1955年 ねん 時点 じてん でアメリカ海軍 かいぐん は遷音速 そく 大型 おおがた 艦上 かんじょう 核 かく 攻撃 こうげき 機 き ダグラス A3D(A-3)スカイウォーリア を運用 うんよう していたが、当時 とうじ の航空機 こうくうき の急速 きゅうそく な発展 はってん により早々 そうそう に陳腐 ちんぷ 化 か し後継 こうけい 機 き を必要 ひつよう としていた。これに対 たい して、1953年 ねん 半 なか ばからノースアメリカン社 しゃ がNorth American General Purpose Attack Weapon(NAGPAW)として自主 じしゅ 研究 けんきゅう していた超 ちょう 音速 おんそく 艦上 かんじょう 核 かく 攻撃 こうげき 機 き の一 ひと つであるNA-233 案 あん が採用 さいよう された。1956年 ねん 8月 がつ 29日 にち に契約 けいやく が結 むす ばれ、"YA3J "の仮 かり 制式 せいしき 番号 ばんごう が与 あた えられた。その2年 ねん 後 ご の1958年 ねん 8月 がつ 31日 にち にはYA3J-1 試作 しさく 1号機 ごうき (145157)が初 はつ 飛行 ひこう している。1957年 ねん には先行 せんこう 量産 りょうさん 型 がた A3J が発注 はっちゅう され、1960年 ねん からは本格 ほんかく 量産 りょうさん 型 がた A3J-1 が発注 はっちゅう された。
1962年 ねん 9月18日 にち には命名 めいめい 法 ほう 改正 かいせい が行 おこな われ、"A-5A "に名称 めいしょう が変更 へんこう されている。
A-5(A3J-1)は1960年 ねん 12月13日 にち に、アメリカ海軍 かいぐん の操縦 そうじゅう 士 し ルロイ・ヒース中佐 ちゅうさ と爆 ばく 撃 げき 航法 こうほう 士 し ラリー・モンロー中尉 ちゅうい により、1,000kgの搭載 とうさい 物 ぶつ を積載 せきさい してM2.1からのズームアップにより高度 こうど 27,874.2mまで到達 とうたつ した。この記録 きろく は13年 ねん 以上 いじょう 破 やぶ られることはなかった。
A3J1は高速 こうそく 力 りょく で敵 てき 防空 ぼうくう 網 もう を突破 とっぱ するために野心 やしん 的 てき な設計 せっけい となっていた。高 こう 翼 つばさ 配置 はいち のクリップド・デルタ形 がた の主翼 しゅよく と全 ぜん 遊 ゆう 動 どう 式 しき の水平 すいへい ・垂直 すいちょく 尾翼 びよく や二 に 次元 じげん 可変 かへん インテイクで吸気 きゅうき する胴体 どうたい 後部 こうぶ の2基 き のJ79 ターボジェットエンジン 、さらにはエンジン回 まわ りなど重要 じゅうよう な構造 こうぞう 部 ぶ にチタン を使用 しよう する等 ひとし 、後 ご のMiG-25 、F-15 といった速力 そくりょく マッハ2以上 いじょう の軍用 ぐんよう 機 き の先駆 さきが けともいえる構成 こうせい となっていた。なお、実物 じつぶつ 大 だい モックアップの時点 じてん ではハンガーデッキの高 たか さ制限 せいげん を満足 まんぞく するためにMiG-25やF-15と同様 どうよう の双 そう 垂直 すいちょく 尾翼 びよく だったが、F-14 の経緯 けいい と逆 ぎゃく を行 い く一 いち 枚 まい の垂直 すいちょく 尾翼 びよく への改定 かいてい 要求 ようきゅう から、主翼 しゅよく 、機首 きしゅ に加 くわ え、垂直 すいちょく 尾翼 びよく まで折 お り畳 たた むようになっている。
