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【スバル レヴォーグレイバック 新型試乗】グランドワゴンの現代版? 悠々、洗練、「大人のレヴォーグ」…島崎七生人 | クルマ情報サイトーGAZOO.com

【スバル レヴォーグレイバック 新型しんがた試乗しじょう】グランドワゴンの現代げんだいばん悠々ゆうゆう洗練せんれん、「大人おとなのレヴォーグ」…島崎しまざき七生しちしょうじん

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Laid back(=悠々ゆうゆうとした、くつろいだ)から考案こうあんされたくるまめいという『レヴォーグ レイバック』。その由来ゆらいどおり、母体ぼたいの『レヴォーグ』のスポーツせいたいして、派生はせいしゃながら、どうやらゆったりとした“べつキャラ”に仕立したてられたクルマということらしい。

最近さいきん市場いちばは6、7わりがSUV。そのなかでSUBARUはアウトドアけいのイメージは定着ていちゃくできていたものの、都会とかいてきなイメージにはチャレンジできていなかった。そこであらたなスタイルに上質じょうしつかんくわえたのがレイバックです」(商品しょうひん企画きかく本部ほんぶ・PGM・小林こばやし正明まさあきさん)の説明せつめいどおり、実車じっしゃはアウトドアのイメージからはなすためにルーフレールはあえて装着そうちゃく。ただし最低さいてい地上ちじょうだかは200mmとってあり、これは初代しょだい『レガシィ グランドワゴン』以来いらいのSUBARUの知見ちけんでもあり、まちちゅうでも段差だんさなどで下回したまわりをこすらないようにしたためだそうだ。

洗練せんれんされた「大人おとなのレヴォーグ」
一方いっぽうでデザインは、フロントとリヤまわり、ホイールアーチのクラッディングが専用せんようデザイン(ボンネット、ランプはレヴォーグと共用きょうようとのこと)。とはいえ、写真しゃしんでもおわかりのとおり、とくにフロントのデザインはこれまでのスバルくるまのエッジをたせたデザインからは一転いってん、ここだけてもグッと洗練せんれんされた大人おとなびたクルマのイメージがつたわってくる……というのが実車じっしゃからけた筆者ひっしゃ印象いんしょうだ。

かおまわりは、グリル、バンパーと要素ようそごとにデザインするのではなく、ひとつのおおきなめんつながっているようなかんがかた。リヤもボディしょくくろ部分ぶぶん比率ひりつほろ調整ちょうせいして安定あんていかんたせ、SUVらしくたて方向ほうこうあつみももたせた。アルミホイールもシャープなスポークとめん変化へんかするスポークをわせ、これもレイバックのテーマだった“りんつつみ”のかんがかた」(デザイン開発かいはつ主査しゅさ源田げんた哲朗てつろうさん)とのこと。

ちなみに市場いちば人気にんきたかいトヨタ『ハリアー』になんとなく雰囲気ふんいきちかいともかんじたので、「せてません?」と前出ぜんしゅつ源田げんたさんにけると、「デザインてきにそれはしていない」(源田げんたさん)という。

はしりの印象いんしょうは「おだやかさ、心地ここちよさ」
はしりについては「『アウトバック』がラグジュアリーでゆったりしているのにたいして、クルマとの一体いったいかんがあり、まわしもいいところをたのしんでほしい」(前出ぜんしゅつ小林こばやしさん)という。今回こんかい取材しゅざい発売はつばいまえのプロトタイプとされる試乗しじょうしゃに、佐渡さどとうのワインディング大佐おおさわたるスカイライン)の一部いちぶ占有せんゆうするかたちった。距離きょり時間じかんもシーンも限定げんていてきではあったが、はしらせて印象いんしょうてきだったのはおだやかさ、心地ここちよさなど。

あじ基本きほんてき路面ろめんからの不快ふかいげやあふられかんのないものでフラットライド。だがきょくりつちいさいコーナーでもロールはよくおさえられており、不安ふあんかんはなかった。装着そうちゃくタイヤはオールシーズン(FALKEN ZIEX ZE001 A/S M+S)で、平地ひらち高速こうそく道路どうろながすような場面ばめんならもっとさが実感じっかんできたはずだが、ロードノイズがひくめで発生はっせいするおともカドのれたものだったことも確認かくにん

1.8リットルちょく噴ターボ+CVT(走行そうこうモードの選択せんたく可能かのう)も、すくなくとも試乗しじょうコースの範囲はんいのアップダウンでも、場面ばめんわずドライバーの意志いしたいして齟齬そごのない性能せいのう発揮はっきしてくれた。

◆『レガシィ グランドワゴン』の現代げんだいばん
「ここがりというより、いいとこりをバランスよくやっているクルマ。1ばんいい先進せんしん装備そうびがつき、はしり、心地ごこち操縦そうじゅう安定あんていせいもSUVながらしっかりしている。レガシィのグランドワゴン、ランカスターのころをイメージしていただくとわかりやすい」(商品しょうひん企画きかく本部ほんぶ主査しゅさ・夘埜敏雄としおさん)の説明せつめい納得なっとくがいく。

たしかにBGがた『レガシィ』の時代じだいの1995ねん登場とうじょうした最初さいしょのグランドワゴン(1997ねんから「ランカスター」に改名かいめい)の、手頃てごろかんのあるボディサイズとスムースで心地ここちいいはしりを現代げんだいよみがえらせた……そんなふうにもおもった。れてナンバーきの試乗しじょうしゃ用意よういされたら、標準ひょうじゅんのハーマンカードンのオーディオなどたのしみながら、しかるべきシーンでもじっくりとはしらせてみたい。

■5つほし評価ひょうか
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住きょじゅうせい:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ:★★★★★

島崎しまざき七生しちしょうじん|AJAJ会員かいいん/モータージャーナリスト
1958ねん東京とうきょうまれ。大学だいがく卒業そつぎょう編集へんしゅう制作せいさく会社かいしゃに9年余ねんよ勤務きんむ雑誌ざっし単行本たんこうぼん編集へんしゅう/執筆しっぴつ/撮影さつえい経験けいけん、1991ねんよりフリーランスとして活動かつどう開始かいし以来いらい自動車じどうしゃ専門せんもんほか、ウェブなどで執筆しっぴつ活動かつどう展開てんかい現在げんざいいたる。便宜上べんぎじょうジャーナリストを名乗なのるも、一般いっぱんユーザーの視点してんでクルマとせっし、レポートするスタンスをとっている。

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