじゅのおかしな妄想もうそう殺人さつじん」（15）、「ゴールデン・リバー」（18）など。姉あねレイン・フェニックス、妹いもうとサマー・フェニックスも女優じょゆうとして活動かつどうしている。