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高齢者が詐欺の標的に…監督官庁もメチャクチャ「ヤバい制度」の悪用に「反社会的集団」が乗り出す日(伊藤 博敏) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

高齢こうれいしゃ詐欺さぎ標的ひょうてきに…監督かんとく官庁かんちょうもメチャクチャ「ヤバい制度せいど」の悪用あくように「はん社会しゃかいてき集団しゅうだん」が

増加ぞうかする「身元みもと保証ほしょうサービス」

全国ぜんこくの65さい以上いじょう1人ひとりらし世帯せたい急増きゅうぞうし、2001ねんの318まん世帯せたいが22ねんには873まん世帯せたいとなり、1000まん世帯せたいえが目前もくぜんだ。

血縁けつえん地縁ちえんうすくなっているなかでの1人ひとりらしの老人ろうじんには、深刻しんこくなやみがある。老人ろうじん施設しせつはもちろん賃貸ちんたい住宅じゅうたくへの入居にゅうきょ病院びょういんへの入院にゅういんさい保証人ほしょうにんもとめられるのだが、用意よういできずにことわられるケースがすくなくない。

そこでえているのが高齢こうれいしゃ身元みもと保証ほしょうサービスで、内容ないよう契約けいやくむすんで保証人ほしょうにんになるだけでなく、日常にちじょう生活せいかつ支援しえん現金げんきん財産ざいさん管理かんり葬儀そうぎふくおわりかつサービスなど多岐たきにわたる。

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同時どうじにトラブルもすくなくない。監督かんとく官庁かんちょうがあるわけではなく、免許めんきょとど不要ふようだれでも参入さんにゅうできる。そこで情報じょうほう弱者じゃくしゃ老人ろうじんにつけむような価格かかく設定せってい余分よぶんなサービスをくわえて高額こうがく請求せいきゅう解約かいやくもうても返金へんきんされないといった苦情くじょう全国ぜんこく消費しょうひ生活せいかつセンターなどにせられるようになった。

そのため内閣ないかく孤独こどく孤立こりつ対策たいさくしつ中心ちゅうしんとなって4がつ19にち、「高齢こうれいしゃとう終身しゅうしんサポート事業じぎょうしゃガイドライン(あん)」をまとめ、5月18にちまでパブリック・コメントをもとめた。今後こんご早急そうきゅう策定さくていすることになっている。

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