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スホーイ - Wikipedia
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スホーイ

ロシアの航空機こうくうきメーカー

公共こうきょう株式会社かぶしきがいしゃスホーイ・カンパニー（ロシア語ご: ПАО «Компания „Сухой“»、英語えいご: Sukhoi Company (JSC)、単たんにスホーイまたはスホイとも）は、ロシアの主要しゅよう航空機こうくうきメーカー。ソ連それん時代じだいはスホーイ設計せっけい局きょくとして専せんら軍用ぐんよう機き（戦闘せんとう機き・攻撃こうげき機きなど）を手てがけていたが、現在げんざいでは民間みんかん機きも製造せいぞうしている。旧称きゅうしょうは公開こうかい株式会社かぶしきがいしゃスホーイ・カンパニー（ロシア語ご: ОАО «Компания „Сухой“»）で、2014年ねんの法ほう改正かいせい[1]を受うけて公開こうかい株式会社かぶしきがいしゃから公共こうきょう株式会社かぶしきがいしゃに移行いこうし、現在げんざいの名称めいしょうになっている。

公共こうきょう株式会社かぶしきがいしゃスホーイ・カンパニー
ПАО «Компания „Сухой“»
Sukhoi Company (JSC)
スホーイ本社ほんしゃ
種類しゅるい 公共こうきょう株式会社かぶしきがいしゃ
略称りゃくしょう スホーイ
Su
本社ほんしゃ所在地しょざいち ロシアの旗 ロシア
モスクワ
設立せつりつ 1939年ねん
業種ぎょうしゅ 輸送ゆそう用よう機器きき
事業じぎょう内容ないよう 航空機こうくうき
主要しゅよう株主かぶぬし 統一とういつ航空機こうくうき製造せいぞう会社かいしゃ (98.83%)
主要しゅよう子会社こがいしゃ Sukhoi Civil Aircraft 87.93%
Sukhoi Design Bureau 50.0%
KnAAZ 74.5%
NAPO 74.5%
ベリエフ 38.0%
イルクート 11.89%
関係かんけいする人物じんぶつ パーヴェル・スホーイ
外部がいぶリンク http://www.sukhoi.org/
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概要がいよう

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ソ連それん時代じだいの1939年ねんにパーヴェル・スホーイによりスホーイ設計せっけい局きょく（OKB-51、プレフィックスSu）として設立せつりつされた。モスクワにJSCスホーイ設計せっけい局きょく（現げん本社ほんしゃ、ПАО «ОКБ Сухого»）があり、工場こうじょうはノヴォシビルスク（ПАО «НАПО им. В. П. Чкалова»)、コムソモリスク・ナ・アムーレ（ПАО «КнААПО им. Ю. А. Гагарина»）、イルクーツク（ПАО «Корпорация „Иркут“»）の3カ所かしょにある。フィンメカニカが、スホーイの民間みんかん部門ぶもんの25%株主かぶぬしとなっている[2]。ロシア政府せいふはスホーイとミグ、イリューシン、イルクート、ツポレフ、ヤコヴレフを「統一とういつ航空機こうくうき製造せいぞう会社かいしゃ」（Объединённая авиастроительная корпорация，ОАК）という名なの新しん会社かいしゃに統合とうごうしようとしており[3]、各社かくしゃは現在げんざい統一とういつ航空機こうくうき製造せいぞう会社かいしゃの傘下さんかに入はいっている。

なお、OKBは「試作しさく設計せっけい局きょく」（一般いっぱんにたんに「設計せっけい局きょく」と訳やくされる）を意味いみするロシア語ごの略語りゃくご「ОКБ」のラテン文字もじ転写てんしゃ。

ロシア空軍くうぐんと海軍かいぐんでは、スホーイの航空機こうくうきは現在げんざいSu-24、Su-25、Su-27、Su-30、Su-33、Su-34、Su-35の7機種きしゅが運用うんよう中ちゅうである。

ロシア以外いがいには、ベラルーシ・ウクライナ・カザフスタン・ウズベキスタン・グルジア・インド・中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく・ポーランド・チェコ共和きょうわ国こく・スロバキア・ハンガリー・ドイツ（旧東きゅうとうドイツ運用うんよう）・シリア・アルジェリア・北朝鮮きたちょうせん・ベトナム・アフガニスタン・イエメン・エジプト・リビア・イラン・アンゴラ・エチオピア・ペルーなど各国かっこくで軍用ぐんよう機きが運用うんようされている。

民間みんかん機き部門ぶもんではSu-26、Su-29、Su-31など安価あんかながら高度こうどなエアロバティックが可能かのうな曲技きょくぎ機きを開発かいはつしており、世界せかい選手権せんしゅけんを始はじめ多おおくの競技きょうぎ会かいで使つかわれている。

スホーイ製せいの航空機こうくうきの整備せいび・補修ほしゅうなどはウクライナやベラルーシなどロシア海外かいがいでも独自どくじに行おこなわれている。また、旧きゅうソ連それん各国かっこくからの中古ちゅうこ機きの転売てんばいも行おこなわれている。

2017年ねん6月がつ、統一とういつ航空機こうくうき製造せいぞう会社かいしゃ（OAK/UAC）がミグとスホーイを2019年ねん内うちに合併がっぺい・統合とうごうすると発表はっぴょうした[4]。

製品せいひん

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引用いんよう符ふで囲かこまれている軍用ぐんよう機き名称めいしょうは北大西洋きたたいせいよう条約じょうやく機構きこう(NATO)が識別しきべつ用ように付つけたNATOコードネーム。

