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VARDIA - Wikipedia

VARDIA(ヴァルディア)とは、東芝とうしばげんハイセンスグループ・TVS REGZA)が製造せいぞう販売はんばいしていたデジタルハイビジョンレコーダーのブランドめいである。2008ねん年間ねんかんシェアは、24.4%で3であった[1]

概要がいよう

編集へんしゅう

RD-Styleつづ東芝とうしばのVHS/HD DVD/BD次世代じせだいのブランドである。VARDIAという名称めいしょうValue Added Researched and Developed Intelligent Architecture頭文字かしらもじった造語ぞうごであり、「知的ちてき進化しんかつづけるプラットフォーム」や「デジタル時代じだい多様たようなデジタルコンテンツに対応たいおうする知的ちてきアーキテクチャー」という意味いみである[2]

2006ねん5がつ下旬げじゅんより発売はつばいされたRD-XD72D、RD-XD92D以降いこう発売はつばいされるデジタルチューナー搭載とうさいおおくはしんブランドで発売はつばいされ、いわゆるRDシリーズばれていた以前いぜん製品せいひんからブランドの刷新さっしんはかった。なお、デジタルダブルチューナー搭載とうさい限定げんていされたブランドではない。

シェア、ブランドりょく

編集へんしゅう

2006ねん以降いこうおも薄型うすがたテレビとのリンク機能きのう導入どうにゅうしたシャープパナソニック大幅おおはばにシェアをばし[3]東芝とうしばはシャープにシェアを逆転ぎゃくてんされた。ハイエンドはRD-XD72D、RD-XD92Dの不具合ふぐあい頻発ひんぱつによるシェアの低下ていかがみられた。

2008年度ねんど年間ねんかんシェアは3で、24.4%のシェアであった[1]。レコーダーが金額きんがくてきにも数量すうりょうてきにも次世代じせだいのブルーレイレコーダーに移行いこうしているため、DVDレコーダーの販売はんばい金額きんがく数量すうりょう大幅おおはばちている。

特徴とくちょう

編集へんしゅう
  • 他社たしゃ製品せいひんより編集へんしゅう機能きのう充実じゅうじつしており、消費しょうひしゃがRDシリーズやVARDIAを購入こうにゅうする一因いちいんとなっている。
    • たとえばコピーワンス録画ろくが一部分いちぶぶんのみをムーブすると他社たしゃ製品せいひんではタイトル全体ぜんたいがHDDから消去しょうきょされるが、VARDIAでは該当がいとう箇所かしょ以外いがいがHDDにのこるようになっている。
    • しかし本来ほんらいRDシリーズはアナログ放送ほうそう時代じだい録画ろくが劣化れっかコピーをコンセプトのひとつにしていた(そのためLAN接続せつぞく前提ぜんていとしたHDDレコーダーなど独特どくとく製品せいひん文化ぶんか発展はってんした)。それがデジタル放送ほうそうのコピーワンスによっておおきく魅力みりょくそこなわれたという意見いけんもある[4]
  • 薄型うすがたテレビとのリンク機能きのうでは東芝とうしば液晶えきしょうテレビのブランドREGZAとのHDMI連携れんけい機能きのう搭載とうさいしたREGZA Link搭載とうさいした。
  • 2007ねん10月発売はつばいのモデル以降いこう2008ねん運用うんよう開始かいしの「ダビング10」にいちはや対応たいおうした。ダビング10の録画ろくがタイトルのふくすうかいダビング(コピー9かい移動いどう1かい)が対応たいおう機種きしゅのみで可能かのうである。
  • 2009ねん4がつ、「ハイビジョンレコーダーRD-S303」においてしょうエネほうさだめられている達成たっせいりつが95%であるにもかかわらず達成たっせいりつが105%とあやまって表示ひょうじをしていたと発表はっぴょうした[5]日立ひたちせい冷蔵庫れいぞうこのエコ偽装ぎそう問題もんだい発覚はっかくしたのちでの出来事できごとである。

2006ねんだい3世代せだいひかりディスク当時とうじの「次世代じせだいDVD」)の規格きかくあらそ命運めいうんにぎっていたHD DVDレコーダーもVARDIAブランドで発売はつばいされた。

競合きょうごうするBlu-ray Disc(BD)レコーダーにくらべて、HD DVDを採用さいようするのは東芝とうしば1しゃしかないこともあり苦戦くせんいられた。規格きかく(HD DVD-RW)のおくれや容量ようりょうすくなさもBDにたいする弱点じゃくてんとなった。とくに2007ねん年末ねんまつ商戦しょうせんではBDレコーダーが販売はんばい台数だいすう大幅おおはばばしたのにたい東芝とうしばしん機種きしゅ投入とうにゅうおくれ、シェア拡大かくだいまねいた[6]

