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ウクレレ - Wikipedia
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ウクレレ

複ふく合あい弦つる鳴な楽器がっき

ウクレレ（ukulele、ukelele、ハワイ語ご: ʻukulele）は、フレットが施ほどこされた小型こがたの弦楽器げんがっきである。日本にっぽんで最もっとも普及ふきゅうしているのは、小ちいさなギターのような胴体どうたいをもつ4弦げんのソプラノウクレレであるが、弦つるの数かずや胴体どうたいの形状けいじょう、サイズにはさまざまな種類しゅるいがある。また日本にっぽんではウクレレというとハワイアン音楽おんがくの楽器がっきというイメージが強つよいが、世界せかいでは多彩たさいな音楽おんがくシーンで使つかわれている。

ウクレレ

解説かいせつ

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ポルトガルからの移民いみんが持もち込こんだブラギーニャ（braguinha）と呼よばれる楽器がっきを起源きげんとし、ハワイで独自どくじに改良かいりょうを重かさねられて現在げんざいの形かたちになったとされる。高級こうきゅうなものにはしばしばハワイ特産とくさんのコアの木き（koa）が材料ざいりょうとして用もちいられる。また、現在げんざいのウクレレを確立かくりつしたのはエマヌエル・ヌナスとされている。

ウクレレという言葉ことばはハワイ語ごで「飛とび跳はねる（lele）ノミ（ʻuku）」という意味いみで、当時とうじの人気にんき奏者そうしゃのあだ名なから取とられたとも、小ちいさな楽器がっきの上うえで奏者そうしゃの指ゆびが目めまぐるしく動うごく様ようを表現ひょうげんしたとも言いわれている。

種類しゅるい

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ウクレレには大別たいべつして4つのサイズがあり、小ちいさいものから大おおきいものの順じゅんにソプラノ（スタンダード）、コンサート（アルト）、テナー、バリトンと名付なづけられている。

ソプラノより小ちいさなタイプである「ポケット」や、バリトンよりも大おおきな「バス」を加くわえると6種類しゅるいとなる。

バリトンウクレレはサイズ・スケールともにテナーギターと同一どういつである。

またウクレレから派生はせいした楽器がっきとして、8弦げんのタロパッチや、胴どうの部分ぶぶんがバンジョーと同おなじ構造こうぞうとなったバンジョーウクレレなどが存在そんざいする。

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    さまざまなサイズのウクレレ
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    バンジョーウクレレ
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    8弦げんのウクレレ(タロパッチ)
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    箱はこを再さい利用りようした胴体どうたいをもつウクレレ

以下いかのインチ(in)やセンチメートル(cm)によるサイズは、あくまでも目安めやすである。

標準ひょうじゅん的てきなウクレレの大おおきさと調しらべ弦つる
種別しゅべつ 別名べつめい 長ながさ 弦つる長ちょう フレットの数かず 音域おんいき 調しらべ弦つる 変則へんそく調ちょう弦つる
ポケット ピッコロ, ソプラニーノ, ソプラニッシモ 16 in (41 cm) 11 in (28 cm) 10–12 G4–D6 (E6) D5 G4 B4 E5 C5 F4 A4 D5
ソプラノ スタンダード, ウクレレ 21 in (53 cm) 13 in (33 cm) 12–15 C4–A5 (C6) G4 C4 E4 A4[1] A4 D4 F♯4 B4

G3 C4 E4 A4[1]

コンサート ウクレレ 23 in (58 cm) 15 in (38 cm) 15–18 C4–C6 (D♯ 6) G4 C4 E4 A4[1] G3 C4 E4 A4[1]
テナー タロ・パッチ, リリウ 26 in (66 cm) 17 in (43 cm) 17–19 G3–D6 (E6) G4 C4 E4 A4 (ハイG)

G3 C4 E4 A4 (ローG)

D4 G3 B3 E4[1]

A3 D4 F♯4 B4
D3 G3 B3 E4

バリトン バリ, バリ・ウケ, タロパッチ 29 in (74 cm) 19 in (48 cm) 18–21 D3–A♯5 (C♯ 6) D3 G3 B3 E4 C3 G3 B3 E4
バス U-バス, ランブラー 32 in (81 cm) 21 in (53 cm) 16 E1–B3 E1 A1 D2 G2 D1 A1 D2 G2 (ドロップD)

