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ZX Spectrum - Wikipedia

ZX Spectrum(ゼットエックス スペクトラム)は、シンクレア・リサーチ1982ねんイギリスでリリースしたホームコンピューターである。

ZX Spectrum
ZX Spectrum (1982)
種別しゅべつ 8ビット ホームコンピューター
発売はつばい 1982ねん4がつ23にち
販売はんばい終了しゅうりょう 1992ねん[1]
対応たいおうメディア カセットテープ
OS Sinclair BASIC
CPU Z80 @ 3.5 MHz および同等どうとうひん
メモリ 16 kB / 48 kB / 128 kB
ぜん世代せだいハード ZX81
次世代じせだいハード QL

開発かいはつちゅうは「ZX81 Colour」および「ZX82」とばれていた[2][3]が、それまで(ZX80ZX81)のモノクロ表示ひょうじとのちがいを強調きょうちょうするため、クライブ・シンクレアが「Spectrum(=スペクトル、ひかりをプリズムで分光ぶんこうしたときにられるいろおび)」とづけた[4]最終さいしゅうてきに8つのことなる機種きしゅをリリースしており、1982ねんにリリースした 16kB RAM の入門にゅうもんモデルから1987ねんフロッピーディスクドライブ内蔵ないぞうの 128kB RAM 搭載とうさいの ZX Spectrum +3 まである。クローンをのぞいてもぜん世界せかい累計るいけい500まんだい以上いじょうげた[5]

Spectrumはアメリカでのコモドール64のように、イギリスで最初さいしょ爆発ばくはつてき人気にんきたホームコンピュータである。ZX Spectrum の登場とうじょうにより、ソフトウェア周辺しゅうへん機器きき提供ていきょうする企業きぎょう急激きゅうげき[6]、その影響えいきょういまつづいている[1]。SpectrumがイギリスのIT業界ぎょうかいしたとするものもいる[7]。ライセンス契約けいやくとクローンがそれにつづき、「英国えいこく産業さんぎょうへの貢献こうけん」をとなえられたクライブ・シンクレアはナイト叙勲じょくんけた[8]

1980年代ねんだい初期しょきのイギリス市場いちばでのおもなライバルとしてはコモドール64BBC Micro があり、すこおくれて Amstrad CPC もライバルとなった。Spectrum のサウンド機能きのうとグラフィック機能きのう強化きょうかしたバージョンがアメリカでタイメックスしゃによってTimex Sinclair 2068として発売はつばいされていた。イギリスやアメリカで人気にんきのあったSpectrumであるが、日本にっぽんでは御三家ごさんけちからつよ販売はんばいされることはなかった。累計るいけいで23,000タイトルのソフトウェアがSpectrumけに発売はつばいされており、2010ねんにも90タイトル以上いじょう新作しんさくがリリースされている。

ハードウェア

編集へんしゅう

Spectrum は 3.50MHzZilog Z80A CPU(または NEC μみゅーPD780C-1)を採用さいよう最初さいしょのモデルでは、16KバイトのROMと16Kバイトもしくは48KバイトのRAM搭載とうさいしている。ハードウェア設計せっけいしゃはシンクレア・リサーチのリチャード・アルトワッサー英語えいごばん。シンクレアの工業こうぎょうデザイナーリック・ディキンソン英語えいごばん外観がいかん設計せっけい[6]

 
ZX Spectrum のカラーパレット

ビデオ出力しゅつりょくRFモジュレータ経由けいゆテレビ接続せつぞくし、家庭かていようテレビを単純たんじゅんなカラーグラフィックディスプレイとして使用しようした。Spectrum の表示ひょうじ機能きのう今日きょうからればていレベルなものだが、当時とうじ小型こがたテレビで表示ひょうじするには完璧かんぺきで、ゲームなどの開発かいはつむずかしくなかった。テキストは本体ほんたい内蔵ないぞう文字もじセット(ASCIIベースの独自どくじ文字もじセット)かアプリケーションが提供ていきょうする文字もじセットを32けた×24ぎょう表示ひょうじし、15しょく表示ひょうじ可能かのうである(8しょく×2輝度きどで、くろ輝度きど変化へんかしない)[9]。グラフィック表示ひょうじ同様どうよういろすうで256×192ドット表示ひょうじである[10]。メモリを節約せつやくするため、いろ属性ぞくせい情報じょうほうをテキストやグラフィックデータとはべつの32×24のグリッドで保持ほじし、1属性ぞくせいデータが1文字もじ表示ひょうじ領域りょういき対応たいおうしている。アルトワッサーはこの設計せっけいについて特許とっきょ取得しゅとくしている[11]

