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日本学術会議 - Wikipedia

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ

日本にっぽん国立こくりつアカデミー、内閣ないかく特別とくべつ機関きかん

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ(にほんがくじゅつかいぎ、えい: Science Council of Japan 略称りゃくしょう: SCJ)は、日本にっぽん国立こくりつアカデミーで、内閣ないかく特別とくべつ機関きかんひとつ。日本にっぽん科学かがくしゃ内外ないがいたいする代表だいひょう機関きかんであり、科学かがく向上こうじょう発達はったつはかり、行政ぎょうせい産業さんぎょうおよ国民こくみん生活せいかつ科学かがく反映はんえい浸透しんとうさせることを目的もくてきとする(日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほうだい2じょう[9])。くに単位たんい加盟かめいする国際こくさい学術がくじゅつ機関きかん組織そしき構成こうせいいんNMO - National Member Organization)でもあり、それらの国際こくさい分担ぶんたんきんにな[10][11]

日本の旗 日本にっぽん行政ぎょうせい機関きかん
日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ
にほんがくじゅつかいぎ
Science Council of Japan
日本学術会議庁舎
日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ庁舎ちょうしゃ地図
役職やくしょく
会長かいちょう ひかりせきまもる[1][2]
ふく会長かいちょう 三枝さえぐさ信子のぶこいそ博康ひろやす日比谷ひびや潤子じゅんこ[1][2]
組織そしき
上部じょうぶ組織そしき 内閣ないかく[3][4]
内部ないぶ組織そしき だい一部いちぶだいだいさん地区ちく会議かいぎ若手わかてアカデミー、その委員いいんかい事務じむきょく[5]
概要がいよう
所在地しょざいち 106-8555
東京とうきょうみなと六本木ろっぽんぎ7丁目ちょうめ22ばん34ごう[6]
北緯ほくい3539ふん55.2びょう 東経とうけい13943ふん30.5びょう / 北緯ほくい35.665333 東経とうけい139.725139 / 35.665333; 139.725139
定員ていいん 会員かいいん210にん連携れんけい会員かいいんやく2,000にん[5]
年間ねんかん予算よさん 9おく4863まん1せんえん[7](2024年度ねんど
設置せっち 1949ねん昭和しょうわ24ねん1がつ[3][4]
前身ぜんしん 学術がくじゅつ研究けんきゅう会議かいぎ1920ねん大正たいしょう9ねん設立せつりつ[8]
ウェブサイト
日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ
日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ協力きょうりょく学術がくじゅつ研究けんきゅう団体だんたい
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概要がいよう

編集へんしゅう
 
1949ねん1がつ20日はつかひらかれただい1かい総会そうかい[12]

学術がくじゅつ研究けんきゅう会議かいぎ前身ぜんしんとし、学術がくじゅつ体制たいせい刷新さっしん委員いいんかい議論ぎろん1949ねん発足ほっそく[13][14][15]研究けんきゅうしゃによる直接ちょくせつ選挙せんきょ実施じっしし、当時とうじは「学者がくしゃ国会こっかい」とばれた[16][ちゅう 1]政府せいふへの勧告かんこくおおくのセンターや研究所けんきゅうじょ設立せつりつ実現じつげん[20][19]原子力げんしりょく研究けんきゅうさん原則げんそく提言ていげん[19]南極なんきょく特別とくべつ委員いいんかい南極なんきょく探検たんけんにも貢献こうけんした[21][22]。しかし科学技術庁かがくぎじゅつちょう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎ設立せつりつともな政府せいふへの影響えいきょうりょく低下ていかしていき[23][24]、「政策せいさく提言ていげん機関きかんとしてじゅう分力ぶんりょく発揮はっきしたのは、1970年代ねんだいまで」とわれている[25]

紛糾ふんきゅうすえ1983ねんほう改正かいせいがなされ、会員かいいん選抜せんばつ登録とうろく学術がくじゅつ協力きょうりょく団体だんたいによる推薦すいせんもとづく内閣ないかく総理そうり大臣だいじん任命にんめいわる[26][27]。さらに日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ不要ふようろんさけばれるなか[28][29][ちゅう 2]中央ちゅうおう省庁しょうちょうとう改革かいかく基本きほんほうはしはっする改革かいかく過程かていすえ、2004ねんほう改正かいせいで2005ねんから組織そしき改編かいへん会員かいいんコ・オプテーション英語えいごばん方式ほうしきになり、組織そしきも7構成こうせいから3構成こうせいになって縦割たてわりの打破だははかられた。政策せいさくへの提言ていげんなども総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎけられ[21][24][30]一般いっぱんサイエンスカフェ活動かつどうくわわった[25]

一方いっぽう国際こくさい学術がくじゅつ会議かいぎなど40をえる国際こくさい学術がくじゅつ団体だんたい日本にっぽん代表だいひょうして加盟かめいしており[28][31][32][33]かく団体だんたい国際こくさい分担ぶんたんきん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ予算よさんまかなわれている[10][33][34]国際こくさい科学かがく会議かいぎ (ICSU)(現在げんざい国際こくさい学術がくじゅつ会議かいぎ)では14まんドルを支出ししゅつ世界せかい3地位ちい[28][35]日本にっぽんから吉川よしかわ弘之ひろゆき会長かいちょう黒田くろだ玲子れいこふく会長かいちょう輩出はいしゅつした[14][36]。また、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎアジア学術がくじゅつ会議かいぎをリードし、事務じむきょく事務じむ局長きょくちょうになっている[32][37][38]

内閣ないかく総理そうり大臣だいじん所轄しょかつし、その経費けいひくに予算よさん負担ふたんされるが、活動かつどう政府せいふから独立どくりつしておこなわれる[39]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほう だい1しょうだい1じょうだい3じょう[9])。「科学かがくかんする重要じゅうよう事項じこう審議しんぎし、その実現じつげんはかること」や「科学かがくかんする研究けんきゅう連絡れんらくはかり、その能率のうりつ向上こうじょうさせること」を職務しょくむとしており[39]どうほう だい2しょうだい3じょう[9])、後者こうしゃ職務しょくむ達成たっせいのために「学術がくじゅつかんする国際こくさい団体だんたい加入かにゅうすることができる」とされている[9]どうほう だい2しょうだい6じょうの2[9])。

1949ねん昭和しょうわ24ねん)に制定せいていされた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほう前文ぜんぶんには、「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは、科学かがく文化ぶんか国家こっか基礎きそであるという確信かくしんって、科学かがくしゃ総意そういしたに、わがくに平和へいわてき復興ふっこう人類じんるい社会しゃかい福祉ふくし貢献こうけんし、世界せかい学会がっかい提携ていけいして学術がくじゅつ進歩しんぽ寄与きよすることを使命しめいとし、ここに設立せつりつされる。」としるされている[9][40]同年どうねん1がつ20日はつかだい1かい総会そうかいにおいて、吉田よしだしげる首相しゅしょう代理だいりとして挨拶あいさつ担当たんとうしたふえ俊吉しゅんきちは、「その使命しめい達成たっせいのためには、そのときどきの政治せいじてき行政ぎょうせいてき便宜べんぎというようなことの掣肘せいちゅうけることのないように、高度こうど自主じしゅせいあたえられており、ここにほん会議かいぎ重要じゅうよう特色とくしょくがある」とべている[41]

また、同月どうげつ22にち総会そうかいわりには、「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ発足ほっそくにあたって科学かがくしゃとしての決意けつい表明ひょうめい」という声明せいめい採択さいたくされ、そこでは「われわれは、これまでわがくに科学かがくしゃがとりきたった態度たいどについてつよ反省はんせいし、今後こんごは、科学かがく文化ぶんか国家こっかないし平和へいわ国家こっか基礎きそであるという確信かくしんしたに、わがくに平和へいわてき復興ふっこう人類じんるい福祉ふくし増進ぞうしんのために貢献こうけんせんことをちかうものである」とうたわれている[41][42][ちゅう 3]

なお、1980ねん昭和しょうわ55ねん)には「科学かがくしゃ憲章けんしょうについて」の声明せいめい[43]2008ねん平成へいせい20ねん)には「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ憲章けんしょう」を採択さいたくしている[40]

組織そしき構成こうせい構成こうせいいん

編集へんしゅう

だい19までの組織そしき

編集へんしゅう

会長かいちょう1めいたいし、ふく会長かいちょう人文じんぶん社会しゃかいけい自然しぜん科学かがくけいの2めいもうけていた[44][45]だい一部いちぶからだいななまでの7つの部会ぶかいがあり、会員かいいん210めいはいずれかに所属しょぞくした[46]各部かくぶ部長ぶちょうふく部長ぶちょう幹事かんじ2めい役員やくいんかれており[45][47]各部かくぶ専門せんもん分野ぶんや以下いかとお[28][46]

だい一部いちぶからだいななを、たんに「ぶんほうけいこうのう」と記載きさいすることもある[47]。なお、だいななではだい18看護かんごがく研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかいもうけたものの、看護かんごがく研究けんきゅうしゃ会員かいいんになれなかった(組織そしき改革かいかくによるだい20以降いこうはなれるようになった)[16]

また、運営うんえい審議しんぎかい常置じょうち委員いいんかい特別とくべつ委員いいんかい研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかいもうけられ[48]運営うんえい審議しんぎかいには附置ふち委員いいんかいとして「広報こうほう」「財務ざいむ」「勧告かんこくとう」「国際こくさい会議かいぎ」「こくあいだ交流こうりゅう」などの委員いいんかいかれていた[45][49][50]だい18以降いこうは「アジア学術がくじゅつ会議かいぎ」の委員いいんかい設置せっちされていた[49][50]たん委員いいんかいとしてだい17では「50ねん編集へんしゅう準備じゅんび委員いいんかい」が[45]だい18では「ノーベルしょう100周年しゅうねん委員いいんかい」などが[49]だい19では「持続じぞく可能かのう社会しゃかいけたあたらしい科学かがく技術ぎじゅつ国際こくさい実行じっこう委員いいんかい」や「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ改革かいかく推進すいしん委員いいんかい」がかれていた[50]。なお、会員かいいん以外いがいに「委員いいん」がもうけられていた[47]

だい20以降いこう組織そしき

編集へんしゅう

2004ねんほう改正かいせいともない、2005ねん10がつに、ふく会長かいちょうしょく研究けんきゅう分野ぶんやべつ2人ふたりせいから活動かつどう分野ぶんやべつの3にんせいあらためられるなど組織そしき再編さいへんされた[44][51]。2020ねん現在げんざい組織そしき以下いかしめ[5]

  • 総会そうかい - 原則げんそくとして4がつと10がつとし2かい[52]、3日間にちかん日程にってい開催かいさい[5][52]臨時りんじ総会そうかい開催かいさい[52])。210めい会員かいいん構成こうせいでされる日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ最高さいこう議決ぎけつ機関きかん[5][52]
  • 役員やくいん - 会長かいちょうふく会長かいちょう3めいふく会長かいちょう組織そしき運営うんえい担当たんとう政府せいふとの関係かんけいとう担当たんとう国際こくさい活動かつどう担当たんとうの3めい)。
  • 幹事かんじかい - 毎月まいつき開催かいさい日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ運営うんえいについて審議しんぎ会長かいちょうふく会長かいちょう各部かくぶ部長ぶちょうふく部長ぶちょう幹事かんじ構成こうせい
  • 3つの - だい一部いちぶ人文じんぶん社会しゃかい科学かがく)、だい生命せいめい科学かがく)、だいさん理学りがく工学こうがく)。会員かいいんはいずれかのぞくする。
  • 4つの機能きのうべつ委員いいんかい - 選考せんこう委員いいんかい科学かがくしゃ委員いいんかい科学かがく社会しゃかい委員いいんかい国際こくさい委員いいんかい
  • 30の学術がくじゅつ分野ぶんやべつ委員いいんかい
  • 臨時りんじ課題かだいべつ委員いいんかい
  • 事務じむきょく - 50めい常勤じょうきん職員しょくいんがいる[53]

構成こうせいいん選出せんしゅつ方法ほうほう

編集へんしゅう
 
日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだい171かい総会そうかい2016ねん4がつ14にち日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ講堂こうどうにて)[54][55]やく84まん日本にっぽん科学かがくしゃ代表だいひょうする、210めい会員かいいんつど[39][56]

構成こうせいいん種別しゅべつ任期にんき

編集へんしゅう
 
2011ねん11月、内閣ないかく総理そうり大臣だいじん官邸かんてい日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎしん会員かいいん任命にんめいしき[57]

2004ねんほう改正かいせい日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは210めい会員かいいんやく2,000めい連携れんけい会員かいいん構成こうせいされている[58][59][53]会員かいいん特別とくべつしょく連携れんけい会員かいいん一般いっぱんしょく国家こっか公務員こうむいん非常勤ひじょうきん)となる[60][61]設立せつりつ当初とうしょ会員かいいん研究けんきゅうしゃによる直接ちょくせつ選挙せんきょえらばれていたが、その1984ねんからはかく分野ぶんやがく協会きょうかい推薦すいせん方式ほうしき変更へんこうになり、さらに2005ねんからはげん会員かいいんつぎ会員かいいんえらコ・オプテーション英語えいごばん方式ほうしきになっている[47][62]#選出せんしゅつ方法ほうほうとその変遷へんせんふしや「#組織そしき構成こうせい変革へんかくふし参照さんしょう)。

会員かいいん連携れんけい会員かいいんのいずれも任期にんきは6ねんで、3ねんごとやく半数はんすう任命にんめいえされる。会員かいいん再任さいにんできない(補欠ほけつ会員かいいんは1かい再任さいにん可能かのう)が、連携れんけい会員かいいんは2かいまで再任さいにんできる[59][47]会員かいいん内閣ないかく総理そうり大臣だいじんから任命にんめいされ、連携れんけい会員かいいん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょうから任命にんめいされる(日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほう だい7じょうだい15じょうだい17じょう[9]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほう施行しこうれい だい1じょう[63]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会則かいそく だい12じょう[64])。

また、会員かいいん連携れんけい会員かいいんとはべつに「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎアドバイザー」(だい21設置せっち)や「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ外国がいこくじんアドバイザー」(だい23設置せっち)がもうけられている[65]。さらに「栄誉えいよ会員かいいん」が認定にんていされるとともに[66][67]事務じむきょくにはやく50めいのスタッフ(2008ねん時点じてん)がいる[53]

なお、2005ねん組織そしき改編かいへんまでは連携れんけい会員かいいん存在そんざいせず、研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかい委員いいんという肩書かたがき登録とうろく学術がくじゅつ研究けんきゅう団体だんたいから選出せんしゅつされており[47][68]、1997ねん時点じてんで2,370めいであった[68]会員かいいん選出せんしゅつ方法ほうほう詳細しょうさい次節じせつ#選出せんしゅつ方法ほうほうとその変遷へんせん」を、選出せんしゅつ方法ほうほう改革かいかく経緯けいいについては「#組織そしき構成こうせい変革へんかくふし参照さんしょう

会員かいいん任命にんめいからつぎ任命にんめいまでの3年間ねんかん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ活動かつどういち単位たんいとなっており、会長かいちょうふく会長かいちょう任期にんきおなじ3年間ねんかん再任さいにん)である。ただし任期にんきちゅう役員やくいん交代こうたいおこなわれる場合ばあいもしばしばある。基本きほんてきには3年間ねんかん活動かつどう単位たんい一期いっきとなっており、現在げんざいだい252020ねんれい2ねん)10がつ - 2023ねんれい5ねん)9がつ[26][44][69]。なお、会員かいいん選出せんしゅつ方法ほうほうわっただい12は1ねんはん延長えんちょうされ[26][29][44]だい19は1ねん短縮たんしゅくされている[44][70]

