(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ウォーリーの位置を明かさずウォーリーを見つけたことを証明する「ゼロ知識証明」を説明するための地図塗り分けゲームが登場 - GIGAZINE
レビュー

ウォーリーの位置いちかさずウォーリーをつけたことを証明しょうめいする「ゼロ知識ちしき証明しょうめい」を説明せつめいするための地図ちずけゲームが登場とうじょう

by Si1very

なにかを証明しょうめいしたいひとが「自分じぶんはある事柄ことがらっている」という事実じじつを、他人たにんたいして「っている」という事実じじつ以外いがい知識ちしきあたえることなく証明しょうめいする技術ぎじゅつが「ゼロ知識ちしき証明しょうめい」です。ゼロ知識ちしき証明しょうめいたとえとしてげられるのがウォーリーをさがせ!で、具体ぐたいてきには「ウォーリーをつけたさいに、ウォーリーの場所ばしょかさずにつけたことだけを証明しょうめいする」というもの。そんなゼロ知識ちしき証明しょうめいをはじめとする、さまざまな数学すうがくじょう問題もんだい定理ていりなどを直感ちょっかんてき理解りかいできるゲームが公開こうかいされています。

rahulilango.com/coloring/
https://www.rahulilango.com/coloring/

上記じょうきURLにアクセスすると、紫色むらさきいろられたイギリスおよびアイルランドの地図ちず表示ひょうじされます。この地図ちずを、「隣接りんせつする2つの地域ちいきおなしょくにならないように色分いろわけしてください」というのが最初さいしょ問題もんだいです。


地図ちずをクリックして色分いろわけに成功せいこうすると、「この地図ちずでは2しょく色分いろわけができます」と表示ひょうじされました。問題もんだいをクリアすると画面がめん下部かぶに「Next Challenge!」というボタンが出現しゅつげんするのでこれをクリック。


つぎ問題もんだい以下いか問題もんだいは「物理ぶつりてき隣接りんせつする2つのエリアがおなしょくにならないように色分いろわけしてください」というもの。


これもさきほどの問題もんだいおおきなはない簡単かんたん問題もんだいです。「Next Challenge!」をクリック。


つぎ問題もんだいは「物理ぶつりてき隣接りんせつするエリアがおなしょくにならないように色分いろわけするには3つのいろ必要ひつようとなるような地図ちず作成さくせいできますか?」というもの。画面がめん下部かぶあかわく部分ぶぶんにマウスポインタ―をうごかしてせんき、地図ちず作成さくせいします。


地図ちず作成さくせい成功せいこうしたら「Next Challenge!」をクリック。


つぎ問題もんだいは「みなみアメリカ北部ほくぶ地図ちず物理ぶつりてき隣接りんせつするエリアがおなしょくにならないように色分いろわけしてください」というもの。


以下いか地図ちず色分いろわけに必要ひつよういろ最小さいしょうすうは「3」でした。「Next Challenge!」をクリック。


つぎ問題もんだいは「物理ぶつりてき隣接りんせつするエリアがおなしょくにならないように色分いろわけするには4つのいろ必要ひつようとなるような地図ちず作成さくせいできますか?」というもの。どうしても適切てきせつかたちおもかばないという場合ばあいは、「Hint」をクリックすればヒントがられます。


なんとか地図ちず作成さくせいにクリアしたら「Next Challenge!」をクリック。ヒントをふくすうかいクリックすれば回答かいとう表示ひょうじされるので、どうしても回答かいとうおもかばないというひとでもつぎ問題もんだいすすむことができます。


その実際じっさい地図ちず使つかって複数ふくすう問題もんだい出題しゅつだいされます。

「アメリカ西部せいぶ地図ちず物理ぶつりてき隣接りんせつするエリアがおなしょくにならないように色分いろわけしてください」


みなみアメリカの地図ちず物理ぶつりてき隣接りんせつするエリアがおなしょくにならないように色分いろわけしてください」


これらの問題もんだい正解せいかいすると、「物理ぶつりてき隣接りんせつするエリアがおなしょくにならないように色分いろわけするには5つのいろ必要ひつようとなるような地図ちず作成さくせいできますか?」という問題もんだい出題しゅつだいされました。画面がめん下部かぶにあるように非常ひじょうむずかしい問題もんだいであるため、「色々いろいろ挑戦ちょうせんしたのちにスキップしてください」と、あらかじめ「Skip」ボタンまで用意よういされています。


