『Fate/Zero』ミュージカルとして舞台ぶたい化か！虚きょ淵ふち玄げんが脚本きゃくほん監修かんしゅう

シリーズの原点げんてんであるPCゲーム「Fate/stay night」が2004年ねんに発売はつばいされて以来いらい、数すう多おおくの派生はせい作品さくひんや多岐たきにわたるメディアミックス展開てんかいが行おこなわれてきたFateシリーズ。その中なかから「Fate/Zero」をミュージカルとして舞台ぶたい化かすることが決定けっていした。

「Fate/stay night」の前日ぜんじつ譚たんとして刊行かんこうされたスピンアウト小説しょうせつ「Fate/Zero」

「Fate/Zero」は、「Fate/stay night」の前日ぜんじつ譚たんとして2006年ねんに刊行かんこうされた虚きょ淵ふち玄げんによるスピンアウト小説しょうせつ。2011年ねんから2012年ねんにかけてTVアニメ化かもされている作品さくひんだ。

物語ものがたりの軸じくとなるのは、聖きよし杯はい戦争せんそう･･･あらゆる奇跡きせきを叶かなえる万能ばんのうの願望がんぼう機き「聖きよし杯はい」の力ちからを追おい求もとめ、聖きよし杯はいに選えらばれし証あかしを宿やどした七なな人にんの魔術まじゅつ師し（マスター）が七なな人にんの英霊えいれい（サーヴァント）を召喚しょうかんし、最後さいごの一人ひとりになるまで究極きゅうきょくの決闘けっとう劇げきを繰くり広ひろげる。この物語ものがたりに至いたるまで過去かこ三さん度ど起おこった聖きよし杯はい戦争せんそうは共ともに決着けっちゃくを先送さきおくりにされており、「Fate/Zero」では「第だい四よん次じ聖きよし杯はい戦争せんそう」となる戦たたかいが描えがかれている。

ミュージカル化かにあたり、ニトロプラスのシナリオライターとして『魔法まほう少女しょうじょまどか☆マギカ』『PSYCHO-PASS サイコパス』『仮面かめんライダー鎧よろい武たけし/ガイム』など、独自どくじの世界せかいでストーリーを自在じざいに展開てんかいさせ、多数たすうの作品さくひんで評価ひょうかを得えてきた虚きょ淵ふち玄げんが脚本きゃくほん監修かんしゅうを務つとめることも決きまった。

そして、脚本きゃくほん・演出えんしゅつ・作詞さくしを手掛てがけるのは、舞台ぶたい『メサイア』シリーズ、ミュージカル『憂国ゆうこくのモリアーティ』シリーズなど、舞台ぶたい作品さくひんを中心ちゅうしんに幅広はばひろく活躍かつやくし、ダイナミックな物語ものがたり創つくりと繊細せんさいな心理しんり描写びょうしゃを得意とくいとする西森にしもり英行ひでゆき。

二人ふたりの連携れんけいで、壮大そうだいな物語ものがたりの世界せかいをシンフォニックで重厚じゅうこうなミュージカルとして創つくり上あげる。このほかのクリエイター、キャスト、公演こうえん期間きかんの詳細しょうさいなどについては続報ぞくほうを待まとう。

ミュージカル『Fate/Zero』は、2025年ねん1～2月がつに東京とうきょうと大阪おおさかで上演じょうえん予定よてい。

『Fate/Zero』原作げんさくはこちら（Amazon）

ミュージカル『Fate/Zero』クリエイターコメント

原作げんさく・脚本きゃくほん監修かんしゅう：虚きょ淵ふち玄げん（ニトロプラス）

ずっと以前いぜん、まだ今いまとは違ちがう形かたちの野心やしんと情熱じょうねつに駆かり立たてられていた頃ころの作品さくひんを、こうして再ふたたび観客かんきゃくの皆様みなさまの元もとへとお届とどけできるというのは大変たいへんに嬉うれしい出来事できごとで、まるで私わたし自身じしんまでもが若返わかがえったかのような気分きぶんにさせてもらえます。
「Fate/Zero」は私わたしにとって大おおきな節目ふしめとなった小説しょうせつで、今日きょうに到いたる虚きょ淵ふち玄げんはこの作品さくひんあってこそ、と言いっても過言かごんではありません。それがこの令れい和わの時代じだいに新あたらしい形かたちで生うまれ変かわるという期待きたい感かんに、胸むねが高鳴たかなっております。

脚本きゃくほん・演出えんしゅつ・作詞さくし：西森にしもり英行ひでゆき

「Fate/Zero」は、伝説でんせつの作品さくひん。
数すう百ひゃく年ねん後ごの後世こうせいにも、古典こてんとして語かたり継つがれるであろう傑作けっさくである。
鬼才きさいとして名高なだかい虚きょ淵ふち玄げんさんの筆致ひっちは深淵しんえんなる「文学ぶんがく」。
描えがかれているのは、シェイクスピアや近松ちかまつ門左衛門もんざえもんにも比肩ひけんする鮮烈せんれつな人間にんげん群ぐん像ぞう劇げきだ。
「Fate/Zero」をミュージカルに。
「正義せいぎとは何なにか」「王おうとは何なにか」「神かみの沈黙ちんもく」「世界せかいの救済きゅうさい」———。
切きり嗣やセイバー、聖きよし杯はい戦争せんそうを生いきる登場とうじょう人物じんぶつたちが紡つむぐテーマは旋律せんりつとなり歌かとなり、重奏じゅうそう的てきに、私わたしたちの生いきる「世界せかいの有あり様さま」を映うつし出だすだろう。
伝説でんせつと言いわれる作品さくひんを描えがくのであれば、伝説でんせつの舞台ぶたいとして応こたえなければならない。
才能さいのうに溢あふれたキャスト陣じん。見識けんしき豊ゆたかなスタッフ陣じん。
目指めざすのは、ジャンルの境界きょうかいを超こえる創造そうぞう的てきなミュージカル。
持もちうる全すべての力ちからをかけて、今いま、この作品さくひんに挑いどもうと思おもう。

(C) Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC
(C) ミュージカル「Fate/Zero」製作せいさく委員いいん会かい

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