主翼 しゅよく 外皮 がいひ はアルミニウム -リチウム 合金 ごうきん 削 けず り出 だ しによる完全 かんぜん 一体 いったい 整形 せいけい となっていた。高速 こうそく 化 か のための翼 つばさ 面積 めんせき 削減 さくげん と実用 じつよう 上 じょう は無意味 むいみ な相対 そうたい 風速 ふうそく 0での離 はなれ 艦 かん という要求 ようきゅう の両立 りょうりつ のために吹 ふ き出 だ しフラップ (Blown flap ) を装備 そうび したが、着 ちゃく 艦 かん 速度 そくど を抑 おさ えきれず、未熟 みじゅく 、もしくは不注意 ふちゅうい な操縦 そうじゅう 士 し にとって困難 こんなん な作業 さぎょう となった。フラップ部分 ぶぶん を大 おお きくするためにロール制御 せいぎょ を水平 すいへい 尾翼 びよく の差 さ 動 どう と左右 さゆう 各 かく 3枚 まい のスポイラー の協調 きょうちょう 動作 どうさ で行 おこな うことによりエルロン を省略 しょうりゃく している。
空気 くうき 抵抗 ていこう 削減 さくげん のためにアレスティング・フック は飛行 ひこう 時 じ は機内 きない に収納 しゅうのう し、空中 くうちゅう 給油 きゅうゆ 装置 そうち も機内 きない に収納 しゅうのう する。またエンジンベイの熱 ねつ 反射 はんしゃ に金 きむ を使用 しよう したり、高温 こうおん になる機体 きたい の幾 いく 箇所 かしょ では一般 いっぱん 的 てき な油圧 ゆあつ ではなく窒素 ちっそ を使用 しよう したりもしていた。操縦 そうじゅう 系 けい にはフライ・バイ・ワイヤ を装備 そうび したが、これは当時 とうじ としては複雑 ふくざつ なシステムとなり、整備 せいび を困難 こんなん なものにしていた。
電子 でんし 装備 そうび として、マルチモードレーダー、Pilot's Projected Display Indicator(PPDI)と呼 よ ばれたヘッドアップディスプレイ 、機首 きしゅ 下部 かぶ に設置 せっち されて画像 がぞう をPPDIや後部 こうぶ 席 せき レーダーディスプレイに表示 ひょうじ するテレビカメラ、夜間 やかん 飛行 ひこう 用 よう のRadar-Equipped Inertial Navigation System(REINS)、集積 しゅうせき 回路 かいろ デジタルコンピュータVersatile Digital Analyzer(VERDAN)からなるAN/ASB-12航法 こうほう 攻撃 こうげき 装置 そうち が搭載 とうさい されている。これらも開発 かいはつ 当時 とうじ の装備 そうび としては非常 ひじょう に高度 こうど かつ高価 こうか で複雑 ふくざつ なものであった。
乗員 じょういん は操縦 そうじゅう 士 し と爆 ばく 撃 げき 兼 けん 航法 こうほう 手 しゅ の2名 めい である。前後 ぜんご 席 せき は独立 どくりつ したクラムシェル式 しき キャノピーで、前 ぜん 席 せき は強化 きょうか アクリル製 せい だが後 こう 席 せき は金属 きんぞく 製 せい で両 りょう 側面 そくめん に小型 こがた 窓 まど を持 も つため、単座 たんざ 機 き のようにも見 み える。
リニアボムベイの内部 ないぶ 構造 こうぞう
A-5(A3J)の特徴 とくちょう として、核 かく 爆 ばく 弾 だん を胴体 どうたい 内 ない の“リニアボムベイ(linear bomb bay)”と呼称 こしょう される独特 どくとく の爆 ばく 弾倉 だんそう に収容 しゅうよう する独自 どくじ の設計 せっけい がある。これは双発 そうはつ のエンジンの間 あいだ に筒 つつ 状 じょう の内部 ないぶ 空間 くうかん を設 もう け、ここにMk28(B28) を始 はじ めとした核 かく 爆 ばく 弾 だん 1発 はつ と2個 こ の増設 ぞうせつ 燃料 ねんりょう タンクを連結 れんけつ して収容 しゅうよう し、後端 こうたん を脱着 だっちゃく 式 しき のテイルコーンで閉鎖 へいさ するものである。
