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AMD Catalyst - Wikipedia
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AMD Catalyst

グラフィックドライバ

AMD Catalyst (エーエムディー カタリスト) は、かつてAMD（旧きゅうATI）が開発かいはつしていたグラフィックドライバおよびユーティリティソフトウェア。AMD Radeon (旧きゅうATI Radeon) シリーズ、AMD FirePro (旧きゅうATI FirePro) シリーズ、AMD APUに対応たいおうしている。旧称きゅうしょうはATI Catalyst。

AMD Catalyst
開発元かいはつもと AMD
初版しょはん 2002年ねん6月がつ13日にち (22年ねん前まえ) (2002-06-13)[1]
最新さいしん版ばん
15.7.1 / 2015年ねん7月がつ29日にち (9年ねん前まえ) (2015-07-29)[2]
最新さいしん評価ひょうか版ばん
15.11.1 / 2015年ねん11月16日にち (8年ねん前まえ) (2015-11-16)[3]
対応たいおうOS
後継こうけい AMD Radeon Software
サポート状じょう況きょう 終了しゅうりょう
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提供ていきょうされるソフトウェアのバージョン番号ばんごうは「(公開こうかいされた年としの下した1桁けた、2010からは下した2桁けた).(公開こうかいされた月つき)」となっている。ただし、これらはドライバーの内部ないぶバージョンとは異ことなる。

FireProシリーズ用ようの「Catalyst Pro」はワークステーション向むけのドライバーであり、OpenGLや各種かくしゅプロフェッショナル向むけグラフィックスアプリケーションソフトウェアへの最適さいてき化かがなされている[4]。

Catalystに含ふくまれるもの

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  • Catalystディスプレイドライバー (Direct3D/OpenGL/Mantle)
  • OpenCLドライバー
  • DisplayPort/HDMI用ようオーディオドライバー
  • Catalyst Control Center（カタリスト・コントロール・センター、略称りゃくしょうCCC）- 動作どうさには.NET Frameworkの導入どうにゅうが必要ひつよう
  • AVIVO - HDのGPU支援しえんプログラム。
  • Hydravision （ハイドラビジョン）- マルチディスプレイ用ようドライバソフトウェア
  • Multi-Media Center (MMC) and Remote Wonder (RW)

3D設定せってい

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記述きじゅつのドライバはデスクトップ版ばんCatalyst 10.6とする。なお、AMD690G/780G/880Gなどのチップセット統合とうごう型がたグラフィックスでは性能せいのう的てきな制約せいやくから一部いちぶの3D設定せっていが適用てきよう出来できない様ようになっているが基本きほん的てきな設定せってい項目こうもくに変かわりはない。

全体ぜんたいの設定せっていとして、パフォーマンス - 画質がしつの間あいだで調整ちょうせい可能かのうであり、レベルは「最適さいてきパフォーマンス」「ハイパフォーマンス」「バランス」「パフォーマンス」「高画質こうがしつ」「最適さいてき画質がしつ」の6通とおりあり、左ひだりに調整ちょうせいするほど画質がしつが荒あらく高速こうそくに描画びょうがされ、右みぎに調整ちょうせいするほど画質がしつが向上こうじょうし描画びょうが負荷ふかが増大ぞうだいする。

アンチエイリアシング

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フィルターレベルは「Box」「Narrow-tent」「Wide-tent」「Edge-detect」の4つがあり、倍率ばいりつを上昇じょうしょうさせることで画質がしつが向上こうじょうするが相応そうおうして描写びょうしゃ負荷ふかが増大ぞうだいする。

適応てきおうアンチエイリアシング

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  • 「スーパーサンプリング」は軽けい負荷ふか＋中ちゅう画質がしつの「パフォーマンス」と、高こう負荷ふか＋高画質こうがしつの「画質がしつ」設定せっていがある。
  • 「マルチサンプリング」は「滑なめらか」「鮮明せんめい」の間あいだに調整ちょうせい箇所かしょが4つあり、左ひだりに調整ちょうせいする程ほど軽けい負荷ふか＋中ちゅう画質がしつになり、右みぎに調整ちょうせいする程ほど高だか負荷ふか＋高画質こうがしつになる。