2007ねん12月発売はつばいのRD-A301ではMPEG-4 AVC圧縮あっしゅくによる長時間ちょうじかんハイビジョン録画ろくが対応たいおう。ただし発売はつばい当初とうしょはリアルタイム記録きろくには対応たいおうしていなかった(2008ねん3がつからアップデートで対応たいおう)。

RD-A301は10まんえん価格かかく想定そうていした下位かい機種きしゅであり、上位じょうい機種きしゅ投入とうにゅう年末ねんまつ商戦しょうせんのがすこととなった。上位じょうい機種きしゅは2008ねん3がつごろ発売はつばいする予定よていとみられていたがH.264エンコーダーの改良かいりょうともなってソフトウェアに不具合ふぐあいたために延期えんき未定みていとなり[7]2がつ19にちのHD DVD撤退てったい発表はっぴょうによって製造せいぞう中止ちゅうしとなった。

HD DVD撤退てったいとその

編集へんしゅう

2008ねん2がつ16にちにNHKをはじめ主要しゅようマスメディアが「東芝とうしばHD DVD撤退てったい調整ちょうせい」とほうじた。どう19にち東芝とうしばが「HD DVD事業じぎょう終息しゅうそく」を正式せいしき発表はっぴょう[8]。レコーダーをふくむHD DVD機器きき生産せいさん新規しんき開発かいはつ停止ていしされた。

正式せいしき発表はっぴょうがない段階だんかいから「規格きかく戦争せんそう終結しゅうけつ」がおおきくほうじられ、かつてのβべーたビデオテープレコーダーのようにHD DVD購入こうにゅうしゃへの今後こんご対応たいおう懸念けねんするこえている。製造せいぞう終了しゅうりょう8年間ねんかん修理しゅうり部品ぶひん保持ほじくわえサポート窓口まどぐち拡充かくじゅう、HD DVD-Rメディアの供給きょうきゅう確保かくほなどをおこなうと表明ひょうめいした。

撤退てったい報道ほうどうながれた直後ちょくご在庫ざいこ処分しょぶんのため安値やすねりするみせあらわれたり、撤退てったい正式せいしき発表はっぴょうされたのちにはHDD/DVDレコーダーとしてはコストパフォーマンス・機能きのうせいたかいとして一時いちじてき人気にんきるなどあわただしい市場いちばうごきがあった。3がつ後半こうはんには市場いちばからほぼ姿すがたした。

なおDVDプレーヤー・レコーダー事業じぎょう継続けいぞくしたため、VARDIAブランドは存続そんぞくしていた。

撤退てったい表明ひょうめい、Blu-ray Disc機器ききへの参入さんにゅうまった検討けんとうしていないと表明ひょうめいした[9]。また、2008ねん9がつしん製品せいひん発表はっぴょうにもBD機器ききさないとあらためて明言めいげんしていた[10]。ちなみにHD DVD撤退てったいうごきがあきらかになるまえからRD・VARDIA愛好あいこうしゃあいだにBD搭載とうさいのぞ意見いけん多数たすうている[11]

東芝とうしば社長しゃちょうが2009ねん6月24にちひらかれた株主かぶぬし総会そうかいで「けたからBDをやらないというのではなく、けはけとして、将来しょうらい柔軟じゅうなんせいって対応たいおうしたい」とべていて、参入さんにゅうふくみをたせている[12]

東芝とうしばが2009ねんないにもBlu-ray市場いちば参入さんにゅうすることが2009ねん7がつ18にちあきらかになったとの報道ほうどうがあった。市場いちばきゅう成長せいちょうしているため参入さんにゅうめたとのことで販売はんばい再生さいせい専用せんようのプレーヤーのみだが、需要じゅようてレコーダーも検討けんとうするとのことである[13]。この報道ほうどうたいして東芝とうしばは、「柔軟じゅうなん検討けんとうしていることは事実じじつだが、現時点げんじてんまっていることはい」とコメントしている[14]

2009ねん8がつ10日とおかにBDAへ加盟かめい申請しんせい同時どうじ年内ねんない対応たいおうプレーヤーやノートPCの発売はつばい目指めざすと発表はっぴょうした[15]

RDあいだi.LINKダビングHD

編集へんしゅう

A600/A300/A301ではi.LINKTS入力にゅうりょく活用かつようし、i.LINKでTS出力しゅつりょくができるRDシリーズのHDDに記録きろくされたTSタイトルを同機どうきのHDDに移動いどう(ムーブ)させる機能きのう