選出せんしゅつ方法ほうほうとその変遷へんせん

編集へんしゅう
創設そうせつから1984ねん改訂かいていまえまでの投票とうひょう方式ほうしき会員かいいん
当初とうしょ会員かいいん選出せんしゅつ自由じゆう立候補りっこうほせいによって研究けんきゅうしゃ登録とうろく選挙せんきょおこな方式ほうしきであった[47][62][71]自由じゆう立候補りっこうほせいで、専門せんもん地方ちほうべつ登録とうろくした研究けんきゅうしゃ有権者ゆうけんしゃとして直接ちょくせつ投票とうひょうおこなった[28][47][62]全国ぜんこく地方区ちほうく(6地方ちほう)で210めい選出せんしゅつされ、任期にんきは3ねん全員ぜんいん改選かいせんとなったが、再任さいにん回数かいすう制限せいげんはなかった[47][62][13]有権者ゆうけんしゃすうだい1で4まん3999めい、1983ねん12月時点じてんで24まん12めいであった[72]
だい1だい2選挙せんきょ経験けいけんした日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう亀山かめやま直人なおとによると、「教室きょうしつ研究所けんきゅうじょ強制きょうせいてきにあるひと指示しじして投票とうひょうさせたとか、白紙はくしあつめたとか、AぐんとBぐんとがかたみ連絡れんらくして投票とうひょう交換こうかんしたとか種々しゅじゅ醜聞しゅうぶんがある」ことを紹介しょうかいし、「これらの風聞ふうぶんにはどうしても若干じゃっかん根拠こんきょがある」と指摘してきしていた[71]当時とうじ選挙せんきょ規則きそく不十分ふじゅうぶんで、金銭きんせんともな選挙せんきょ活動かつどうすら違法いほうではなく、だい3のち選挙せんきょ規則きそく見直みなおされた[73]だい4会長かいちょうつとめた兼重かねしげひろし九郎くろうによると、だい4選挙せんきょでは改善かいぜん効果こうか見受みうけられたという[73]
1984ねんから2005ねん改訂かいていまえまでの学会がっかい推薦すいせん方式ほうしき会員かいいん
導入どうにゅうは1985ねんの7がつだい13から[47]会員かいいん推薦すいせんしたい学会がっかいはまず「登録とうろく学術がくじゅつ研究けんきゅう団体だんたい」にみとめられておく必要ひつようがあった。日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎには学術がくじゅつ領域りょういきごとに研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかいがあるため、学会がっかいはどの学術がくじゅつ領域りょういき会員かいいん候補者こうほしゃ推薦人すいせんにんすかめておくことになる。つぎ学会がっかいは「会員かいいん候補者こうほしゃ」を日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいん推薦すいせん管理かんりかいとどて、会員かいいん資格しかくゆうすることの「認定にんてい」をける。さらにかく学会がっかいとど推薦人すいせんにんが、学術がくじゅつ領域りょういきごとに会員かいいん資格しかくゆうすると認定にんていされた候補者こうほしゃなかから「会員かいいん候補こうほ」を選出せんしゅつする。なお、推薦人すいせんにんかく学会がっかい構成こうせいいんである必要ひつようがある。選出せんしゅつされた会員かいいん候補こうほ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎから内閣ないかく総理そうり大臣だいじん推薦すいせんされ、任命にんめいける[74]
だい17では協力きょうりょく学会がっかい登録とうろく虚偽きょぎ見過みすごされたことがあり、だい18では登録とうろく情報じょうほう会員かいいん公開こうかいするよう改善かいぜんはかられた[75]。また、がく協会きょうかいはその分野ぶんや研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかい登録とうろくされるが、そのがく協会きょうかいがその委員いいんかい適切てきせつかどうかという問題もんだいしょうじていた[75]。なお、3ねんいち会員かいいん推薦すいせんさいにはそのぶん予算よさん増額ぞうがくされ、たとえば1994年度ねんどにはやく8000まんえん経費けいひ上積うわづみされていた[76]
2005ねん以降いこうのコ・オプテーション方式ほうしきによる選出せんしゅつ方法ほうほう会員かいいん連携れんけい会員かいいん
2005ねんだい20から導入どうにゅうされたもので[47]現役げんえき会員かいいん連携れんけい会員かいいん各々おのおのふさわしいとかんがえられる「すぐれた研究けんきゅうまた業績ぎょうせきがある」科学かがくしゃから、会員かいいん候補者こうほしゃ連携れんけい会員かいいん候補者こうほしゃわせて5めいまで、うち会員かいいん候補者こうほしゃは2めい以内いない推薦すいせんする[60]。このさい優先ゆうせん順位じゅんいをつけることはできず、人数にんずうは5めいよりすくなくてもよく、連携れんけい候補者こうほしゃだけの場合ばあいでもかまわない[60]。そこから選考せんこう委員いいんかい分科ぶんかかいによる選考せんこうおこなわれる[60]。なお、会員かいいん定年ていねんは70さいであるため、すくなくとも1つとめられる年齢ねんれいであることが推薦すいせんのぞまれている[60]
この方式ほうしき検討けんとうしたさい会長かいちょうである吉川よしかわ弘之ひろゆきは、「自分じぶん身近みぢかひと推薦すいせんしない」「学術がくじゅつてき業績ぎょうせきもっとすぐれているひと推薦すいせんする」「自分じぶん分野ぶんやにだけこだわりつづけるひと推薦すいせんしない」などのルールと、なに段階だんかいかの選考せんこう派閥はばつなどの弊害へいがいけるとかんがえたという[77]。また、2014ねん1がつ当時とうじ大西おおにしたかし会長かいちょうは、資質ししつがある後継こうけいしゃえらぶことにてきしていてもすで会員かいいんとなっているもの思想しそう意見いけんことなる集団しゅうだんからえらぶことにてきしていないと内部ないぶ分析ぶんせきおこない、「制度せいどより優位ゆういせいつかかは、げん会員かいいん連携れんけい会員かいいんによる推薦すいせんおよ選考せんこう適切てきせつおこなわれることにかっている」としるしている[78]

歴代れきだい会長かいちょうふく会長かいちょう

編集へんしゅう
 
だい6-7日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう朝永あさなが振一郎しんいちろう[44](1965ねん[79]

発足ほっそくだい1亀山かめやま直人なおと会長かいちょうだい1-2)とし、人文じんぶん社会しゃかい部門ぶもんふく会長かいちょう我妻あづまさかえ自然しぜん科学かがく部門ぶもんふく会長かいちょう仁科にしな芳雄よしおつとめた[44]我妻あづま日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほう起草きそう手掛てがけたといわれ[80]仁科にしなはじめて日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ代表だいひょうして欧米おうべいおもむいた[81][82][83]。そのかや誠司せいじだい3-4途中とちゅう)、かずいたる清夫すみおだい5)、朝永あさなが振一郎しんいちろうだい6-7)、江上えがみ不二夫ふじおだい8)らが会長かいちょうつとめていく[44]だい6-7(1963ねん1がつ-1969ねん1がつ)に会長かいちょうつとめた朝永あさなが[44]会長かいちょう在任ざいにんちゅう[44]1965ねんノーベル物理ぶつりがくしょう受賞じゅしょう[84]受賞じゅしょう政府せいふから記念きねん事業じぎょう打診だしんされ、朝永あさながが「自分じぶんではなく学界がっかいのために」とこたえた結果けっか日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会館かいかん建設けんせつされている[85][ちゅう 4]

だい11からだい12途中とちゅうにかけて伏見ふしみ康治こうじ会長かいちょうつとめるが、ほう改正かいせい騒動そうどうともなだい12久保くぼあきら塚田つかだ裕三ゆうぞう会長かいちょうわった(ただし、だい12は1ねんはん延長えんちょう[30][26][44]。その近藤こんどう次郎じろうだい13-15)、伊藤いとう正男まさおだい16)、吉川よしかわ弘之ひろゆきだい17-18)が会長かいちょうつとめていく[44]だい17-18会長かいちょうつとめた吉川よしかわは、国際こくさい科学かがく会議かいぎ(ICSU)の会長かいちょうつとめるとともに、行政ぎょうせい改革かいかくわせた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ改革かいかく尽力じんりょくする。日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ役割やくわりパラダイムシフトもとめた吉川よしかわかんがえは「吉川よしかわ理論りろん」ともわれ、批判ひはんあつめながらも改革かいかくをリードした[24][27][87]

吉川よしかわ尽力じんりょくにより、総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎにおける議論ぎろんでは日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎがわ意見いけんがかなり尊重そんちょうされたという[87]だい18ふく会長かいちょうつとめた黒川くろかわきよしだい19会長かいちょうつと[49][50]組織そしき再編さいへんおこなわれただい20途中とちゅうまで会長かいちょうつとめた[70][44](ただし、だい19任期にんきは2年間ねんかん[70][44])。黒川くろかわ臨床りんしょう医師いし経験けいけんしゃとしてはじめて会長かいちょう就任しゅうにんし、吉川よしかわ改革かいかく継承けいしょうして2005ねん組織そしき改革かいかく推進すいしん[16]ほう改正かいせいともな国会こっかい審議しんぎでも参考さんこうじんとして出席しゅっせきした[70][ちゅう 5]在米ざいべい経験けいけんながくメールも英語えいごかえすという黒川くろかわは、アジア学術がくじゅつ会議かいぎ軌道きどう[16]日本にっぽんカナダ女性じょせい研究けんきゅうしゃ交流こうりゅう事業じぎょう発足ほっそくさせた[88][89]

だい20のこりからだい21途中とちゅうまでは金澤かなざわ一郎いちろう会長かいちょうつとめる[44]だい21のこりはこうわたり清吾せいごつとめ、その大西おおにしたかしだい22-23)、やまごく寿一ひさいちだい24)とつづ[44]。このあいだ、2010ねんから「学術がくじゅつ大型おおがた研究けんきゅう計画けいかくかんするマスタープラン」がはじまっており[90][91][92][93]、マスタープラン2010、2011、2014、2017、2020とつづいている[91][94][95]。また、2020ねん9がつに『未来みらいからのい ― 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ100ねん構想こうそうする ―』を発行はっこうした[96]。2020ねん10がつからのだい25梶田かじた隆章たかあき会長かいちょうつとめている[44]

栄誉えいよ会員かいいん

編集へんしゅう

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会則かいそくだい35じょう学術がくじゅつ会議かいぎは、国内外こくないがいにおける卓越たくえつした研究けんきゅうまた業績ぎょうせきがある科学かがくしゃその学術がくじゅつ発展はってんいちじるしい貢献こうけんをしたとみとめられる科学かがくしゃたいし、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ栄誉えいよ会員かいいん以下いか栄誉えいよ会員かいいん」という)の称号しょうごう授与じゅよすることができる」にもとづき「栄誉えいよ会員かいいん」が設定せっていされており[97]ノーベルしょうクラスの卓越たくえつした研究けんきゅう業績ぎょうせきや、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ活動かつどう日本にっぽん科学かがくコミュニティーの国際こくさい発展はってんなどに顕著けんちょ貢献こうけんをしたもの選出せんしゅつされる[66]

2020ねん10がつ現在げんざいまでにあか﨑勇江崎えざき玲於奈れおな小林こばやしまこと小柴こしば昌俊まさとし南部なんぶ陽一郎よういちろうえきがわ敏英としひで根岸ねぎし英一ひでかず鈴木すずきあきら利根川とねがわすすむとおあきらくわえ、吉川よしかわ弘之ひろゆき国際こくさい科学かがく会議かいぎ(ICSU)会長かいちょう日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだい17-18会長かいちょうどう連携れんけい会員かいいん日本学士院にほんがくしいん会員かいいん歴任れきにん[36][98])が認定にんていされている[66][67]

運営うんえい

編集へんしゅう

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ運営うんえいは、全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたんである[99][100]。「行政ぎょうせい機関きかんおこな政策せいさく評価ひょうかかんする法律ほうりつ」(政策せいさく評価ひょうかほう)にしたがい、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ活動かつどう事後じご評価ひょうかは、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ事務じむきょくみずからがおこなっている[101]

予算よさんとその内訳うちわけ

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日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ予算よさん規模きぼやく10おくえんであり[53]、イギリスの王立おうりつ協会きょうかいやアメリカの3アカデミーと比較ひかくして、収入しゅうにゅうげんちがいはあるものの大幅おおはばすくない[102][103]。1993 - 1995年度ねんどにおける内訳うちわけ以下いかとお[76][104]。1994年度ねんど予算よさんおおいのは、会員かいいん推薦すいせん時期じきによりそのぶん経費けいひ計上けいじょうされたためである[76]

1993年度ねんど 1994年度ねんど 1995年度ねんど
総額そうがく日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ運営うんえい必要ひつよう経費けいひ 10おく9582まん7せんえん 12おく128まん7せんえん 11おく2339まん4せんえん
審議しんぎ関係かんけい 02おく6552まん5せんえん 02おく7253まん4せんえん 02おく9282まん0せんえん
国際こくさい学術がくじゅつ交流こうりゅう関係かんけい#国際こくさい活動かつどう参照さんしょう 02おく2125まん4せんえん 02おく2664まん6せんえん 02おく0875まん0せんえん
会員かいいん推薦すいせん関係かんけい#組織そしき構成こうせい構成こうせいいん参照さんしょう 00おく1957まん4せんえん 01おく0,005まん5せんえん 00おく2000まん0せんえん
一般いっぱん事務じむ処理しょり 05おく8947まん4せんえん 06おく0205まん2せんえん 06おく0182まん4せんえん[ちゅう 6]

2020ねん10がつ内閣ないかく官房かんぼう長官ちょうかんによる発表はっぴょうでは、総額そうがくやく10おく5000まんえん、「人件じんけんなどをふく政府せいふ社会しゃかいなどにたいする提言ていげん」で2おく5000まんえん、「各国かっこくアカデミーとの国際こくさいてき活動かつどう」で2おくえん、「科学かがく役割やくわりについての普及ふきゅう啓発けいはつ」と「科学かがくしゃあいだのネットワーク構築こうちく」でそれぞれ1000まんえん、「事務じむきょく人件じんけん事務じむなど」で5おく5000まんえん発表はっぴょうされた[105]

なお、2020年度ねんど予算よさん会員かいいん手当てあては、交通こうつう宿泊しゅくはくべつとして会員かいいん総額そうがく7500まんえん連携れんけい会員かいいん総額そうがく1おく300まんえんであった[106]会議かいぎ出席しゅっせきたいして日当にっとうるものの、「手当てあて旅費りょひ支払しはらいの一時いちじ凍結とうけつ受領じゅりょう辞退じたい」を事務じむきょくから会員かいいん依頼いらいする状況じょうきょうであると報道ほうどうされている[106]。また、事務じむきょく常勤じょうきん職員しょくいん50にん人件じんけんとしてやく3おく9000まんえんがかかっていたという[107]

しょ外国がいこくとの比較ひかく

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全米ぜんべい科学かがくアカデミーは1997ねん時点じてんやく210おくえん運営うんえいたいして8わり連邦れんぽう政府せいふとの行政ぎょうせいレビューや答申とうしん契約けいやくによる公的こうてき資金しきんであり、英国えいこく王立おうりつ協会きょうかいは2013ねん4がつからの1ねんやく97おくえん収入しゅうにゅうのうちやく65おくえん公的こうてき資金しきんであった[100]。これにかんしてNPO法人ほうじん ファクトチェック・イニシアティブの立岩たていわ陽一郎よういちろう理事りじは、アメリカの法人ほうじん寄付きふにおける「大幅おおはばな」減税げんぜい措置そちや、「使途しと義務付ぎむづけられない多額たがく寄付きふ運営うんえいできる仕組しくみがある」ことを指摘してきしている[100]

なお、だい19ふく会長かいちょうきし輝雄てるお東京大学とうきょうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ物質ぶっしつ材料ざいりょう研究けんきゅう機構きこう理事りじちょう)は2004ねんの『学術がくじゅつ動向どうこう』で、欧米おうべいは3わりから8わりしか公費こうひ援助えんじょでないことを指摘してきしながらも、「アカデミーが、独立どくりつせい中立ちゅうりつせい公正こうせいせいたもつには、機関きかんからの資金しきん供与きょうよをなるべく排除はいじょしなければならない」という視点してんしめし、日本にっぽん全額ぜんがく国庫こっこ負担ふたんであることにたいして「社会しゃかいてき文化ぶんかてき背景はいけいかんがみれば仕方しかたのない部分ぶぶんおおい」という見解けんかいしめしていた[108]

国際こくさい活動かつどう

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国際こくさい学術がくじゅつ機関きかん構成こうせいいん

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日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎおおくの国際こくさい学術がくじゅつ機関きかん組織そしき構成こうせいいんNMO - National Member Organization[10]NAO - National Adhering Organization[34])をつとめており[10][34][39][109]たとえば

があげられる。また、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ委員いいんかい分科ぶんかかい)で加盟かめいするものとして

などがある。前述ぜんじゅつのICSUなどもふくめて、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは1996ねんには47団体だんたい、2000ねんには50団体だんたい国際こくさい学術がくじゅつ機関きかん構成こうせいいんとなっていた[28][31]委員いいんかい分科ぶんかかい国内こくない関連かんれん学会がっかい連携れんけいって学術がくじゅつ講演こうえんかいもよおすケースもある[10][39][109]

これらの分担ぶんたんきん(membership fee)は日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ予算よさん国家こっか予算よさん)でまかないなわれており[10][11]たとえば1995年度ねんど平成へいせい7年度ねんど)には総額そうがく6950まん5000えんが「国際こくさい分担ぶんたんきん」として予算よさん計上けいじょうされ[104]、2000ねん時点じてんでICSUには14まんドル、IUPACには8まんドルの分担ぶんたんきん支払しはらっていた[28]国際こくさい学術がくじゅつ機関きかんによっては加盟かめいきんはらえなくなるくにもあるなか[11]前述ぜんじゅつのICSU(国際こくさい科学かがく会議かいぎ)の各国かっこく分担ぶんたんきんでは日本にっぽんは2000ねん時点じてんだい3加盟かめいきん支払しはらっていた[35]。なお、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ分担ぶんたんきん既存きそん学会がっかいめてしまい、あたらしい提案ていあんとおらないケースがあるとわれている[118][ちゅう 7]

共同きょうどう主催しゅさい国際こくさい会議かいぎ

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日本にっぽん物理ぶつり学会がっかい日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ国際こくさい純粋じゅんすい応用おうよう物理ぶつりがく連合れんごう主催しゅさいする原子核げんしかく物理ぶつりがく国際こくさい会議かいぎ開会かいかいしきにて挨拶あいさつする明仁あきひと天皇てんのう中央ちゅうおう)(2007ねん6がつ4にち[122]
 
日本にっぽん微生物びせいぶつがく連盟れんめい日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ主催しゅさいする国際こくさい微生物びせいぶつがく連合れんごう会議かいぎレセプションに行幸ぎょうこうする明仁あきひと天皇てんのうひだり)と出迎でむかえる日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょうこうわたり清吾せいごみぎ[123](2011ねん9がつ10日とおか[124][125]

