トウヒ属
トウヒ
トウヒ | |||||||||||||||||||||
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Picea Link | |||||||||||||||||||||
spruce | |||||||||||||||||||||
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分布
アジア
形態
また、モミ
ツガ
生態
-
トウヒ
属 の根 に形成 された菌 根 -
菌 根 によるネットワークの模 式 図 -
トウヒ
属 と共生 するアカハツモドキ(Lactarius deterrimus) -
9500
年 生 きているold Tjikko
人間 との関係
木材
トウヒ
スプルース、
-
辺 材 と心材 の区別 がつかないトウヒ属 Picea engelmanniiの木材 -
ヴァイオリンに
用 いられることもある
利用 される種
エンゲルマントウヒ Picea engelmannii、シトカトウヒ Picea sitchensis、カナダトウヒ Picea glauca など、
用途
フィエンメ渓谷 産
フィエンメ
分類
系統 分類
トウヒ
Clade I
- Picea breweriana ブリュワートウヒ -
北米 クラマス山脈 。絶滅 危惧 。
Clade II
- Picea sitchensis シトカトウヒ -
北米 太平洋 岸 の重要 樹 種 。高 さ95メートルに達 するものもあるトウヒ属 最大 の樹 種 。
Clade III
- Picea engelmannii エンゲルマントウヒ -
北米 西部 山岳 地帯 の重要 樹 種 。カナダ・米国 のロッキー山脈 からメキシコ北部 のシエラマドレ山脈 まで分布 。 - Picea glauca カナダトウヒ(シロトウヒ)-
北米 北部 の重要 樹 種 。アラスカ・カナダ・米国 本土 の北部 まで分布 。
Clade IV
- Picea brachytyla サージャントトウヒ -
中国 南西 部 - Picea chihuahuana チワワトウヒ - メキシコ
北西 部 の西 シェラマドレ山脈 の海抜 2,300 - 3,200メートルに分布 。きわめてまれ。 - Picea farreri ビルマトウヒ - ビルマ
北東 部 と中国 南西 部 の山岳 - Picea likiangensis リキアントウヒ -
中国 南西 部 - Picea martinezii マルチネストウヒ - メキシコ
北東 部 。まれ。絶滅 危惧 。 - Picea maximowiczii ヒメバラモミ -
日本 - Picea morrisonicola ニイタカトウヒ -
台湾 の高山 に分布 - Picea neoveitchii ベイッチトウヒ -
中国 北西 部 。まれ。絶滅 危惧 。 - Picea orientalis コーカサストウヒ - カフカスとトルコ
北東 部 - Picea purpurea ムラサキトウヒ -
中国 西部 - Picea schrenkiana スチェレンストウヒ -
中央 アジアの天山 山脈 ・カザフスタン・キルギスタンなどに分布 - Picea smithiana モリンダトウヒ - アフガニスタン
北東 部 からネパールにかけてのヒマラヤ西部 、海抜 2,400 - 3,600メートルに分布 - Picea spinulosa シッキムトウヒ - ヒマラヤ
東部 のシッキム・ブータンの海抜 2,400 - 3,700メートルに分布 - Picea torano syn. Picea polita バラモミ -
日本 - Picea wilsonii ウィルソントウヒ -
中国 西部
Clade V
- Picea abies オウシュウトウヒ(ドイツトウヒ)- ヨーロッパ
森林 の主要 樹 種 - Picea alcocquiana syn. Picea bicolor マツハダ -
日本 中部 山岳 - Picea alpestris アルプストウヒ - ヨーロッパアルプス。まれ。ドイツトウヒの
変種 とされる場合 もある。 - Picea asperata ドラゴントウヒ -
中国 西部 の青海 省 ・甘粛 省 ・陝西 省 ・四川 省 などに分布 - Picea crassifolia -
中国 - Picea glehnii アカエゾマツ -
日本 北部 とサハリン - Picea jezoensis エゾマツ(トウヒ) - アジア
北東 部 ・カムチャッカ・日本 - Picea koraiensis チョウセンハリモミ -
朝鮮 と中国 東北 ・ウスリーに分布 。日本 のヤツガタケトウヒと極 めて近 縁 とされる。 - Picea koyamae ヤツガタケトウヒ -
日本 - Picea mariana クロトウヒ(マリアナトウヒ)-
北米 北部 、アラスカ・カナダ・米国 本土 北部 まで分布 。 - Picea meyeri マイヤートウヒ(
白 杄)中国 北部 、内 モンゴルと甘粛 省 - Picea obovata シベリアトウヒ - スカンジナビア
北部 とシベリア。ドイツトウヒの変種 とされる場合 もある。 - Picea omorika オモリカトウヒ - セルビア。
絶滅 危惧 。重要 な園芸 種 。 - Picea pungens コロラドトウヒ -
北米 ロッキー山脈 に分布 。重要 な園芸 種 - Picea retroflexa -
中国 - Picea rubens アカトウヒ -
北米 北東 部 の主要 樹 種
旧 分類
オモリカトウヒ節
- Clade I
- Clade IV の
一部 - Clade V の
一部 - Picea alcocquiana syn. Picea bicolor マツハダ
- Picea glehnii アカエゾマツ
- Picea mariana クロトウヒ(マリアナトウヒ)
- Picea omorika オモリカトウヒ
- Picea rubens アカトウヒ
- ?
