モニカ・ベルッチ

“イタリアの宝石ほうせき”と称しょうされる美人びじん女優じょゆう。大学生だいがくせいの時ときにアルバイトでモデルの仕事しごとを始はじめたところ、たちまち売うれっ子ことなり、1990年ねんにTVドラマで女優じょゆうデビューし、同年どうねん「Briganti（原題げんだい）」で映画えいがデビューも果はたす。92年ねん、フランシス・フォード・コッポラ監督かんとくの「ドラキュラ」でハリウッドに進出しんしゅつし、仏ふつ伊い合作がっさくのラブロマンス「アパートメント」（96）では、後ごの夫おっととなる仏ふつ俳優はいゆうのバンサン・カッセルと共演きょうえん。カッセルと再さい共演きょうえんした仏ふつ映画えいが「ドーベルマン」（97）が世界せかい的てきに大だいヒットし、以後いご、ジュゼッペ・トルナトーレ監督かんとくの「マレーナ」（00）や、ギャスパー・ノエ監督かんとく作さく「アレックス」（02）で主演しゅえんを務つとめ、SF大作たいさく「マトリックス」3部ぶ作さくの2作さく目め「リローデッド」と最終さいしゅう作さく「レボリューションズ」（ともに03）にも出演しゅつえん。メル・ギブソンがメガホンをとった「パッション」（04）ではマグダラのマリアを演えんじた。その後ごもイタリア国内外こくないがいで活動かつどうし、「007」シリーズ第だい24弾だん「スペクター」（15）では、同どうシリーズ史上しじょう最さい高齢こうれいとなる51歳さい（公開こうかい時じ）でボンドガールに起用きようされた。カッセルとは99年ねんに結婚けっこんし、娘むすめが2人ふたり誕生たんじょうしたが、13年ねんに破局はきょくした。