国内こくない開催かいさいされるかく分野ぶんや学術がくじゅつかんする国際こくさい会議かいぎのうち、国際こくさい学術がくじゅつ機関きかん総会そうかいなど、とく重要じゅうようみとめられる国際こくさい会議かいぎについて、学術がくじゅつ研究けんきゅう団体だんたい共同きょうどう開催かいさいすることで、支援しえん協力きょうりょくおこなっている。これらの共同きょうどう主催しゅさい国際こくさい会議かいぎ閣議かくぎ口頭こうとう了解りょうかいもとづき開催かいさいされており、皇室こうしつ構成こうせいいん臨席りんせきもある[126]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎとしてのはじめての主催しゅさいは、国際こくさい純粋じゅんすい応用おうよう物理ぶつりがく連合れんごう(IUPAP)に関連かんれんして1953ねん9がつ京都大学きょうとだいがく開催かいさいされた「国際こくさい理論りろん物理ぶつりがく会議かいぎ」であった[127][128][129][ちゅう 8]

国際こくさい理論りろん物理ぶつりがく会議かいぎ開催かいさいさいユネスコフォード財団ざいだんからも援助えんじょ[128][130]ロックフェラー財団ざいだんからの支援しえんにあたってはアメリカ国立こくりつ科学かがく財団ざいだん(NSF)のH・C・ケリー英語えいごばん次長じちょう尽力じんりょくがあった[130]開催かいさい招待しょうたいせいながら会場かいじょうがい非公式ひこうしきかいおお開催かいさいされ[130]海外かいがいからの参加さんかしゃにはリチャード・P・ファインマンもいた[127]一般いっぱんからの寄付きふきんには小学生しょうがくせいからのものもあり、当時とうじのマスコミもおおきな関心かんしんせた[129]開催かいさいしばらくは、国外こくがいでも「Kyoto Conference」としてられたという[129]

えいみや正治しょうじは「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ国際こくさい会議かいぎ共同きょうどう主催しゅさいする意義いぎは、開催かいさいせんもんなかだけにじない総合そうごうてき科学かがく分野ぶんやへのひろがりのみちひらてんにもある」[122]指摘してきしており、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ日本にっぽん物理ぶつり学会がっかいやIUPAPと共同きょうどう主催しゅさいした「原子核げんしかく物理ぶつりがく国際こくさい会議かいぎ」(2007ねん開催かいさい)や、日本にっぽん微生物びせいぶつがく連盟れんめい共同きょうどう主催しゅさいした国際こくさい微生物びせいぶつがく連合れんごう会議かいぎ(2011ねん開催かいさい)では、一般いっぱん市民しみん対象たいしょうとする公開こうかい講座こうざもよおしたり、関連かんれん分野ぶんやから多様たよう講演こうえんしゃ招聘しょうへいしたりするなどのみがなされた[122][131][124]

2007ねんの「原子核げんしかく物理ぶつりがく国際こくさい会議かいぎ」の開会かいかいしきにおいて、明仁あきひと天皇てんのう湯川ゆかわ秀樹ひでき仁科にしな芳雄よしおらのエピソードをまじえつつ核兵器かくへいき悲劇ひげきれたうえで、原子核げんしかく物理ぶつりがく平和へいわ幸福こうふくすることをねがうと挨拶あいさつした[122]。このおことば内外ないがい研究けんきゅうしゃらの琴線きんせんれ、国内外こくないがいおおくの反響はんきょうんだ[122][ちゅう 9]。 また、2011ねんの「国際こくさい微生物びせいぶつ連合れんごう会議かいぎ」では明仁あきひと天皇てんのう記念きねん式典しきてん記念きねん懇談こんだんかい出席しゅっせきし、国内外こくないがい著名ちょめいじんあつまった[131][124][125]。これについて、どう会議かいぎ国内こくない組織そしき委員いいんちょうつとめた冨田とみた房男ふさおは、微生物びせいぶつがく分野ぶんや日本にっぽん重視じゅうししていることをしめすものであったと述懐じゅっかいしている[131]。しかし、会場かいじょう厳戒げんかい態勢たいせいかれることになった[125][ちゅう 10]

代表だいひょう派遣はけん事業じぎょう

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世界せかい学会がっかいとの連携れんけい国際こくさいてき学術がくじゅつ動向どうこう把握はあく研究けんきゅう連絡れんらく情報じょうほう資料しりょう収集しゅうしゅう交換こうかんなど」を目的もくてきとした事業じぎょう派遣はけんされるのは日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいんくわえ、以前いぜん研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかい委員いいん対象たいしょうであった[132]。1950ねん4がつ学術がくじゅつ関係かんけい国際こくさい会議かいぎへの代表だいひょう派遣はけんかんする内規ないき」が制定せいていされ、1964ねんには「国際こくさい会議かいぎ代表だいひょう派遣はけん要領ようりょう」として改訂かいていされている[133]国際こくさい学術がくじゅつ機関きかん国際こくさい会議かいぎなどに参加さんかしており[11]、1993ねん時点じてんでは年間ねんかんやく70めい派遣はけんしていたという[134]。なお、はじめて日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ代表だいひょうとしてわたりおうしたのはだい1ふく会長かいちょうつとめた仁科にしな芳雄よしお[44]で、1949ねん9月の国際こくさい学術がくじゅつ連合れんごう会議かいぎ(ICSU、国際こくさい科学かがく会議かいぎ国際こくさい学術がくじゅつ会議かいぎ)に出席しゅっせきした[81][82]

こくあいだ学術がくじゅつ交流こうりゅう

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カナダ王立おうりつ協会きょうかい科学かがくアカデミー会長かいちょうキース・ヒッペル(前列ぜんれつみぎから2人ふたり)らの表敬ひょうけいける日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう大西おおにしたかし前列ぜんれつ左端ひだりはし)(2014ねん2がつ25にち[135]

1983ねんからはじまったもので、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいんによる代表だいひょうだん派遣はけんしている。当初とうしょとしに2かこくで、1983年度ねんどアメリカマレーシア、1984年度ねんどスウェーデンタイ王国おうこく、1985年度ねんどフランス大韓民国だいかんみんこく展開てんかいしていった。1985ねんには7めい代表だいひょうだんおくっており、科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく教育きょういく学術がくじゅつ研究けんきゅう問題もんだいてんについて調査ちょうさ議論ぎろんしていた[136]

2009ねんバングラデシュ科学かがくアカデミー英語えいごばんと、2012ねんブルガリア科学かがくアカデミー英語えいごばんと、2013ねんイスラエル科学かがく人文じんぶんアカデミーと、2014ねん韓国かんこく行政ぎょうせい研究けんきゅういん韓国かんこく科学かがく技術ぎじゅつアカデミー英語えいごばんと、2015ねん中国ちゅうごく科学かがく技術ぎじゅつ協会きょうかい英語えいごばんとの協定きょうてい協力きょうりょく覚書おぼえがき実施じっししていった[137]。2020ねん現在げんざい各国かっこくアカデミー公開こうかいシンポジウムやワークショップも開催かいさいしている[137]

とくカナダとは2005ねんから「日本にっぽん・カナダ女性じょせい研究けんきゅうしゃ交流こうりゅう事業じぎょう」を開始かいししている[88]。これは2004ねん当時とうじ会長かいちょう黒川くろかわきよしが、2004ねん日本にっぽんとカナダの外交がいこう開始かいし75周年しゅうねん記念きねんする事業じぎょうカナダ大使館たいしかんから打診だしんされたことが契機けいきはじまった[88][89]女性じょせい研究けんきゅうしゃ交流こうりゅう事業じぎょう中心ちゅうしんになったのはカナダの女性じょせい進出しんしゅつすすんでおり日本にっぽんおくれていたためで[88]ちゃ水女子大学みずじょしだいがく実働じつどう要請ようせいされ、室伏むろふしきみ[ちゅう 11]推進すいしんした[88][89]。2010-2012年度ねんど体制たいせい見直みなおしのため休止きゅうしされたものの、日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかいカナダ王立おうりつ協会きょうかい共同きょうどう主催しゅさい継続けいぞくされている[138][139][140]

その国際こくさい活動かつどう

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ソ連それん中国ちゅうごく学術がくじゅつ視察しさつだん

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仁科にしな芳雄よしお1950ねんの3がつ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ代表だいひょうとして渡米とべい仁科にしなは「くにをこえて科学かがくしゃ協調きょうちょうして軍事ぐんじ研究けんきゅう拒否きょひすること」を志向しこうし、べいソの科学かがくしゃ日本にっぽん橋渡はしわたしすることをねがっていた。仁科にしな滞米たいべいソビエト連邦れんぽうソ連それん)の研究けんきゅうしゃとの接点せってんさぐったが、当時とうじはなすじゅつがなかった[81][83]仁科にしなよく1951ねん1がつ死去しきょ[141][ちゅう 12])。

その日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは1952ねんに「ソビエト連邦れんぽうおよび中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく学術がくじゅつ交流こうりゅうひらくことについて」という要望ようぼう政府せいふ提出ていしゅつ[142]。1955ねんの5がつ7にちから6がつ25にちにかけて、だい4会長かいちょうつとめたかや誠司せいじ代表だいひょうとする学術がくじゅつ視察しさつだんソ連それん中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく訪問ほうもん[143][144][142]同年どうねんあきには中国科学院ちゅうごくかがくいんから、院長いんちょう郭沫若かくまつじゃく代表だいひょうとする科学かがく視察しさつだん来日らいにちした[142]よく1956ねんには学術がくじゅつ視察しさつだん報告ほうこくしょ発行はっこうされている(日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ 1956)。

Gサイエンス学術がくじゅつ会議かいぎ

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北海道ほっかいどう洞爺湖とうやこサミットけ、内閣ないかく総理そうり大臣だいじん福田ふくだ康夫やすおみぎ)に「G8サミットにけた共同きょうどう声明せいめい」を手渡てわた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう金澤かなざわ一郎いちろうひだり)(2008ねん6がつ10日とおか[145]

G7・G8サミットわせて、サミットに参加さんかするくに関連かんれんこくのアカデミーと共同きょうどうで、Gサイエンス学術がくじゅつ会議かいぎ開催かいさいしている。G8時代じだいロシア参加さんかしており、2008ねんにおける関連かんれんこくブラジル中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくインドメキシコみなみアフリカ共和きょうわこくであった。まとめられた共同きょうどう声明せいめいは、会長かいちょうから内閣ないかく総理そうり大臣だいじん手渡てわたされている[146]。2016ねん会議かいぎでは「将来しょうらい科学かがくしゃ育成いくせい」もげられ、2019ねんには日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ若手わかてアカデミーから2めいがGサイエンス学術がくじゅつ会議かいぎ出席しゅっせきしている[147]

アジア学術がくじゅつ会議かいぎ

編集へんしゅう

1993ねんから1999ねんまで、日本にっぽんがホストとしてアジアの10かこく[ちゅう 13]から科学かがくしゃ代表だいひょうあつめたアジア学術がくじゅつ会議かいぎ「The Asian Conference on Scientific Cooperation(ACSC)」というフォーラムを開催かいさいしていた[149][32]。フォーラム開催かいさいには日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ予算よさんからやく2000まんえん使用しようしており、将来しょうらいてきには各国かっこく分担ぶんたんきん形式けいしき移行いこうすることが課題かだいになっていた[149][ちゅう 14]

2001ねんにはアジア学術がくじゅつ会議かいぎ「The Scicence Council of Asia(SCA)」となり[32]開催かいさい場所ばしょバンコク(2001ねん)、クアラルンプール(2002ねん)、バリ(2003ねん)、ソウル(2004ねん)とまわりになった[37]参加さんかこくは2004ねんモンゴルくわわり[32]、2015ねんには16かこく[150]、2020ねん現在げんざいは18かこく参加さんかしている[38]。なお、2014ねんには台湾たいわん中央ちゅうおう研究けんきゅういん(アカデミア・シニカ)も正式せいしき加盟かめいした[38]。アジア学術がくじゅつ会議かいぎ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ事務じむきょくかれており[38]当初とうしょ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう事務じむ局長きょくちょう兼任けんにんしていた[32]。なお、会長かいちょう会議かいぎ開催かいさいこくからすことになっている[32]

IGBP計画けいかく

編集へんしゅう
 
内閣ないかく総理そうり大臣だいじん小渕おぶち恵三けいぞう中央ちゅうおう)に勧告かんこく手渡てわた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう吉川よしかわ弘之ひろゆきみぎ)と日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎIGBP専門せんもん委員いいんかい委員いいんちょうかやいさむひだり)(1999ねん4がつ12にち[151]

1986ねん国際こくさい科学かがく会議かいぎ(ICSU)が「地球ちきゅうけん生物せいぶつけん国際こくさい協同きょうどう研究けんきゅう計画けいかく」(International Geosphere-Biosphere Programme、IGBP計画けいかく)を制定せいていする[152]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ日本にっぽんもこれに参加さんかするため、1990ねん4がつに「地球ちきゅうけん-生物せいぶつけん国際こくさい協同きょうどう研究けんきゅう計画けいかく(IGBP)の実施じっしについて」を政府せいふ勧告かんこく[152][153]文部省もんぶしょうはこれをけて 「大学だいがくとうにおける地球ちきゅうけん生物せいぶつけん国際こくさい協同きょうどう研究けんきゅう計画けいかく(IGBP)の推進すいしんについて」を建議けんぎした[154]。IGBP計画けいかくは「地球ちきゅう変化へんかを、地球ちきゅうけん生物せいぶつけん相互そうご作用さよう重点じゅうてんをおいて解明かいめいすることをめざした研究けんきゅう計画けいかく」であり[155]、2000ねん以降いこう延長えんちょうされることになったため、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは1999ねん4がつに「地球ちきゅうけん-生物せいぶつけん国際こくさい協同きょうどう研究けんきゅう計画けいかく(IGBP)の促進そくしんについて」を勧告かんこくしている[152][156]

予算よさん規模きぼ

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1993 - 1995年度ねんどにおける内訳うちわけ以下いかとおりで[76][104]、2020ねん時点じてんでも国際こくさい関係かんけい活動かつどうとして総額そうがく2おくえん計上けいじょうしている[105]。なお、上述じょうじゅつのように「アジア学術がくじゅつ会議かいぎ」は1993ねんから1999ねんまではフォーラムとして日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎにより開催かいさいされていた[32]。また、2000ねん時点じてんでは国際こくさい会議かいぎたいして年間ねんかん8けん対象たいしょうとし、1けんあたり500まんえんから1000まんえん援助えんじょしていたという[28][ちゅう 15]

1993年度ねんど 1994年度ねんど 1995年度ねんど
総額そうがく国際こくさい学術がくじゅつ交流こうりゅう関係かんけい 2おく2125まん4せんえん 2おく2664まん6せんえん 2おく0875まん0せんえん
国際こくさい分担ぶんたんきん 0おく7472まん2せんえん 0おく6745まん0せんえん 0おく6952まん5せんえん
国際こくさい会議かいぎ国内こくない開催かいさい 0おく7354まん3せんえん 0おく8617まん2せんえん 0おく6621まん1せんえん
代表だいひょう派遣はけん 0おく4400まん6せんえん 0おく4400まん6せんえん 0おく4400まん6せんえん
こくあいだ交流こうりゅう 0おく0682まん3せんえん 0おく0682まん3せんえん 0おく0682まん3せんえん
アジア学術がくじゅつ会議かいぎ開催かいさい 0おく2216まん0せんえん 0おく2219まん5せんえん 0おく2220まん5せんえん

国内こくない活動かつどう

編集へんしゅう

政府せいふへの勧告かんこく答申とうしん提言ていげんなど

編集へんしゅう
 
内閣ないかく総理そうり大臣だいじん安倍晋三あべしんぞう中央ちゅうおう)と内閣ないかく特命とくめい担当たんとう大臣だいじん科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく担当たんとう山口やまぐち俊一しゅんいちみぎ)に声明せいめい手渡てわた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう大西おおにしたかしひだり)(2015ねん5がつ7にち[158]

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ政府せいふたいする勧告かんこく答申とうしん外部がいぶたいして見解けんかい声明せいめい談話だんわなどの公表こうひょうおこなっており[159]

  • 勧告かんこく - 「科学かがくてき事柄ことがらについて、政府せいふたいして実現じつげんつよすすめるもの」[160]
  • 要望ようぼう - 「科学かがくてき事柄ことがらについて、政府せいふおよ関係かんけい機関きかんとう実現じつげんのぞ意思いし表示ひょうじをするもの」[160]
  • 声明せいめい - 「科学かがくてき事柄ことがらについて、その目的もくてき遂行すいこうするためにとく必要ひつようかんがえる事項じこうについて、意思いしとう発表はっぴょうするもの」[160]
  • 答申とうしん - 「専門せんもん科学かがくしゃ検討けんとうようする事柄ことがらについての政府せいふからのいかけにたいする回答かいとう[160]
  • 提言ていげん - 「科学かがくてき事柄ことがらについて、委員いいんかいまた分科ぶんかかい実現じつげんのぞ意見いけんとう発表はっぴょうするもの」[160]
  • インパクトレポート - 「提言ていげん」のフォローアップのため、提言ていげんあたえた社会しゃかいてき影響えいきょう調査ちょうさしたもの[161]
  • 会長かいちょう談話だんわ - 「緊急きんきゅう課題かだいとうについて、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょうからはっする談話だんわ[160]