1つの「属性ぞくせい」はぜん景色けしき背景はいけいしょく輝度きどレベル(通常つうじょう/あかるい)、フラッシュ「フラグ」(前景ぜんけい背景はいけい一定いってい間隔かんかくえる)から構成こうせいされる[10]。この特徴とくちょう独特どくとく特殊とくしゅ効果こうか使用しようするゲームもあったが、color clashattribute clashばれる表示ひょうじみだれも発生はっせいしやすかった。この問題もんだいはSpectrumの際立きわだった特徴とくちょうとしてユーザの内輪うちわのジョークともなったが、同時どうじのホビーパソコンを支持しじする人々ひとびとからは嘲笑ちょうしょうまととなった。当時とうじ、イギリスで使つかえるほかのマシンとしては Amstrad CPC などがあったが、このような問題もんだいきなかった。コモドール64いろ属性ぞくせい独立どくりつさせていたが、スプライトスクロール機能きのう使つかってこの問題もんだい回避かいひしていた。

サウンドは最初さいしょ機種きしゅではビープおんのみだが、1チャンネルで10オクターブのおとだか発生はっせいできる。また、拡張かくちょうバスのエッジ・コネクタそなえ、プログラムやデータのセーブ/ロードのためにカセットレコーダー接続せつぞくするオーディオポートがある。ZX81よりもセーブ/ロードが高速こうそくしており、信頼しんらいせいたかまっている。

ファームウェア

編集へんしゅう

内蔵ないぞうROMには Nine Tiles しゃスティーブ・ヴィッカーズ英語えいごばん開発かいはつした Sinclair BASIC搭載とうさいしている。電卓でんたくによくあるタイプのチクレットキーボードのキートップには Sinclair BASIC のキーワードもかれており、たとえばプログラミングモードで「G」を押下おうかするとBASIC言語げんごGO TO がカーソル位置いち挿入そうにゅうされる[12]

このBASICインタプリタは、ZX81ようのBASICプログラムをほぼ修正しゅうせいでSpectrumで動作どうささせられるよう開発かいはつされているが、さらに使つかいやすくする拡張かくちょうがなされている。とく表示ひょうじおよびサウンドにかんして機能きのう追加ついかされ、1ぎょう複数ふくすうぶんくことができるようになった。内蔵ないぞう文字もじセットはZX81のものから拡張かくちょうされており、小文字こもじ追加ついかされている。カセットテープへは、プログラムだけでなく、配列はいれつ表示ひょうじメモリ、指定していしたアドレス範囲はんいのメモリなどをセーブすることができる。

シンクレア・リサーチの機種きしゅ

編集へんしゅう

生産せいさんまえ設計せっけい

編集へんしゅう

リック・ディキンソンは最終さいしゅうてきな ZX Spectrum の設計せっけい到達とうたつするまえに、"ZX82" としていくつかの設計せっけいおこなった。とくにキーボードに付与ふよする文字もじれつ変更へんこうされており、ARC量産りょうさんばんでは CIRCLE に、FOREINK に、BACKPAPER変更へんこうされている[3]

ZX Spectrum 16K/48K

編集へんしゅう
 
ZX Spectrum 16K/48K (寸法すんぽう (mm): 233×144×30 (W×H×D) @ ~552 グラム)[13]

シンクレアから1982ねんにリリースされた。搭載とうさいRAMサイズは16Kバイト(£125 に £99)と48Kバイト(£175 に £129)の2種類しゅるいがあり[14][15]、ROMはどちらも16Kバイトが搭載とうさいされていた。オリジナルのZX Spectrumはそのやすっぽいゴムせいキーボード本体ほんたいちいささが特徴とくちょうだった。16KBモデルは 32KバイトRAMを増設ぞうせつでき、初期しょきの "Issue 1" ではドーターボードかたちだった。そののissueでは、DRAMチップを8若干じゃっかんTTLチップをユーザーがソケットにはめる必要ひつようがあった。ユーザーは16Kばんをシンクレアに送付そうふして48Kばんにアップグレードしてもらうこともできた。またメモリチップとしては、費用ひようおさえるために選別せんべつひんのチップをもちいるというテクニックがあった。すなわち、製品せいひんとしては64Kビットチップだが検査けんさ欠陥けっかんつかり、かつ半分はんぶん以上いじょう容量ようりょうがあるものを選別せんべつして、32Kビットチップとしてもちいる。そのため、チップない使つかえない部分ぶぶんけるようにプリント基板きばんじょう配線はいせん工夫くふうしていた[16]。また、後部こうぶ拡張かくちょうスロットにサードパーティの外部がいぶ 32KB RAM パックを装着そうちゃくして使用しようすることも可能かのうだった。ZX81と同様どうよう拡張かくちょうスロットのコネクタがゆるいためにRAMパックのぐらつきがき、それによってクラッシュが発生はっせい場合ばあいによってはCPUなどがきついてしまうこともあった。