設計せっけい局きょく閉鎖へいさまで ( -1949年ねん)
再開さいかい後ご (1953年ねん- )


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    Su-2
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    UTB-2
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    Su-7
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    Su-9
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    Su-15
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    Su-17
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    Su-24
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    Su-25
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    Su-26
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    Su-27
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    Su-29
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    Su-30
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    Su-31
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    Su-33
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    Su-34
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    Su-35
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    Su-80
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    スーパージェット 100
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    Su-57

開発かいはつ・計画けいかく中ちゅう

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主おもな試作しさく機き

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設計せっけい局きょく閉鎖へいさまで ( -1949年ねん)
  • Su-1 - 戦闘せんとう機き
  • Su-3 - 戦闘せんとう機き
  • Su-5 - ジェット混合こんごう戦闘せんとう機き
  • Su-6 - 攻撃こうげき機き
  • Su-7 - ロケット混合こんごう戦闘せんとう機き
  • Su-8 «DDBSh» - 攻撃こうげき機き
  • Su-9 «K» - ジェット戦闘せんとう爆撃ばくげき機き
  • Su-10 «E» - ジェット爆撃ばくげき機き
  • Su-11 «LK» - ジェット戦闘せんとう爆撃ばくげき機き
  • Su-12 «RK» - 観測かんそく機き
  • Su-13 «TK» - ジェット戦闘せんとう爆撃ばくげき機き
  • Su-14 «N» - 攻撃こうげき機き
  • Su-15 «P» - ジェット戦闘せんとう機き
  • Su-17 «R» - ジェット戦闘せんとう機き
再開さいかい後ご (1953年ねん- )
  • Su-28 - 練習れんしゅう機き
  • Su-35 「フランカー」 - 戦闘せんとう機き
  • Su-37 「フラウンダー」 - 戦闘せんとう攻撃こうげき機き
  • Su-37 テルミナートル 「フランカー」 - 多た用途ようと戦闘せんとう機き
  • Su-38 - 農業のうぎょう用ようプロペラ機き
  • Su-39 - 攻撃こうげき機き
  • S-32 - 多た用途ようと戦闘せんとう機き (MFI)
  • Su-47 (S-37) ベールクト 「ファーキン」 - S-32の概念がいねん実証じっしょう機き
  • T-4 - 超ちょう音速おんそく爆撃ばくげき機き
  • KR-860 - 大型おおがた旅客機りょかくき

機種きしゅ名めいの補足ほそく

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スホーイOKBでは、他た局きょく同様どうようときおり機体きたい呼称こしょうを再さい利用りようした。たとえば、1946年ねん製せいのSu-9と1957年ねん製せいのSu-9は同どう一いち名称めいしょうであるが、相互そうごに直接ちょくせつの関係かんけいはない。前者ぜんしゃは大量たいりょう生産せいさんされず試作しさくのみに終おわっている。

また、スホーイにおけるプロトタイプの呼称こしょうは翼つばさ面めん図ずに基もとづく場合ばあいがあり、例たとえばデルタ翼つばさ（ロシア語ご: Треугольное トレウゴリノイェ）の機体きたいにはT（Т）、後退こうたい翼つばさ（ロシア語ご: Стреловидное ストレロヴィドノイェ）の機体きたいにはS（С）のプレフィックスが付与ふよされた（例れい：T-3、S-1）[5]。ただしこの原則げんそくは次第しだいに崩くずれてゆき、デルタ翼つばさから可変かへん後退こうたい翼つばさに設計せっけい変更へんこうされたSu-24の原型げんけい機きT-6は変更へんこう後ごもデルタ翼つばさを指さすTを用もちい続つづけたほか、ほぼ直線ちょくせん翼つばさであるSu-25の原型げんけい機きの名なもT-8である[5]。また、Sのプレフィックスは前進ぜんしん翼つばさ機きにも使用しようされている。

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    初代しょだいSu-9
    直線ちょくせん翼つばさ、双発そうはつの戦闘せんとう爆撃ばくげき機き
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    2代目だいめSu-9
    デルタ翼つばさ、単発たんぱつの迎撃げいげき戦闘せんとう機き
    試作しさく名称めいしょうはT-3
  •  
    2代目だいめSu-7
    後退こうたい翼つばさ、単発たんぱつの戦闘せんとう爆撃ばくげき機き
    試作しさく名称めいしょうはS-1

出典しゅってん

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  1. ^ 連邦れんぽう法ほう2014年ねん5月がつ5日にち付づけ№99-FZ (Федеральный закон от 5 мая 2014 г. N 99-ФЗ) （ロシア語ご）
  2. ^ "Finmeccanica Will Buy 25% of Sukhoi Civil Aircraft." Bloomberg.com. 21 Feb. 2006.
  3. ^ "Russian Aircraft Industry Seeks Revival Through Merger." The New York Times. 22 Feb. 2006.
  4. ^ ミグとスホーイ合併がっぺいへ　旧きゅうソ連それん機きの代名詞だいめいしと現げんロシア主力しゅりょく機きメーカー　ブランドは存続そんぞくか
  5. ^ a b エフィーム・ゴードン、ビル・スィートマン 著ちょ、桂かつら令れい夫おっと  訳やく『ソビエトXプレーン』松代まつだい守弘もりひろ 監修かんしゅう、光栄こうえい、2001年ねん、8頁ぺーじ。ISBN 978-4877198541。 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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