この機能きのうは、ハイビジョン画質がしつではDVDメディアに記録きろくができないDVDレコーダーに記録きろくされたTSタイトルをHD DVD-Rにハイビジョン記録きろくするためのもの。

本来ほんらいD-VHSによるハイビジョン記録きろくようするために搭載とうさいされたS400対応たいおうのi.LINK端子たんし活用かつようしたもので、操作そうさには移動いどうもとによるダビングさき指定していをD-VHSに選択せんたくして双方そうほう認識にんしきさせる必要ひつようがある。

注意ちゅういてん
  • 移動いどうにはとう倍速ばいそくじつ時間じかんようする。
  • 移動いどうにタイトルないのチャプターがすべて結合けつごうされる。
  • i.LINKの特性とくせいから移動いどう確実かくじつ実行じっこうされないことがある(あくまでも東芝とうしば動作どうさ確認かくにんのみで保証ほしょうはしていない)。

2008ねん6がつ発売はつばいされたDVDレコーダー3機種きしゅ(X7/S502/S302)にも既存きそんのRDで記録きろくされたTSタイトルのHD Rec想定そうていして搭載とうさいされている。

RDシリーズで録画ろくがしたTSタイトルのBD

編集へんしゅう

HD DVD事業じぎょう終息しゅうそくでAシリーズで録画ろくがしたTSタイトルがHD DVD-Rにしか記録きろくできないとおもわれがちであるが、上述じょうじゅつのi.LINK機能きのう応用おうよう他社たしゃせいBDレコーダーDIGAAQUOS接続せつぞくしてBDメディアへの記録きろく可能かのうである。

  • 編集へんしゅう機能きのうとぼしいAQUOSやそれにくわえデジタル放送ほうそうのマジックチャプター対応たいおうのDIGAで直接ちょくせつ録画ろくがするのにくらべ、自由じゆう編集へんしゅうができ完成かんせいたかいタイトルがつくれる。
  • Sシリーズなどではi.LINK認識にんしき問題もんだいがあり直接ちょくせつBDレコーダーと接続せつぞくしても動作どうさしない。一旦いったんAシリーズなど認識にんしきできる機器きき移動いどうさせないといけない。

RD-A301ではDVDメディアにハイビジョン記録きろくするHD Rec対応たいおうした。HD DVD-Rの存在そんざい意義いぎみずか否定ひていするような機能きのうだが、HD DVD-RはDVD-Rとおな生産せいさんラインで製造せいぞう可能かのうなためBD陣営じんえいくらべて悪影響あくえいきょうすくないと主張しゅちょうしていた[16]。なおBD陣営じんえいパナソニック三菱電機みつびしでんき同様どうよう規格きかくAVCREC採用さいようしたが、HD Recとの互換ごかんせい現在げんざいのところない。

当時とうじ高価こうかだったHD DVDなどの次世代じせだいメディア(当時とうじ)よりも、手軽てがるなハイビジョン記録きろく普及ふきゅうさせることで「次世代じせだいDVD」(当時とうじ)の規格きかくあらそいの決着けっちゃくおくらせる目的もくてきがあったとわれていたが[17]年末ねんまつ商戦しょうせんでは発売はつばいが12月中旬ちゅうじゅんおおきくおくれたことも影響えいきょうソニーBDレコーダー(DVDへのハイビジョン記録きろく不可ふか)が大幅おおはばにシェアをばしこの目論見もくろみはずれたかたちとなった。

2008ねん5がつ東芝とうしばのHD DVD事業じぎょう収束しゅうそくとしてははじめてHD Rec対応たいおうVARDIAが発表はっぴょうされHD Recの規格きかく継続けいぞくすること判明はんめいした[18]。ちなみに発表はっぴょうされた3機種きしゅ(X7/S502/S302)から、A301では記録きろく問題もんだいがあったDVD-RWとDVD-RAMにも正式せいしき対応たいおうされるようになった。