"Issue 1" の ZX Spectrum はやく6まんだい製造せいぞうされた。キーのいろことなるため、その生産せいさんモデルと区別くべつすることができる(Issue 1 のキーはあかり灰色はいいろで、そののモデルはあお灰色はいいろ[17]

シンクレアの生産せいさんモデルには、オーディオ入力にゅうりょく出力しゅつりょくのポートがあり、「イヤホン」と「マイク」のソケットとなっていた。おおくのソフトウェアはカセットテープのかたちでリリースされ、カセットレコーダーをそとけする必要ひつようがあった。これらのソケットをヘッドホンやアンプに接続せつぞくして音響おんきょう出力しゅつりょくとすることも可能かのうだが、内蔵ないぞうスピーカーをオフにする方法ほうほうはない。

 
ZX Spectrum+ (寸法すんぽう (mm): 319×149×38 (W×H×D))[13]

ZX Spectrum+計画けいかくは1984ねん6がつはじまり[18]同年どうねん10がつにリリースとなった[19]開発かいはつコードめいTB[18]で、RAMは48Kバイト。キーボードなどが Sinclair QL(Spectrumの上位じょういふう外観がいかんで、£179.95で発売はつばいされた[20]電子でんしてきには従来じゅうらい機種きしゅの48Kバイトばんまったおなじで、基板きばんえればそのまま使つかえるほどで、外装がいそうあたらしくするDIYキットも発売はつばいされた。当初とうしょからゴムせいキーの従来じゅうらい機種きしゅの2ばい台数だいすうげたが[18]一部いちぶ小売こうりてん従来じゅうらい機種きしゅ故障こしょうりつが5-6%だったのにたいし、しん機種きしゅでは最高さいこう30%の故障こしょうりつになったとしていた[19]。 Spectrumの熱狂ねっきょうてきファン(プログラマやゲーマー)は、このあたらしいキーボードをきらった。

 
ZX Spectrum 128

ZX Spectrum 128(コードめい「ダービー」)は、スペインの流通りゅうつう業者ぎょうしゃ Investrónica と共同きょうどうでシンクレアが開発かいはつした[21]。スペイン政府せいふがメモリ容量ようりょう64KB以下いかのあらゆるコンピュータに特別とくべつぜいをかけ[22]、スペイン国内こくない販売はんばいするあらゆるコンピュータはスペインのアルファベットをサポートし、スペインのメッセージを表示ひょうじすべしという法律ほうりつ制定せいていしたため[23]、そのさいに ZX Spectrum+ のスペイン市場いちばへの適応てきおうたすけたのが Investrónica である。

外観がいかんは ZX Spectrum+ とよくているが、ケースみぎはし電圧でんあつレギュレータ 7805 の冷却れいきゃくようおおきなヒートシンクもうけたてんことなる(従来じゅうらい内蔵ないぞうヒートシンクだった)。

あたらしい機能きのうとしては128KB RAM、PSG(AY-3-8912)による3チャネルオーディオ、MIDI互換ごかんせいRS-232シリアルポートRGBモニタポート、改善かいぜんされたBASICエディタをふくむ32KBのROM、および外部がいぶキーパッドがある。

スペインのマドリッドで開催かいさいされた見本市みほんいち SIMO '85 で発表はっぴょうされ、スペインで44,250ペセタ発売はつばいされた。Spectrum+の在庫ざいこ多数たすうのこっていたため、イギリス国内こくないでこのしん機種きしゅ発売はつばいされたのは1986ねん1がつのことで、価格かかくは£179.95とされた[24]。イギリスでは外部がいぶキーパッドは用意よういされず、その端子たんし急遽きゅうきょAUえーゆーX」と改名かいめいされて発売はつばいされた。ただし、外部がいぶキーパッドようROMルーチンものこっていたので接続せつぞくすれば使つかえる状態じょうたいだった。

Spectrumが使つかっているZ80はアドレスバスが16ビットなので、いち使用しよう可能かのうなメモリは64KBまでである。はみしている80KBのRAMを使用しようするため、それをアドレス空間くうかん先頭せんとう16KBにマッピングできるようバンク技術ぎじゅつ採用さいようして設計せっけいされた。同様どうように、16KBのBASICのROMとあらたに追加ついかされたエディタようの16KBのROMもえて使用しようされるようになっている。