異あや方かた性せいフィルタリング

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1ピクセルごとのサンプル数すうを2x - 16xの間あいだで調整ちょうせい出来でき、値ねが大おおきい程ほど高画質こうがしつになり奥行おくゆき感かんが増ますが、高こう負荷ふかになる。

Catalyst A.I

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ドライバがサポートするアプリケーションが起動きどうした時ときに、それに最適さいてき化かされた動作どうさ設定せっていを呼よび出だすので、無効むこう化かされているとAAが効きかないケースもある。ただし古ふるいゲームでは無効むこう化かしないと動作どうさ不安定ふあんていになる事こともある。

ミップマップ詳細しょうさいレベル

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「パフォーマンス」と「画質がしつ」の間あいだに調整ちょうせい箇所かしょが4つあり、左ひだりに調整ちょうせいする程ほど軽けい負荷ふか＋中ちゅう画質がしつになり、右みぎに調整ちょうせいする程ほど高だか負荷ふか＋高画質こうがしつになる。

垂直すいちょくリフレシュを待機たいき

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垂直すいちょくリフレッシュは描画びょうが速度そくどに関かかわるもので一般いっぱん的てきにはV-Sync（垂直すいちょく同期どうき信号しんごう）と呼よばれる。「オフ」設定せっていにするとフレームレートの上限じょうげんを解除かいじょし高速こうそくに描画びょうがさせる。ただしアプリケーション側がわで設定せってい出来できる場合ばあいは無効むこう化かされる事ことがある。基本きほん的てきには「アプリケーション側がわで指定していしない限かぎりオフ」が推奨すいしょうされる。設定せっていによってはアプリケーションデザインに意図いとしない高速こうそく化か（オーバーラップ）やパフォーマンスの低下ていかを招まねく。

AVIVO

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HDのGPU支援しえんプログラムであり、動画どうがのデコード、エンコード、解像度かいぞうど変更へんこう支援しえんやインターレース解除かいじょ機能きのうなどで構成こうせいされる。一部いちぶ機能きのうはハードウェア固定こてい機能きのうを用もちいる。DirectShowフィルタとして提供ていきょうされている。これらは一部いちぶのみ利用りようすることも可能かのうであり、これらの組くみ合あわせに限定げんていされない。

AVIVO ビデオコンバータ

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動画どうがを高速こうそくに別べつの形式けいしきに変換へんかんを行おこなうソフトウェア。Catalyst Control Centerの基本きほんモード内ないから動作どうさすることができる。詳細しょうさいモードからは動作どうささせることはできない。変換へんかん処理しょりの一部いちぶにGPUアクセラレーション技術ぎじゅつを用もちいることにより高速こうそくなエンコードを可能かのうにしている。以下いかの形式けいしきへの変換へんかんに対応たいおうする。おおまかな画質がしつ設定せってい(ビットレート)のみ可能かのうであり、ユーザーによる細こまかい出力しゅつりょく設定せっていはサポートされていない。また、1パスのエンコードのみが可能かのうであり、複数ふくすうパスエンコードは行おこなえない。

以下いかは特定とくてい機種きしゅ向むけの設定せっていのため、画像がぞうサイズの変換へんかんも行おこなわれる。括弧かっこ内ないは (形式けいしき, 横よこ解像度かいぞうどx縦たて解像度かいぞうど) の順じゅん。

主おもなフィルタ

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  • ATI MPEG Video Decoder (MPEGまたはWindowsMediaVideo形式けいしきの映像えいぞうデコード)
  • ATI MPEG Video Encoder (映像えいぞうエンコード)
  • ATI MPEG Audeo Decoder (MPEGオーディオ形式けいしきの音声おんせいデコード)
  • ATI MPEG Audio Encoder (音声おんせいエンコード)
  • ATI Video Scaler Filter (映像えいぞうサイズ変換へんかん)