核 かく 爆 ばく 弾 だん 投下 とうか 時 じ にはまずテイルコーンを切 き り離 はな し、目標 もくひょう 到達 とうたつ 時点 じてん でほぼ空 そら になっている2個 こ の増設 ぞうせつ 燃料 ねんりょう タンクと核 かく 爆 ばく 弾 だん をドローグガン(drogue gun)によって50フィート / 秒 びょう (15.24m / 秒 びょう )の速度 そくど で後方 こうほう に射出 しゃしゅつ する。これによりA-5は超 ちょう 音速 おんそく 飛行 ひこう 状態 じょうたい のまま核 かく 爆 ばく 弾 だん の投下 とうか が可能 かのう で、投下 とうか 時 じ の速度 そくど 低下 ていか を極力 きょくりょく 抑 おさ えることを狙 ねら っていた。この設計 せっけい は高速 こうそく 飛行 ひこう の障害 しょうがい となる爆 ばく 弾 だん や燃料 ねんりょう タンクを機外 きがい に懸垂 けんすい する必要 ひつよう がなく、また通常 つうじょう の爆 ばく 弾倉 だんそう のように投下 とうか 時 じ に扉 とびら を開 ひら く必要 ひつよう がない上 うえ に機外 きがい 放出 ほうしゅつ した核 かく 爆 ばく 弾 だん が投下 とうか 機 き の発生 はっせい させる衝撃波 しょうげきは の影響 えいきょう を極力 きょくりょく 小 ちい さくできる[ 注 ちゅう 2] 、という利点 りてん があったが、運用 うんよう してみるとカタパルト 射出 しゃしゅつ 時 じ の加速 かそく で燃料 ねんりょう タンクが機外 きがい に放出 ほうしゅつ されてしまうなどのトラブルも多 おお く、またリニアボムベイに核 かく 爆 ばく 弾 だん を1発 はつ しか搭載 とうさい できないため、汎用 はんよう 性 せい がないという問題 もんだい があった。
連結 れんけつ した核 かく 爆 ばく 弾 だん と増設 ぞうせつ 燃料 ねんりょう タンクは"stores train"と通称 つうしょう され、最後 さいご 端 はし の燃料 ねんりょう タンクは後方 こうほう に整流 せいりゅう 用 よう の折 おり 畳 たたみ 式 しき フィンが取 と り付 つ けてあり、投下 とうか コースを安定 あんてい させる役目 やくめ を果 は たしていた。リニアボムベイは核 かく 爆 ばく 弾 だん を搭載 とうさい せず増設 ぞうせつ 燃料 ねんりょう タンクを3個 こ 搭載 とうさい することも可能 かのう で、空中 くうちゅう 給油 きゅうゆ 装置 そうち を搭載 とうさい してA-5を空中 くうちゅう 給油 きゅうゆ 機 き として運用 うんよう することもできた[ 1] 。
主翼 しゅよく 下 か にハードポイント(A-5A(A3J-1) は左右 さゆう それぞれ1ヶ所 かしょ 、A-5Bは2ヶ所 かしょ )があり、必要 ひつよう に応 おう じてパイロンを増設 ぞうせつ して核 かく 爆 ばく 弾 だん を含 ふく む各種 かくしゅ 爆 ばく 弾 だん 、ロケット弾 だん 、空 そら 対地 たいち ミサイル 、増 ぞう 槽 そう を装備 そうび できたが、外部 がいぶ に兵 へい 装 そう を装着 そうちゃく した状態 じょうたい では超 ちょう 音速 おんそく 飛行 ひこう 性能 せいのう に影響 えいきょう を及 およ ぼすため、通常 つうじょう の作戦 さくせん ではリニアボムベイのみを使用 しよう することになっていた。
搭載 とうさい 可能 かのう な兵 へい 装 そう を列挙 れっきょ 展示 てんじ して撮影 さつえい されたA3J-2
1961年 ねん には訓練 くんれん 部隊 ぶたい のアメリカ海軍 かいぐん 第 だい 3重 じゅう 攻撃 こうげき 飛行 ひこう 隊 たい (VAH-3)から配備 はいび が開始 かいし されている。
なお、A-5(A3J) / RA-5共 ども に、外国 がいこく 軍隊 ぐんたい への売却 ばいきゃく および供与 きょうよ はなされていない。
1962年 ねん 8月 がつ から実戦 じっせん 配備 はいび されたが、攻撃 こうげき 機 き 型 がた は2個 こ 飛行 ひこう 隊 たい (VAH-1,VAH-7)にしか配備 はいび されず、実働 じつどう 任務 にんむ としては母艦 ぼかん 航空 こうくう 隊 たい として数 すう 回 かい 地中海 ちちゅうかい へ派遣 はけん された。また1962年 ねん 11月のキューバ危機 きき では、VAH-1のA-5Aはフロリダ州 しゅう のキーウェストに展開 てんかい し、キューバへの核 かく 攻撃 こうげき をも辞 じ さない、という合衆国 がっしゅうこく 政府 せいふ の強硬 きょうこう 姿勢 しせい を表明 ひょうめい する一環 いっかん を担 にな った。