あたらしいサウンドチップとMIDI出力しゅつりょく機能きのうのために BASIC に PLAYコマンドが追加ついかされた。また、従来じゅうらい互換ごかんの48KBモードに移行いこうするコマンドとして SPECTRUM追加ついかされている(従来じゅうらい互換ごかんモードから128KBモードにもどるコマンドは存在そんざいしない)。BASICプログラミングで追加ついかされたRAMを有効ゆうこう利用りようするため、RAMディスクにプログラムを保持ほじできるようになっている。これらのあらたなコマンドはユーザー定義ていぎ文字もじ領域りょういき使つかっていたため、いくつかのBASICプログラムでは互換ごかんせい問題もんだい発生はっせいした。

従来じゅうらい機種きしゅとはことなりスピーカーを内蔵ないぞうしていない。おとはテレビのスピーカーからるようになっている[25]

スペインばんではみぎの "128K" のロゴしろになっていたが、イギリスばんではあかになっていた。

アムストラッドの機種きしゅ

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ZX Spectrum +2

1986ねん発売はつばい。Spectrum製品せいひんと「シンクレア」ブランドをったアムストラッドしゃ最初さいしょ発売はつばいしたのが ZX Spectrum +2 である。マシンはあらたにグレイの外観がいかんとなり、スプリングりの普通ふつうのキーボード、ジョイスティック×2ポート、Amstrad CPC 464おながたのカセットレコーダー「Datacoder」を内蔵ないぞうしているなどの特徴とくちょうがある。それ以外いがいのユーザーからえる部分ぶぶんは ZX Spectrum 128 とほぼおなじである。メインメニューにあった "Tape Test" オプションが削除さくじょされ、アムストラッドのコピーライトを表示ひょうじするようになっている。このため、ROMないルーチンをアドレス指定していしてしているソフトウェアで互換ごかん発生はっせいした。製造せいぞうコストの低減ていげんにより、小売こうり価格かかくは£139-£149に低下ていかした[26]

あたらしいキーボードでは、ソフトウェアのロードに有用ゆうようだったキーワード LOADCODERUN以外いがいのBASIC言語げんごキーワードがはぶかれた。ただし、キー配列はいれつは 128 とおなじである。

 
ZX Spectrum +2A

ZX Spectrum +2A は Spectrum +3 を Spectrum +2 のケースのくろいバージョンにれたものである。+2Aと+3のマザーボード(アムストラッドの部品ぶひん番号ばんごうでは Z70830)は、+3でのFDDコントローラ部分ぶぶん回路かいろおよび+2Aでのデータコーダよう回路かいろ分離ぶんりされた設計せっけいになっている[27]元々もともとアムストラッドは +2A/+2B けにFDDインタフェース AMSTRAD SI-1 を発売はつばいする予定よていだったが[28]実際じっさい発売はつばいされることはなかった。FDDドライブを接続せつぞくすると、OSメニューが +3 のものとおなじになるよう設計せっけいされていた。

電源でんげんのインタフェースは+3と同一どういつだが、ACアダプタのケースには "Sinclair +2" とかれている。

ZX Spectrum +2BZX Spectrum +3B機能きのうてきにはそれぞれ +2A と +3 にている[29]電子でんしてきちがいは音響おんきょう信号しんごう出力しゅつりょく改善かいぜんで、クリッピング英語えいごばん問題もんだい対処たいしょしているてんである。

+2Bのマザーボード(アムストラッドの部品ぶひん番号ばんごうではZ70833)はFDDコントローラに対応たいおうしていないため、+3Bにアップグレードすることはできない。なお、+3Bについては実際じっさい製造せいぞうされたかどうかもさだかではない。

 
ZX Spectrum +3

1987ねん発売はつばい。+2 によくているが、Amstrad CPC 6128とおなじく、カセットレコーダーのわりに3インチのフロッピーディスクドライブを内蔵ないぞうしているのが特徴とくちょうである。ケースはくろ当初とうしょ小売こうり価格かかくは£249[30]のちに£199となった[31]。Spectrumでは唯一ゆいいつ追加ついかハードウェアなしでCP/M実行じっこうできる。

+3にはさらにROMが追加ついかされ、物理ぶつりてきには32KBのROMを2搭載とうさいしていた。追加ついかのROMには、+3のディスクオペレーティングシステム +3DOS が内蔵ないぞうされている。あたらしいROMとCP/Mを使つかいやすくするためにバンクえのレイアウトが変更へんこうされ、ROM全体ぜんたいをページアウトしたり、ディスプレイRAMのために3つの16KBページを提供ていきょうすることができるなどの変更へんこうてんがある。

