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飛行管理装置 - Wikipedia

飛行ひこう管理かんり装置そうち(ひこうかんりそうち、えい: Flight Management System:FMS)とは、航空機こうくうきおも旅客機りょかくき軍用ぐんようとう)の飛行ひこうとう統括とうかつするアビオニクスシステム総称そうしょうである。

概要がいよう

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FMSは、飛行ひこう管理かんりコンピュータ(FMC:Flight Management Computer)、オートパイロット(Auto Flight System)、各種かくしゅ航法こうほう機器きき/慣性かんせい航法こうほう装置そうち(INS:Inertial navigation system)/GPS技術ぎじゅつ一体化いったいかさせた装置そうちであり、エアバスA300(-600)、ボーイング757とう1980年代ねんだい以降いこう製造せいぞうされた現代げんだい旅客機りょかくきのほとんどに搭載とうさいされている。

FMCの入出力にゅうしゅつりょく装置そうち、CDU(Control Display Unit)はコックピットの座席ざせきよこ配置はいちされている場合ばあいおおく、このCDUからの入力にゅうりょく情報じょうほうもと飛行ひこうルートをナビゲーション・ディスプレイに表示ひょうじしたり、センサーるいもと慣性かんせい航法こうほう装置そうちやGPSを利用りようした自動じどう操縦そうじゅうおこなったりする。また、悪天候あくてんこうおよ着陸ちゃくりくコースからおおきくそれた場合ばあいなどに計器けいき着陸ちゃくりく装置そうちのローラカイザ、グライドパスの誘導ゆうどう電波でんぱ受信じゅしんして自動的じどうてき着陸ちゃくりくさせたり、エンジン出力しゅつりょくをコントロールしたりすること可能かのうであり、最新さいしんがた旅客機りょかくき普通ふつう搭載とうさいされているアビオニクスである。

ちなみにボーイング747-400ひとし大型おおがた旅客機りょかくきのCDUでは、ディスプレイのりょうよこに6つずつ画面がめん選択せんたくキーがあり、したにはアルファベット数字すうじのキーパッドとう57のキーが配置はいちされている。

FMCが故障こしょうした場合ばあいでも、CDUに入力にゅうりょくした航路こうろ情報じょうほうもとにオートパイロットを使つかったり、CDUを使つかって計器けいき着陸ちゃくりく装置そうちとう手動しゅどう受信じゅしんすることは可能かのうである。

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