司教しきょう杖つえ（しきょうじょう）は、司教しきょう（主教しゅきょう）が祭式さいしきの時ときに手てに持もつ杖つえのことである。牧まき杖つえ、あるいはバクルス（ラテン語らてんご: baculus）ともいう。
典礼てんれいの冠かんむりのミトラ同様どうよう、司教しきょう（主教しゅきょう）の権能けんのうの象徴しょうちょうである。司つかさ牧者ぼくしゃとしてその教区きょうくの信徒しんとを牧まきすることを表あらわすため、カトリック教会きょうかいの司教しきょう杖つえは羊ひつじ飼かいの杖つえに似にせて、先端せんたんが曲まがったゼンマイのような形かたちをしている。聖せい公会こうかいでは牧まき杖つえあるいはパストラルスタッフという。
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