そのような基本きほんてき変更へんこうにより互換ごかんとなった。

  • 拡張かくちょうバスコネクタじょうのビデオ、パワー、IORQGEといったすうラインが削除さくじょされた。おおくの周辺しゅうへん装置そうち問題もんだい発生はっせいし、VTX5000モデムはあいだ変換へんかん装置そうちはさ必要ひつようしょうじた。
  • 両方りょうほうのROMを使用しよう不可ふかにできるよう、拡張かくちょうバスのROMCSラインが2ほんになった。
  • 存在そんざいしない入出力にゅうしゅつりょくポートをむと、つねおなかえすという性質せいしつがなくなった。このため、アルカノイドのようなゲームがあそべなくなった。
  • メモリタイミングが変化へんかした。RAMバンクえの衝突しょうとつによって、高速こうそくしょく変更へんこうというわざ使つかえなくなった。
  • ROMからキーパッド・スキャンルーチンが削除さくじょされた。

48Kようのいくつかと128Kようのごく一部いちぶのゲームは互換ごかんせいがなく動作どうさしなかった。ZX Interface 1 は拡張かくちょうバスやROMの互換ごかん使つかえなかった。そのため、マイクロドライブ装置そうち接続せつぞくできなくなった。

電源でんげん電圧でんあつは+2A/Bとおなじでコネクタもおな形状けいじょうなので、+2A/BのACアダプタがそのまま使つかえる。ただし、+3ようACアダプタのケースには "Sinclair +3" とかれていた。

1990ねん12がつまで生産せいさんされ、Spectrumとしては最後さいご公式こうしき製造せいぞうモデルとなった。そのときまだイギリスでのホームコンピュータ販売はんばい台数だいすうの3ぶんの1をめていたが、アムストラッドしゃ顧客こきゃくをCPCに移行いこうさせるためにSpectrumの販売はんばい停止ていしした。

 
Didaktik M(チェコスロバキアせいのSpectrumクローン)

シンクレアは Spectrum の設計せっけいライセンスをアメリカタイメックスしゃ供与きょうよし、タイメックスは独自どくじ互換ごかんなSpectrum派生はせいひん Timex Sinclair 2068製造せいぞうした。しかし、タイメックスの改良かいりょうのいくつかがのちにシンクレアに影響えいきょうあたえている。たとえば、出荷しゅっかいたらなかった Pandora という携帯けいたいばんSpectrumがある。これは、2068 のこうかいぞうグラフィックをれ、フラットなディスプレイと ZX Microdrive というテープ記録きろく装置そうちそなえたポータブルなコンピュータである。アムストラッドしゃアラン・シュガーがシンクレアのコンピュータ部門ぶもんったとき、クライブ・シンクレアはPandoraプロジェクトの権利けんりをアムストラッドには売却ばいきゃくせず、それが1987ねんCambridge Z88英語えいごばん へとつながった[32]

イギリスでは、Spectrumの周辺しゅうへん装置そうちベンダーである Miles Gordon Technology(MGT)が Spectrum と互換ごかんせいのある SAM Coupé をリリースしている。しかしこの当時とうじAmigaAtari ST市場いちば席巻せっけんしていたため、MGTはSpectrumの最後さいご見届みとどけたかたちとなった。

おおくの非公式ひこうしきな ZX Spectrum のクローンがとく東側ひがしがわ諸国しょこくみなみアメリカ諸国しょこく製造せいぞうされた。たとえば、ルーマニアでは Tim-S, HC85, HC91, Cobra, Junior, CIP, CIP 3, Jet といった様々さまざまなモデルがまれ、なかにはCP/M動作どうさするものや5.25インチや3.5インチのFDDを内蔵ないぞうしたものもあった。また、ブラジルせいクローンとしては TK 90XTK 95 がある。

ソビエト連邦れんぽうでは、ZX Spectrum クローンをすうせん新興しんこう企業きぎょう製造せいぞう販売はんばいし、ポスター広告こうこく宣伝せんでんされ、露店ろてんられていた。Planet Sinclair には50以上いじょうのクローンがリストアップされている[33]PentagonATM Turbo といったいくつかのクローンは現在げんざい製造せいぞうされている。インドでは1986ねんに Spectrum+ のライセンス供与きょうよけて Decibells Electronics が生産せいさんしていた。

