イスカリオテのユダ (/m/0g3y0)

イスカリオテのユダは、新約しんやく聖書せいしょの4つの福音ふくいん書しょ、使徒しと行ぎょう伝でんに登場とうじょうするイエスの弟子でしのうち特とくに選えらばれた十じゅう二に人にん、いわゆる使徒しとの一人ひとりである。「イスカリオテ」とはヘブライ語ごで「カリオテの人ひと」を意味いみし、カリオテとはユダヤ地方ちほうの村むらの名なである。 イエスを裏切うらぎったことから、裏切うらぎり者ものの代名詞だいめいしとして扱あつかわれることが多おおい。なお、ユダは12番目ばんめの使徒しとであり、彼かれが裏切うらぎりの末すえ死しんだためにマティアが新あたらしい12番目ばんめの使徒しととなったのであって、イスカリオテのユダを第だい13使徒しととするのは誤あやまりである。 よく間違まちがわれるが、使徒しとユダとは別人べつじんである。また、新約しんやく聖書せいしょの『ユダの手紙てがみ』の著者ちょしゃも別人べつじんである。 『ユダの福音ふくいん書しょ』などの外典げてんにも現あらわれる。 イエスを逮捕たいほする時ときに行おこなった接吻せっぷん・「ユダの接吻せっぷん」は非常ひじょうに有名ゆうめいで、後世こうせいにも『ゴッドファーザー PART II』でも描写びょうしゃされているようにイタリアのマフィアが裏切うらぎり者ものを処刑しょけいする際さい、この行動こうどうを真似まねるという風習ふうしゅうが存在そんざいした。 イエス一いち行ぎょうの会計かいけい係がかりを任まかされており、不正ふせいができる立場たちばにいた。