高級こうきゅうミニバンのレクサス LM、豊田合成とよたごうせいのヒータ付つきアームレストなどを採用さいよう

豊田合成とよたごうせいは10月がつ20日はつか、同社どうしゃが開発かいはつした「ヒータ付つきアームレスト」および「トップコートレス ホットスタンプグリル」などがレクサスのショーファードリブンMPV『LM』に採用さいようされたと発表はっぴょうした。

豊田合成とよたごうせいでは、電気でんき自動車じどうしゃ（EV）の普及ふきゅうに伴ともなう省しょう電力でんりょく化か（電でん費ひ向上こうじょう）のニーズに応こたえるため、同社どうしゃでは乗員じょういんの体からだの周まわりに局所きょくしょ的てきに冷暖房れいだんぼうを効きかせるパーソナル空調くうちょうを付与ふよした内装ないそう製品せいひんの開発かいはつを進すすめている。今回こんかい開発かいはつしたアームレストは、心地ここちよい触感しょっかんを損そこなうことなく、また熱ねつエネルギーロスの少すくない構造こうぞう設計せっけいにより、他社たしゃ品ひんと同等どうとうの昇のぼり温あつし性能せいのうで消費しょうひ電力でんりょくを半減はんげんさせた。なお、ヒータ機能きのうがついたアームレストコンソールの搭載とうさい車しゃは国内こくない自動車じどうしゃメーカーで初はじめてとなる。また、LMの内装ないそうには、同社どうしゃの「フロア陰影いんえいイルミネーション」も採用さいよう。LEDの光ひかりの陰影いんえいを用もちいた模様もようで車くるま室内しつないを彩いろどり、ラグジュアリー感かんのある快適かいてきな移動いどう空間くうかんの実現じつげんに寄与きよしている。

一方いっぽう、トップコートレス ホットスタンプグリルは、転写てんしゃする箔はくの改良かいりょうにより、従来じゅうらい、風雨ふううや紫外線しがいせんなどによる劣化れっかを防ふせぐために必要ひつようとされていたトップコートの塗布とふを不要ふようにした。箔はくの保護ほご層そうに高こう耐たい候こう性せい樹脂じゅしを適用てきよう、さらに厚あつ膜まく化かすることで、従来じゅうらい品ひんと同等どうとうの耐久たいきゅう性せいを実現じつげん。トップコートの塗布とふ工程こうていが不要ふようになることで、生産せいさん時じのCO2排出はいしゅつ量りょうを2割わり削減さくげんでき、またコーティング材料ざいりょうが不要ふようになることで省しょう資源しげん化かにもつながる。