といったものがある。なお、外部がいぶへの提案ていあんしょには英語えいごはん中国ちゅうごくはん場合ばあいがある[162][163][164][165]

たい政府せいふ活動かつどう実績じっせき推移すいい機関きかん影響えいきょう

編集へんしゅう
 
内閣ないかく特命とくめい担当たんとう大臣だいじん(イノベーション担当たんとう山本やまもと早苗さなえみぎ)に報告ほうこく手渡てわた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう金澤かなざわ一郎いちろうひだり)(2007ねん1がつ25にち[166]

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ政府せいふへの勧告かんこくにより、東京大学とうきょうだいがく附置ふち原子核げんしかく研究所けんきゅうじょなどおおくの共同きょうどう利用りよう研究所けんきゅうじょ設立せつりつ実現じつげんさせた[19][20][73]。また、1954ねんには「原子力げんしりょく研究けんきゅう利用りようかん公開こうかい民主みんしゅ自主じしゅ原則げんそく要求ようきゅうする声明せいめい」(原子力げんしりょく研究けんきゅうさん原則げんそく)を提言ていげん[21][167][168][169]。1955ねんには、1957ねん南極なんきょく学術がくじゅつ探検たんけんたい派遣はけんする会長かいちょうだん公表こうひょうし、政府せいふにも提言ていげん[22][170]設営せつえい派遣はけんいん人選じんせんなどを日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ南極なんきょく特別とくべつ委員いいんかい」で推進すいしんした[22]

当初とうしょ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ政府せいふあいだ科学かがく技術ぎじゅつ行政ぎょうせい協議きょうぎかい(STAC)がち、提言ていげん行政ぎょうせい反映はんえいさせていた[23]。しかし科学技術庁かがくぎじゅつちょうができてSTACが同庁どうちょう科学かがく技術ぎじゅつ審議しんぎかい衣替ころもがえし、さらに科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎ発足ほっそくしていくと、「学術がくじゅつ会議かいぎ提言ていげんとう実施じっしうつ専用せんようのルートが実質じっしつてきになくなり担当たんとうする省庁しょうちょう判断はんだんまかせられることとなった」とわれている[23]。また、2005ねん改革かいかくでは総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎ提言ていげんする内容ないよう重複じゅうふくがないようにけがはかられた[24]

だい1からだい16までの実績じっせき以下いかひょうしめ[159]。ただし、会長かいちょう談話だんわだい14から、対外たいがい報告ほうこくだい13からはじまったものである[159]

政府せいふ勧告かんこく 政府せいふへの要望ようぼう 公表こうひょうされた見解けんかい声明せいめい 会長かいちょう談話だんわ 対外たいがい報告ほうこく
だい1-12(1949-1985ねん[44] 平均へいきん20けん
通算つうさん240けん
平均へいきん28.4けん
通算つうさん341けん
平均へいきん7.5けん
通算つうさん90けん
だい13(1985-1988ねん[44] 5けん 3けん 2けん 16けん
だい14(1988-1991ねん[44] 5けん 1けん 1けん 3けん 16けん
だい15(1991-1994ねん[44] 1けん 4けん 2けん 7けん 61けん
だい16(1994-1997ねん[44] 1けん 1けん 0けん 2けん 12けん

2020ねん10がつには、2010ねん8がつ最後さいご勧告かんこくおこなわれていないことが問題もんだいされた[171]。なお、上記じょうきひょうに「提言ていげん」はふくまれない。日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎにおける「提言ていげん」とは、「科学かがくてき事柄ことがらについて、委員いいんかいまた分科ぶんかかい実現じつげんのぞ意見いけんとう発表はっぴょうするもの」を[160]、2008ねん以降いこう提言ていげん」は321けんおこなわれている[172]。ただし、提言ていげんについては政府せいふ担当たんとうしゃにメールでおくるだけという批判ひはんもある[173]。なお「勧告かんこく」は政府せいふがそれをけるとかならなんらかの対処たいしょをする必要ひつようがあり[28]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう経験けいけんしゃ大西おおにしたかしは2020ねん取材しゅざいで、一方いっぽうてきで「つよ性格せいかくびる」勧告かんこくむかしより使つかわれなくなったとこたえている[174]

 
国土こくど交通こうつう大臣だいじんふゆしば鐵三てつぞうみぎ)に答申とうしん手渡てわた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう金澤かなざわ一郎いちろうひだり)(2007ねん5月30にち[175]

また、政府せいふからけた諮問しもんたいして答申とうしんかえしており、その内訳うちわけだい122けんだい215けんだい313けんだい49けんだい57けんという実績じっせきであった[159]。ちなみに日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだい5であった1960ねん昭和しょうわ35ねん)に、科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎだい1ごう政府せいふ答申とうしんおこなっている[176]。2005ねん改革かいかくでは総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎけられ[24]総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは「くるま両輪りょうりん」とわれるようになったが[177][178][179]東京大学とうきょうだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ生駒いこま俊明としあきは「現実げんじつにはそうなっていない」と懸念けねんしていた[178]

2007ねん以降いこう政府せいふからの諮問しもんがなくなり、2020ねん10がつ現在げんざいまで答申とうしんていない。しかし、2007ねん以降いこう政府せいふ官庁かんちょうから「審議しんぎ依頼いらい」をけたうえ審議しんぎし、報告ほうこくをまとめているケースが2020ねん10がつ現在げんざい10けんある[172][180]中央ちゅうおう教育きょういく審議しんぎかい答申とうしんにより大学だいがく教育きょういく改革かいかく論議ろんぎこったさいには、2008ねん文部もんぶ科学かがくしょう依頼いらい契機けいきに「大学だいがく教育きょういく分野ぶんやべつしつ保証ほしょうのありかた検討けんとう委員いいんかい」を設置せっち[92][181][182]。2010ねんには「大学だいがく教育きょういく分野ぶんやべつしつ保証ほしょうかたについて」を回答かいとう[182][183][184]、その関連かんれんがく協会きょうかいとともに「分野ぶんやべつ教育きょういく課程かてい編成へんせいじょう参照さんしょう基準きじゅん」にんでいった[92][182][185]

なお、1962ねん3月7にちには、当時とうじ通商つうしょう産業さんぎょう大臣だいじんであった愛知あいち揆一当時とうじ上野うえのにあった日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ訪問ほうもん。「学者がくしゃたちが研究けんきゅうこまっているといて、じかにはなしこう」と愛知あいちみずかおもむいたもので、朝永あさなが振一郎しんいちろう湯川ゆかわ秀樹ひでき坂田さかた昌一しょういち後藤ごとう以紀かや誠司せいじらのこえみみかたむけた。朝永あさなが加速器かそくきなどの機械きかい問題もんだい基礎きそ研究けんきゅう概念がいねん変化へんかについて解説かいせつし、湯川ゆかわ境界きょうかい領域りょういき研究けんきゅう重要じゅうようせいとそれへの研究けんきゅう財政ざいせい制度せいど対応たいおうを、坂田さかた国際こくさい協力きょうりょくすすめるうえでの問題もんだいてんうったえた。また、後藤ごとうは「“特別とくべつ研究けんきゅう”もさることながら、“経常けいじょう研究けんきゅう”の割合わりあいやさないと創造そうぞうてき研究けんきゅうはできない。自由じゆう研究けんきゅうが、学問がくもん発展はってんのもと」とうったえ、ちがや講座こうざ研究けんきゅう戦前せんぜんなみにすべきと要望ようぼうした[186]

けんかんする権限けんげん

編集へんしゅう

学術がくじゅつ研究けんきゅう会議かいぎ科学かがく研究けんきゅう配分はいぶんおこな権限けんげんゆうしていた[187]。かつては日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ以下いか学術がくじゅつ会議かいぎ)も研究けんきゅうかんする諮問しもんたいして答申とうしんをする役割やくわりがあり、「科学かがく研究けんきゅうけん)」や「科学かがく試験しけん研究けんきゅう」の予算よさん配分はいぶんめていた[20]。また、2005ねん改革かいかくまえまで日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかいたいしてけん審査しんさいん推薦すいせんしていた[188][189]

文部省もんぶしょうで1967ねん学術がくじゅつ審議しんぎかい新設しんせつされ、1968年度ねんどからの審査しんさ方法ほうほう審査しんさ委員いいん選出せんしゅつ方法ほうほう変更へんこうしたさい学術がくじゅつ会議かいぎ文部省もんぶしょう対立たいりつ[20][187][190]文部省もんぶしょうは「学術がくじゅつ会議かいぎ定数ていすうよりもおお候補者こうほしゃ推薦すいせんし、文部省もんぶしょうがそのなかからえらんで任命にんめいする」あんで、学術がくじゅつ会議かいぎがわは「(学術がくじゅつ会議かいぎ推薦すいせんした候補者こうほしゃを)文部省もんぶしょう選別せんべつしないでそのまま任命にんめいする」あん要求ようきゅうしたが、学術がくじゅつ会議かいぎはそのとし委員いいん推薦すいせん事実じじつじょう拒否きょひした[20][190]詳細しょうさいふし#けん審査しんさ委員いいん推薦すいせん拒否きょひ」を参照さんしょう)。

1969ねんけん配分はいぶんでは試験しけんてき計算けいさんしき導入どうにゅうされたといい、だい1だい7分科ぶんか細分さいぶんされていることにともな審査しんさいんのアンバランスを是正ぜせいするため、研究けんきゅう委員いいんかいはアンケートをったすえに「科学かがく研究けんきゅう配分はいぶんにかかる分科ぶんか細目さいもく配分はいぶん委員いいんすうかんする試案しあん」を制定せいていした[191]。2000ねんからはまなべ協会きょうかいつうじて学術がくじゅつ会議かいぎ審査しんさいん推薦すいせんをするようになり[28]、2005ねん改革かいかく学術がくじゅつ会議かいぎ推薦すいせんけんうしなった[189]

おも提言ていげん勧告かんこく影響えいきょう

編集へんしゅう

原子力げんしりょく研究けんきゅうさん原則げんそく

編集へんしゅう

1949ねん9がつソビエト連邦れんぽう原子げんしばくだん開発かいはつ成功せいこうしたと報道ほうどうされると、仁科にしな芳雄よしおあら勝文かつふみさく同年どうねん10がつ総会そうかいにおいて、原子力げんしりょく平和へいわ利用りようかぎ武器ぶきとして使つかわないことを意図いとした「原子力げんしりょくたいする有効ゆうこうなる国際こくさい管理かんり確立かくりつ要請ようせい」という声明せいめい提案ていあんする[83]日本にっぽん占領せんりょうされていた日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ創立そうりつには原子力げんしりょく研究けんきゅう禁止きんしされていた。1951ねんサンフランシスコ講和こうわ条約じょうやく締結ていけつされ、よく1952ねん占領せんりょう状態じょうたいかれることになると、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだいよん部会ぶかい運営うんえい審議しんぎかい原子力げんしりょく平和へいわ利用りよう研究けんきゅうについて議論ぎろん開始かいしされる[192][193]

1952ねん10がつだい13かい総会そうかいにはかや誠司せいじ伏見ふしみ康治こうじによる「ちがや伏見ふしみ提案ていあん」が提出ていしゅつされるが、これは被爆ひばくしゃである広島大学ひろしまだいがく三村みつむらつよしのぼるらのだい反対はんたい[192][194]三村みつむら主張しゅちょうべい対立たいりつけて世界中せかいじゅう平和へいわ利用りよう使つかうことが確定かくていするまでは原子力げんしりょく研究けんきゅうひかえるべきというもので[83]研究けんきゅうしゃあいだのコンセンサスがれないまま政府せいふ提言ていげんすることはひかえるべきという意見いけんおおかった[192]ちがや伏見ふしみ提案ていあんげられるものの、これを契機けいき日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎない原子力げんしりょく問題もんだい対応たいおうするための「さんきゅう委員いいんかい」がもうけられる[83][192]。また、原子核げんしかく特別とくべつ委員いいんかいでも議論ぎろんすすめられた[192][193]

1953ねん渡米とべいアイゼンハワー大統領だいとうりょう原子力げんしりょく政策せいさくった中曽根なかそね康弘やすひろは、日本にっぽん原子力げんしりょくについて嵯峨さがりょうきち助言じょげんい、帰国きこく原子力げんしりょく予算よさん検討けんとうする[195]あらためしんとうら3とうにより提案ていあんされた原子力げんしりょく予算よさん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ衝撃しょうげきあたえる[83][193]。このとき、中曽根なかそねが「学術がくじゅつ会議かいぎ原子力げんしりょくについてなにうごこうとしないから、科学かがくしゃよこつら札束さつたばでなぐってやった」とかたったという逸話いつわがあるが[193]中曽根なかそねによると抗議こうぎおもむいたかや誠司せいじたいして稲葉いなばおさむはなった言葉ことばだという[195]。その伏見ふしみは「原子力げんしりょく憲章けんしょう草案そうあん起草きそうする[83][193]。なお、このあいだの1954ねん3がつビキニ環礁かんしょう水爆すいばく実験じっけんによってだい福竜丸ふくりゅうまる被爆ひばくしたことがあきらかとなっている[83]

1954ねん4がつに「原子力げんしりょく研究けんきゅう利用りようかん公開こうかい民主みんしゅ自主じしゅ原則げんそく要求ようきゅうする声明せいめい」(原子力げんしりょく研究けんきゅうさん原則げんそく)がまとめられる[21][167][168][169]。なお、「原子力げんしりょく研究けんきゅうさん原則げんそく」は「原子力げんしりょくさん原則げんそく[21]や「原子力げんしりょく平和へいわ利用りよう3原則げんそく[168][169]、「学術がくじゅつ会議かいぎ原子力げんしりょくさん原則げんそく[83]ともばれ。藤本ふじもと陽一よういちによると「公開こうかい民主みんしゅ自主じしゅ」の原型げんけい武谷たけや三男みつおの1951ねん改造かいぞう』の論文ろんぶんにあるといい[192]提言ていげんにあたっては向坊むかいぼうたかし藤岡ふじおか由夫よしお貢献こうけんしたという[168][196]。このさん原則げんそくは、1955ねん原子力げんしりょく基本きほんほう反映はんえいされている[193][197]

南極なんきょく学術がくじゅつ探検たんけんたいへの貢献こうけん

編集へんしゅう

1955ねん9がつ26にち国際こくさい地球ちきゅう観測かんそくねん一環いっかんとして1957ねん昭和しょうわ32ねん)に南極なんきょく学術がくじゅつ探検たんけんたい派遣はけんすることについて会長かいちょうだん公表こうひょうし、同月どうげつ29にちには政府せいふ提言ていげんおこなった[22][170]。11月には探検たんけんたい派遣はけん閣議かくぎ決定けっていされ、設営せつえい派遣はけんいん人選じんせんなどを日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ南極なんきょく特別とくべつ委員いいんかい」で推進すいしんすることとなる[22]。なお、本件ほんけん南極なんきょく探検たんけんにあたり、朝日新聞社あさひしんぶんしゃ企画きかく資金しきん支援しえん写真しゃしん電送でんそうなどでおおきな役割やくわりたした[22][170][198]

共同きょうどう利用りよう研究所けんきゅうじょ設立せつりつ勧告かんこく

編集へんしゅう

1955ねんには日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ勧告かんこく東京大学とうきょうだいがく附置ふち原子核げんしかく研究所けんきゅうじょ設立せつりつされる[20]。さらに東京大学とうきょうだいがく応用おうよう微生物びせいぶつ研究所けんきゅうじょ東京大学とうきょうだいがく物性ぶっせい研究所けんきゅうじょ大阪大学おおさかだいがく蛋白質たんぱくしつ研究所けんきゅうじょなどおおくの共同きょうどう利用りよう研究所けんきゅうじょ設立せつりつ勧告かんこくにより実現じつげんさせた[73][19]。なお1953ねん京都大学きょうとだいがく基礎きそ物理ぶつりがく研究所けんきゅうじょ設立せつりつされているが、これは京都きょうと大学だいがく日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ湯川ゆかわ秀樹ひできノーベル物理ぶつりがくしょう受賞じゅしょう記念きねん事業じぎょうとして設置せっちさせた、湯川ゆかわ記念きねんかん前進ぜんしんである[199][200]

一方いっぽう実験じっけん地学ちがく研究所けんきゅうじょ(のちに固体こたい地球ちきゅう科学かがく研究所けんきゅうじょ構想こうそう難航なんこうした[201][202][203]1963ねん実験じっけん地学ちがく研究所けんきゅうじょ設立せつりつ問題もんだいをめぐってシンポジウムが開催かいさいされる[201]。その1965ねん昭和しょうわ40ねん)のだい44かい総会そうかいで「固体こたい地球ちきゅう科学かがく研究所けんきゅうじょ」として採択さいたくされ、12月に政府せいふ勧告かんこくされる[202]。その名古屋大学なごやだいがく附置ふち研究所けんきゅうじょとなること、豊川とよかわ用地ようち確保かくほするなど具体ぐたいして概算がいさん要求ようきゅうかさねていったが、計画けいかくはなかなかみとめられなかった[203]

