【動画どうが】「ホンダ・ビート」試乗しじょうインプレッション 車両しゃりょう紹介しょうかい編へん

1991年ねんのデビューから30周年しゅうねんの節目ふしめを迎むかえた「ホンダ・ビート」。個性こせい豊ゆたかで名車めいしゃの誉ほまれ高たかい、この軽けいスポーツカーの魅力みりょくについて、“ビート通どおり”のモータージャーナリスト竹岡たけおか 圭けいが熱あつく語かたる！

何なにを隠かくそう、ホンダ・ビートは私わたしの初はじめての、そしていまだに所有しょゆうしている愛車あいしゃです。生うまれて初はじめての愛車あいしゃを、ず～っと所有しょゆうし続つづけている人ひとって、意外いがいと珍めずらしいんじゃないかな？　と思おもうのですが、それもこれもビートだから、ビートだったから、約やく30年間ねんかんも所有しょゆうできているのだと思おもっています。

その最大さいだいの理由りゆうは、維持いじ費ひが少すくなくて済すむ軽自動車けいじどうしゃだということ。軽自動車けいじどうしゃは自動車じどうしゃ税ぜいに優遇ゆうぐう措置そちがあるので、これはかなり大おおきなポイントですよね。

そして、これは私わたしの場合ばあいは……という話はなしになりますが、純粋じゅんすいに街まち乗のりしたのは10年間ねんかんで、その後ごはほぼレーシングカーとして使つかっていたからだと思おもいます。とはいえ、25年間ねんかんはナンバー登録とうろくもしておりました。この25年ねんのうち最後さいごのほうの8年ねんくらいは、公道こうどうでは乗のれない仕様しようになっちゃっていたので、レースでしか使用しようしていませんでしたけれど、それまで“レース出でられる仕様しよう”のガツガツした乗のり心地ごこちで、街まち乗のりもしてたんですよねぇ。

一時期いちじきは、兵庫ひょうご県けんのセントラルサーキットでクルマをつくり込こんでいたので、東京とうきょうから自じ走はしりで往復おうふくしてたんですが、そうそう、ある年としのお盆ぼんの真まっただ中なか、中国ちゅうごく自動車じどうしゃ道どうの西宮にしのみや名塩なじおSAの手前てまえで電気でんき系けいトラブルを発症はっしょう。エアコンが壊こわれたまま、大だい渋滞じゅうたいのなか、熱中ねっちゅう症しょう寸前すんぜんで東京とうきょうまでたどり着ついたこともあったし……暑あついといえば、突如とつじょラジエーターファンが動うごかなくなり、エンジン保護ほごのためにヒーターをかけながら走はしったこともありましたねぇ。思おもえばこれも真夏まなつの出来事できごと。いったい、なんの修行しゅぎょうなんでしょうかね～（笑わらい）。トホホ。

そういえば、ボディーを補強ほきょうして足あしまわりを固かためたら、自分じぶんのほっぺたがブルブル揺ゆれて「あぁ～、ここにこんなにお肉にくがついてるのねぇ～」なんて、実感じっかんしたこともありました（爆ばく）。まぁ、いろいろ若わかかったわ～（笑わらい）。

そんなこんなで、30年間ねんかん同おなじクルマを、しかも初はじめての愛車あいしゃを、ずっと持もち続つづけられているというのは、本当ほんとうにありがたいことだと思おもっています。ビート万まん歳さい！

（文ぶん：モータージャーナリスト・竹岡たけおか 圭けい）

［ガズー編集へんしゅう部ぶ]