詳細しょうさいスペック

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ZX Spectrum 48K マザーボード(Issue 3B - 1983ねん
  • CPU
  • ROM
    • 16 KB ROM(BASIC言語げんご: Spectrum 16/48K, +)
    • 32 KB ROM(BASIC言語げんご、エディタ: Spectrum 128, +2)
    • 64 KB ROM(BASIC言語げんご、エディタ、文法ぶんぽうチェッカー、DOS: Spectrum +3, +2A, +2B)
  • RAM
    • 16 KB RAM (Spectrum 16K)
    • 48 KB RAM (Spectrum 48K, +)
    • 128 KB RAM (Spectrum 128, +2, +3, +2A, +2B)
  • ディスプレイ
    • テキスト: 32×24 文字もじ
    • グラフィックス: 256×192 ピクセル, 15しょく(8×8ピクセルの範囲はんいないには2しょくまで)
  • サウンド
    • ビープおん(1チャンネル、10オクターブ、10しゅ以上いじょう音色ねいろ: Spectrum 16K と 48K では内蔵ないぞうスピーカー、はテレビ音声おんせい
    • ゼネラル・インスツルメント AY-3-8912 チップ(3チャンネル、9オクターブ(PLAY コマンド)、27 Hzへるつ - 110.83 kHzきろへるつ: Spectrum 128, +2, +2A, +3)
  • 入出力にゅうしゅつりょく
    • Z80 バス入出力にゅうしゅつりょく
    • テープ音声おんせい入出力にゅうしゅつりょく: 外部がいぶカセットテープ記憶きおく装置そうちよう(Spectrum +2 以外いがいぜん機種きしゅ
    • RFモジュレータによるテレビ出力しゅつりょく
    • RS-232 入出力にゅうしゅつりょく(128K モデルのみ)
    • MIDI 出力しゅつりょく(128K モデルのみ)
    • RGB モニタ出力しゅつりょく(128K モデルのみ)
    • ジョイスティック 入力にゅうりょく × 2(Spectrum +2, +2A, +3)
    • 外部がいぶテンキー入力にゅうりょくポート(Spectrum 128 と +2)
    • 補助ほじょ入力にゅうりょくポート(外部がいぶテンキーポートとおなじ)(Spectrum +2A, +3)
    • パラレル プリンタポート(Spectrum +2A, +3)
    • 外部がいぶ フロッピーディスク ポート(Spectrum +3)
  • 記憶きおく装置そうち
    • 外部がいぶ カセットテープレコーダー(+2 以外いがいぜん機種きしゅ
    • 1 - 8だい外部がいぶ ZX マイクロドライブ(シンクレア独自どくじのループがた磁気じきテープ装置そうち
    • 内蔵ないぞうカセットテープレコーダー(Spectrum +2, +2A)
    • 内蔵ないぞう3インチフロッピーディスク装置そうち(Spectrum +3)

周辺しゅうへん機器きき

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シンクレア自身じしんもいくつかのSpectrumよう周辺しゅうへん機器きき販売はんばいした。SpectrumのプリンタようインタフェースはZX81とおなじだったので、プリンタ ZX Printer市場いちばすで存在そんざいしていた[34]

アドオンモジュール ZX Interface 1 は、8KB ROM、RS-232シリアルポート、独自どくじLANインターフェイス(ZX Net)をそなえ、ZXマイクロドライブ英語えいごばんを8だいまで接続せつぞく可能かのうだった。ZXマイクロドライブは1983ねん7がつにリリースされた若干じゃっかん信頼しんらいせいひく高速こうそくループがたテープカートリッジ装置そうちである[35][36]。これらはのち改良かいりょうされてSinclair QL使つかわれたが、電気でんきてきには互換ごかんせいがあったものの、Spectrumとは論理ろんりてき互換ごかんせいがなかった。シンクレアは ZX Interface 2のちにリリースしていて、2つのジョイスティックポートとROMカートリッジポートが追加ついかされていた[37]

また、サードパーティの周辺しゅうへん装置そうち非常ひじょうおおかった。よくられているものとしては、Kempstonのジョイスティック・インタフェース、Morexのセントロニクス/RS-232Cインターフェイス、Currahしゃ音声おんせい合成ごうせい装置そうち[37]Videofaceデジタイザ[38]、RAMパック、Cheetah Marketing のSpecDrum(ドラムマシン)[39]、Romantic Robotの Multiface(スナップショットおよびぎゃくアセンブリツール)がある[40]。また本体ほんたいのキーボードが不評ふひょうだったため、サードパーティせいキーボードも多数たすう登場とうじょうした[41]

