スクウェア・エニックスは、プレイステーション 4/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」の最新情報を伝える「第52回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」をE3閉幕直後のロサンゼルスから放送した。「漆黒のヴィランズ」のアーリーアクセス開始を間近に控えた今回、ずっと謎に包まれていた8人用レイド「希望の園 エデン」の情報が少しだけ公開された。また、物語に登場するキャラクターの名前やCGが公開されたので、併せて紹介したい。
光の氾濫で荒廃した土地の力を取り戻す「希望の園 エデン」
エデンも、「次元の狭間オメガ」のイベントクエスト用の異空間に相当する場所がある。今回は動画でその部分が公開された。今回のレイドでは、光の氾濫で消滅してしまったエリアに、土地の力を取り戻していくのがストーリーの大筋となる。動画ではその無の大地を見ることができる。真っ白な土地には何もないが、遠くには何かが地面に突き刺さっているのが見える。
光の氾濫によって何もなくなってしまった土地 「中に入るのか、動くのか……? 無の大地と呼ばれる場所になぜあんなものが落ちているのか。あれにじょうごで水をかけたり、土を盛ってみたりすると何かあるかも? 皆さんの力でこの大地に再び命の息吹を取り戻していただこうと思っています」と吉田氏。
今回のレイドはメインストーリーに深く関わっているため、ネタバレ防止のために、敵やステージを含め情報がまったく公開されていない。「1つだけ言えるのは、光の戦士の妄想力とも戦っていただくことになります。その意味はレイドの蓋を開ければ分かっていただけると思います」ということだ。
遠くに何か人工物のようなものが見える 「漆黒のヴィランズ」で光の戦士が出会うキャラクターを紹介
「漆黒のヴィランズ」でも、おなじみの仲間たちの他に多数の新キャラクターが登場する。NPCにはメインクエスト途中にしか聞けないセリフを話すものがいる。クエストを持っているキャラクターの周辺にいるNPCが話すセリフを開発では「ヒントトーク」と呼んでおり、毎回こだわって作られている。キャラクターの心情をしゃべったり、世界設定を知ることができるセリフもあるので、ぜひ飛ばさずに楽しんで欲しい。
サンクレッド・ウォータース
裸で放りだされても生還できるほどサバイバル術にたけている。髪型が変わっていたり、眼帯がなくなっている理由はメインシナリオで判明する。これまで語られてこなかった部分も今回のストーリーで明らかになっていく。
ヤ・シュトラ・ルル
ジョブが「魔女」になっている。なぜマトーヤと名乗っているのかもメインストーリーの中で語られる。ヤ・シュトラも今回のストーリーの中でかなり深堀りされている。
ウリエンジェ・オギュレ
ミンフィリアを第一世界に送り出した責任もあり、今回のストーリーの中でも重要な役割を果たしそうだ。
アルフィノ・ルヴェユール
若かりし日の辛い思いを糧に成長を続けている。「色々な努力の跡がかいま見えるので、ぜひかわいがってあげてください」(吉田氏)
アリゼー・ルヴェユール
「今回も持ち前の性格で突っ走ってくれるのではないか」(吉田氏)。直情的過ぎてフェイスで使った場合はAOEを踏みがちという一面もあるようだ。
ミンフィリア
プレーヤーが知っているミンフィリアとの関係性や、なぜこの少女がミンフィリアと呼ばれているのかは、メインストーリーの中で判明する。トレーラーでサンクレッドに手を引かれているシーンなどもメインストーリーに出てくるそうなので、プレイ前に見直してみるといいかもしれない。
水晶公
クリスタリウムに集う人を束ねている指導者的な存在。身体の一部が結晶化しつつある。謎の声で光の戦士たちを第一世界に招く。「旧FFXIV」からの大きな物語の秘密を握る人物でもあるようだ。
ソル・ゾス・ガルヴァス
死んだはずのガレマール帝国初代皇帝であり、その正体は「アシエン」。「漆黒のヴィランズ」では、重要なキャラクターとして登場する。
ヴァウスリー&ランジート
トレーラーにも登場する巨漢。ユールモアに関連して登場する。
ライナ&フェオ=ウル
ライナはクリスタリウムの戦士長。妖精のフェオ=ウルはメインシナリオ上の重要人物として登場する。「蒼天」のドラゴン語に続いて、今回「妖精語」が登場する。独特の話し方をするので、その辺りにも注目して欲しいということだ。
第一世界の英雄たち
第一世界の光の戦士(エオルゼアでは「闇の戦士」)たちにもぜひ注目して欲しいということだ。パッチ3.5で第一世界に戻っていった彼らがその後どうなったかも描かれる。ロールクエストを中心に描かれていくが、ロールクエストにも非常に凝ったイベントバトルが多数登場する。「丁寧に作ったものばかりなので、ぜひご期待ください」(吉田氏)。
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