しかし、早 はや くも1964年 ねん には実戦 じっせん 部隊 ぶたい での就役 しゅうえき が終了 しゅうりょう し、1967年 ねん には後述 こうじゅつ のRA-5も含 ふく めて核 かく 攻撃 こうげき 任務 にんむ から外 はず されている。これは、ソビエト の防空 ぼうくう 体制 たいせい の評価 ひょうか により、航空機 こうくうき の進入 しんにゅう が困難 こんなん と判断 はんだん されたことと、潜水艦 せんすいかん 発射 はっしゃ 弾道 だんどう ミサイル の実用 じつよう 化 か により海軍 かいぐん の戦略 せんりゃく 的 てき 核 かく 攻撃 こうげき 能力 のうりょく を航空 こうくう 母艦 ぼかん から弾道 だんどう ミサイル潜水 せんすい 艦 かん にシフトすることとなったためである。
RA-5C
高速 こうそく 飛行 ひこう を目的 もくてき とした軽量 けいりょう 化 か のために初期 しょき 型 がた は3.5G、後 のち に5G程度 ていど と耐 たい G強度 きょうど が低 ひく く、また、リニアボムベイをはじめ核 かく 爆 ばく 弾 だん 投下 とうか に特 とく 化 か した設計 せっけい であるために通常 つうじょう 兵器 へいき 主体 しゅたい の運用 うんよう へ対応 たいおう 出来 でき ずに攻撃 こうげき 任務 にんむ から外 はず され、最大 さいだい 速度 そくど がマッハ2以上 いじょう と高速 こうそく であることから偵察 ていさつ 機 き に改修 かいしゅう されることとなった。
1962年 ねん から偵察 ていさつ 機 き 型 がた RA-5の発注 はっちゅう が開始 かいし された。新造 しんぞう 機 き 、改修 かいしゅう 機 き とも最終 さいしゅう 的 てき にはRA-5Cとなっている。A-5Aからの変更 へんこう 点 てん としては、大型 おおがた ハンプパックの胴体 どうたい 上面 うわつら への装着 そうちゃく による燃料 ねんりょう タンクの追加 ついか 、各種 かくしゅ 偵察 ていさつ 用 よう カメラ (可視 かし 光線 こうせん ・赤外線 せきがいせん )やAN/ALQ-61電子 でんし 偵察 ていさつ システム用 よう のPassive electronics countermeasures(PECM)アンテナ、AN/AAS-21赤外線 せきがいせん センサー、AN/APD-7側 がわ 方 かた 監視 かんし レーダーなどを搭載 とうさい するカヌー型 がた フェアリングの胴体 どうたい 下面 かめん への装着 そうちゃく であり、リニアボムベイを転用 てんよう しなかったため、運用 うんよう 当初 とうしょ のRA-5Cは核 かく 爆 ばく 弾 だん も搭載 とうさい 可能 かのう であった。ただし、偵察 ていさつ 任務 にんむ 実施 じっし 時 じ 、また本 ほん 機 き が核 かく 攻撃 こうげき 任務 にんむ から解放 かいほう された後 のち は、爆 ばく 弾 だん 搭載 とうさい 箇所 かしょ には燃料 ねんりょう タンクが装備 そうび された。
RA-5Cは1963年 ねん に第 だい 5重 じゅう 攻撃 こうげき 飛行 ひこう 隊 たい (1964年 ねん 以降 いこう は第 だい 5偵察 ていさつ 重 じゅう 攻撃 こうげき 飛行 ひこう 隊 たい (RVAH-5)に改称 かいしょう )から部隊 ぶたい 配備 はいび が開始 かいし された。1964年 ねん からはベトナム戦争 せんそう に投入 とうにゅう され、南シナ海 みなみしなかい に展開 てんかい する空母 くうぼ 機動 きどう 部隊 ぶたい から北 きた ベトナム上空 じょうくう へ出撃 しゅつげき している。高速 こうそく 力 りょく を生 い かした偵察 ていさつ を行 おこな ったものの、損害 そんがい も大 おお きく18機 き が撃墜 げきつい されている。