また、様々さまざまなディスク装置そうちもリリースされた。なかにはビジネスようソフトウェア(ワードプロセッサ、おもて計算けいさんソフト、データベースなど)がバンドルされたものもあった。とく有名ゆうめいなFDDインタフェースとして、Miles Gordon TechnologyDISCiPLE (1987) と +D (1988) がある。これらはSpectrumのメモリイメージをフロッピーにセーブすることができ、リストアすることでセーブそのままの状態じょうたい再開さいかいすることができる。また、マイクロドライブのコマンド文法ぶんぽう互換ごかんせいがあり、既存きそんソフトウェアの移植いしょく容易よういだった[42]

1980年代ねんだい中期ちゅうきに、Telemap Group Ltd はVTX5000モデム使つかってSpectrumをPrestel運営うんえいする Micronet 800 というビデオテックスサービスの一種いっしゅ接続せつぞくする有料ゆうりょうサービスをげた。

ソフトウェア

編集へんしゅう

Spectrumファミリーはすくなくとも23,000タイトル以上いじょうという非常ひじょうおおきなソフトウェアライブラリをゆうしており[43]いまもそのかずえつつある。Spectrum の機能きのうていレベルだったにもかかわらず、そのソフトウェアは非常ひじょう多種たしゅ多様たようであり、プログラミング言語げんご処理しょりけいデータベースVU-File[44]など)、ワードプロセッサTasword II[45]など)、おもて計算けいさんソフトVU-Calc[44]など)、描画びょうが/ペイントソフト(OCP Art Studio[46]など)、さん次元じげんモデリング(VU-3D[47][48]など)、考古学こうこがくソフト[49]様々さまざま種類しゅるいのソフトウェアがあった[50]

Spectrumのハードウェアの制限せいげんにより、ゲームデザインには特殊とくしゅ創造そうぞうせい必要ひつようとされ、非常ひじょう独創どくそうてきなゲームが多数たすう誕生たんじょうした[51]初期しょきモデルはジョイスティックようポートがなく、サウンド機能きのう原始げんしてきで、カラー表示ひょうじ貧弱ひんじゃくだったが、ゲームようプラットフォームとしておおいに成功せいこうおさめた[52]

配布はいふ媒体ばいたい

編集へんしゅう

おおくのSpectrumソフトウェアはカセットテープ販売はんばいされた。Spectrumは、ほとんどどのようなカセットテーププレーヤーでも使つかえるよう設定せっていされており[53]音声おんせい再生さいせい忠実ちゅうじつ様々さまざまだったにもかかわらず、ソフトウェアのローディングはきわめて信頼しんらいせいたかかった。

ソフトウェアは、テープじょう符号ふごうされ、再生さいせいしてみるとモデムのおとのようにこえる。ZX Spectrumの符号ふごう方式ほうしき非常ひじょう原始げんしてきだが信頼しんらいせいたかく、パルスはば変調へんちょうているが一定いっていのクロックではなかった。パルスのはばによって 0 と 1 をあらわしている。「ゼロ」は244μみゅーびょうのパルスであらわされ、そのおなはばのギャップがかなら存在そんざいする。したがって合計ごうけいで 489μみゅーびょうとなる。「1」のパルスはばばいなので合計ごうけいで 977μみゅーびょうとなる。このため、いち秒間びょうかん記録きろくできるのは 1023の「1」か、2047の「ゼロ」である。0と1が1:1で混在こんざいしていれば、平均へいきんてき記録きろく速度そくどは 1365bpsとなる。ROMルーチンを使つかわずに独自どくじ機械きかいでプログラムをけば、もっと高速こうそく記録きろく可能かのうだった。

理論りろんじょう標準ひょうじゅんの48Kのプログラムは、ロードするのにやく5ふんかかる。49152バイト × 8 = 393216ビット。393216ビット÷1350ボー ≒ 300びょう = 5ふん実際じっさいには、48KBのプログラムのロードに3 - 4ふんかかり、128KBをロードするには12ふん以上いじょうかかった。ベテランユーザーはテープを再生さいせいするだけで、機械きかいなのかBASICプログラムなのか画面がめんイメージなのかなど、その種類しゅるいてることができたという。

ローディングのための典型てんけいてき設定せっていは、音量おんりょうを3/4程度ていどにして、高音こうおん(Treble)を100%、低音ていおん(Bass)を0%にするというものである。ラウドネスやDNRなどのフィルターはっておく必要ひつようがあり、Hi-Fiプレイヤーはてきさない。この用途ようと最適さいてきされたレコーダーとしてタイメックスのものなどがある。

ZXマイクロドライブは登場とうじょうしたころは好評こうひょうだったが[54]、カートリッジの品質ひんしつ違法いほうコピー防止ぼうし困難こんなんであることなどへの懸念けねんから、配布はいふ媒体ばいたいとしては主流しゅりゅうにはならなかった[55]。そのため、カセットテープを補完ほかんするかたちでのリリース媒体ばいたいとして使つかわれ、ゲームがマイクロドライブだけでリリースされたれいはない。

