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艦上機 - Wikipedia

艦上かんじょう

航空こうくう母艦ぼかんでの運用うんよう可能かのう航空機こうくうき

艦上かんじょう(かんじょうき)は、飛行ひこう甲板かんぱんから自力じりき滑走かっそうはつかんし、ちょく接着せっちゃくかん可能かのう航空機こうくうきのこと。

アレスティング・フックSTOBARおよCATOBAR方式ほうしき使用しようする。
カタパルトのシャトルと連結れんけつされたフック。ブライドルケーブルを装着そうちゃくするフックは現在げんざい使用しようされない。

艦艇かんてい搭載とうさいされるいわゆる艦載かんさいのうち、航空こうくう母艦ぼかん運用うんようされる機体きたい艦上かんじょう、あるいは空母くうぼ搭載とうさいしょうする[1]大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐんでは飛行ひこう甲板かんぱんから直接ちょくせつ発着はっちゃくかんできる航空機こうくうきとく艦上かんじょう区別くべつした。現在げんざいではこの意味いみ艦上かんじょうのことをしてしばしば艦載かんさいばれる。

特徴とくちょう

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航空こうくう母艦ぼかん搭載とうさいされる機体きたいは、機種きしゅくらべてきびしい条件じょうけんさらされるため比較的ひかくてき堅牢けんろうであることやせま艦上かんじょうでの運用うんようたいする柔軟じゅうなんせいもとめられる。とくにカタパルトからの射出しゃしゅつちゃくかん制動せいどうさくをつかうちゃくかんとう衝撃しょうげきたいするものや、格納庫かくのうこやエレベーターでのまわしのためつばさたた機構きこうとうげられる。また対空たいくう対地たいちたいせん救難きゅうなん救助きゅうじょ輸送ゆそう偵察ていさつ観測かんそく管制かんせいといった多種たしゅ多様たよう用途ようと機体きたい存在そんざいする[2]

艦上かんじょうCTOLくらべて構造こうぞうちがいがあり、カタパルト射出しゃしゅつおこな機体きたいかぎらず構造こうぞう強化きょうかされたぜんあしにダブルタイヤが装着そうちゃくされる。CATOBAR方式ほうしき対応たいおうする場合ばあい主翼しゅよくまたは胴体どうたいにシャトルとつなぐためのブライドルケーブルを装着そうちゃくするフックまたは、前輪ぜんりんにカタパルトのシャトルと連結れんけつするフックが装着そうちゃくしてある。STOVL方式ほうしきでない場合ばあい空母くうぼ艦上かんじょうやく100m程度ていど範囲はんい確実かくじつ停止ていしできるよう、3ほん前後ぜんこう装備そうびされたちゃくかん制動せいどうさくっかけるちゃくかんフックがそなけられている。また収容しゅうよう事情じじょうにより、ちいさいつばさ面積めんせきでも低速ていそくたか揚力ようりょく発生はっせいさせることがもとめられる[3]。そして艦載かんさい同様どうよう潮風しおかぜ長期間ちょうきかんさらされるためぼうさび塗装とそうがされている。

おも艦上かんじょう

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だい世界せかい大戦たいせん以前いぜん

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だい世界せかい大戦たいせん

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現代げんだい

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 石川いしかわ, 潤一じゅんいち艦上かんじょう発達はったつ (特集とくしゅう 世界せかい空母くうぼ 2015)」『世界せかい艦船かんせんだい825ごう海人あましゃ、2015ねん11月、102-109ぺーじNAID 40020597385 
  2. ^ Fred T. Jane (2005). Jane's All the World's Aircraft. Jane's Information Group.
  3. ^ F-35C, incremento superficie alare”. paginedidifesa.it.. 2018ねん10がつ2にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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