立命館大学りつめいかんだいがく教授きょうじゅ大瀧おおたき仁志ひとしは2001ねん電気でんき学会がっかい会誌かいしに、「勧告かんこくされた研究所けんきゅうじょ全部ぜんぶ設立せつりつさせると、当時とうじ国家こっかそう予算よさん上回うわまわ経費けいひ必要ひつよう」になるような「到底とうてい良識りょうしきのある『学者がくしゃ国会こっかい』とばれるには相応ふさわしくない、無節操むせっそう政策せいさく」が提案ていあんされたとし、「政府せいふ当局とうきょく顰蹙ひんしゅくをかったことは事実じじつのようである」としるしており[28]文部省もんぶしょうはらげんきちはいつのにかえてしまった研究所けんきゅうじょあんおおかったと指摘してきしている[187]

学術がくじゅつ大型おおがた研究けんきゅう計画けいかくかんするマスタープラン

編集へんしゅう

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ課題かだいべつ委員いいんかいとして「学術がくじゅつ大型おおがた研究けんきゅう計画けいかく検討けんとう分科ぶんかかい」をもうけており、2010ねんから「学術がくじゅつ大型おおがた研究けんきゅう計画けいかくかんするマスタープラン」がはじめている[90][91][92][93]。5ねんから10ねん、もしくはそれ以上いじょう長期ちょうきわた総額そうがくすうじゅうおくえん以上いじょう研究けんきゅう計画けいかく選定せんていするもので、マスタープラン2017では「計画けいかく学術がくじゅつてき価値かち」「科学かがくしゃコミュニティの合意ごうい」「実施じっし主体しゅたい計画けいかく妥当だとうせい」「社会しゃかいてき価値かち」「大型おおがた研究けんきゅう計画けいかくとしての適否てきひ」などの選定せんてい基準きじゅんがあげられている[94]。ただし、マスタープランに選定せんていされたからといって具体ぐたいてき計画けいかくすすんだり予算よさんくわけではなく、かく省庁しょうちょう民間みんかん団体だんたい支援しえんするさい判断はんだん材料ざいりょうとなる[94][95]。マスタープランで認定にんていされるものには「重点じゅうてん大型おおがた研究けんきゅう計画けいかく」と「大型おおがた研究けんきゅう計画けいかく」があり、前者ぜんしゃすみやかな推進すいしんのぞましい」とされ、後者こうしゃは「学術がくじゅつてき意義いぎ重視じゅうしする」とされる[95]

2010ねんに「学術がくじゅつ大型おおがた施設しせつ計画けいかくだい規模きぼ研究けんきゅう計画けいかく企画きかく推進すいしんさくかたとマスタープラン策定さくていについてー」が提言ていげんとして報告ほうこくされたが、「学会がっかいコミュニティの意見いけんかならずしも十分じゅうぶん反映はんえいされていない」と批判ひはんけ、よく2011ねんにマスタープラン2011が再度さいどまとめられる[91]。そのは3ねんおきに、2014、2017、2020とつづいている[91][94][95]。なお、2014と2017における採択さいたく件数けんすう以下いかとおり。

  • マスタープラン2014 - 重点じゅうてん大型おおがた研究けんきゅう計画けいかく27けん大型おおがた研究けんきゅう計画けいかく207けん[90]
  • マスタープラン2017 - 重点じゅうてん大型おおがた研究けんきゅう計画けいかく28けん大型おおがた研究けんきゅう計画けいかく179けん[94]

連携れんけい・コミュニケーション

編集へんしゅう

地区ちく活動かつどう地方ちほう学術がくじゅつ会議かいぎ

編集へんしゅう

研究けんきゅうしゃによる直接ちょくせつ選挙せんきょだった時代じだいには地方区ちほうくわくがあり、そのため選挙せんきょ制度せいど改訂かいていされるだい12までは「地方区ちほうく会議かいぎ」が設置せっちされていた[204]。その地区ちく会議かいぎ」に衣替ころもがえし、地域ちいき日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎむす窓口まどぐちとして機能きのうする[204]とく近畿きんき地区ちくだい15に「学術がくじゅつ文化ぶんか懇談こんだんかい」をもうけ、近畿きんき地区ちく会議かいぎ近畿きんき府県ふけんをつなぐ役割やくわりたした[204]。また、2018ねんから「地方ちほう学術がくじゅつ会議かいぎ」が開催かいさいされるようになり、そのだい1かい京都きょうとで「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎin京都きょうと」として開催かいさいされている[205]

若手わかてアカデミー

編集へんしゅう
 
グローバル・ヤング・アカデミー英語えいごばん(GYA)創立そうりつ10周年しゅうねん記念きねん総会そうかい(2019ねんドイツ国立こくりつ科学かがくアカデミー・レオポルディーナ開催かいさい[206]だい1かい総会そうかいには、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ若手わかてアカデミー委員いいんかいメンバーが参加さんかしている[206][207]

2000ねんドイツ若手わかてアカデミー (ドイツ)ドイツばん発足ほっそくしており[208]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎでも2009ねん6がつに「若手わかてアカデミー委員いいんかい」が活動かつどう開始かいしする[207]。さらによく2010ねんには実働じつどう部隊ぶたいとして「若手わかてアカデミー活動かつどう検討けんとう分科ぶんかかい」も設置せっちされ、同年どうねん開催かいさいされたグローバル・ヤング・アカデミー英語えいごばん(GYA)に代表だいひょうおく[207]。なお、GYAは2019ねん時点じてんで83のくにから200めい若手わかて研究けんきゅうしゃあつまって構成こうせいされ、5ねん任期にんきやく40めい毎年まいとし改選かいせんされる[206]日本にっぽん設立せつりつには4めい会員かいいんおくみ、その執行しっこう委員いいんかい委員いいん個別こべつ活動かつどうのリーダーを排出はいしゅつした[207]

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの2011ねん3がつ下旬げじゅん開催かいさいされただい1かいGYA総会そうかいでは、駒井こまい章治しょうじが「被災ひさい若手わかて科学かがくしゃ支援しえんプロジェクト」を提案ていあんした[207]同年どうねん若手わかてアカデミー委員いいんかいかくがく協会きょうかい連携れんけいびかけ、2014ねん4がつ時点じてんで85団体だんたい参加さんかしている[209]だい23には常設じょうせつ組織そしきとして「若手わかてアカデミー」(Young Academy of Japan、略称りゃくしょうYAJ)[210][211]設置せっちされ[212]、「若手わかて科学かがくしゃネットワーク分科ぶんかかい」や「若手わかてによる学術がくじゅつ未来みらい検討けんとう分科ぶんかかい」「国際こくさい分科ぶんかかい」などが活動かつどうしている[213]

2016ねんにはだい1かい若手わかて科学かがくしゃサミットを開催かいさい[213]若手わかてアカデミー世界せかい大会たいかいにも代表だいひょうおくみ、2013ねんからはじまったアジア若手わかて科学かがくしゃ会議かいぎ日本にっぽん主催しゅさいしている[147][ちゅう 16]。2019ねんには日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ若手わかてアカデミーから2めいGサイエンス学術がくじゅつ会議かいぎ会合かいごう参加さんか[206]科学かがく技術ぎじゅつ人類じんるい未来みらいかんする国際こくさいフォーラム(STSフォーラム)にも代表だいひょうしゃ出席しゅっせきし、世界せかい科学かがくフォーラム英語えいごばん筑波つくば会議かいぎでは独自どくじのセッションを企画きかくしている[211][214]

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ委員いいんかいでは45さい以下いか若手わかてとしているが[147]関連かんれんかくがく協会きょうかい若手わかて研究けんきゅうしゃ組織そしきでは年齢ねんれい基準きじゅんはまちまちで、50さいだい幹事かんじがいる場合ばあいもある[213]くにではシニアのアカデミーと若手わかてアカデミーが独立どくりつした組織そしきになっていたり、シニアと若手わかて構成こうせいいん条件じょうけんちがっており、おおくのくにでは40さい以下いか若手わかてとしている[147]。また、ドイツの若手わかてアカデミーでは選出せんしゅつ時点じてん学位がくい取得しゅとく7ねん以内いないという条件じょうけんがある[208]

刊行かんこうぶつ

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月刊げっかん・ニュース

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日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ創立そうりつ当初とうしょから毎月まいつき会員かいいんたいして

  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ月報げっぽうだい1かんだい1ごう、1951ねん1がつ - だい5かんだい6ごう、1955ねん6がつNCID AN00410327
  • 『JSCニュース』[215]
  • 日本にっぽん学術がくじゅつニュース』だい1かんだい1ごう、1957ねん3がつ - だい4かんだい3ごう、1960ねん3がつNCID AN00410316
  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ月報げっぽうだい1かんだい1ごう、1960ねん4がつ - だい37かんだい3ごう、1996ねん3がつNCID AN00343434

といった会報かいほう配布はいふしていた。これらは日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ事務じむきょく、およびどう広報こうほう委員いいんかいによるもので、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ予算よさんまかなわれていた[215]。また、1951ねん時点じてん発行はっこうしていた月報げっぽう総会そうかい記録きろく運営うんえい審議しんぎかい記録きろくは、学会がっかい各種かくしゅ研究けんきゅう機関きかんとおして周知しゅうちし、会員かいいんがいにも年額ねんがく500えん販売はんばいしていた[71]

なお、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ総会そうかい100かいむかえた1986ねんから、各種かくしゅ学会がっかい機関きかん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ広報こうほう委員いいんかい文責ぶんせきの「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだより」を掲載けいさいするようになる[216]。ただし、会報かいほうとして日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだよりの抜粋ばっすいしるすだけの学会がっかいもあり[217]、1995ねん時点じてんでは日本にっぽん学術がくじゅつ協力きょうりょく財団ざいだん文責ぶんせきになっている[218]。また、これとはべつ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいん所属しょぞく学会がっかいに「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだより」[219]や「学術がくじゅつ会議かいぎだより」[21][93]として記事きじしるすこともある。

外部がいぶへの広報こうほう強化きょうかするため、月報げっぽうは1996ねん平成へいせい8ねん)に

としてリニューアルされた。これは日本にっぽん学術がくじゅつ協力きょうりょく財団ざいだんから発行はっこうされており、購読こうどくしゃから購読こうどくりょう形式けいしき変更へんこうになっている[215]2009ねん平成へいせい21ねん)12月21にちには、J-STAGEでの公開こうかいはじまった[220]

書籍しょせきねん

編集へんしゅう

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ編集へんしゅうにより

出版しゅっぱんされており、さらに日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ講演こうえんかいもとにして日本にっぽん学術がくじゅつ協力きょうりょく財団ざいだんから

  • にちがく双書そうしょNCID BN00933403
  • 日本にっぽん学術がくじゅつ叢書そうしょNCID BA74102984

といったシリーズが刊行かんこうされている[218][222]

なお、

  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ へん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ25ねん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ、1974ねん3がつNCID BN03405773
    • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ25ねん普及ふきゅうばん編集へんしゅう委員いいんかいへん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ25ねん学術がくじゅつ資料しりょう頒布はんぷかい、1977ねん7がつNCID BA31737157NCID BA73333212
  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ へん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ50ねん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ、1999ねん3がつNCID BA41012707
    • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ へん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ50ねん日本にっぽん学術がくじゅつ協力きょうりょく財団ざいだん、1999ねん3がつNCID BA48014937

といった25ねん、50ねんくわ[223]途中とちゅう

  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎへん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎぞくじゅうねんだい10だい12(1975-1985)─』日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ、1985ねん11月、NCID BN00675556

編纂へんさんされている[224]

また、2020ねん9がつには

  • 未来みらいからのい」検討けんとう委員いいんかい内閣ないかく日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ事務じむきょく へん未来みらいからのい ― 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ100ねん構想こうそうする ―』日経にっけい印刷いんさつ、2020ねん9がつISBN 9784865792348

出版しゅっぱんされており、これは日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎのホームページでも閲覧えつらんできる(#外部がいぶリンクふし参照さんしょう)。

資料しりょう報告ほうこくしょ

編集へんしゅう

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ学術がくじゅつ研究けんきゅう会議かいぎ時代じだいからつづき、

  • 『Japanese journal of mathematics : transactions and abstracts(日本にっぽん数學すうがく輯報 原著げんちょ及抄ろく)』1925-1974ねんNCID AA00690968
  • 『Japanese journal of botany : transactions and abstracts(日本にっぽん植物しょくぶつがく輯報 原著げんちょ及抄ろく)』1922-1975ねんNCID AA00690833
  • 『Japanese journal of zoology : transactions and abstracts(日本にっぽん動物どうぶつがく輯報 原著げんちょ及抄ろく)』1922-1974ねんNCID AA00249591
  • 『Japanese journal of geology and geography : transactions and abstracts(日本にっぽん地質ちしつがく地理ちりがく輯報 原著げんちょ及抄ろく)』1922-1975ねんNCID AA00239587

編纂へんさんしており、その

  • 『Report of ionosphere research in Japan』1950-1958ねんNCID AA00809958
  • 日本にっぽん農学のうがく進歩しんぽ年報ねんぽう』1954-1980ねんNCID BN01598891NCID AN00196103
  • 農学のうがく進歩しんぽ年報ねんぽう』1981-1986ねんNCID AN00314174

や『現行げんこう医学いがく研究けんきゅう題目だいもくしゅう』(NCID AN00077046)、『Recent trends of geographical study in Japan』(1980ねんReprint、NCID BA38050796)といったものを編集へんしゅうしていた。また、日本にっぽん植物しょくぶつ学会がっかいとはカール・ツンベルクかんする『ツュンベリー研究けんきゅう資料しりょう』(1953ねん3がつNCID BN02655695)を共同きょうどう編纂へんさんしていた。

なお、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎからは、

  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ福井ふくい地震じしん調査ちょうさ研究けんきゅう特別とくべつ委員いいんかいへん昭和しょうわ23ねん福井ふくい地震じしん調査ちょうさ研究けんきゅう速報そくほう日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ福井ふくい地震じしん調査ちょうさ研究けんきゅう特別とくべつ委員いいんかい、1949ねんNCID BN0211919X
  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎへんソ連それん中国ちゅうごく学術がくじゅつ視察しさつ報告ほうこく日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい、1956ねんNCID BN09673265
  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ原子げんしばくだん災害さいがい調査ちょうさ報告ほうこくしょ刊行かんこう委員いいんかいへん原子げんしばくだん災害さいがい調査ちょうさ報告ほうこくしゅうだい1分冊ぶんさつだい2分冊ぶんさつ)』日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい、1953ねんNCID BN06150464
  • 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎへん原子力げんしりょくシンポジウムほう文集ぶんしゅう原子力げんしりょくシンポジウムほう文集ぶんしゅう刊行かんこう委員いいんかい、1957ねんNCID BN07492598

という調査ちょうさ報告ほうこく発行はっこうされた。また、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ編集へんしゅうで、大蔵省おおくらしょう印刷いんさつきょくにより

  • 基礎きそ科学かがく白書はくしょ』1959-1962ねんNCID AN10122216
  • 科学かがくしゃ生活せいかつ白書はくしょ』1959ねん10がつNCID BN06798402
  • 全国ぜんこく研究けんきゅう機関きかん総覧そうらん』1964-1974ねんNCID BN04119055NCID AN10251412当初とうしょ日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい発行はっこう[225])。
  • 全国ぜんこくがく協会きょうかい総覧そうらん』1966-1981ねんNCID AN10153129
  • 国際こくさい学術がくじゅつ団体だんたい要覧ようらん』1965年版ねんばん、1971年版ねんばんNCID BN02962945
  • 『1970年代ねんだい以降いこう科学かがく技術ぎじゅつについて』1972ねんNCID BN04923263

発行はっこうされている。

沿革えんかく

編集へんしゅう

設立せつりつまでの前史ぜんし

編集へんしゅう

だい世界せかい大戦たいせんの1946ねん3がつ学術がくじゅつ研究けんきゅう会議かいぎ部長ぶちょうかい帝国ていこく学士がくしいん学術がくじゅつ研究けんきゅう会議かいぎ日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかいの3団体だんたい再編さいへん建議けんぎする[226]。これにより文部省もんぶしょうは「改組かいそ準備じゅんび委員いいんかい」を組織そしきし、3団体だんたい再編さいへん検討けんとうしていく[167][226]一方いっぽうでアメリカの物理ぶつり学者がくしゃ連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれいかんそう司令しれい(GHQ)経済けいざい科学かがくきょく科学かがく技術ぎじゅつ次長じちょうH・C・ケリー英語えいごばん博士はかせ[13][80]堀内ほりうち寿郎としお接触せっしょくし、田宮たみやひろしかや誠司せいじ嵯峨さがりょうきちらをくわえて同年どうねん6がつに「科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかい(Japanese Association for Scientific Liaison:SL)を組織そしきしていた[13][ちゅう 18]科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかいのメンバーは最終さいしゅうてきに55めいとなり、顧問こもんには亀山かめやま直人なおと仁科にしな芳雄よしおつらねた[13]

同年どうねん9がつ28にち、ケリーが3団体だんたい学士がくしいん学術がくじゅつ研究けんきゅう会議かいぎ日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい)、文部省もんぶしょう科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかい代表だいひょうまねき、学術がくじゅつ体制たいせい刷新さっしんたいする具体ぐたいあんをそれぞれ提出ていしゅつするように指示しじする[13]同年どうねん10がつには3団体だんたいしん学士がくしいん構想こうそう具体ぐたいしていき、科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかい同年どうねん11がつ21にちに「科学かがく技術ぎじゅつしん体制たいせいあん」を公表こうひょうする[13]同年どうねん11がつ27にち再度さいどケリーがかく団体だんたい代表だいひょうあつめ、3団体だんたい活動かつどう学界がっかい一部いちぶうごきであるため、今後こんご科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかい主導しゅどうするよう要請ようせい。12月23にちには改組かいそ準備じゅんび委員いいんかいみずか解散かいさんした[13]。その文部省もんぶしょう科学かがく教育きょういく局長きょくちょう世話せわやくとなって「学術がくじゅつ研究けんきゅう体制たいせい世話人せわにんかい」が組織そしきされ[13][226]世話人せわにんかい人数にんずう最終さいしゅうてきに44めいとなる[13][ちゅう 19]

