2つのスーパーシルエット スカイライン。リバティーウォークと国際こくさい情報じょうほう工科こうか自動車じどうしゃ大だい学校がっこうが展示てんじ･･･東京とうきょうオートサロン2024

1月がつ12日にち～14日にちまで開催かいさいされているチューニングカーの祭典さいてん「東京とうきょうオートサロン2024」。近年きんねんの傾向けいこうとして自動車じどうしゃメーカーの出展しゅってんなどが増ふえたことで、新型しんがた車しゃやチューニング、ドレスアップに限かぎらず多様たようなスタイルの展示てんじ車両しゃりょうが所ところ狭せましと並ならぶ、老若男女ろうにゃくなんにょが楽たのしめるクルマの一大いちだいイベントとなっている。

そんな会場かいじょうの中なかで、ひと際ぎわ目立めだつ「スーパーシルエット仕様しよう」が2台だいも展示てんじされていたので、ご紹介しょうかいしよう。

まず1台だいは、世界せかい的てきにも名なが知しられるスーパーカーを中心ちゅうしんとした、カスタムボディーキットメーカー「Liberty Walk（リバティーウォーク）」の「LB-ER34 スーパーシルエットスカイライン」だ。
ER34スカイラインがベースで、”昭和しょうわ”をテーマにDR30スカイラインをオマージュしながらもリバティウォークらしさと現代げんだい風ふうな味付あじつけをした現代げんだい版ばんスーパーシルエット仕様しよう。

そしてもう1台だいは、V36スカイラインに「スーパーシルエット」と「西部せいぶ警察けいさつ」を融合ゆうごうさせた「WiZ CONCEPT X Ⅷ」だ。これは福島ふくしま県けんにある国際こくさい情報じょうほう工科こうか自動車じどうしゃ大だい学校がっこうの自動車じどうしゃ車体しゃたい工学科こうがっかの3年生ねんせい17人にんで、アイデアから制作せいさくまで手掛てがけているという。
なぜ学生がくせいたちでありながら1980年代ねんだいをオマージュするようなスタイルにしたのかというと、どうやら旧きゅう車くるま好すきなメンバーが多おおいからだという。
そこで、東京とうきょうオートサロンの来場らいじょう者しゃにも刺ささりそうな「スーパーシルエット」と「西部せいぶ警察けいさつ」を要素ようそに取とり入いれたという。

ド派手はででワイドなボディは部分ぶぶん部分ぶぶんで作つくったFRPをつなぎ合あわせながら造形ぞうけい、リアウイングは1度ど失敗しっぱいしているというが1か月げつもの時間じかんをかけて納得なっとくのいく形かたちに仕上しあげている。
ボディカラーは三菱みつびしの純正じゅんせい色しょくの赤あかとアウディの純正じゅんせい色しょくの黒くろで、これも学生がくせいたちが相談そうだんして決きめたそうだ。

インテリアもダッシュボードはすべて取とり外はずし、カーボンを細こまかく貼はり合あわせながらオリジナルな形状けいじょうで作つくり上あげてきている。
センターの追加ついかメーターはきちんと水温すいおんや電圧でんあつなどが測はかれるというが、現状げんじょうではこのままで走はしらせる予定よていはないという。
だた、車体しゃたいを提供ていきょうしている福島ふくしま日産にっさんのディーラーの店舗てんぽを巡めぐって展示てんじしていくという。

リバティーウォークと国際こくさい情報じょうほう工科こうか自動車じどうしゃ大だい学校がっこうと全まったく違ちがう立場たちばでありながら、同おなじ時代じだいに思おもいを馳はせるデモカーを展示てんじさせることは偶然ぐうぜんだったかもしれないが、そうした偶然ぐうぜんも東京とうきょうオートサロンという場ばに集つどうからこその縁えんなのかもしれない。

（GAZOO編集へんしゅう部ぶ）