ベトナム戦争 せんそう 後 ご も配備 はいび は続 つづ いたが、前述 ぜんじゅつ の機体 きたい 強度 きょうど の点 てん や、艦上 かんじょう 機 き としては並外 なみはず れて大型 おおがた である故 ゆえ に運用 うんよう 面 めん で苦労 くろう が伴 ともな う(例 たと えば格納庫 かくのうこ では垂直 すいちょく 尾翼 びよく も折 お りたたみ、エレベーター上 じょう では機首 きしゅ レドームも垂直 すいちょく にはね上 あ げる必要 ひつよう があった)ことなどから、海軍 かいぐん はF-14 偵察 ていさつ 兼任 けんにん 型 がた が充足 じゅうそく するまでの間 あいだ RF-8G を(偵察 ていさつ 能力 のうりょく が劣 おと るのは承知 しょうち の上 うえ で)つなぎで用 もち いることとし、1979年 ねん 11月 がつ までにRA-5Cは全 ぜん 機 き 退役 たいえき した。
A-5A
全長 ぜんちょう :23.32m
全幅 ぜんぷく :16.15m
全高 ぜんこう :5.92m
主翼 しゅよく 面積 めんせき : 65.03m2
空虚 くうきょ 重量 じゅうりょう : 14,839kg
運用 うんよう 重量 じゅうりょう : 21,559kg
最大 さいだい 離陸 りりく 重量 じゅうりょう : 25,534kg
エンジン:J79-GE-2,4/8 ターボジェットエンジン(A/B推力 すいりょく 7,325kgf/7,711kgf)2基 き
最大 さいだい 速度 そくど :2,125km/h=M1.73(高度 こうど 12,192m), 1,297km/h=M1.06(海面 かいめん 高度 こうど )
海面 かいめん 上昇 じょうしょう 率 りつ : 2,438m/min
巡航 じゅんこう 高度 こうど : 15,880m
戦闘 せんとう 行動 こうどう 半径 はんけい : 2,026km
最大 さいだい 航続 こうぞく 距離 きょり :2,908km / 5,150km(外部 がいぶ 増 ぞう 槽 そう 使用 しよう 時 じ )
乗員 じょういん :2名 めい
搭載 とうさい 武装 ぶそう
胴体 どうたい 内 ない : Mk.27/Mk.28/Mk.43熱 ねつ 核 かく 爆 ばく 弾 だん 1
翼下 よくか パイロン : Mk.43熱 ねつ 核 かく 爆 ばく 弾 だん 2 または通常 つうじょう 爆 ばく 弾 だん 最大 さいだい 2,270kg
RA-5C
全長 ぜんちょう :23.32m
全幅 ぜんぷく :16.15m
全高 ぜんこう :5.92m
主翼 しゅよく 面積 めんせき : 70.02m2
空虚 くうきょ 重量 じゅうりょう : 17,024kg
運用 うんよう 重量 じゅうりょう : 25,227kg
最大 さいだい 離陸 りりく 重量 じゅうりょう : 36,133kg
エンジン:J79-GE-8/10 ターボジェットエンジン(A/B推力 すいりょく 7,711kgf/8,118kgf)2基 き
最大 さいだい 速度 そくど :2,125km/h=M1.73(高度 こうど 12,192m), 1,297km/h=M1.06(海面 かいめん 高度 こうど )
海面 かいめん 上昇 じょうしょう 率 りつ : 2,012m/min
巡航 じゅんこう 高度 こうど : 14,935m
戦闘 せんとう 行動 こうどう 半径 はんけい : 2,427km
最大 さいだい 航続 こうぞく 距離 きょり :3,299km / 4,828km(外部 がいぶ 増 ぞう 槽 そう 使用 しよう 時 じ )
乗員 じょういん :2名 めい
A-5 / RA-5 各 かく 型 かた の側面 そくめん 比較 ひかく 図 ず
YA3J-1(NA-247)
試作 しさく 機 き 。2機 き 製造 せいぞう 。
A-5A
量産 りょうさん 型 がた 。旧称 きゅうしょう A3J-1。57機 き 製造 せいぞう 。
NA-247
9機 き 製造 せいぞう 。