1947ねん7がつ、ケリーの要請ようせいによりアメリカの米国べいこく科学かがくアカデミーから学術がくじゅつ諮問しもんだん来日らいにちし、1かげつ視察しさつをもとにGHQに「日本にっぽんにおける科学かがく技術ぎじゅつさい組織そしき」という報告ほうこくしょ勧告かんこくする[13]同年どうねん8がつには「学術がくじゅつ体制たいせい刷新さっしん委員いいんかい」が組織そしきされる[226]。108にん委員いいんは「法文ほうぶん理経りけい理工りこう」7部門ぶもん15めいずつ、総合そうごう部門ぶもん3めいという構成こうせい[167][226]委員いいんちょう兼重かねしげひろし九郎くろうつとめた[13][ちゅう 20]日本にっぽんがわにはおもにケリーをかいして諮問しもんだん報告ほうこくつたえられ、改革かいかく方針ほうしん影響えいきょうあたえた[13]刷新さっしん委員いいんかい議論ぎろんでは学士がくしいん権限けんげんたさないことは一致いっちしていたが、民主みんしゅ主義しゅぎ科学かがくしゃ協会きょうかいみん)のあん人文じんぶん科学かがく有志ゆうしあん科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかい(SL)のあん対立たいりつした[13]刷新さっしん委員いいんかいは1948ねん4がつ審議しんぎ結果けっか政府せいふ報告ほうこく[167][226]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほう要綱ようこう科学かがく技術ぎじゅつ行政ぎょうせい協議きょうぎかい要綱ようこうはほぼそのまま法律ほうりつされた[13]

世話人せわにんかい刷新さっしん委員いいんかいともに科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかいのメンバーが中心ちゅうしんとなり、当時とうじ40さいだいであった田宮たみやかや嵯峨さが活動かつどう中核ちゅうかくになっていた[13]研究けんきゅうしゃ直接ちょくせつ選挙せんきょによる会員かいいん推薦すいせん方式ほうしきちがや嵯峨さがつよ主張しゅちょうしており、2人ふたり刷新さっしん委員いいんかいもうけられた政府せいふ占領せんりょうぐん折衝せっしょうする渉外しょうがい委員いいんかい4めいなかにもくわわっていた[13]科学かがく渉外しょうがい連絡れんらくかい現役げんえき研究けんきゅうしゃ中心ちゅうしんとしていたのにたいし、学士がくしいん世間せけん一般いっぱんからも「養老ようろういん権威けんい空洞くうどう無力むりょく秘密ひみつ主義しゅぎ独善どくぜん」ときびしい批判ひはんび、改革かいかくにより権力けんりょくうしなって栄誉えいよ機関きかんまることとなった[13]。なお、諮問しもんだん勧告かんこくでは民主みんしゅてき選出せんしゅつされる諮問しもん機関きかん政府せいふ組織そしきとし、諮問しもん機関きかん審議しんぎ行政ぎょうせいうつすための行政ぎょうせい委員いいんかい政府せいふもうけよとなっていた[13]

政府せいふとの対立たいりつ

編集へんしゅう

けん審査しんさ委員いいん推薦すいせん拒否きょひ

編集へんしゅう

文部省もんぶしょうで1967ねん学術がくじゅつ審議しんぎかい当時とうじかや誠司せいじ会長かいちょう)が新設しんせつされたころ、1968年度ねんどからけん審査しんさ方法ほうほう審査しんさ委員いいん選出せんしゅつ方法ほうほう変更へんこうすることになっていた[187]審査しんさ委員いいん選出せんしゅつ方法ほうほうについて学術がくじゅつ会議かいぎ文部省もんぶしょう対立たいりつ[20][187][190]文部省もんぶしょうは「学術がくじゅつ会議かいぎ定数ていすうよりもおお候補者こうほしゃ推薦すいせんし、文部省もんぶしょうがそのなかからえらんで任命にんめいする」あん提示ていじしたが、学術がくじゅつ会議かいぎがわは「(学術がくじゅつ会議かいぎ推薦すいせんした候補者こうほしゃを)文部省もんぶしょう選別せんべつしないでそのまま任命にんめいする」修正しゅうせいあん要求ようきゅうした[20][190]学術がくじゅつ審議しんぎかいちがや会長かいちょう仲裁ちゅうさいのため学術がくじゅつ会議かいぎがわあんちかちがや提案ていあんすが、学術がくじゅつ会議かいぎおうじなかった[187]

当該とうがい年度ねんどからけん大幅おおはば増額ぞうがくされたため(前年度ぜんねんどやく41おくえんからやく50おくえん増額ぞうがく)、文部省もんぶしょうがわにはその審査しんさいそぎたい事情じじょうがあったが[187]学術がくじゅつ会議かいぎは「しん方式ほうしき学術がくじゅつ会議かいぎのフィロソフィにかかわる重大じゅうだい変更へんこうであり、十分じゅうぶん検討けんとうようする以上いじょう本年度ほんねんど審査しんさ委員いいん推薦すいせんにはおうじられない」と回答かいとうした[20][190]当初とうしょ学術がくじゅつ会議かいぎ研究けんきゅう委員いいんかいしん方式ほうしき好意こういてきであったため、文部省もんぶしょうがわけん特別とくべつ委員いいんかい主査しゅさとして折衝せっしょうしていたもと東京大学とうきょうだいがく物性ぶっせい研究所けんきゅうじょ 所長しょちょう武藤むとう俊之としゆきすけ[ちゅう 21]は、「あれは背信はいしん行為こうい」と後々あとあとまでかたっていた[187]

なお、学術がくじゅつ会議かいぎがわには「学問がくもん研究けんきゅう官僚かんりょう統制とうせい個々ここ研究けんきゅうしゃ政治せいじ支配しはい可能かのうにする、とうたがわれても仕方しかたのない改訂かいてい」という認識にんしきがあった[190]一方いっぽうで、文部省もんぶしょうはらげんきちは1982ねん著書ちょしょで、学術がくじゅつ会議かいぎではちがや提案ていあんれる意見いけん大勢おおぜいであったが少数しょうすう意見いけんがそれをくつがえしたことを指摘してきし、学術がくじゅつ会議かいぎ一部いちぶ勢力せいりょく問題もんだいおおきくして文部省もんぶしょう責任せきにんわせ、けん審査しんさ権限けんげん文部省もんぶしょうからげようとする謀略ぼうりゃくっていたのではないかと推測すいそくしている[187]

1968ねん4がつには、学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいんがく協会きょうかい代表だいひょう懇談こんだんする「科学かがく研究けんきゅう補助ほじょきんかんする懇談こんだんかい」を開催かいさいし、会長かいちょう朝永あさなが振一郎しんいちろう状況じょうきょう説明せつめい[190]。そこでも学術がくじゅつ会議かいぎがわ対応たいおう支持しじされた[190]結果けっかてき学術がくじゅつ会議かいぎどう年度ねんど委員いいん推薦すいせんを「事実じじつじょう拒否きょひしたかたち」になり[20]文部省もんぶしょうがわ審査しんさ委員いいん選定せんていにあたることになった[187][190]実質じっしつてきには学術がくじゅつ審議しんぎかい各種かくしゅがく協会きょうかい選定せんていになったが、協力きょうりょく拒否きょひしたがく協会きょうかいもあった[187]。また、のちけん採択さいたくされてもしん方式ほうしき反対はんたいだからとけん辞退じたいした研究けんきゅうしゃ事例じれいも3けんあったという[187]

なお、本件ほんけん各種かくしゅ新聞しんぶんでもおおきく報道ほうどうされ、全体ぜんたいてききゅう方式ほうしきかんしては否定ひていてき論調ろんちょうであった[187]学術がくじゅつ会議かいぎ文部省もんぶしょう対立たいりつについては、「学問がくもん自由じゆうおかされる」という見解けんかいせる新聞しんぶんもある一方いっぽうで、1968ねん3がつ29にちづけの『朝日新聞あさひしんぶん』の社説しゃせつは、学術がくじゅつ会議かいぎ自己じこ反省はんせい謙虚けんきょさにけ「国民こくみん大衆たいしゅうわすれ」ていると指摘してきし、会員かいいん老害ろうがいにより「一般いっぱん研究けんきゅうしゃからも次第しだい遊離ゆうりされつつある」とし、学術がくじゅつ会議かいぎ国民こくみん関心かんしんうしないつつあるという批判ひはん掲載けいさいしていた[187]

軍事ぐんじ研究けんきゅうかんする声明せいめい

編集へんしゅう

朝鮮ちょうせん戦争せんそう開戦かいせんの2かげつまえ、1950ねん6がつに「戦争せんそう助長じょちょうし、戦争せんそう協力きょうりょくするとおもわれる研究けんきゅうには、今後こんご絶対ぜったいしたがわない」という声明せいめいあん提案ていあんされ、最終さいしゅうてきに「戦争せんそう目的もくてきとする科学かがく研究けんきゅう絶対ぜったいにこれをおこなわない」というタイトルで採択さいたくされた[230]。また、ベトナム戦争せんそうどきの1965ねん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎから国際こくさい科学かがく会議かいぎ(ICSU)に派遣はけんされていた藤岡ふじおか由夫よしおは「資金しきんげんについてのもうわせ」を提案ていあんし、「ICSUとその傘下さんか組織そしきは、いかなる目的もくてきであっても、国家こっかのいかなる軍事ぐんじ組織そしきからも、資金しきんれあるいは仲介ちゅうかいしてはならない」ことが確認かくにんされている[231]

1967ねん5がつ日本にっぽん物理ぶつり学会がっかい主催しゅさい日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ 後援こうえんにより国際こくさい純粋じゅんすい応用おうよう物理ぶつりがく連合れんごう傘下さんか半導体はんどうたい国際こくさい会議かいぎ京都きょうと開催かいさいされたが[232]、この会議かいぎにおけるアメリカの参加さんかしゃたいして米国べいこく陸軍りくぐん極東きょくとう研究けんきゅう開発かいはつきょくから資金しきん供与きょうよがあったことがあきらかとなる[232][233]。さらに極東きょくとう研究けんきゅう開発かいはつきょくが1959ねんから19の日本にっぽん大学だいがく研究所けんきゅうじょたいして、アメリカで研究けんきゅうされていない医学いがくなどの研究けんきゅう総額そうがくすうひゃくまんドルの資金しきん援助えんじょしていたことも発覚はっかくする[233]当時とうじ会長かいちょうであった朝永あさなが振一郎しんいちろう参議院さんぎいん予算よさん委員いいんかいばれる事態じたい発展はってん[232]朝永あさなが記者きしゃ会見かいけん遺憾いかん表明ひょうめい[233]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎでは運営うんえい審議しんぎかいて、学問がくもん思想しそう自由じゆう委員いいんかい学術がくじゅつ交流こうりゅう委員いいんかい長期ちょうき研究けんきゅう計画けいかく委員いいんかいなどの常置じょうち委員いいんかい議論ぎろんかさね、5委員いいんちょう連名れんめい声明せいめい発表はっぴょうする[232]。この声明せいめいは1950ねんとほぼおな内容ないようであったが、表題ひょうだいは「軍事ぐんじ目的もくてきのための科学かがく研究けんきゅうおこなわない声明せいめい」となっていた[232][234]

近年きんねん国際こくさい社会しゃかいうごきではハイブリッド戦争せんそうサイバー戦争せんそうばれる工作こうさく活動かつどう見受みうけられるため、2015ねん防衛ぼうえいしょう制定せいていした「安全あんぜん保障ほしょう技術ぎじゅつ研究けんきゅう推進すいしん制度せいど」にたいし、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ防衛ぼうえいしょう文部もんぶ科学かがくしょう議論ぎろんすすめ、「安全あんぜん保障ほしょう学術がくじゅつかんする検討けんとう委員いいんかい」を設置せっちする[230]検討けんとうかいでは、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会長かいちょう検討けんとうかい委員いいん大西おおにしたかしと、有識者ゆうしきしゃとして検討けんとうかいまねかれた池内いけうちりょう意見いけん対立たいりつ[235]大西おおにし攻撃こうげきのための研究けんきゅう駄目だめだが自衛じえい研究けんきゅうい、デュアルユース区別くべつできるとしたが、池内いけうち攻撃こうげき自衛じえい研究けんきゅう区別くべつできず、自衛じえいのための研究けんきゅうみとめられないと主張しゅちょうした[235]学問がくもん自由じゆう保障ほしょうされるかという観点かんてんでは、大西おおにし研究けんきゅう成果せいか公開こうかいされるので問題もんだいないとしたが、池内いけうち防衛ぼうえいしょう職員しょくいん研究けんきゅう進捗しんちょく管理かんりかかわることから「担保たんぽされるはずはない」とした[235]サイバー犯罪はんざいだい規模きぼサイバー攻撃こうげきとして「武力ぶりょく行使こうし」にちかいものになるという懸念けねんしめされた[236]

2017ねんには「軍事ぐんじてき安全あんぜん保障ほしょう研究けんきゅうかんする声明せいめい」を発表はっぴょう[237][238][173]報告ほうこく軍事ぐんじてき安全あんぜん保障ほしょう研究けんきゅうについて』もまとめられた[236][235]声明せいめいには1950ねんと1967ねん声明せいめい継承けいしょうするという文言もんごんふくまれ[238][173]、「安全あんぜん保障ほしょう技術ぎじゅつ研究けんきゅう推進すいしん制度せいど」で政府せいふ人間にんげんである防衛ぼうえいしょう職員しょくいん進捗しんちょく管理かんりかかわることの懸念けねん表明ひょうめいした[237]。また、報告ほうこくでは「自衛じえい目的もくてき技術ぎじゅつ攻撃こうげき目的もくてき技術ぎじゅつとの区別くべつ困難こんなん場合ばあいおおい」と明記めいきされた[236][ちゅう 22]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ声明せいめい影響えいきょうで、防衛ぼうえいしょうの「安全あんぜん保障ほしょう技術ぎじゅつ研究けんきゅう推進すいしん制度せいど」への応募おうぼが2015年度ねんどの58けんから、2018年度ねんど18けん、2020年度ねんど9けん減少げんしょうしたとほうじられている[173]

2019ねんには日本にっぽん天文てんもん学会がっかい学会がっかい天文てんもん月報げっぽう』で議論ぎろん[234][62]東京大学とうきょうだいがく教授きょうじゅ戸谷とたに友則とものりは、1967ねん声明せいめい表題ひょうだい戦争せんそう平和へいわではなく「軍事ぐんじ目的もくてき」という言葉ことばはいってしまったことの影響えいきょう問題もんだいてん指摘してきするとともに[234]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ影響えいきょうりょくから「民主みんしゅてきえらばれたごく一部いちぶ研究けんきゅうしゃ団体だんたいが、すべての研究けんきゅうしゃ画一かくいつてき価値かちかんしつけて、自由じゆうしばることがゆるされるだろうか」と問題もんだい提起ていきした[240]国立こくりつ大学だいがく協会きょうかい会長かいちょう永田ながた恭介きょうすけ筑波大学つくばだいがく学長がくちょう)は2020ねん3がつ26にち記者きしゃ会見かいけんで、GPS過去かこれい、ウイルスにたいするワクチン研究けんきゅう生物せいぶつ化学かがく兵器へいき転用てんようされる可能かのうせいれいに「デュアルユースは(線引せんひきが)むずかしい」「自衛じえいのためにする研究けんきゅうは、省庁しょうちょうがどこであれただしいとおもう」と日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ大学だいがく研究けんきゅうしゃ事実じじつじょう研究けんきゅう禁止きんしすることに批判ひはんてき見解けんかいべた[241]

2020ねん10がつ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ見直みなお論議ろんぎでもほん声明せいめい注目ちゅうもくされた[242][173]同月どうげつ13にち内閣ないかく特命とくめい担当たんとう大臣だいじん科学かがく技術ぎじゅつ政策せいさく担当たんとう井上いのうえ信治しんじ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ意思いし尊重そんちょうするとべながらも、戦後せんご70ねんまえた時代じだい変化へんか対応たいおうすることをもとめ、「デュアルユースはどの分野ぶんやでもありる」と強調きょうちょうした[242]。2022ねん4がつ26にち参議院さんぎいん内閣ないかく委員いいんかいにおいて、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ三上みかみあきらてる事務じむ局長きょくちょうは2017ねん声明せいめいについて「デュアルユースにかか研究けんきゅうのような安全あんぜん保障ほしょうする研究けんきゅう一律いちりつ禁止きんしするという趣旨しゅしのものではございません」と発言はつげん[243][244]。2022ねん7がつ科学かがく技術ぎじゅつ担当たんとうしょう提出ていしゅつした書類しょるいに「科学かがく技術ぎじゅつを(軍事ぐんじへの)潜在せんざいてき転用てんよう可能かのうせいをもって 峻別しゅんべつし、そのあつかいを一律いちりつ判断はんだんすることは現実げんじつてきではない」としるされており、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ事実じじつじょう容認ようにんしめしている[245]

