【動画どうが】「ホンダ・ビート」試乗しじょうインプレッション試乗しじょう編へん

2021.08.05 11:00

発売はつばいから30年ねんたったいまでも輝かがやきを失うしなわない、軽けいスポーツカー「ホンダ・ビート」。誰だれもを笑顔えがおにしてしまう楽たのしさの秘密ひみつはどこにあるのか、現げんオーナーでもある竹岡たけおか圭けいが動画どうがでリポートする。

なぜ、最初さいしょの愛車あいしゃがビートだったのか？　というお話はなしを前編ぜんぺんでしていませんでしたよね。

実じつはこの業界ぎょうかいに入はいる前まえ、1年ねんほどではありますが、日本橋にほんばしでOLをしておりました。でも私わたしは、バブルが崩壊ほうかいした直後ちょくごに社会しゃかい人じんになっていて、バブルのあおりであっという間あいだに会社かいしゃが倒産とうさんしちゃったんですよね……。最後さいごの4カ月かげつはお給料きゅうりょうが出でず、とにかくアルバイトで食くいつながないと～と、がむしゃらに働はたらいていた時とき、とあるアルバイトで出会であったのが、モータージャーナリストの日下部くさかべ保雄やすおさんでした。

その後ご、ご縁えんがあって日下部くさかべさんの会社かいしゃに入社にゅうしゃするわけですが、その時ときの条件じょうけんが「クルマ貸かしてくれる」でして。まぁ、その条件じょうけんがあったからこそ入社にゅうしゃを決意けついしたのですが、その時ときに貸かしていただいたクルマがビートだったというわけなんですよね。

なんでも日下部くさかべ師匠ししょうは、初はじめてビートに試乗しじょうした時ときから大おおいに気きに入いったそうで、すぐに予約よやくを入いれて、1stロットのクルマを手てに入いれたんだそうです。そうそう、ボディーカラーは黄色おうしょくがよかったんだけれど、ホンダの方ほうに「日下部くさかべさん、トシを考かんがえなさい」と言いわれ、あれよあれよという間あいだにシルバーにされちゃったんだとか（笑）。

そのビートに私わたしが乗のり始はじめたのは1992年ねん3月がつのこと。免許めんきょを取とった4日にち後ごだったのですが、初はじめて乗のった時ときは「あぁ……自由じゆうの翼つばさが手てに入はいった……！」と、本当ほんとうに心しんの底そこから思おもったのを、昨日きのうのことのように覚おぼえています。

そこからはもう、通勤つうきんはもちろんのこと、普段ふだんの生活せいかつもこれ1台だい。どこに行いくのも一緒いっしょ。北きたは青森あおもり、南みなみは大分おおいたまで自じ走はしりで行ゆきましたし、ミニサーキットは数すう知しれず、大おおきなサーキットも、十勝とかちスピードウェイ、筑波つくばサーキット、富士ふじスピードウェイ、セントラルサーキット、オートポリス、そしてマレーシアのセパンサーキットを走はしっております。セパンでは6時じ間あいだ耐久たいきゅうレースで優勝ゆうしょう、24時じ間あいだ耐久たいきゅうレースでも2回かい完走かんそうしてるんですよね。そのレースには日下部くさかべ師匠ししょうも一緒いっしょに参戦さんせんしてたりと、まぁ本当ほんとうに語かたりつくせないほどの、いろいろな思おもい出でが詰つまっています。