ブルーレイVARDIA

編集へんしゅう

2009ねんのBlu-ray Disc参入さんにゅうけ、2010ねん2がつ東芝とうしばはつBDレコーダー3機種きしゅ発売はつばいされた。この3機種きしゅはエントリーモデルで「従来じゅうらいのVARDIAと同等どうとう編集へんしゅう機能きのうたない」「フレーム単位たんいのカット編集へんしゅう不可能ふかのう」「HD Recとの互換ごかんせいがない」(再生さいせい記録きろくとも不可能ふかのう競合きょうごう規格きかくであったAVCRECには対応たいおうする)「DVD-RAM対応たいおう」(録画ろくが再生さいせいども不可能ふかのう)という従来じゅうらいのVARDIAとは一線いっせんかくした機能きのうせいひく製品せいひんとなっている。他社たしゃOEMであるかどうかはあきらかにしていない[19]が、いずれのモデルも技術ぎじゅつ基準きじゅん適合てきごう認定にんてい船井ふない電機でんき(フナイ)名義めいぎ取得しゅとくしている[20]こと、録画ろくがモードにかんしてもフナイOEMの先発せんぱつ商品しょうひんである三菱みつびしのブルーレイレコーダーの録画ろくがモードがおな名称めいしょう(DR/AF/AN/AE)となっていることからフナイのOEMであることがわかる。薄型うすがたテレビ(REGZA)とBDレコーダーのセット販売はんばいという市場いちば需要じゅようこたえるためにいそ投入とうにゅうされたモデルである。

なお2010ねん7がつにBDレコーダー・BDプレーヤーのしんモデルを発表はっぴょうしたが、このモデルよりレコーダーおよびブランド名称めいしょうもうけられていなかったプレーヤーも液晶えきしょうテレビの「REGZA」にブランドめい統一とういつするため[21]、「ブルーレイVARDIA」は最初さいしょ最後さいごのモデルとなった。

ぜん機種きしゅHD DVD対応たいおうで、フラッグシップモデルとして位置付いちづけられていたシリーズである。HD DVD撤退てったいは、後述こうじゅつのXシリーズへ移行いこうした。

  • RD-A1
2006ねん7がつ発売はつばい世界せかいはつのHD DVDレコーダー。定価ていか39まん8000えんのフラッグシップモデル。正式せいしきにはVARDIAブランドではないが筺体にVARDIAのロゴがある。
デジタルチューナーは1系統けいとうのみ。またHD DVDの規格きかくにも対応たいおうだが、結局けっきょくHD DVD-RW/RAMが製品せいひんされないままHD DVDが終焉しゅうえんむかえた。
  • RD-A600
  • RD-A300
2007ねん6がつ発売はつばいのHD DVD対応たいおう。カートリッジタイプのDVD-RAMには対応たいおうHDMI接続せつぞくした同社どうしゃハイビジョン液晶えきしょうテレビ「REGZA(レグザ)」のリモコンでVARDIAの基本きほん操作そうさおこなえる「レグザリンク(REGZA LINK)」対応たいおう。ただし、バージョンアップが必要ひつようとなる。
リモコン形状けいじょう従来じゅうらい底部ていぶまるみをおびた独特どくとくなものから、同社どうしゃせい液晶えきしょうテレビREGZAのリモコンとの調和ちょうわれるデザインに変更へんこう
i.LINKを搭載とうさいしたほかのRDに記録きろくされたTSタイトルが移動いどうできる「RDあいだi.LINKダビングHD」対応たいおう
ダビング10開始かいしには対応たいおう機種きしゅとされていたが、2008ねん12月にバージョンアップにてダビング10に対応たいおうした。
  • RD-A301
2007ねん12月発売はつばい。HD DVD対応たいおう。MPEG-4 AVCハイビジョン記録きろくとHD Recにはじめて対応たいおう。CATV連動れんどう機能きのう搭載とうさい(スカパー!連動れんどう機能きのう搭載とうさい)。レグザリンク・RDあいだi.LINKダビングHD・ダビング10対応たいおう再生さいせい停止ていしすると表示ひょうじされる<つぎこれ>機能きのうあたらしくくわわった。
HDD容量ようりょうこそすくないがコストパフォーマンスがたかく、年末ねんまつ商戦しょうせんけて採算さいさん度外視どがいしした戦略せんりゃくてき機種きしゅとみられている。当初とうしょじつうれ12まんえん前後ぜんこうだったが、BDレコーダーの人気にんきされて値崩ねくずれが急速きゅうそくすすんだ。2008ねん2がつ中旬ちゅうじゅん生産せいさん終了しゅうりょう[22]