政府せいふによる人事じんじ介入かいにゅう

編集へんしゅう

だい1から会員かいいんつとめた伏見ふしみ康治こうじによると、科学かがく技術ぎじゅつ行政ぎょうせい協議きょうぎかい出席しゅっせきする委員いいん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ以下いか学術がくじゅつ会議かいぎ)から推薦すいせんし、政府せいふがその人物じんぶつ委員いいんとして発令はつれいすることになっていた[80]。しかし、羽仁はに五郎ごろう山田やまだ勝三郎かつさぶろうについては政府せいふ発令はつれいさず、欠員けついんしょうじながら協議きょうぎかい開催かいさいされていたという[80]

2014ねん平成へいせい26ねん)、会員かいいん105めい推薦すいせん政府せいふ理由りゆう説明せつめい要望ようぼう会員かいいん任命にんめいはそのままおこなわれたが、最終さいしゅう選考せんこうのこった12めいくわえた117めい名簿めいぼ政府せいふ提出ていしゅつした[246]2016ねん平成へいせい28ねん)、補充ほじゅう人事じんじ官邸かんていから事前じぜん説明せつめいもとめられ、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ優先ゆうせん順位じゅんいけて候補こうほ提示ていじ。しかし官邸かんていから難色なんしょくしめされため、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ補充ほじゅう断念だんねんした[247]。これにともない、よく2017ねん会員かいいん推薦すいせんでも事前じぜん説明せつめい実施じっしした[247]当時とうじ大西おおにしたかし会長かいちょう時代じだいであり、もと外交がいこうかんジャーナリスト佐藤さとうゆうは、大西おおにし会長かいちょう事前じぜん説明せつめいというルール変更へんこう一旦いったんれたことの問題もんだいてん指摘してきした[248]

2020ねんれい2ねん)10がつ1にちしん会員かいいん任命にんめいおこなわれたが、任命にんめいけんしゃであるかんよしえら首相しゅしょう理由りゆうかすことなく、学術がくじゅつ会議かいぎ推薦すいせんした105にんのうち6にん除外じょがいされた[249][250]。2004ねん組織そしき内部ないぶからの推薦すいせんけて会員かいいん任命にんめいされる制度せいどとなって以降いこう除外じょがいされる措置そちはじめてであった[249]。『しんぶん赤旗あかはた』のスクープが契機けいきとなり[248]学術がくじゅつ会議かいぎ独立どくりつせい学問がくもん自由じゆうそこなわれるとの批判ひはんこる[251]。2020ねん10がつ1にちづけ会長かいちょうになった梶田かじた隆章たかあきよく2にち説明せつめいと6にん任命にんめいもとめる要望ようぼうしょどう会議かいぎ提案ていあんし、同月どうげつ3にちどう会議かいぎ内閣ないかく送付そうふしている[252]

同月どうげつ5にちかんよしえら首相しゅしょう記者きしゃ会見かいけんおこない、(1)学術がくじゅつ会議かいぎ政府せいふ機関きかんであり会員かいいん公務員こうむいん、(2)(当時とうじ中曽根なかそね康弘やすひろ首相しゅしょう拒否きょひけんはないと答弁とうべんした)1983ねん当時とうじ学会がっかい推薦すいせんであったが、現在げんざい個々ここ会員かいいん推薦すいせんするかたちわっており会員かいいん自分じぶん後任こうにん指名しめいすること可能かのう、(3)学術がくじゅつ会議かいぎ従来じゅうらいよりそのありかたについて議論ぎろんされており、総合そうごうてき俯瞰ふかんてき活動かつどうもとめられているといったてんから任命にんめいについてほうもとづき判断はんだんする必要ひつようがある、と釈明しゃくめいした[253][ちゅう 23]。その、2016ねん補充ほじゅう人事じんじ官邸かんてい難色なんしょくしめして補充ほじゅう断念だんねんしたこと、2017ねん会員かいいん推薦すいせんには事前じぜん説明せつめい実施じっししていたこと、6めい難色なんしょくしめしたのは杉田すぎた和博かずひろ官房かんぼうふく長官ちょうかんであったこともあきらかになる[247][257]詳細しょうさいは「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいん任命にんめい問題もんだい」や「かんよしえら内閣ないかく#日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいん任命にんめい問題もんだい」を参照さんしょう)。

90以上いじょう学会がっかい共同きょうどう声明せいめい[258][259]大学だいがく市民しみん団体だんたい抗議こうぎ声明せいめいした[258](その総数そうすうは10がつまつには600団体だんたいえる[260])。また、ネイチャーなどの世界せかいてき学術がくじゅつ雑誌ざっし批判ひはんおこな[261]野党やとうだいいちとうである立憲りっけん民主党みんしゅとう枝野えだの幸男ゆきお代表だいひょうなども「明確めいかく違法いほう行為こうい」と非難ひなんした[262]一方いっぽう任命にんめい拒否きょひされた大学だいがく教授きょうじゅおしたいするいやがらせも発生はっせいしたという[161]。また、同年どうねん10がつ7にちには自由民主党じゆうみんしゅとう下村しもむら博文ひろぶみ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょう政府せいふ提言ていげんし、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎかた自体じたい検討けんとう議論ぎろんなおかんがえをしめ[180]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎのありかた問題もんだい議論ぎろんされていく(詳細しょうさいは「#2020ねん見直みなお論議ろんぎふし参照さんしょう)。

組織そしき構成こうせい変革へんかく

編集へんしゅう

1983ねんほう改正かいせい

編集へんしゅう
 
中曽根なかそね康弘やすひろ(1983ねん

1981ねん5がつ総理府そうりふ 総務そうむ長官ちょうかん中山なかやま太郎たろう日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎの「公選こうせんせい疑義ぎぎあり」と発言はつげんする[263]同年どうねん10がつどう会議かいぎ総会そうかいにおいて、当時とうじどう会議かいぎ会長かいちょう伏見ふしみ康治こうじは、「学術がくじゅつ会議かいぎ性格せいかくえてはならない」「会員かいいん選挙せんきょせいまもる」とかたり、「研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかい役割やくわり重要じゅうようせい」を強調きょうちょうした[263]当時とうじふく会長かいちょうであった岡倉おかくら古志こしろう委員いいんちょうとする改革かいかく委員いいんかい中心ちゅうしんに「各部かくぶ定員ていいん30めいのうち20めい選挙せんきょえらび、のこり10めい推薦すいせんせいにする」という「改革かいかく要綱ようこう」がまとめられ、1982ねん10がつ総会そうかい決議けつぎ[263][264]

政府せいふとの交渉こうしょうはいるにあたってさんやく陣容じんよう一新いっしん必要ひつよう」として会長かいちょう伏見ふしみふく会長かいちょう岡倉おかくら塚田つかだ裕三ゆうぞう辞任じにんし、だい12途中とちゅう会長かいちょう久保くぼあきら交代こうたい[263]久保新くぼしん会長かいちょう首相しゅしょうに「改革かいかく要綱ようこう」を提出ていしゅつするが、鈴木すずき善幸ぜんこう政権せいけんの1982ねん11月、総理府そうりふ総務そうむ長官ちょうかんから「改革かいかくについての総務そうむ長官ちょうかん試案しあん」をしめされる[263][265][ちゅう 24]。1983ねん2がつ総会そうかい、4がつ臨時りんじ総会そうかい久保くぼ会長かいちょうは「改革かいかく要綱ようこう」にもとづく折衝せっしょうつづけるが、中曽根なかそね政権せいけん同年どうねん4がつに「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつあん」を閣議かくぎ決定けってい。その内容ないよう登録とうろくされた科学かがくしゃ団体だんたい基礎きそとする研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかいごとの推薦すいせんせいというものであり[266]学術がくじゅつ会議かいぎ事前じぜん合意ごういなしに国会こっかい提出ていしゅつされた[265]。これをけた5月の総会そうかいで「職務しょくむ遂行すいこう困難こんなん」として久保くぼ会長かいちょう辞任じにん塚田つかだ裕三ゆうぞう会長かいちょうぐことになる[26][267]

当時とうじ中曽根なかそね康弘やすひろ首相しゅしょうは、国会こっかいで「学会がっかいやらあるいは学術がくじゅつ集団しゅうだんからの推薦すいせんもとづいておこなわれるので、政府せいふおこなうのは形式けいしきてき任命にんめいにすぎません。したがって、実態じったいかく学会がっかいなり学術がくじゅつ集団しゅうだん推薦すいせんけんにぎっているようなもので、政府せいふ行為こうい形式けいしきてき行為こういであるとおかんがえくだされば」と形式けいしきてき任命にんめいであると答弁とうべんしていた[268][269][ちゅう 25]。11月の国会こっかい改正かいせい法案ほうあん可決かけつされ、塚田つかだ会長かいちょう遺憾いかんしめ声明せいめい発表はっぴょう塚田つかだふく会長かいちょうは「けじめをつけるため」に辞任じにんしたが、再任さいにんされている[267]

このように、だい12一貫いっかんして政府せいふほう改正かいせい反対はんたい立場たちばった[29]。1980ねん初頭しょとうころから「コ・オプテーション英語えいごばん方式ほうしき政府せいふ宿願しゅくがんであった」ともわれている[263]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎがわでも、公選こうせんせいではふくあい領域りょういき学際がくさい領域りょういき研究けんきゅうしゃ重要じゅうよう国際こくさい学術がくじゅつ団体だんたいになっている学会がっかい代表だいひょうしゃ選出せんしゅつされにくいことから、3ぶんの2は公選こうせんのこり3ぶんの1をコ・オプテーション方式ほうしきとする提案ていあんがあった[270]。なお、このほう改正かいせい研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかい法制ほうせいてき確立かくりつし、定員ていいん拡充かくじゅうされた[271]。また、研究けんきゅう連絡れんらく委員いいんかい分科ぶんかかい専門せんもん委員いいんかいにおける専門せんもん分野ぶんや枠組わくぐみも再編さいへんされている[271]

2004ねんほう改正かいせい

編集へんしゅう

政府せいふ行政ぎょうせい改革かいかく中央ちゅうおう省庁しょうちょうとう改革かいかく基本きほんほう)を契機けいきに、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ改革かいかくもとめられるようになる[24]。1997ねんだい17初頭しょとう会長かいちょう吉川よしかわ弘之ひろゆきは「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎはかつてのような大型おおがた陳情ちんじょう団体だんたいではない」と宣言せんげん[28]、ほぼ一人ひとり内部ないぶ討議とうぎのための改革かいかく提言ていげんげる[272]吉川よしかわ私的してき諮問しもん委員いいんかい未来みらい構想こうそう懇談こんだんかい」をもうけ、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎとしての改革かいかく基本きほん構想こうそう議論ぎろんしていき、1999ねん連合れんごう部会ぶかいあんしめすが議論ぎろん紛糾ふんきゅうする[24]だい18はいると「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎかたかんする委員いいんかい」を設置せっちし、吉川よしかわは『学術がくじゅつ動向どうこう』に論文ろんぶん発表はっぴょう。さらに委員いいんかい中間ちゅうかんまとめを2002ねん4がつ総会そうかい報告ほうこくし、これが改革かいかくの「学術がくじゅつ会議かいぎあん」になっていく[24]最終さいしゅう報告ほうこくしょは2003ねん2がつ[273])。

また、中央ちゅうおう省庁しょうちょうとう改革かいかく基本きほんほうだいじゅうななじょうきゅうには「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎについては、総務そうむしょうくものとするが、総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎにおいて、そのかた検討けんとうすること」とさだめられており[274]総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎは2001ねん5がつに「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎかたかんする専門せんもん調査ちょうさかい」を設置せっち[29][275][273]。2003ねん2がつ最終さいしゅう報告ほうこくされ[275][276][277]同年どうねん7がつに「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ改革かいかく具体ぐたいについて」がまとめられた[273]。これには学術がくじゅつ会議かいぎあんがかなり反映はんえいされたという[179]

2004ねんほう改正かいせいがなされ、会員かいいんコ・オプテーション英語えいごばん方式ほうしき選出せんしゅつされることになった[87]所管しょかん総務そうむしょう内閣ないかく法制ほうせいきょく提出ていしゅつした法案ほうあん審査しんさ資料しりょうには、推薦すいせん方式ほうしき変更へんこうにあたって「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎから推薦すいせんされた会員かいいん候補者こうほしゃにつき、内閣ないかく総理そうり大臣だいじん任命にんめい拒否きょひすることは想定そうていされていない」とかれていた[278][279]改正かいせいにより組織そしきも7構成こうせいから3構成こうせいになり、縦割たてわりの打破だははかられた。政策せいさくへの提言ていげんなども総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎとのけがはかられた[21][30][24]。また、この改革かいかく日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎけん審査しんさ委員いいん推薦すいせんけんうしな[280]、「登録とうろく学術がくじゅつ研究けんきゅう団体だんたい」は「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ協力きょうりょく学術がくじゅつ研究けんきゅう団体だんたい」にわった[25]

改革かいかくあんがまとまりつつある2003ねん日本にっぽん原子力げんしりょく研究所けんきゅうじょごう信広のぶひろは、「政府せいふいち組織そしきである日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは、ほかの政府せいふ組織そしき所掌しょしょう事項じこうかんしては発言はつげんしてはならない」と制約せいやくけているようにとらえられることを懸念けねんし、「その結果けっか日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎには国際こくさい学術がくじゅつ交流こうりゅうのぞけば、抽象ちゅうしょうてき機能きのうのみがのこることとなった」と指摘してきした[281]ほう改正かいせいともない2005ねん改選かいせん組織そしき再編さいへんがなされたが、改正かいせいまえだい19だけは1ねん短縮たんしゅくされた2ねん任期にんきになった[70]だい19は40だい会員かいいんは0めい平均へいきん年齢ねんれいが63.5さいだったものが、だい20では40だい会員かいいん14めい最年少さいねんしょう会員かいいん44さい)、平均へいきん年齢ねんれい58.8さい若返わかがえりとなった。しかし国立こくりつ大学だいがく偏重へんちょう公立こうりつ私立しりつ大学だいがく会員かいいん減少げんしょう)、選出せんしゅつ地域ちいきかたより(ちゅう四国しこく会員かいいんは1めい)という特徴とくちょう見受みうけられた[282]

2005ねん改革かいかく宿題しゅくだい

編集へんしゅう

2004ねん改正かいせいされた法律ほうりつには付帯ふたい決議けつぎがあり、今後こんご10ねん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ見直みなおしをはかるとされていた[70][283]だい19ふく会長かいちょうであった戒能どおりあつしは、だい20はじまったのちの2006ねん1がつの『学術がくじゅつ動向どうこう』において「10ねん見直みなおしとういわば時限じげんてきほうという理解りかいがある」と指摘してきし、「今回こんかいほう改正かいせいが、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ自身じしん意思いしによっておこなわれたものとがたいから、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ早急そうきゅうみずからの改革かいかくむようにとの激励げきれいとみていいのでは」という認識にんしきしめした[70]

また、戒能は今回こんかい会員かいいん選考せんこう基準きじゅん公表こうひょうもとめるとともに[284]あたらしい組織そしきでは個々ここ領域りょういきだけでなく横断おうだんがた俯瞰ふかんがた課題かだい重要じゅうようになることから、会員かいいんたいして「そのおも役割やくわりは、それぞれの専門せんもん分野ぶんや限定げんていされない領域りょういき横断おうだん俯瞰ふかんがた知見ちけん発揮はっきと、調整ちょうせいおよびマネージメントにあろうから、これらのミッションをこなす能力のうりょくがないと、なかなかに大変たいへん」と指摘してきした[285]

2014ねん7がつ、「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎあらたな展望てんぼうかんがえる有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ」が内閣ないかく科学かがく技術ぎじゅつ担当たんとう大臣だいじんした設置せっちされ、よく2015ねん3がつ報告ほうこくしょ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ今後こんご展望てんぼうについて」がまとめられた[283][286]活動かつどうめんでは「緊急きんきゅう課題かだいあらたな課題かだいへの機動きどうてき対処たいしょとう改革かいかく趣旨しゅし目的もくてき実現じつげんされてきており、活動かつどうめんにおいては着実ちゃくじつ成果せいかがっている」と評価ひょうかされ、組織そしきめんでも「一部いちぶには改革かいかく意図いとされた成果せいかあらわれている」とされたものの、「改革かいかく趣旨しゅし尊重そんちょうしつつ、運用うんようめんでの工夫くふうかさねていくこと」が期待きたいされた[287]

この報告ほうこくしょ提示ていじされた改善かいぜんさくには、会員かいいんについて「もとめる人材じんざいぞう選考せんこうプロセスのオープン」がもとめられ[287]、「みずからの専門せんもん分野ぶんやわくにとらわれない俯瞰ふかんてき視点してんをもってうことのできる人材じんざいのぞましい」という提言ていげんがなされた[283]。また、コミュニケーションについては「若手わかてアカデミー活動かつどう地域ちいき活動かつどう推進すいしんなどがまれていた[287]#連携れんけい・コミュニケーションふし参照さんしょう)。