問題もんだいをスキップすると、「あらゆる地図ちずけるには4しょくあれば十分じゅうぶんかについて、世界せかい有数ゆうすう数学すうがくしゃあたまなやませてきました。この疑問ぎもん最初さいしょ浮上ふじょうしたのは100ねん以上いじょうまえのことです」と表示ひょうじされ、「4 is enough!(4しょくあれば十分じゅうぶん!)」「4 is not enough!(4しょくじゃ不十分ふじゅうぶん!)」というボタンが表示ひょうじされます。


これは「平面へいめんじょうのいかなる地図ちずも、隣接りんせつする領域りょういきことなるいろになるようにけるには4しょくあれば十分じゅうぶんである」というよんしょく定理ていり体感たいかんするためのゲームだったわけです。よんしょく定理ていりについては1976ねんにコンピューターをもちいてあらゆる可能かのうせい検証けんしょうし、「けには4しょくあれば十分じゅうぶん」であることが証明しょうめいされています。しかし、これを証明しょうめいするにはコンピューターなしだとあまりに複雑ふくざつすぎるそうです。

さらにふかなぞがあるとのことで、画面がめん下部かぶ緑色みどりいろのボタンをクリック。


つぎ問題もんだいは、以下いかのような複雑ふくざつ地図ちずがあったとして、「この地図ちず隣接りんせつするエリアがことなるいろになるようけるにはなにしょく必要ひつようですか?」といういに素早すばや回答かいとうできるかかをうもの。「わたしは3しょく十分じゅうぶんだと主張しゅちょうしますが、しんじてもらえますか?」とかれており、イエスならうえのボタン、ノーならしたのボタンをクリックすればOK。


3しょくけられることを証明しょうめいするもっと簡単かんたんかつ明瞭めいりょう方法ほうほうは、パズルを3しょくけることです。しかし、そうしてしまうとパズルをくという体験たいけん台無だいなしになってしまいます。そこで「こたえをかさずに相手あいて説得せっとくすることはできるでしょうか?」というのが今回こんかいい。不可能ふかのうならひだり可能かのうならみぎのボタンをクリック。


こたえはイエスで、回答かいとう提示ていじすることなく「けには3しょくじゅうふん」であることをしめすことが可能かのうです。

簡単かんたんれい以下いかとおり。

ステップ1:
かく領域りょういきむらさきあおあかといった具合ぐあいいろ配置はいちし、これをポストイットでかくします。なお、ポストイットをったのちいろ変更へんこうすることができないと仮定かていします。

ステップ2:
任意にんいの2つのポストイットをはがし、ことなるいろ配置はいちされていることを確認かくにんします。


ステップ3:
ステップ1とステップ2を、相手あいて満足まんぞくするまでかえします。ただし、いろ確認かくにんするさい毎回まいかいポストイットのしたいろえます。

これがゼロ知識ちしき証明しょうめいばれるものです。相手あいてせるのはマップの色分いろわけの一部いちぶのみであるため、相手あいてには正確せいかく色分いろわ方法ほうほう(回答かいとう)はわかりません。また、相手あいて満足まんぞくするまでなん回答かいとう(色分いろわけ)を変更へんこうしてみせるわけですが、回答かいとう毎回まいかい変更へんこうされるためいろをつなぎわせて回答かいとうみちびすことも不可能ふかのうです。くわえて、なん回答かいとうえてみせることで、自身じしん回答かいとう理解りかいしていることを相手あいてしめすことができます。

なお、ゲームの作者さくしゃマサチュまさちゅセッツ工科大学せっつこうかだいがくコンピューターサイエンス課程かてい博士はかせ学生がくせいであるRahul Ilangoです。同氏どうしは「わたしきな数学すうがく問題もんだいやアイデアのいくつかをインタラクティブに説明せつめいするためにこのゲームを作成さくせいしました。わたし目標もくひょうおもにプレイヤーの好奇心こうきしん刺激しげきすることにあり、かならずしもすべてを説明せつめいすることではありません」とHacker Newsしるしています。

この記事きじのタイトルとURLをコピーする

関連かんれん記事きじ
わかりにくい線形せんけい代数だいすう操作そうさ可能かのう表現ひょうげんすることで簡単かんたん理解りかいできる無料むりょう教科書きょうかしょ「Immersive Math」 - GIGAZINE

簡単かんたん言葉ことば説明せつめいできない」ならあなたは「理解りかい」していない - GIGAZINE

もっと効率こうりつてき学習がくしゅうできる問題もんだいなんは「正答せいとうりつ85%レベル」であることが判明はんめい - GIGAZINE

数学すうがく物理ぶつりがく知識ちしき理解りかいするための「りない知識ちしき」を「ツリー構造こうぞう」でげていける学習がくしゅうサイト「コグニカル」レビュー - GIGAZINE

in レビュー,   ゲーム, Posted by logu_ii

You can read the machine translated English article here.