HD DVD撤退てったい登場とうじょうしたシリーズで、Aシリーズにわってフラッグシップモデルとして位置付いちづけられているシリーズである。

  • RD-X7
2008ねん6がつ発売はつばい。レグザリンク・RDあいだi.LINKダビングHD・ダビング10・HD Rec対応たいおう元々もともとはHD DVD対応たいおうとして開発かいはつすすめられていた。関連かんれんについては後述こうじゅつ
  • RD-X8
2008ねん11月発売はつばい。RD-X7の後継こうけいDVDソフトやDVDにVR記録きろくした番組ばんぐみをハイビジョンにせま高画質こうがしつ再生さいせいするほか、DVDBBで作成さくせいしたDVDやデジタル放送ほうそうハイビジョン映像えいぞうをよりたか精細せいさいうつくしい映像えいぞう再現さいげんするくっきりこう精細せいさい技術ぎじゅつ「XDE」を搭載とうさい。レグザリンク・スカパー!HD録画ろくが・RDあいだi.LINKダビングHD・DVD Burning[23]・ダビング10・HD Rec対応たいおう
  • RD-X9
2009ねん9がつ発売はつばい。RD-X8の後継こうけいこう精細せいさい技術ぎじゅつ「XDE」が進化しんかしさらなる高画質こうがしつ実現じつげん同社どうしゃ液晶えきしょうテレビREGZAと同様どうようにPCようがいけUSB HDDに録画ろくが可能かのうとなった。従来じゅうらい、i.LINK経由けいゆでのみTSモードで録画ろくがした番組ばんぐみ機種きしゅにダビングできたがネットdeダビングHDに対応たいおうしたことでTS、TSE、VRモードをわず劣化れっかダビングが可能かのうとなった(がわは、従来じゅうらい機種きしゅでも可能かのうとなっている)。TSEモードにかんしては、スカパー!HDを録画ろくがした編集へんしゅうのタイトルのみ対応たいおう

XD/Sシリーズ

編集へんしゅう

スタンダードモデルとして位置付いちづけされているシリーズである。

  • RD-XD72D
  • RD-XD92D
2006ねん5がつ発売はつばい。RD-XD91/X6の後継こうけい当時とうじのXD91の下位かいモデルXD71は2006ねんまつまで販売はんばい継続けいぞく同社どうしゃのDVDレコーダーのなかでデジタル放送ほうそう2番組ばんぐみ同時どうじ録画ろくが機能きのうはじめてそなえたモデル。
フリーズ録画ろくが再生さいせい失敗しっぱいなどの不具合ふぐあい多数たすう報告ほうこくされ、修理しゅうりしても再発さいはつすることがめずらしくない[24]
  • RD-S600
  • RD-S300
2007ねん2がつ発売はつばい。RD-XD92D/RD-XD72Dの後継こうけい。RD-E300シリーズをベースに若干じゃっかん機能きのう追加ついかとデザイン変更へんこう安定あんてい動作どうさ重視じゅうしさせたとわれている。
デジタル放送ほうそう2番組ばんぐみ同時どうじ録画ろくが機能きのうそなえる。E300やW300と同様どうように、機能きのうリモコンにくわえシンプルリモコンが付属ふぞくする。
  • RD-S601
  • RD-S301
2007ねん11月発売はつばい。S600・S300の後継こうけい。レグザリンク・ダビング10対応たいおう
  • RD-S502
  • RD-S302
2008ねん6がつ発売はつばい。S601・S301の後継こうけい。レグザリンク・RDあいだi.LINKダビングHD・ダビング10・HD Rec・DVD Burning[23]高速こうそく起動きどう対応たいおう。カートリッジきのDVD-RAM対応たいおう
  • RD-S503
  • RD-S303
2008ねん11月発売はつばい。S502・S302の後継こうけいDVDソフトやDVDにVR記録きろくした番組ばんぐみをハイビジョンにせま高画質こうがしつ再生さいせいするほか、DVDBBで作成さくせいしたDVDやデジタル放送ほうそうハイビジョン映像えいぞうをよりたか精細せいさいうつくしい映像えいぞう再現さいげんするくっきりこう精細せいさい技術ぎじゅつ「XDE」を搭載とうさい。レグザリンク・スカパー!HD録画ろくが・RDあいだi.LINKダビングHD・DVD Burning[23]・ダビング10・HD Rec対応たいおう
  • RD-S1004K
  • RD-S304K
2009ねん9がつ発売はつばい。S503・S303の後継こうけいこう精細せいさい技術ぎじゅつ「XDE」が進化しんかしさらなる高画質こうがしつ実現じつげん同社どうしゃ液晶えきしょうテレビREGZAと同様どうようにPCようがいけUSB HDDに録画ろくが可能かのうとなった。従来じゅうらい、i.LINK経由けいゆでのみTSモードで録画ろくがした番組ばんぐみ機種きしゅにダビングできたがネットdeダビングHDに対応たいおうしたことでTS、TSE、VRモードをわず劣化れっかダビングが可能かのうとなった(がわは、従来じゅうらい機種きしゅでも可能かのうとなっている)。TSEモードにかんしては、スカパー!HDを録画ろくがした編集へんしゅうのタイトルのみ対応たいおう

