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SPARQLについて

このページでは、SPARQLによる検索けんさく方法ほうほうについて説明せつめいします。GUI上じょうでの検索けんさく方法ほうほうについては「ヘルプ」の該当がいとう箇所かしょをご覧らんください。現在げんざいはより新あたらしいエンドポイントであるSPARQL1.1の利用りようをお勧すすめしています。詳くわしくは「SPARQL1.1への対応たいおう」「SPARQL 1.1について」をご覧らんください。

1. SPARQLによる検索けんさく

当とうシステムは、RDF形式けいしきで典拠てんきょデータをデータベースに格納かくのうしており、RDFで記述きじゅつされたデータを検索けんさく・操作そうさするためのコンピュータ言語げんごであるSPARQLを用もちいて外部がいぶから検索けんさくすることができます。SPARQLによるクエリは、RDFのモデルのうち、未知みちの部分ぶぶんを変数へんすう（半角はんかくクエスチョンマーク（?）で始はじまる名前なまえ）として変数へんすうを含ふくむRDFグラフを記述きじゅつし、変数へんすうにあてはまるURIやリテラル値ちを取得しゅとくする、という形式けいしきになります。
変数へんすうを含ふくむグラフのパターンは、半角はんかく波は括弧かっこ（{}）で囲かこみ、SQLと同様どうようにWHERE句くに記述きじゅつします。また、取とり出だしたい変数へんすうは、SQLと同様どうようにSELECT句くに列挙れっきょします。PREFIX句くを用もちいて名前なまえ空間くうかんURIの接頭せっとう辞じを宣言せんげんすることで、URIを修飾しゅうしょく名めいとして記述きじゅつすることができます。

1-1. SPARQLを利用りようするAPI

SPARQL Endpoint（APIのURI）はhttps://id.ndl.go.jp/auth/ndlaです。?queryパラメータ値ちとしてURLエンコードしたSPARQLクエリを送おくることで、レスポンスを得えることができます。1回かいに取得しゅとくできるデータ件数けんすうの上限じょうげんは100件けんです。

（注ちゅう）Web NDL Authoritiesでは、SPARQL 1.0に対応たいおうしています。
SPARQL 1.1への対応たいおうについては、「6. SPARQL 1.1への対応たいおう」をご覧らんください。

下記かきのフォームを用もちいて、SPARQLによる検索けんさくを試ためしてみることができます。

SPARQLを利用りようするAPIの詳細しょうさいについては、以下いかのAPI仕様しよう書しょをご参照さんしょうください。

RDFとして格納かくのうされるデータ項目こうもくについては、「4. RDF/XML形式けいしきによるフォーマット仕様しよう」をご参照さんしょうください。

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2. 例れい1：ある個人こじんの生年せいねん、没年ぼつねん、名称めいしょう/タイトル、名称めいしょう/タイトルのカナ読よみを調しらべる

「夏目なつめ漱石そうせき」の典拠てんきょ情報じょうほうURI、名称めいしょう実体じったいURI、生年せいねん、没年ぼつねん、名称めいしょう/タイトル、名称めいしょう/タイトルのカナ読よみをそれぞれ、変数へんすう「?uri1」、「?uri2」、「?birth」、「?death」、「?heading」、「?yomi」とすると、これらの変数へんすうを含ふくむRDFグラフは図ず1のようになります。

図ず1

RDFグラフをクエリにすると、以下いかのとおりとなります。

名称めいしょう/タイトルが「夏目なつめ」で始はじまる典拠てんきょデータの生年せいねん、没年ぼつねん、名称めいしょう/タイトルを調しらべるクエリは以下いかのとおりになります。

（注ちゅう）個人こじん名めいの典拠てんきょデータには、必かならずしも生年せいねん、没年ぼつねんが含ふくまれていないものもあります。上記じょうきのクエリでは、生年せいねんまたは没年ぼつねんが含ふくまれていないものは調しらべることができません。
以下いかのOPTIONALを使つかったクエリであれば、生年せいねん、没年ぼつねんのいずれか、またはその両方りょうほうが含ふくまれていない場合ばあいでも、「夏目なつめ」で始はじまる名称めいしょう/タイトルを調しらべることができます。

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3. 例れい2：没年ぼつねんから典拠てんきょURI、名称めいしょう実体じったいURI、名称めいしょう/タイトル、名称めいしょう/タイトルのカナ読よみを調しらべる

没年ぼつねんが「1962」である典拠てんきょURI、名称めいしょう実体じったいURI、名称めいしょう/タイトル、名称めいしょう/タイトルのカナ読よみをそれぞれ、変数へんすう「?uri1」、「?uri2」、「?heading」、「?yomi」とすると、これらの変数へんすうを含ふくむRDFグラフは図ず2のようになります。

図ず2

RDFグラフをクエリにすると、以下いかのとおりとなります。

101件けん目め以降いこうのデータを取得しゅとくする場合ばあいは、OFFSET句くを使用しようします。

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4. 例れい3：ある件名けんめい標目ひょうもくの上位じょうい語ご、下位かい語ごなどを調しらべる

件名けんめい標目ひょうもく「インターネット」の典拠てんきょURI、上位じょうい語ごのURI、上位じょうい語ごのラベルをそれぞれ変数へんすう「?uri1」、「?uri2」、「?label」とすると、これらの変数へんすうを含ふくむRDFグラフは図ず3のようになります。

図ず3

下位かい語ご、関連かんれん語ご、同義語どうぎごを調しらべる場合ばあいは、「skos:broader」をそれぞれ「skos:narrower」、「skos:related」、「xl:altLabel」に置換おきかえます。

5. 例れい4：ある代表だいひょう分類ぶんるいに属ぞくする件名けんめい標目ひょうもくを調しらべる

国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん分類ぶんるい表ひょう（NDLC）の分類ぶんるい記号きごう「DM225」に属ぞくする件名けんめい標目ひょうもくの典拠てんきょURI、ラベルを変数へんすう「?uri1」、「?label」とすると、これらの変数へんすうを含ふくむRDFグラフは図ず4のようになります。

図ず4

NDLCの「DK341」かつ日本にっぽん十じゅう進しん分類ぶんるい法ほう（NDC）第だい9版はんの「694.5」に属ぞくする件名けんめい標目ひょうもくの典拠てんきょURI、ラベルを変数へんすう「?uri1」、「?label」とすると、これらの変数へんすうを含ふくむRDFグラフは図ず5のようになります。

図ず5

6. SPARQL 1.1への対応たいおう

SPARQL 1.1に対応たいおうしたエンドポイントを公開こうかいしています。

https://id.ndl.go.jp/auth/ndla/sparql

1回かいに取得しゅとくできるデータ件数けんすうの上限じょうげんは、1,000件けんです。
返戻へんれい形式けいしきは、HTML形式けいしき、Turtle形式けいしき、JSON形式けいしき、XML形式けいしき、CSV形式けいしきから選択せんたくできます。このページに記載きさいしている検索けんさくは、SPARQL1.1でも使用しよう可能かのうです。より新あたらしいエンドポイントであるSPARQL1.1では、SPARQL1.0よりも多おおくの結果けっかを一いち度どに得えられるため、SPARQL1.1による検索けんさくをお勧すすめします。
ただし、SPARQL 1.1による検索けんさくは、毎日まいにち午前ごぜん4時じから5分ふん程度ていど、データ更新こうしんのため、利用りようできません。

SPARQL 1.1に対応たいおうしたエンドポイントでの詳くわしい検索けんさく方法ほうほうについては、「SPARQL 1.1について」をご覧らんください。

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