ソプラノ、コンサート、テナーは、一般いっぱんに低音ていおんから高音こうおんへ順じゅんに、G-C-E-A にチューニングされるが、実じつはG弦つるは一いちオクターブ高たかく調しらべ弦つるされるために、その音程おんていはE弦つるとA弦つるの中間ちゅうかんに位置いちする。このためダウンストローク、アップストローク共どもに高音こうおん弦つるから入はいることとなり、コード演奏えんそう時じには独特どくとくの軽かろやかな響ひびきが生うまれる。

ソロ演奏えんそうにおいては音域おんいきの狭せまさをカバーするためにGを1オクターブ下さげたLow-Gというチューニングも多用たようされる。その際さいはG弦つるをLow-G専用せんようのものに張はり替かえる必要ひつようがあるが、クラシックギターの3弦げんを代用だいようすることも可能かのう。

バリトンについては、ギターの高音こうおん側がわ4弦げんと同様どうように D-G-B-E にチューニングされることが多おおい。

かつてアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくでは、現在げんざいよりも1音おと高たかいA-D-F#-B（アメリカンチューニング）が標準ひょうじゅんとされた。このチューニングは同どう国内こくないでは現在げんざいもしばしば使つかわれることがある。

鏡かがみの国くにのウクレレは大阪芸術大学おおさかげいじゅつだいがく准じゅん教授きょうじゅの中野なかの圭けいによって発明はつめいされたウクレレで2019年ねん9月がつに台北たいぺいの林はやし舎しゃ文化ぶんかLin's Cultureで世界せかい初演しょえんされた。左利ひだりききウクレレ奏者そうしゃの為ために右みぎ利きき用ようの通常つうじょうのウクレレを活用かつようしてもらえるような発明はつめいで通常つうじょうと左右さゆう逆ぎゃく向むきに構かまえて演奏えんそうされる。特許とっきょ「弦楽器げんがっき」。

ブラジルにも カヴァキーニョ（cavaquinho）と呼よばれるウクレレに類似るいじした4弦げんの楽器がっきがあり、サンバの伴奏ばんそうなどで頻繁ひんぱんに使用しようされる。これはウクレレとは異ことなり金属きんぞく弦つるが用もちいられ、通常つうじょう D-G-B-D　とチューニングされる。さらに南米なんべいのティプレ（tiple　10弦げん）や、タヒチ島しまのタヒチアン・ウクレレ（8弦げん）なども起源きげんを同おなじくする楽器がっきであると考かんがえられる。

その他た

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  • 英語えいごでの発音はつおんは「ウクレレ」ではなく、「ユーカレイリー」に近ちかい音おとになることに留意りゅういする必要ひつようがある。なお、本来ほんらいのハワイ語ごでの発音はつおんは「ウクレレ」に近ちかい。

著名ちょめいな奏者そうしゃ

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アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

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おもにウクレレ奏者そうしゃ、ウクレレを弾ひく歌手かしゅとして知しられる人物じんぶつ
ウクレレも弾ひくミュージシャン
ウクレレも弾ひくその他たの著名ちょめい人じん

日本にっぽん

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日本にっぽんで活動かつどうする外国がいこく人じんを含ふくむ。

おもにウクレレ奏者そうしゃ、ウクレレを弾ひく歌手かしゅとして知しられる人物じんぶつ
ウクレレも弾ひくミュージシャン
ウクレレ漫談まんだん家か
ウクレレも弾ひくその他たの著名ちょめい人じん
ウクレレも弾ひくモデル

その他たの地域ちいき

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おもにウクレレ奏者そうしゃ、ウクレレを弾ひく歌手かしゅとして知しられる人物じんぶつ
ウクレレも弾ひくミュージシャン
ウクレレも弾ひくその他たの著名ちょめい人じん

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b c d e “Ukulele/Banjouke” (2 January 2014). 30 November 2016閲覧えつらん。
  2. ^ 第だい7回かいジ・ウクレレコンテスト出場しゅつじょう者しゃのご紹介しょうかい

参考さんこう文献ぶんけん

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  • トニー・ベーコン『世界せかいで一番いちばん美うつくしいアメリカン・ギター大だい名鑑めいかん　ヴィジュアルでたどるヴィンテージ・ギターの歴史れきし』（DU BOOKS、2013年ねん）ISBN 978-4-92506-472-9

外部がいぶリンク

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