E/W/Gシリーズ

編集へんしゅう

普及ふきゅうモデルとして位置付いちづけられているシリーズである。

  • RD-E300
  • RD-W300
2006ねん11月発売はつばい。RD-XD71/RD-XV81の後継こうけい。W300はVHS対応たいおうモデル。
さき発売はつばいされ不具合ふぐあい頻発ひんぱつしたRD-XD92D/RD-XD72Dの経験けいけんから安定あんてい動作どうさ使つかやすさを重視じゅうしし、操作そうさ機能きのう見直みなおしがおこなわれた。
地上ちじょうアナログ放送ほうそうとデジタル放送ほうそうの2番組ばんぐみ同時どうじ録画ろくがのみできる、いわゆるシングルチューナーモデル。機能きのうリモコンにくわえシンプルリモコンを付属ふぞくさせた。
  • RD-E160
2006ねん12月発売はつばい。HDMI端子たんし搭載とうさい
  • RD-E301
  • RD-W301
2007ねん10がつ発売はつばい。E300・W300の後継こうけい。ダビング10対応たいおう。E301のみ、レグザリンク対応たいおう
  • RD-E302
2008ねん7がつ発売はつばい。E301の後継こうけい。レグザリンク、ダビング10対応たいおう。カートリッジきのDVD-RAM、HD Rec対応たいおう
  • RD-E303
2009ねん2がつ発売はつばい。E302の後継こうけい。レグザリンク、ダビング10対応たいおう。カートリッジきのDVD-RAM、HD Rec対応たいおうしんシンプルリモコン2が付属ふぞくはつ地上ちじょうアナログチューナー搭載とうさい機種きしゅである。
  • RD-G503K/W
2009ねん2がつ発売はつばい。E303の兄弟きょうだい機種きしゅでHDD容量ようりょうのみちがう。ブラックとホワイトの2しょくのカラーがある。テレビの電源でんげんれなくても、本体ほんたいのみで番組ばんぐみ予約よやくができるかんたん本体ほんたい予約よやく搭載とうさい
  • RD-E3022K
2009ねん7がつ発売はつばい。E302の後継こうけい。HDD容量ようりょうがE302では300GBだったが320GBにアップしている。またE303で搭載とうさいとされた地上ちじょうアナログチューナーが復活ふっかつした。それ以外いがいはスペック変更へんこうなし。
  • RD-E304K
  • RD-E1004K
2009ねん8がつ発売はつばい。E303の後継こうけい。E1004Kはスタンダードモデルとしてはだい容量ようりょうの1TBのHDDを搭載とうさいおおきなスペック変更へんこうはないが奥行おくゆきがちいさくコンパクトになり、フルリモコンから編集へんしゅうナビボタンが削除さくじょされた。
  • D-W250K
2009ねん9がつ発売はつばい。W301の後継こうけい。RDではじまる型番かたばんとは系統けいとうちがうモデル。W301では対応たいおうだったレグザリンク対応たいおう地上ちじょうアナログチューナーを搭載とうさいしている。DVD-RAM対応たいおうである(船井ふない電機でんきのOEMモデルのため)。
  • RD-E1005K
  • RD-E305K
2010ねん2がつ中旬ちゅうじゅん発売はつばい。E1004K、E304Kの後継こうけい。ハイスペックモデルよりさきに、こう精細せいさい電子でんし番組ばんぐみひょう対応たいおうした。またスカパーとCATV連動れんどうにも対応たいおうした。
  • D-W255K
2010ねん3がつ発売はつばい。W250Kの後継こうけい。シンプルリモコンをどうこりしている。

ブルーレイVARDIA(B/BWシリーズ)

編集へんしゅう
  • D-B1005K(内蔵ないぞうHDD 1TB)
  • D-B305K(内蔵ないぞうHDD 320GB)
  • D-BW1005K(内蔵ないぞうHDD 1TB)
2010ねん2がつ発売はつばい。RDではじまる型番かたばんとは系統けいとうちがうエントリーモデル。BW1005KはVHS搭載とうさい。ハードを船井ふない電機でんき、ソフトをパナソニックからパーツ供給きょうきゅうけている三菱電機みつびしでんきからのOEMのためVARDIA特有とくゆう高度こうど編集へんしゅう・ネットワーク機能きのう、フレーム単位たんいのカット編集へんしゅう、ならびにそとけHDDによるHDD容量ようりょう拡大かくだい対応たいおう最大さいだい5.5ばい長時間ちょうじかんのAVC圧縮あっしゅくやAVCRECに対応たいおう。ただしHD Recには対応たいおうため現在げんざいのVARDIAからTSモードでんだDVDは再生さいせい不可能ふかのう。DVD-RAM対応たいおう。レグザリンクダビング対応たいおうなのでREGZAからダビングしてBD作成さくせいはできない。RDシリーズの独自どくじ機能きのう搭載とうさいした、ブルーレイVARDIAは検討けんとうちゅうとのこと。また、ユーザーを対象たいしょう(Room1048への登録とうろく必要ひつよう)に今後こんご機能きのうについてだい規模きぼなネットでのアンケートを実施じっしした[25]。2月15にち〜3月1にちまでの期間きかん限定げんていでアンケートを開始かいしした[26]

