アウディ『RS 3』新型しんがたがニュルブルクリンクで新しん記録きろく…実車じっしゃは8月がつデビューへ

アウディは6月がつ21日にち、新型しんがた『RS 3』のプロトタイプが、ドイツ・ニュルブルクリンク北きたコースで新あらたなラップ記録きろくを樹立じゅりつした、と発表はっぴょうした。7分ふん33秒びょう123のタイムを記録きろくし、このクラスでの最速さいそくラップタイムを5秒びょう以上いじょうも短縮たんしゅくした。実車じっしゃは8月がつにデビューする予定よていだ。

アウディのレーシングおよび開発かいはつドライバーのフランク・スティップラーが担当たんとう。これにより、『A3』シリーズのトップモデルであるRS 3が再ふたたび最速さいそくのコンパクトカーであることが証明しょうめいされた。

この記録きろくは、最適さいてき化かされたコーナリング性能せいのうによって可能かのうとなった。ブレーキトルクベクタリングを含ふくむ微ほろ調整ちょうせいにより、コーナーの入いり口くちでより早はやく、より制御せいぎょされた形かたちで旋回せんかいできるようになった。これにより、コーナー出口でぐちでのステアリング角度かくどが減少げんしょうし、摩擦まさつが少すくなくなり、次つぎの直線ちょくせんでの加速かそくが早はやまるという。

車両しゃりょうの優すぐれた走行そうこうダイナミクスの基盤きばんは、リアホイール間あいだのトルク分配ぶんぱいを完全かんぜんに可変かへんにするトルクスプリッター、電子でんし安定あんてい制御せいぎょ、ホイール選択せんたくトルク制御せいぎょ（ブレーキトルクベクタリング）、およびRSスポーツサスペンションのオプションであるアダプティブダンパーの相互そうご作用さようにある。モジュラー車両しゃりょうダイナミクスコントローラーは、強化きょうかされたアルゴリズムにより、横よこ方向ほうこうのダイナミクスに関連かんれんするすべてのコンポーネントからのデータをより高こう感度かんどで接続せつぞくする。

5気筒きとうガソリンターボエンジンは400psと500Nmを発揮はっきする。ピレリPゼロトロフェオRセミスリックタイヤ、19インチセラミックブレーキシステム、アダプティブダンパー制御せいぎょ付つきRSスポーツサスペンション、および最適さいてき化かされたシャシーセットアップと組くみ合あわせることで、新型しんがたRS 3はさらに力強ちからづよくコーナーを駆かけ抜ぬける、としている。