【『アトムの童わらわ（こ）』最終さいしゅう回かい】ここが見みどころ！アトムの童わらわ（こ）ロスなあなたに送おくる！名めいシーン3選せん

毎週まいしゅう日曜にちようの夜よるを賑にぎわせていた『アトムの童わらわ（こ）』が２０２２年ねん１２月じゅうにがつ１１日にちに、ついに最終さいしゅう回かいを迎むかえた。

何なにかに夢中むちゅうになる人間にんげんの熱量ねつりょうはもの凄すごい。TBSの日曜にちよう劇場げきじょうはそんな熱あつい『ものづくり』の精神せいしんを教おしえてくれるドラマだ。

また今回こんかい、作品さくひんのテーマとなった『ゲーム』は、大人おとなから子供こどもまで性別せいべつ問とわず楽たのしめるコンテンツであり、その可能かのう性せいを大おおいに感かんじさせてくれるものとなった。

山崎やまざき賢人けんじんの熱あついプレゼンと松下まつした洸こう平たいらの信頼しんらいのまなざし

最終さいしゅう回かいはSAGASの運命うんめいを決きめる株主かぶぬし総会そうかいから始はじまる。しかし、会場かいじょうに向むかう直前ちょくぜんに警察けいさつが現あらわれ、顧客こきゃくデータの不正ふせい使用しようの疑うたがいで興津おきつは任意にんい同行どうこうとなった。

興津おきつがいないことにも動どうじず、マイクを取とった那由なゆ他た（山やま﨑賢人じん）が壇上だんじょうに上あがり、話はなし始はじめる。

私わたしが驚おどろいたのは、最終さいしゅう話はなしの３０分間ふんかんが株主かぶぬし総会そうかいに使つかわれたことだ。だが、ここが最終さいしゅう回かいの見みどころの全すべてだろう。

いつもと違ちがうかっちりとしたスーツに身みを包つつみ、真剣しんけんな表情ひょうじょうをした那由なゆ他たがとても頼たのもしく思おもえた。

そして、どんな想おもいでゲームを作つくっているのか、どんな可能かのう性せいを感かんじているのか、その熱量ねつりょうに改あらためてグッと心しんを揺ゆさぶられたプレゼンであった。

感情かんじょうで動うごく那由なゆ他たと、冷静れいせいで論理ろんり的てきに行動こうどうする隼人はやと。一見いっけん、対照たいしょう的てきな二人ふたりがずっと通つうじ合あっていたのは、このゲームに対たいする『想おもい』が同おなじだったからだと思おもう。

伊原いはらを連つれてきた隼人はやと（松下まつした洸こう平たいら）のまなざしは、「那由なゆ他たならやってくれるよな」という託たくされたものを感かんじた。

たっぷり尺しゃくをもたせた株主かぶぬし総会そうかいだが、山やま﨑賢人じんと松下まつした洸こう平たいらの表情ひょうじょうだけの演技えんぎでこのシーンがさらに濃こいものとなったことを確信かくしんしている。

改あらためて、山やま﨑賢人じんの顔立かおだちは美うつくしすぎるし、松下まつした洸こう平たいらの真剣しんけんな顔かおはときめくものがある。そんな二人ふたりが本気ほんきの演技えんぎで魅みせたシーンは、日曜にちよう劇場げきじょうらしい素晴すばらしいものとなった。

『アトムの童わらわ（こ）』ロスなあなたへ送おくる！筆者ひっしゃが選えらぶ名めいシーン３選せん

『アトムの童わらわ（こ）』が終おわってしまい、ロスになっている方ほうもいるのではないだろうか。

そんな方ほうはぜひ、このコラムで筆者ひっしゃの選えらぶ名めいシーンと共ともに『アトムの童わらわ（こ）』を振ふり返かえっていただきたい。

【名めいシーン１】第だい２話わ：ジョン・ドゥの友情ゆうじょうを初はじめて見みたシーン

SAGASで働はたらいていた隼人はやとに、那由なゆ他たが６年ねん越こしに想おもいを打うち明あけるシーン。

まるで恋人こいびとがヨリを戻もどすときかのようなグッとくる台詞せりふ…。もう一度いちど、あのシーンを思おもい出だしたい方ほうはぜひ第だい２話わコラムを！

そして、さらにエモいのが最終さいしゅう回かい直前ちょくぜん。同おなじように橋はしの上うえで、今度こんどはSAGASへと行いこうとする那由なゆ他たを隼はやぶさ人じんが止とめるという、第だい２話わと構図こうずが真ま逆ぎゃくになっていたのである。

最終さいしゅう回かい直前ちょくぜんで第だい２話わを思おもい出だした瞬間しゅんかんであった。

【名めいシーン２】第だい５話わ：悪役あくやく顔がおに拍車はくしゃがかかるオダギリジョー

ドラマ中盤ちゅうばんで光ひかっていたのは、悪役あくやくに徹てっしていたオダギリジョーの演技えんぎ。最もっとも印象いんしょう的てきなのは最後さいごのシーンだろう。

獣ししのように吠ほえる、オダギリジョーだった。まるで虎とらが威嚇いかくするような表情ひょうじょうはこれからの展開てんかいをワクワクとさせた。

しかし、ドラマが終盤しゅうばんに差さし掛かかるに連つれ、興津おきつの優やさしさと人間味にんげんみを見みせてくれたのは非常ひじょうによかった。

最終さいしゅう回かいでは那由なゆ他たと作つくったゲームがeスポーツの競技きょうぎとして正式せいしき採用さいようされ、晴はれやかな終おわりを迎むかえることができたことも、このドラマらしい素敵すてきな締しめくくりである。

【名めいシーン３】第だい６話わ：アトムの再さいスタートと華麗かれいなタイトル回収かいしゅう

初回しょかいから『アトムの童わらわ（こ）』ってなんだろう？と疑問ぎもんを抱いだかされ、気きが付つけば第だい６話わまできていた時とき、那由なゆ他たと隼人はやとは新あたらしく作つくったゲームを売うり、アトムの土地とちを再ふたたび取とり返かえした。

一時いちじは興津おきつによってすべてを奪うばわれたが、『ゲーム』という彼かれらの圧倒的あっとうてきな武器ぶきで取とり返かえしたところもジョン・ドゥのかっこいいところである。

そして自みずからの手てで取とり返かえした新生しんせいアトム玩具おもちゃに海うみが名付なづけた社名しゃめい。それが『アトムの童わらわ（こ）』であった。

ここから巻まき返かえすぞ！そんなメラメラとした勢いきおいを感かんじたシーンである。

もう一度いちど、あのシーンを思おもい出だしたい方ほうはぜひ第だい６話わコラムをご覧らんください！

以上いじょう『アトムの童わらわ（こ）』振ふり返かえり、名めいシーン３選せんでした！

ぜひ「このシーンも忘わすれられない！」という方ほうは引用いんようリツイートやコメントで教おしえていただけるとありがたいです。

アトムのメンバーの熱あつい想おもいを感かんじ、夢中むちゅうになったこの３ヶ月かげつ間あいだは私わたしたち視し聴者ちょうしゃにとってもかけがえのない時間じかんとなりました。

今年ことしの最後さいごに素敵すてきな作品さくひんに出会であえたことに感謝かんしゃします。

また、コラム連載れんさいに最後さいごまでお付つき合あいいただき、ありがとうございました。

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[文ぶん・構成こうせい／grape編集へんしゅう部ぶ]