ZX Spectrum +3 が登場とうじょうすると、1987ねんから1997ねんまでに700タイトル以上いじょうがフロッピーディスクを媒体ばいたいとしてリリースされた[43]

テープにくわえて、ソフトウェアは活字かつじメディア、雑誌ざっし[56]ほん[57]とおしても配布はいふされた。このとき使つかわれた言語げんごSinclair BASIC である。読者どくしゃはプログラムをみ、カセットテープに保存ほぞんした。こののソフトウェアは地味じみおそいものがおおかったが、すぐに雑誌ざっしなどにはチェックサムきの機械きかいのリスト(じゅうろくしんほう)がるようになった。

特殊とくしゅなソフトウェア配布はいふ方法ほうほうとして、ラジオやテレビの番組ばんぐみがあった。たとえば、ベオグラードポーランドチェコスロバキアルーマニアなどで、司会しかいしゃがプログラムの内容ないよう説明せつめいし、視聴しちょうしゃにカセットテープレコーダーをラジオまたはテレビと接続せつぞくするよう指示しじして、音声おんせいとしてプログラムを放送ほうそうした[58]。もうひとつの特殊とくしゅ方法ほうほうは、ソノシート使つかうものである。このソノシートは「フロッピーROM」とばれ、フランス雑誌ざっし使つかわれた手法しゅほうである。

ソフトウェアのコピーとバックアップ

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Spectrumには、カセットテープからべつのテープ、マイクロドライブ、フロッピーディスクなどにプログラムをコピーするユーティリティソフトが多数たすう存在そんざいした[59]。そのためソフトウェア業者ぎょうしゃコピーガード製品せいひんほどこし、様々さまざまなロード方式ほうしき導入どうにゅうした[60]。しかし、Multifaceのように ZX Spectrum のメモリの内容ないようをボタン1つでまるごとコピーする周辺しゅうへん機器ききもあり、完全かんぜんにコピーをふせぐことは不可能ふかのうだった。

のコピー対策たいさくとして、付属ふぞくドキュメントないかれている特定とくてい単語たんご入力にゅうりょくもとめるなどの方式ほうしきもあった。特筆とくひつすべきコピー予防よぼうさくとして、Lenslok方式ほうしきがある。これは、パッケージにどうこりされたプラスチックせいのプリズムを使つかうもので、これをとおして画面がめんるとスクランブルされた画面がめんからパスワードをれるというものである。

Spectrumようソフトウェアは近年きんねん現行げんこう媒体ばいたいへの変換へんかん、ダウンロード可能かのう形態けいたいへの転換てんかんすすんでいる。テープ媒体ばいたいからの変換へんかんようプログラムとして Taper がある。カセットプレーヤーをサウンドカードライン入力にゅうりょく接続せつぞくするか、PCのパラレルポートにカセットプレーヤーを接続せつぞくする装置そうち自作じさくすることで使つかえる[61]。そうしてホストマシンじょうのファイルのかたち変換へんかんすれば、かずあるエミュレータ実行じっこうできるようになる。

ZX Spectrum ようソフトウェアの最大さいだいのオンライン・アーカイブとして World of Spectrum があり、21,000タイトル以上いじょうをそろえている。その法的ほうてき正当せいとうせいには疑問ぎもんもあり、一部いちぶ著作ちょさくけんしゃがそこにアップロードされたソフトウェアにたいして明確めいかく異議いぎとなえているが、保管ほかんのためにアーカイブすることに許可きょかあたえている著作ちょさくけんしゃもいる[62]

コミュニティ

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ZX Spectrum 周辺しゅうへんには当初とうしょから強力きょうりょくなコミュニティが存在そんざいした。Sinclair User (1982)、Your Sinclair (1983)、CRASH (1984) といった専門せんもん雑誌ざっし刊行かんこうされていた。これらの雑誌ざっし当初とうしょはプログラム入力にゅうりょく機械きかいチュートリアルなど非常ひじょう技術ぎじゅつてき内容ないようだったが、徐々じょじょにゲーム専門せんもんとなっていった。

Spectrumはファンから愛情あいじょうをこめて Speccyばれていた[63]

2012ねん4がつ23にちGoogleGoogle Doodle でSpectrumの30周年しゅうねんいわった。そのゲオルギオスのでもあったため、そのロゴはSpectrumのグラフィックス画面がめんのようなスタイルで、せいゲオルギオスとドラゴンがたたかっているになっていた[64]

脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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