対応たいおうソフトウェアまたはAVIVOビデオコンバータを用もちいることで動作どうさが可能かのう。

AMD OverDrive

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オーバークロック機能きのうとしてAMD OverDrive[5] (旧称きゅうしょうATI Overdrive) を搭載とうさいしている[6]。鍵かぎマークのロックアイコンをクリックし、ロック解除かいじょ後ごに操作そうさ可能かのうとなるが、利用りようは自己じこ責任せきにんとなる[7]。カスタムクロックをテストして最適さいてきなオーバークロックの値ねを抽出ちゅうしゅつする機能きのうを搭載とうさいしており、手軽てがるにGPUクロック、メモリクロックを上あげることができる。これにより、グラフィックスカードに搭載とうさいされたGPUのパフォーマンスを引ひき上あげることができるとされる。

グラフィックスカードに内蔵ないぞうされた温度おんどセンサーによりGPUの温度おんどを表示ひょうじさせる機能きのうを搭載とうさいしており、必要ひつように応おうじてファンの回転かいてん速度そくどを手動しゅどう調整ちょうせいすることも可能かのう（カードのモデルによって異ことなる）。また、GPUの温度おんどが極度きょくどに上昇じょうしょうすると安全あんぜんな温度おんどまで自動的じどうてきにクロック速度そくどを落おとし、破損はそんの危険きけんを回避かいひする機能きのうも搭載とうさいしている。プロファイルマネージャを使つかい、3Dアプリケーションの実行じっこう時じのみ、AMD OverDriveが動作どうさする設定せっていにすることも可能かのうとされる。

Switchable Graphics

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メーカー製せいノートPCにはCPU内蔵ないぞうGPUと（AMD製せいの）単体たんたいGPUを切きり替かえることのできるものが存在そんざいする[8]。Catalyst Control Centerには、切きり替かえの設定せっていを変更へんこうできるページが設もうけられており[9]、アプリケーションごとのGPU選択せんたくや、外部がいぶ電源でんげん接続せつぞく／非ひ接続せつぞく時じのGPU選択せんたくを設定せっていすることが可能かのうである。

CrossFire/CrossFireX

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詳細しょうさいは「CrossFireX」を参照さんしょう

AMD CrossFire/CrossFireXは、複数ふくすうのGPUを協調きょうちょう動作どうささせて分散ぶんさんレンダリング処理しょりを行おこなう技術ぎじゅつである。Catalyst Control Centerで詳細しょうさい設定せっていが可能かのうとなっている[10]。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ “ATI makes unprecedented commitment to high-quality, frequently updated drivers and software”. AMD. November 23, 2007時じ点てんのオリジナルよりアーカイブ。October 25, 2022閲覧えつらん。
  2. ^ “AMD，Windows 10のリリースに合あわせて「Catalyst 15.7.1」を公開こうかい。「.1」ながら多数たすうのバグ修正しゅうせいが入はいる”. 4gamer.net (2015年ねん7月がつ30日にち). 2022年ねん11月5日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “「Catalyst 15.11.1 Beta」ドライバ登場とうじょう。今度こんどは「Star Wars: Battlefront」と「Fallout 4」，「Assassin’s Creed Syndicate」最適さいてき化か版ばん”. 4gamer.net (2015年ねん11月17日にち). 2022年ねん11月5日にち閲覧えつらん。
  4. ^ Professional Graphicsの市場いちばを積極せっきょく的てきに狙ねらいたいAMD - FireProシリーズに関かんする説明せつめい会かいを開催かいさい (1) FireProシリーズをざっくりと紹介しょうかい | マイナビニュース
  5. ^ AMD OverDrive™ Technology
  6. ^ 自作じさくPCをよくするワザ、教おしえます(6) ～ビデオカード編へん～ - AKIBA PC Hotline!
  7. ^ ASCII.jp：ビデオカードもオーバークロックできる！ (5/7)｜Windows 7で行おこなうオーバークロック
  8. ^ HP ノートブック PC - スイッチャブル・グラフィックスまたはデュアルGPUの概要がいよう | HP® Customer Support
  9. ^ Laptop Support
  10. ^ AMD CrossFire™ FAQ

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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