発売はつばい中止ちゅうし機種きしゅ

編集へんしゅう
  • RD-A502
  • RD-A302
A600/A301の後継こうけいがたのHD DVD-RWにはつ対応たいおう。レグザリンク・ダビング10対応たいおう
2008ねん2がつ、サポートページにマニュアルがあやまって公開こうかいされてしまっていたために発売はつばい搭載とうさい機能きのうなどの情報じょうほうれた。H.264エンコーダーの改良かいりょうともなってソフトウェアに不具合ふぐあいたために発売はつばい延期えんきされ、そのままHD DVD事業じぎょう終息しゅうそく発表はっぴょうされまぼろし機種きしゅとなった。
  • RD-X7
2007ねん10がつCEATEC JAPAN参考さんこう展示てんじされた[27]。2005ねんRD-X6以来いらいとなる「X」の型番かたばんをつけたHD DVD-R/RW搭載とうさいフラッグシップモデルとなるはずだった。A302/A502とどう時期じき発売はつばいされるとみられていたようである。有志ゆうし分解ぶんかい記事きじによると2008ねん6がつ発売はつばいのRD-X7にもHD DVDドライブがそのまま流用りゅうようされているがラベルの「HD」の文字もじ部分ぶぶんくろりつぶされており[28]、ファームウェアも対応たいおうしていない。

コードネーム

編集へんしゅう

XDシリーズとAシリーズにはコードネームがついている。詳細しょうさいRD-Style#コードネーム参照さんしょうこと経緯けいい考慮こうりょしていちまとめにしているため)。

2007ねんなつのHD DVD VARDIA RD-A600/A300のテレビCMコンピュータグラフィックスそら帆船はんせんえがいたものだった。2008ねんはいってもHD DVDプロモーショングループの公式こうしきサイトのトップページに表示ひょうじされていた(3がつ閉鎖へいさ)。

RD-A301のCMにはモデルの長谷川はせがわじゅん起用きようし、ナレーションは若本わかもと規夫のりお担当たんとう(2008ねん6がつ発売はつばいのRD-S502/S302/X7も同様どうよう)。2007 - 2008ねん年末年始ねんまつねんし大量たいりょう投入とうにゅうされた。HD DVDよりもむしろ「普通ふつうのDVDにフルハイビジョンでろくれる」ことを強調きょうちょうしていた。

2008ねんあき以降いこう映像えいぞう関連かんれん商品しょうひん広告こうこくキャラクターに歌手かしゅ福山ふくやま雅治まさはる起用きようかれ起用きようしたしん広告こうこくティザー広告こうこくとして9月12にちよりテレビ新聞しんぶんにて開始かいし9月19にちからかく商品しょうひん広告こうこくキャラクターとして、TV・新聞しんぶん雑誌ざっしかく媒体ばいたいつうじて展開てんかいしていく。10月から放映ほうえいのTVCMでは、かれろしによる新曲しんきょくタイアップきょくとして使用しようした。