- Picea balfouriana バルファートウヒ -
中国 西部
- Picea balfouriana バルファートウヒ -
トウヒ節
- Clade II
- Clade III
- Clade V の
一部
バラモミ節
- Clade IV の
一部 - Clade V の
一部
日本 産 種
- アカエゾマツ Picea glehnii
- エゾマツ Picea jezoensis
- トウヒ Picea jezoensis var. hondoensis
- ヒメバラモミ Picea maximowiczii
- ヒメマツハダ Picea shirasawae
- バラモミ(ハリモミ) Picea torano syn. P. polita
- マツハダ Picea alcoquiana syn. P. bicolor
- ヤツガタケトウヒ Picea koyamai
脚注
- ^ a b c
辻井 達一 『日本 の樹木 』中央公論社 〈中公新書 〉、1995年 4月 25日 、30 - 31頁 。ISBN 4-12-101238-0。 - ^
谷口 武士 (2011)菌 根 菌 との相互 作用 が作 り出 す森林 の種 多様 性 (<特集 >菌類 ・植 食 者 との相互 作用 が作 り出 す森林 の種 多様 性 ).日本 生態 学会 誌 61(3), p311-318. doi:10.18960/seitai.61.3_311 - ^
深澤 遊 ・九石 太 樹 ・清和 研二 (2013)境界 の地下 はどうなっているのか :菌 根 菌 群集 と実生 更新 との関係 (<特集 >森林 の"境目 "の生態 的 プロセスを探 る).日本 生態 学会 誌 63(2), p239-249. doi:10.18960/seitai.63.2_239 - ^
岡部 宏 秋 ,(1994)外 生 菌 根 菌 の生活 様式 (共生 土壌 菌類 と植物 の生育 ).土 と微生物 24, p15-24.doi:10.18946/jssm.44.0_15 - ^
菊地 淳一 (1999)森林 生態 系 における外 生 菌 根 の生態 と応用 (<特集 >生態 系 における菌 根 共生 ).日本 生態 学会 誌 49(2), p133-138. doi:10.18960/seitai.49.2_133 - ^
宝 月 岱造 (2010)外 生 菌 根 菌 ネットワークの構造 と機能 (特別 講演 ).土 と微生物 64(2), p57-63. doi:10.18946/jssm.64.2_57 - ^
東 樹 宏和 . (2015)土壌 真 菌 群集 と植物 のネットワーク解析 :土壌 管理 への展望 .土 と微生物 69(1), p7-9. doi:10.18946/jssm.69.1_7 - ^
斎藤 新一郎 (1993)高木 類 および低木 類 にみられる伏 条 更新 の諸 事例 (会員 研究 発表 論文 ).日本 林 学会 北海道 支部 論 文集 41, p.199-201. doi:10.24494/jfshb.41.0_199 - ^ Opere Sonore(オペレ・ソノーレ)のブログ
- ^ Ran, J.-H.; Wei, X.-X.; Wang, X.-Q. (2006), “Molecular phylogeny and biogeography of Picea (Pinaceae): Implications for phylogeographical studies using cytoplasmic haplotypes”, Mol Phylogenet Evol. 41 (2): 405–419
- ^ Sigurgeirsson, A.; Szmidt, A. E. (1993), “Phylogenetic and biogeographic implications of chloroplast DNA variation in Picea”, Nordic Journal of Botany 13 (3): 233–246