また、慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ小沼おぬまどおりは2017ねんの『学術がくじゅつ動向どうこう』において、研究けんきゅうしゃ直接ちょくせつ選挙せんきょからがく協会きょうかい推薦すいせん、コ・オプテーション方式ほうしき変遷へんせんしていくなかで、一般いっぱん研究けんきゅうしゃ関心かんしんうすくなっている問題もんだい指摘してき[288]とく企業きぎょう研究けんきゅうしゃなどは日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ自分じぶんたち代表だいひょうかんがえていないこと、「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎの「独立どくりつした」発言はつげんいやがるひとたちがいるのだから、学術がくじゅつ研究けんきゅうしゃ社会しゃかいとくにメディアとの交流こうりゅう強化きょうかしないと学術がくじゅつ会議かいぎ将来しょうらいあやうい。」などの懸念けねんっていた[72]

2020ねん見直みなお論議ろんぎ

編集へんしゅう

2020ねんれい2ねん)10がつ1にち日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ推薦すいせんしたしん会員かいいん候補こうほ105にんうち、6にん任命にんめいけんしゃであるかんよしえら首相しゅしょうによって理由りゆうかされないまま任命にんめい拒否きょひされ[250]日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ独立どくりつせい学問がくもん自由じゆうそこなわれるとの批判ひはんこる[251]。その、2016ねん補充ほじゅう人事じんじ官邸かんてい難色なんしょくしめして補充ほじゅう断念だんねんしたこと、2017ねん会員かいいん推薦すいせんには事前じぜん説明せつめい実施じっししていたこと、6めい難色なんしょくしめしたのは杉田すぎた和博かずひろ官房かんぼうふく長官ちょうかんであったこともあきらかになる[247][257]

自由民主党じゆうみんしゅとう塩谷しおやだて座長ざちょうとする「学術がくじゅつ会議かいぎかた検討けんとうするプロジェクトチーム」を組織そしきし、同年どうねん10がつ14にちはつ会合かいごう開催かいさい同年どうねん11がつちゅうあき行政ぎょうせい刷新さっしんレビューで予算よさん国費こくひ負担ふたん)や組織そしき形態けいたい民営みんえいやNGOも一案いちあん)を検証けんしょうし、12月上旬じょうじゅん自民党じみんとう日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎかたについて提言ていげんをまとめ、同月どうげつ下旬げじゅん年度ねんど予算よさん編成へんせい行政ぎょうせい刷新さっしんレビューの結果けっか反映はんえいされる方針ほうしんしめした[289]。10月16にち梶田かじた会長かいちょうかんよしえら首相しゅしょう訪問ほうもんし、任命にんめい拒否きょひ理由りゆう説明せつめいと6めい任命にんめいもとめる要望ようぼうしょ直接ちょくせつ提出ていしゅつ。さらに日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎかたについて、梶田かじた会長かいちょう井上いのうえ信治しんじ科学かがく技術ぎじゅつ担当たんとう大臣だいじん中心ちゅうしんとなって今後こんご協議きょうぎすすめることが確認かくにんされた[290]

なお同年どうねん10がつ28にち国会こっかい答弁とうべんにおいて、かんよしえら首相しゅしょう民間みんかん出身しゅっしんしゃ若手わかてすくないこと、出身しゅっしん所属しょぞく大学だいがくかたよりがあり多様たようせい考慮こうりょしたと弁解べんかいした[291]。しかし大西おおにしたかしもと会長かいちょうは、2005ねん当時とうじくらべて東京とうきょう大学だいがく出身しゅっしんしゃは3わりちかくから17%程度ていどへ、関東かんとう大学だいがく在籍ざいせきしゃ割合わりあいは63%から5わり程度ていど減少げんしょうしており、会員かいいん偏在へんざいには改善かいぜんがみられると反論はんろんしている[292]。なお、女性じょせい会員かいいんだい19で13めいだったものがだい20で42めいやく20%となっており[282]だい25時点じてんではやく38%にまでたっしている[293]。また、同月どうげつ30にち国会こっかい答弁とうべんにおいて首相しゅしょうは、きゅうみかどだい所属しょぞくが45%をめ、産業さんぎょうかいは3%、50さい未満みまん若手わかては3%にぎないと指摘してきした[294]野党やとうなどはこの答弁とうべんたいし、任命にんめい拒否きょひされた6めいのうち3めい私立しりつ大学だいがく所属しょぞくであり、女性じょせいも1めいいると批判ひはんしている[295][296]

年表ねんぴょう

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組織そしき沿革えんかく

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1949ねんから1970ねんあいだ日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎきゅう帝国ていこく学士がくしいん建物たてものにあった。移転いてん日本学士院にほんがくしいんつづ使用しようしていた[13]

特記とっき事項じこう

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  • 1950ねん昭和しょうわ25ねん) - 4がつ28にちだい3かい総会そうかいにおいて、声明せいめい戦争せんそう目的もくてきとする科学かがく研究けんきゅうには絶対ぜったいしたがわない決意けつい表明ひょうめい」を採択さいたく[299]
  • 1957ねん昭和しょうわ32ねん) - 3月25にちイギリスの、4がつ26にちべいソの科学かがくしゃにアピールを送付そうふし、ぜん世界せかい科学かがくしゃ原水爆げんすいばく禁止きんしうったえた[304]
  • 1961ねん昭和しょうわ36ねん) - 1がつに「人文じんぶん社会しゃかい科学かがく振興しんこうのためのシンポジウム」が開催かいさいされ、5月の総会そうかいで「人文じんぶん社会しゃかい科学かがく振興しんこうかんする勧告かんこく」を発表はっぴょう[305]
  • 1962ねん昭和しょうわ37ねん) - 4がつ総会そうかいで「科学かがく研究けんきゅう基本きほんほう制定せいていについて」が決議けつぎされ、5月に政府せいふ提言ていげんされる[306][ちゅう 27]
  • 1967ねん昭和しょうわ42ねん) - 「軍事ぐんじ目的もくてきのための科学かがく研究けんきゅうおこなわない声明せいめい」を採択さいたく[232]
  • 1976ねん昭和しょうわ51ねん) - 5月の総会そうかい科学かがく研究けんきゅう基本きほんほう成立せいりつもとめる勧告かんこく決議けつぎ[308][309]
  • 1980ねん昭和しょうわ55ねん) - 「科学かがくしゃ憲章けんしょうについて」の声明せいめい採択さいたく[43]
  • 1999ねん平成へいせい11ねん) - 「地球ちきゅうけん-生物せいぶつけん国際こくさい協同きょうどう研究けんきゅう計画けいかく(IGBP)の促進そくしんについて」を勧告かんこく[156]
  • 2008ねん平成へいせい20ねん) - 「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ憲章けんしょう」を発表はっぴょう[40]
  • 2015ねん平成へいせい27ねん) - 同年どうねん防衛ぼうえいしょう制定せいていした「安全あんぜん保障ほしょう技術ぎじゅつ研究けんきゅう推進すいしん制度せいど」について、防衛ぼうえいしょう文部もんぶ科学かがくしょう議論ぎろんし「安全あんぜん保障ほしょう学術がくじゅつかんする検討けんとう委員いいんかい」を設置せっち[230]。9月、中国ちゅうごく科学かがく技術ぎじゅつ協会きょうかいとのあいだ協力きょうりょく覚書おぼえがき締結ていけつ[315][316]
  • 2021ねんれい3ねん) - 4がつ、「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎのより役割やくわり発揮はっきけて」を公表こうひょう[317]
  • 2023ねんれい5ねん) - 12月、21にちに「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎのありかたはな有識者ゆうしきしゃ懇談こんだんかい」が中間ちゅうかん報告ほうこく提出ていしゅつよく22にちにはそれをけた松村まつむらさち国家こっか公安こうあん委員いいんちょう日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ法人ほうじん移行いこうさせる方針ほうしん表明ひょうめいした[318][319][ちゅう 28]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 研究けんきゅうしゃ科学かがくしゃ国会こっかい[17]や「科学かがくしゃ国会こっかい[18][19]ともばれる。
  2. ^ 文献ぶんけんによっては、「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ無用むようろん」とかれている[28]
  3. ^ 草案そうあん我妻あづまさかえ依頼いらいにより末川すえかわはくいたものであり、総会そうかいには羽仁はに五郎ごろう発議はつぎとして提案ていあんされた[41]
  4. ^ きゅう帝国ていこく学士がくしいん建物たてもの日本学士院にほんがくしいん同居どうきょしていたため[13][86]独自どくじ会館かいかん建設けんせつ以前いぜんから検討けんとうされていた[86]
  5. ^ 衆議院しゅうぎいん参議院さんぎいん両院りょういんにおける文部もんぶ科学かがく委員いいんかい[70]
  6. ^ 1995年度ねんどにおいては「その事務じむとう」という名目めいもくで、備考びこうらんに「一般いっぱん事務じむ処理しょりとう」としるされている[104]
  7. ^ 国際こくさいてき営利えいり組織そしき複数ふくすうあるが[119]たとえば情報処理じょうほうしょり国際こくさい連合れんごう(IFIP)は情報処理じょうほうしょり学会がっかいが、国際こくさい計測けいそく連合れんごう英語えいごばん(IMEKO)は計測けいそく自動じどう制御せいぎょ学会がっかい[119]IFToMM英語えいごばん日本にっぽんIFToMM会議かいぎ[118]日本にっぽん代表だいひょうする会員かいいんになっていた。なお、このうち国際こくさい計測けいそく連合れんごうは2011ねん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎがNMOになったものの[120]、2020ねん時点じてんでの「加入かにゅう国際こくさい学術がくじゅつ団体だんたい」リストには掲載けいさいされていない[121]
  8. ^ 国際こくさい理論りろん物理ぶつりがく会議かいぎ」は「理論りろん物理ぶつりがく国際こくさい会議かいぎ」ともいわれ、京都大学きょうとだいがく日本にっぽん物理ぶつり学会がっかいとの共催きょうさいで、京都きょうと大学だいがく湯川ゆかわ記念きねんかんなどが会場かいじょうになった[128][129]
  9. ^ 組織そしき委員いいんかい委員いいんちょうえいみや正治しょうじによれば「このご挨拶あいさつは、英訳えいやく電光でんこう表示ひょうじされ、内外ないがい参加さんかしゃおおくがふか感激かんげきし、会議かいぎ終了しゅうりょうまで会場かいじょうのあちこちで感激かんげき感想かんそうかたられた」[122]とされる。さらに、えいみやは「参加さんかしゃもっと印象いんしょうづけ、また、参加さんかしゃもっと感動かんどうあたえたのは、天皇てんのう皇后こうごうのご臨席りんせき天皇陛下てんのうへいか開会かいかいしきにおけるスピーチであった」[122]述懐じゅっかいしており「りょう陛下へいかのご臨席りんせきは、その海外かいがいでもおおきな話題わだいになり、内外ないがい参加さんかしゃより感激かんげきのメッセージがとどいている。また、このご臨席りんせきは、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ方々かたがたおおきなささえによってはじめて可能かのうとなった」[122]指摘してきしている。
  10. ^ 国際こくさい微生物びせいぶつがく連合れんごう会議かいぎ自体じたいやく4800めい参加さんかしゃあつめたが、記念きねん式典しきてんやく700めい記念きねん懇談こんだんかい(レセプション)はやく130めいしか参加さんかできなかった[131][125]
  11. ^ 日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ会員かいいんだい19だい4幹事かんじ[50]連携れんけい会員かいいん[89]歴任れきにん
  12. ^ 仁科にしな死後しご学術がくじゅつ行政ぎょうせいにおける仁科にしな責務せきむ弟子でしである朝永あさなが振一郎しんいちろういだ[141]
  13. ^ インドインドネシアシンガポールタイ大韓民国だいかんみんこく中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく日本にっぽんフィリピンベトナムマレーシアの10かこく[148]
  14. ^ 1995年度ねんどにはやく11おくえん日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ予算よさんのうち2220まん5000えん計上けいじょうされていた[104]
  15. ^ 1953ねん昭和しょうわ28ねん)には1けん、1954ねんはなし。1955-1966ねんとしに1 - 3けん、1967-1976ねんとしに3 - 5けん、1977-1989ねん毎年まいとし4けん、1990-1995ねん毎年まいとし6けん変遷へんせんしている[157]
  16. ^ アジア若手わかて科学かがくしゃ会議かいぎでは「持続じぞく可能かのう環境かんきょうけて明確めいかくなインパクトをもたらすこと-若手わかて科学かがくしゃたちのレンズをとおして主要しゅよう課題かだい可能かのう解決かいけつさくかんがえる-」という宣言せんげん採択さいたくされている[147]
  17. ^ 共著きょうちょしゃ - 亀山かめやま直人なおと羽仁はに五郎ごろう大内おおうち兵衛ひょうえ坂田さかた昌一しょういち末川すえかわはく我妻あづまさかえ[221]
  18. ^ SLを「サイエンス・リエゾン・グループ」[227]としている場合ばあいもある。
  19. ^ 衆院しゅういんほん会議かいぎの「科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこうかんする決議けつぎ」にもとづき内閣ないかくした設置せっちされる予定よていだった委員いいんかいがGHQの反対はんたいつくられなかったため、その予算よさんもちいられた[13]
  20. ^ 学術がくじゅつ研究けんきゅう刷新さっしん委員いいんかい委員いいん選出せんしゅつたり、関連かんれんがく協会きょうかいから選定せんていじん推薦すいせんし、その選出せんしゅつじん委員いいん選挙せんきょえらぶという方式ほうしきられた[228]。なお、総合そうごう部門ぶもんでは民主みんしゅ主義しゅぎ科学かがくしゃ協会きょうかいといった民主みんしゅ団体だんたいから代表だいひょう選出せんしゅつされたとわれている[228]
  21. ^ 当時とうじ日本にっぽん大学だいがく教授きょうじゅ[229]
  22. ^ その一方いっぽうで、日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ関係かんけいする研究けんきゅうしゃ中国ちゅうごくぐんの「国防こくぼう7こう」に所属しょぞくしていたことが2021ねん1がつほうじられている[239]せんにん計画けいかく#日本にっぽんとの関係かんけい革命かくめいてき祖国そこく敗北はいぼく主義しゅぎ参照さんしょう。)
  23. ^ また、政府せいふは「1983ねんほう改正かいせい以来いらい一貫いっかんしたかんがかたとしてっている」ものの、推薦すいせんされたものを任命にんめい拒否きょひすることはありるという日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎほうについて明瞭めいりょうかれたほう解釈かいしゃく文書ぶんしょはない[254]一方いっぽうとき首相しゅしょう学術がくじゅつ会議かいぎ推薦すいせんしたが義務ぎむはないとの見解けんかいしるした2018ねん文書ぶんしょ内閣ないかく公表こうひょうした[255]加藤かとう勝信かつのぶ 官房かんぼう長官ちょうかんも「解釈かいしゃくわらないのでただちに公表こうひょうする必要ひつようはなかったと当時とうじ判断はんだんした」と説明せつめい[255]内閣ないかくふく大臣だいじん三ツ林みつばやし裕巳ひろみ学術がくじゅつ会議かいぎ推薦すいせん首相しゅしょうしたがわないことは可能かのうとしたうえで、「会員かいいん任命にんめいせいになったときからこのかんがかた前提ぜんていだ。解釈かいしゃく変更へんこうおこなったものではない」とべている[256]
  24. ^ 総理府そうりふ総務そうむ長官ちょうかん試案しあん」とかれる場合ばあいもある[265]
  25. ^ 政府せいふ国会こっかい答弁とうべんで「総理そうり大臣だいじん任命にんめい会員かいいん任命にんめい左右さゆうするということかんがえておりません」「任命にんめいせいいておりますが、これが実質じっしつてきなものだというふうにわたしどもは理解りかいしておりません」「その推薦すいせんせいもちゃんとどめをつけて、ただかたちだけの推薦すいせんせいであって、学会がっかいほうから推薦すいせんをしていただいたもの拒否きょひはしない、そのとおりのかたちだけの任命にんめいをしていく」「政府せいふ干渉かんしょうしたり中傷ちゅうしょうしたり、そういうものではない」と政府せいふ答弁とうべんおこなっている[269]
  26. ^ 1956ねん昭和しょうわ31ねん)3がつとしている文献ぶんけんもある[4]
  27. ^ 前年ぜんねんの1961ねん昭和しょうわ36ねん)4がつ総会そうかいで「基礎きそ科学かがく振興しんこう5原則げんそく」が確認かくにんされていた[306][307]
  28. ^ 法人ほうじんだけでなく内閣ないかく基本きほん方針ほうしんには外部がいぶ有識者ゆうしきしゃから意見いけんく「選考せんこう助言じょげん委員いいんかい」や外部がいぶしゃ過半数かはんすうめる「運営うんえい助言じょげん委員いいんかい」、外部がいぶ有識者ゆうしきしゃによる「評価ひょうか委員いいんかい」の設置せっちふくまれている[320]多様たようせいのため正会員せいかいいん外国がいこくじん会員かいいんもうけることも提案ていあんされており、くに期間きかんだと外国がいこくじんれられないためくにから独立どくりつする論拠ろんきょになっているという[321]。また、寄付きふれなど財源ざいげん多様たよう課題かだいであるが、独立どくりつせい担保たんぽ課題かだいになっている[320][321]

出典しゅってん

編集へんしゅう
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参考さんこう文献ぶんけん

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研究けんきゅうしゃによる文献ぶんけん

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日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎ関係かんけい

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報道ほうどう評論ひょうろん

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関連かんれん文献ぶんけん

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外部がいぶリンク

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