NA-263
14機 き 製造 せいぞう 。
NA-269
34機 き 製造 せいぞう 。
A-5B(NA-269)
旧称 きゅうしょう A3J-2。胴体 どうたい 上面 うわつら への燃料 ねんりょう タンクの追加 ついか 、ハードポイントを2から4へ増加 ぞうか 、高揚 こうよう 力 りょく 装置 そうち の加除 かじょ など。6機 き 製造 せいぞう 。
RA-5C
偵察 ていさつ 機 き 型 がた 。旧称 きゅうしょう A3J-3P。新造 しんぞう 91機 き の他 ほか 、A-5Aから43機 き 改修 かいしゅう された。
NA-269
12機 き 製造 せいぞう 。
NA-279
20機 き 製造 せいぞう 。
NA-283
23機 き 製造 せいぞう 。
RA-5C Phase II(NA-316)
空気 くうき 取 と り入 い れ口 こう の改良 かいりょう 及 およ び翼 つばさ とナセルへのフィレットの追加 ついか を行 おこな った改良 かいりょう 型 がた 。36機 き 製造 せいぞう 。
発展 はってん 型 がた
NA-247 "Retaliator"
1960年代 ねんだい にF-102 デルタダガー の後継 こうけい としてアメリカ空軍 くうぐん に提案 ていあん された高速 こうそく 迎撃 げいげき 機 き / 戦闘 せんとう 爆撃 ばくげき 機 き 型 がた 。提案 ていあん のみで実機 じっき は製作 せいさく されず、縮小 しゅくしょう スケールのモックアップが製作 せいさく されたのみに留 と まる。
YA3J-1(NA-247)を基 もと に、リニアボムベイにブースター としてロケットダイン XLR46-NA-2 ロケットエンジン を搭載 とうさい し、兵 へい 装 そう は機体 きたい 下面 かめん に搭載 とうさい する方式 ほうしき に変更 へんこう する構想 こうそう となっていた[ 2] [ 3] [ 4]
NR-349のコンセプトモデル
NR-349
1970年 ねん にアメリカ空軍 くうぐん がF-101 ヴードゥー およびF-102 / F-106 デルタダート の後継 こうけい 機 き の開発 かいはつ 計画 けいかく として企画 きかく したIMI(Improved Manned Interceptor:改良 かいりょう 型 がた 有人 ゆうじん 要撃 ようげき 機 き )構想 こうそう に提案 ていあん された超 ちょう 音速 おんそく 迎撃 げいげき 機 き としての発展 はってん 型 がた 。IMI構想 こうそう の中止 ちゅうし により提案 ていあん のみに留 と まる。
リニアボムベイを廃止 はいし して確保 かくほ した空間 くうかん にJ79 ターボジェットエンジン を追加 ついか 、機体 きたい 上面 うわつら に左右 さゆう 分割 ぶんかつ 式 しき の空気 くうき 取 と り入 い れ口 こう を新設 しんせつ して3発 はつ 機 き とし、機首 きしゅ 部分 ぶぶん を再 さい 設計 せっけい してAIM-54 フェニックス 空 そら 対空 たいくう ミサイル の運用 うんよう 能力 のうりょく を追加 ついか するというもので、AIM-54は胴体 どうたい 下面 かめん に並列 へいれつ 2発 はつ を3列 れつ 、計 けい 6発 はつ を搭載 とうさい できる構想 こうそう であった[ 5] 。
^ 日本語 にほんご におけるカタカナ 表記 ひょうき では“ビジランティ ”とも。
^ 超 ちょう 音速 おんそく 飛行 ひこう 時 じ に外側 そとがわ に開 ひら く方式 ほうしき の爆 ばく 弾倉 だんそう 扉 とびら を開放 かいほう することは大 おお きな空気 くうき 抵抗 ていこう 源 げん となり、また衝撃波 しょうげきは や乱 らん 流 りゅう が発生 はっせい する。このため投下 とうか 母 はは 機 き に危険 きけん が生 しょう じるうえに投下 とうか する爆 ばく 弾 だん の飛翔 ひしょう コースを乱 みだ す原因 げんいん になる。
アメリカ海軍 かいぐん の艦上 かんじょう 核 かく 攻撃 こうげき 機 き