i-ELOOP

i-ELOOP（アイ・イーループ）は、マツダが開発かいはつした減速げんそくエネルギー回生かいせいシステムの名称めいしょうである。

概要がいよう

2012年ねん 11月に発売はつばいされた3代目だいめアテンザに初はつ搭載とうさいされ、乗用車じょうようしゃとしては世界せかいで初はじめて蓄電器ちくでんきに電気でんき二に重層じゅうそうキャパシターを採用さいようした^[1]。アクセルオフ時じには12-25Vの可変かへん電圧でんあつ式しきオルタネータによりタイヤの回転かいてんエネルギーで回生かいせい発電はつでんしてキャパシタへ電気でんきを送おくり、アクセルオン時じにはキャパシタから電力でんりょくを供給きょうきゅうすることでエンジンによるオルタネータの発電はつでんを休止きゅうしさせ、燃費ねんぴを向上こうじょうさせている。この際さい、キャパシタで溜ためた電気でんきはDC-DCコンバータで降圧こうあつされ、車載しゃさい電装でんそう品ひんに供給きょうきゅうすると同時どうじに、余剰よじょう分ぶんは鉛なまり蓄電池ちくでんちへと送おくられる。

キャパシタは充たかし放電ほうでんに化学かがく変化へんかを伴ともなう二に次じ電池でんちと違ちがい、電子でんしを物理ぶつり的てきに取とり込こむため素早すばやい電気でんきの出だし入いれが可能かのうであり、充たかし放電ほうでんに伴ともなう劣化れっかが少すくなく、主おもな原料げんりょうがヤシ殻からの活性炭かっせいたんであるので廃棄はいきの際さいの環境かんきょう負荷ふかが低ひくいといったメリットがある^[2]。マツダはi-ELOOPにより実用じつよう走行そうこう時じで約やく10%の燃費ねんぴ改善かいぜんが見込みこまれるとしている^[1]。

搭載とうさい車種しゃしゅ

マツダ・デミオ
マツダ・MAZDA2
マツダ・CX-3
マツダ・アクセラ
マツダ・MAZDA3
マツダ・CX-30
マツダ・CX-5 (中国ちゅうごく仕様しよう^[3]、2代目だいめ(2018年ねん10月がつ商品しょうひん改良かいりょう)・XDを除のぞくディーゼル車しゃのみメーカーオプション)
マツダ・アテンザ
マツダ・MAZDA6
マツダ・CX-8
マツダ・ロードスター
マツダ・CX-4 (中国ちゅうごく仕様しようのみ)

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

^ ^a ^b 【MAZDA】マツダ、キャパシターを採用さいようした減速げんそくエネルギー回生かいせいシステム「i-ELOOP」を開発かいはつ｜ニュースリリース
^ “10秒びょうチャージで電装でんそう品ひんを1分ふん動うごかす、アテンザ搭載とうさいの「i-ELOOP」 (2/2) - 誠まこと Style”. 2014年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。
^ “【上海しゃんはいモーターショー13】マツダ、CX-5に続つづきアテンザも中国ちゅうごく生産せいさんに”. 2014年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

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[ieloop-1] 【MAZDA】マツダ、キャパシターを採用さいようした減速げんそくエネルギー回生かいせいシステム「i-ELOOP」を開発かいはつ｜ニュースリリース

[2] “10秒びょうチャージで電装でんそう品ひんを1分ふん動うごかす、アテンザ搭載とうさいの「i-ELOOP」 (2/2) - 誠まこと Style”. 2014年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。

[3] “【上海しゃんはいモーターショー13】マツダ、CX-5に続つづきアテンザも中国ちゅうごく生産せいさんに”. 2014年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。

[1]

[2]

[3]

i-ELOOP

目次もくじ

概要がいよう

搭載とうさい車種しゃしゅ

脚注きゃくちゅう

関連かんれん項目こうもく

外部がいぶリンク