競合きょうごう他社たしゃ製品せいひん

編集へんしゅう

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ a b GFKジャパン 2008年度ねんどデジタル製品せいひんシェア
  2. ^ HDD&DVDレコーダーしんブランド「VARDIA」の採用さいようについて
  3. ^ 大河原おおかわら克行かつゆきのデジタル家電かでん -最前線さいぜんせん- なぜ、松下まつした、シャープはDVDレコーダでシェアをきゅう拡大かくだいしたのか〜 「リンク」で変化へんかしたデジタル家電かでんしん勢力せいりょく(Impress AV Watch、2007ねん3月15にち
  4. ^ 東芝とうしばVARDIAの“録画ろくがたましい”は「HD DVD撤退てったい」をえるか?日経にっけいトレンディネット、2008ねん2がつ21にち
  5. ^ 東芝とうしば、DVDでもしょうエネ表示ひょうじあやまけいさんしょう業界ぎょうかい調査ちょうさ指示しじ
  6. ^ 年末ねんまつ商戦しょうせん次世代じせだいレコーダ台数だいすうシェアはBDが98%(Impress AV Watch、2007ねん12月5にち
  7. ^ 本田ほんだ雅一まさいちのリアルタイム・アナリシス:“東芝とうしば、HD DVD撤退てったい調整ちょうせいへ”報道ほうどうITmedia、2008ねん2がつ16にち
  8. ^ 東芝とうしば:プレスリリース(2008.2.19) HD DVD事業じぎょう終息しゅうそくについて
  9. ^ 東芝とうしば、HD DVD撤退てったい発表はっぴょう。「BDの予定よていはない」(Impress AV Watch、2008ねん2がつ19にち
  10. ^ 東芝とうしば、DVDろくさい「ブルーレイ、発売はつばいしない」(NIKKEI NET IT PLUS、2008ねん9がつ19にち
  11. ^ 緊急きんきゅう寄稿きこう東芝とうしばHD DVD撤退てったいへ! ハリウッドは「IT」をえらばず「ひかりディスク」をえらんだ(2/2)日経にっけいトレンディネット 増田ますだ和夫かずおのAVCエクスプローラー、2008ねん2がつ18にち
  12. ^ 東芝とうしば社長しゃちょう「ブルーレイ・ディスク参入さんにゅう柔軟じゅうなん対応たいおう(NIKKEI NET IT PLUS、2009ねん6月24にち
  13. ^ 東芝とうしば年内ねんないにもブルーレイ参入さんにゅう(YOMIURI ONLINE、2009ねん7がつ19にち
  14. ^ 東芝とうしば、Blu-ray参入さんにゅう報道ほうどうについてコメント(Impress AV Watch、2009ねん7がつ21にち
  15. ^ 東芝とうしば、BDAへの加盟かめい申請しんせい年内ねんないにBDプレーヤーなど発売はつばい(Impress AV Watch、2009ねん8がつ10日とおか
  16. ^ HD Recは「パラダイムシフト」。年内ねんない終戦しゅうせんは「撤回てっかい(Impress AV Watch、2007ねん10月31にち
  17. ^ 「DVDにハイビジョン録画ろくが」はBD陣営じんえい自己じこ否定ひてい――東芝とうしば片岡かたおかITmedia +D Lifestyle、2007ねん11月2にち
  18. ^ ハードディスク&DVDレコーダー「ヴァルディア」しん商品しょうひん発売はつばいについて
  19. ^ 東芝とうしば、Blu-rayレコーダ「VARDIA」3モデルを2がつ発売はつばい、AV Watch、2010ねん1がつ14にち
  20. ^ 電気でんき通信つうしん端末たんまつ機器きき審査しんさ協会きょうかいによる設計せっけい認証にんしょう、D-BW1005Kは2009ねん11月6にち設計せっけい認証にんしょう番号ばんごうA09-0399001、D-B1005K/B305Kは同年どうねん12がつ14にち設計せっけい認証にんしょう番号ばんごうA09-0429001
  21. ^ 3D対応たいおうのブルーレイディスクレコーダー「レグザブルーレイ」の発売はつばいについて東芝とうしば プレスリリース、2010ねん7がつ28にち
  22. ^ 東芝とうしば、HD DVD撤退てったい報道ほうどうについて声明せいめい(Impress AV Watch、2008ねん2がつ17にち
  23. ^ a b c KDDI提供ていきょうしていた有料ゆうりょう動画どうが配信はいしんサービス。ダウンロードした動画どうがをユーザーがDVD-RW/Rにける。対応たいおう機器ききはWindows PCとVARDIAの一部いちぶのみ。利用りようしゃすう低迷ていめいにより2009ねん9がつ提供ていきょう終了しゅうりょう「DVD Burning」の提供ていきょう終了しゅうりょうについて)。
  24. ^ 価格かかく.com - 東芝とうしば VARDIA(ヴァルディア) RD-XD92D クチコミ
  25. ^ 東芝とうしばが「エントリーそう」からBlu-rayに参入さんにゅうする理由りゆう下田しもだ事業じぎょう部長ぶちょうく、「ブルーレイVARDIA」のねらい〜(Impress AV Watch、2010ねん2がつ5にち
  26. ^ 東芝とうしば、レコーダの「機能きのう重要じゅうようアンケート」を実施じっし - 登録とうろくユーザーが対象たいしょう今後こんごのVARDIA開発かいはつ反映はんえい(Impress AV Watch、2010ねん2がつ16にち
  27. ^ CEATEC JAPAN 2007:東芝とうしばブースで「RD-X7」を(ITmedia +D Lifestyle、2007ねん10月3にち
  28. ^ ポケットニュース 東芝とうしばDVDレコRD-X7の内部ないぶ画像がぞう搭載とうさいドライブはHD DVDドライブ

外部がいぶリンク

編集へんしゅう